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【秘】 寡黙 エミール → 白昼夢 ファリエ「そうか……、じゃあ、この祭の間にまた」 一人ではさっさと済ませてしまう食事も、人と食べれば長くなる。 言葉少な気ではあれど、別に人間は嫌いではないし、会話が続く相手ならば楽しむこともできる。 この街に数日滞在する以上、そういう相手がいるのはありがたい。 こくりとひとつ頷いて、エールを喉に流し込む。 苦味の中に癖になる甘さが混じって、少しだけ目元の力を緩めた。 「折角だから、祭の間はアイツ達の相手もしよう」 行かなかったらはそれはそれで拗ねるヤツもいるからなと言って、運ばれてきた料理を口に運ぶ。 この店では自分たちの名前を知るものは居ないから、自分たちが祝福を受けた人間だということに気づく人はまだいない。 安心して料理を楽しむことはできるだろう。 ▼ (-0) eve_1224 2024/02/05(Mon) 21:01:18 |
【秘】 寡黙 エミール → 白昼夢 ファリエ「それは……できる限りのことをするが、俺は何でも使役できるわけではない。 今回同じ痣持ちになった冒険者達の方が強いとは思う……。 魔獣さえ倒されてしまえば俺は無力になるからな」 テイマー一人では護衛には向かない。 そもそも、使役できるのは自分の力で使役できる魔獣のレベルの範囲内。 相手の力が上回れば簡単に魔獣を片付けてしまうだろう。 それでも興味があると言われれば、いくらでも見せはするのだけれど。 「……俺はあまり多くを望んでない。 選ばざるを得なかったと言えばテイマーの師匠に預けられたことくらいだが、俺はこの仕事を気に入っている。 とはいえ……外の世界も見てみたいと、一度も思わなかった……ということはないな」 色々なものに固執せず生きてきた。 何でも、簡単に手放せた。 それでも愛着を覚えた人間達が少なからずいて、それを置いて何処かに行こうと決断しなかったくらいには……今のものに固執してしまっているのかもしれない。 ――幸せ。 この痣が、本当に幸せの祝福であり象徴だというのなら。 捨てずに夢を広げることもできるのだろうか。 回された手を視線で追って、小さく息をついたのだった。 (-2) eve_1224 2024/02/05(Mon) 21:02:06 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ/* いつもお世話になってます、こんばんは!村建てです! 教会窓からファリエさんがいなくなってしまった…………オオン………… というわけで、現行の続きを行うようなら秘話で行って構いません! ここが今日からおれたちの教会窓だ…… もちろん、そこそこに〆て痣発光後に時間軸を移していただいても構いません! 襲撃ロールなどあるかもですし、とりあえずファリエさんからの動きをこちらは待ちますね! (-6) oO832mk 2024/02/05(Mon) 21:21:43 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 寡黙 エミール「次はどこに連れて行ってくれるのか楽しみにしてますね」 テーブルに頬杖をついて微笑んだ。 その表情は相変わらず揶揄っているようであり、子供のようにはしゃいでいるようにも見えただろう。 酔いの所為か、はたまたこれが本来の性格なのか。 祭りの前の喧騒と店内の静けさの境界線のように、目に見えるパーテーションは無い。 はっきりしているのはこの時間をそれなりに楽しんでいるという事だけだ。 「ずっとはお休みできない、というより孤児院は私の家でもありますから。 祭りの中頃には何かしてあげないと…… あなたが相手してくれるなら孤児院の人はみんな喜ぶと思いますよ」 祭りが始まってしまえばどうなるか予想が付かない。 何事も無ければ、いつも通り。 平和な一日を過ごせるはずだった。 「ふぅん……それじゃあ護衛はともかく、曲芸だとか?子供は絶対喜びますって」 純粋な自身の力ではなく、限界もあるということらしい。 一般人のファリエにしてみればあなたも十分に力のある者に見えるけれど、きっとそれだけ世界は広いということなのだろう。 であれば、一般人にも分かりやすいやり方で見せてくれれば十分だった。 ▼ (-18) shionsou 2024/02/05(Mon) 22:53:35 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 寡黙 エミール「それは現状にある程度満たされてるから? それとも謙虚さ?清貧さ?」 大きなため息を吐いた。 自分で頼んだ手のひらサイズの焼き菓子を口に放り込み咀嚼してから。 「……なんだってすごいなあ。 私なんて一度思っちゃったら、思ったことがあるで済ませられませんよ」 頬杖が次第に崩れる。ぱらぱらと垂れた髪が女の顔を遮ってしまう頃には、ほとんどうつ伏せのような状態だった。 女はそんな風には生きられない。 チャンスがあったら掴みたいと思うし、それが何かを犠牲にしなければならないとしたら天秤にかける。 その過程で負った傷はいつか幸せという薬が治してくれると信じて、手を伸ばす。 ──振り返れない。 「でも悪い事じゃないでしょ。 誰だって幸せはエゴなんだから────」 程なくして寝息に近い呼吸音が聞こえ始める前に零した言葉はあなたに届いたかどうか。 この日の食事会はそのまま、あなたになんとか送り届けてもらって幕を下ろしたことだろう。 (-19) shionsou 2024/02/05(Mon) 22:56:36 |
【墓】 白昼夢 ファリエ「え……と」 街中で当然のように湧いてくる野次馬たちをほうぼうの体で抜け出す。 「すいません。あの……ありがとうございます」 「でも、できれば私なんかよりも──」 「聖女様を祀ってあげてください。 私じゃなくて彼女のためのお祭りですから」 落ち着いて息を吐けたのは郊外まで逃げてきた頃だった。 (+2) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:04:00 |
ファリエは、直に確認できないうなじに、知っている気配を感じる。 (c0) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:06:38 |
ファリエは、泣くことも怒る事も喜ぶこともできずに手を当てて人気のない路地裏で蹲っていた。 (c1) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:06:50 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*お疲れ様です。もちだるまです。 無事に墓落ちしましたが、襲撃ロール等は予定されていますか? 特に無ければ処刑と同様にこちらで処理をすることも可能ですし、簡単に経緯をお聞きしてそれを踏まえてロールしていくことも可能です。 今後のロール方針を決めるのにできればどんな状況かだけ決められたらと思っているので、そちらのキャパに合わせて連絡いただけると幸いです。 (-20) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:19:00 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/*お疲れ様です。マルマルパです。 無事、襲撃が完了できたようで安心しております。 ファリエさんが宜しければ襲撃ロールをしたいなと考えておりました。 とはいえ然程暴力的な行動で光らせるのではなく、特別なお薬を食事や飲み物に混入させるなどという形で痣を光らせる、というような行動を想定しており、そういった流れで痣を光らせる経緯を作れたらと考えております。 (-23) eiya 2024/02/05(Mon) 23:38:01 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*なるほど!それではプロローグで聞いた話もありますし、自分の痣が変になっていないかを聞いたり予防の薬なんかを出してもらった……みたいな流れが自然かもしれません。 ファリエは一般人なので、痣について詳しいだとか、薬の専門的な話だとか言われると、一切知識がなく不安も強いため簡単に騙されるでしょう。 (-26) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:51:53 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ/* こちら楽しませてもらっております。もちだるまです。 せいじょさま〜ファリエとおいところにきちゃった…… 連絡もした通りちょうどキリもいいなと思ったので、痣が光った後の時間軸でお話ししようと思います。 特に目立った外傷とかはなく、特別なお薬のようなもので光ることになりそうなので、外見上は特に変わりないようです。 何か次の約束をしていなければこちらから呼び出すようになるでしょうか。 その場合はいつものように夜になりますか? (-27) shionsou 2024/02/05(Mon) 23:57:19 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/* お薬の処方、とても良いですね。 特に痣の状態については興味がある、という素振りも見せていましたし、立場的にも自然な形で「ご体調はどうでしょう」「痣に変化はありませんか」という風に気にかけて近づくことも容易ではあるので、そういった面でも近づきやすいですね。 痣は自分の身体にも浮かんでいるものですし、薬を取り扱う者として「試薬を作りました」ということも容易なので、そういった形でお薬を処方して、光るまでの流れを作れたらと思います。 (-28) eiya 2024/02/06(Tue) 0:06:05 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*具体的な部分はアドリブで合わせるので全部お任せします。 ファリエは祭り期間中は一人で街中を歩いていることもあったので昼間ならいつでも構いません。こちらから探すことは無さそうなのでそちらから声をかける形で始めて頂けたらと思います! (-31) shionsou 2024/02/06(Tue) 0:53:41 |
【墓】 白昼夢 ファリエ>>7 エミール 「……こっち」 交わした視線に数度瞬いて頷く。 普段の落ち着いた在り様が嘘のようなか細い声で、路地を抜けた先を指さす。 そこは郊外とはいえ都市部でありながら建物隙間に開けた空き地。元は建物があったのだろうか。辺りには大小の瓦礫が置き去りにされている。 辿り着いて天を仰げば、まるで空だけを切り抜いたような光景が目に映るだろう。 「ここなら滅多に誰も来ません。 いつも落ち着いて考え事がしたい時はここに来るんです」 多少喋れるようにはなったようだが、とても子供の前に立てるような状態ではないのは明白だった。 適当な瓦礫に腰を下ろして暫し黙っていた。 何かを離そうとする様子もなく、ただ喘ぐように呼吸を繰り返しているだけの沈黙。 (+4) shionsou 2024/02/06(Tue) 1:04:58 |
【独】 白昼夢 ファリエ/*今回こそは守ってあげたくなるひ弱な存在できていませんか?どうだ? 急に覚悟決まったりしたらどうする? そしたら対面(誰?)の胸倉をつかむしか………………………… (-32) shionsou 2024/02/06(Tue) 1:12:00 |
【独】 白昼夢 ファリエ/*ていうか聖女許せねぇよ 聖女許せね〜〜〜〜〜 何が純真無垢だよ もっと無邪気であってほしかったよ この世界作ったんならもっと自由奔放に邪悪になって♡うそ平和にしあわせになってほしいよ……(情緒不安定) (-33) shionsou 2024/02/06(Tue) 1:14:02 |
【墓】 白昼夢 ファリエ>>9 エミール 手を差し出されれば、初めて人間を見た野生動物のような手つきでおっかなびっくりあなたの手を取った。 寒空に冷えた手。赤切れもいくらか目立つかさついた手。 黙って柔く繋いだまま二人だけの足跡が、時が止まったような静寂を覚ましながら。 目的地に着くとそっと離れていっただろう。 「…………怖い、なのかな。 ああやって聖女聖女って熱狂する人たちが怖いのはそうなんだけど」 もうあなたに触れられても拒絶されることもなく、されるがまま。 己の記憶と結びつく嫌なものではあった。 ぐるぐると思考が行ったり来たりするうち、別の気がかりに気づいた。 「どうして私なんだろうって。そっちの方が強いかもしれません。 この痣が祝福のあかしだって未だに信じられなくて」 呟いた言葉にたっぷり時間かけて口を開いた。 零れる言葉は曖昧に遠回り。 殆どが独り言で石畳の隙間に浸み込んでも構わない雰囲気だった。 「……罰なんでしょうかね。 自分勝手な愚か者への、おしおき」 (+5) shionsou 2024/02/06(Tue) 9:09:39 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ/* お疲れ様です〜〜! そう、そうですね……夜かも。 夜じゃなくても、ファリエさんがひとりなら現れてもおかしくはないです! 呼び出すことに違和感とかもしあれば、1人で出歩いているロールを送り付けてもらえればそこに現れます! ので、よしなに……よしなに……! (-49) oO832mk 2024/02/06(Tue) 15:31:14 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/*承知いたしました。 それではこちらからロールを投げさせていただきますので、よろしくお願いいたします! (-50) eiya 2024/02/06(Tue) 15:58:39 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「……ひとが、おおい」 店をあけているのか、大きめの袋を持ちながら人を探していた。 昼間ということもありどこに行くにも人が行き交い、楽しそうな声が降ってくる。 ……そんな中、同じ痣の持ち主を見つけようとしていた。 人を避けていたか、紛れていたか、休んでいたか。ともあれ自分はあなたを認識するとまっすぐ訪ねに向かう。年上の人だけど、シンパシーを感じていた人だ。 「……ごきげんよう、ええっと、ファリエさん」 (-51) eiya 2024/02/06(Tue) 16:04:57 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ──しゃく。 一人分の足音はいつもの石畳と違う柔らかい土の音。 女が歩いているのはルフトの外だった。 散歩というには随分と遠出だが、今日はもっと遠くに行きたかった。 夜更けともなれば、人どころか動物も見かけない。 痣がぼうと角灯のように光り続けているから、歩くにはあまり困らなかった。 それに街よりもずっと広い星空が導いてくれる気もした。 まるで世界にひとりきり。終幕のないモノローグ。 (-54) shionsou 2024/02/06(Tue) 18:17:14 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「私ですか?」 女は喧騒の中でもあなたの声に気づいて振り向く。 昼下がりに小休憩にでもと良さげな場所を見繕っていた時だった。 「アンジュさんでしたね。 その荷物、もしかして祭りで出店でもされているんですか?」 教会で会った痣持ちのひとり。 数日前の事で、言葉も交わした相手だから覚えていた。 (-56) shionsou 2024/02/06(Tue) 18:21:46 |
【墓】 白昼夢 ファリエ>>12 エミール 「そう見えたのなら、きっとそれも本当なんだと思います。 誰にも会いたくなかったからここまで逃げてきたんですよ、私」 それもあなたに見つかってしまったのだけれど。 幼い頃から他人に触れられることも本当はあまり得意ではなかった。 かと言って我慢している風には見えない。 宥められて落ち着いたのだろう。 祭り前の時と同じで、あなたにはある程度気を許しているから。 「あなたに言っても仕方ないですよね。ごめんなさい。 もしかしたら私が思うほどこの痣も特別なのかもしれませんし。 あーあ。私も街の人達みたいにはしゃげたらなあ」 その訳も分からないたったひとつの痣に翻弄されている事実もまた、心を揺さぶる。 この世界には不思議なことが溢れているのが当たり前で。 冒険者だったら違ったのか。幸せになれたのか。 ……分からない。今は考えたくない。 「相応しいかどうかなんて。はあ……聖女様が全部わかってたら教えて欲しいですよ。 でもエミールはまだなんですよね? 頑張って──って言うのが正解じゃない気もしますけど、気を付けてください」 (+6) shionsou 2024/02/06(Tue) 19:49:10 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ―――ふわり、 そう、いつものように音もなく。 夜闇にも輝く白銀の髪を寒空の下揺らし。 「 ………… 」 開きかけた口が、一度閉じる。 そっと瞠目ののち、不意に視線を上げた。 (-59) oO832mk 2024/02/06(Tue) 21:16:56 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ「 ファリエ 、こんばんは! 」 変わらない 無邪気そうな笑み。あなたの周りを、空気を混ぜるみたいにくるくる回る。 あなたは世界にひとりじゃない。 少なくともあなたを世界にひとりにはしたくない。 その思いと、自分が聖女であることは矛盾しない。 それは昔から―――こうなった、今も。 だから、聖女はいつも通り。 無邪気そう な笑みを浮かべている。 (-60) oO832mk 2024/02/06(Tue) 21:17:25 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「はい、メインストリートで薬と……お花のアクセを売っています。 花冠とか……」 いそいそと袋から花で編まれた冠を取り出して見せた。雪の結晶を模した花や葉が綿密に編まれている。 「必要な常備薬や緊急の薬が入り用になったら、私がすぐに駆けつけますので……。 嗚呼……いえ、宣伝はほどほどにしないと。 歩き売りをしながら見つけられれば良いなと思っていたんです。同じ痣持ちの方にご用がありまして」 (-63) eiya 2024/02/06(Tue) 21:37:08 |
【墓】 白昼夢 ファリエ>>14 エミール 「……別に」 それ以上どうとも言わないけれど、あなたの謝罪だけ否定しておきたかった様子。 その姿は孤児院で子供の面倒を見るあなたの姿そのもので、それを悪い事とは言いたくなかった。 「どうして、でしょうね。 おめでたい事のはずなんですけど。 そう言ってもらえると気が楽ですね。この世界で仲間外れじゃないみたい」 浮かぶ苦笑は煮え切らない自身に対して。 口が達者でないあなたにここまで気を遣わせているのも痛いほど伝わってきたから。 「どうかあなたは私みたいにならないでください」 決して言葉にはしないだろうけれど。 あなたは生きることを悲観していないと思うからこそ。 祝福を祝福として受け取れる結末を迎えてほしかった。 (+7) shionsou 2024/02/06(Tue) 23:53:48 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「わ。綺麗……後日見に行かせてもらいますね。 あんまり予算に余裕はありませんけど……記念に」 ラインナップに目移りしながら嘆息。 見ての通りファリエはアクセサリーなどは一切身に着けていない。 祭りだというのにこの様子。 そういう物を買いそろえるのは滅多にどころか、皆無なのかもしれないと想像できるだろう。 「ああ、用って私個人じゃなくて痣だったんですね。 ちょっと納得。どうしたんですか?」 「と言っても私に答えられる事なんて殆どありませんよ……?」 (-72) shionsou 2024/02/07(Wed) 0:07:01 |