人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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視点:


到着:田中 天美

【人】 田中 天美

[土をざっざと鳴らしながら二人、踏み均された山道を歩く。
 隣を歩く連れと似た山歩きの軽装に、いつもの狐面。
 旅の足取りは緩やかに、山の景色を楽しんでいる。

 街の日々に飽いた訳ではない。>>105
 雨には泥にまみれる道を舗装し、天災にも耐え得る住居を連ねる。
 人が歴史を積み重ねて追い求めた、良い生活の恩恵も受けてきたし、
 山に籠もっていては終ぞ得られない刺激が街には溢れかえっていた。

 それでも。心地よい湿気に満ちた山の匂いを大きく吸う。
 まあ、街の暮らしも続いたからそろそろ山に戻ってもよいか、と。
 互いに人や土地に縛られるものもない身軽さで、お眼鏡にかなう場所を探す旅を繰り返している最中だった]

 んあ? 地図に載っとったか、こんなとこ。
 でも面白そうだの。飛び込みでも行けんか?

[行き先だけ決めて食事や泊まりは都度都度探す、
 もとい行き当たりばったりな旅ではあったが、山近くは調べていた筈。
 二人してうっかり見落としたか、情報が古かったか。
 ただ疑問が過ぎるのもいっときだけ、声色はあっさり関心に上向いた]
(133) calabari 2023/03/01(Wed) 18:20:25

【人】 田中 天美

[ひとまず向かうと決めたところで、さてどう進むが正解か。
 ざっくり見渡し、あっちじゃないかと当てずっぽうに歩を進めかけた時、
 道行きに人懐こい声がかかる。
 場所の案内はまさに渡りに船で、危うく無駄足を踏むところだったと感謝を述べれば、今度こそ管理小屋へと向かいながら]

 そういや、金残っとったか?

[指に挟んだ葉を一枚、ひらりひらりと揺らして問う。
 それを連れの懐にねじ込むか、ぽいと放り投げるかは返答次第だ]*
(135) calabari 2023/03/01(Wed) 18:21:24
田中 天美は、メモを貼った。
(a15) calabari 2023/03/01(Wed) 18:27:04

【人】 田中 天美

[似た者夫婦だとか、飼い主とペットは似るだとか。
 共に過ごした時の積み重ねは血を越えて中身を似せると言うが、自分たちもその例に漏れなかった。付き合い始めるきっかけこそ利害関係の一致に過ぎなかったものの、やがて思考も指向も嗜好もゆるゆると近づいて、今や連れ合うのが当然とばかりの居心地の良さを覚えている。
 数年の違いを誤差と流すのもその一つで、いや、これは性格どうこうより性質によるか。三桁も生きればその辺りは雑にもなろう]

 ま、時間無駄にせんで済んで良かったな。

[草を踏みしめる足取りも、声のように跳ねた。数年が誤差でも一時間精々を惜しむのは、いくら長く生きようが一日の長さは変わらないから。折角のキャンプ場なのだから、日が沈み切るより前に辿り着きたい。
 幸い金の不安もないようだし>>147
(189) calabari 2023/03/02(Thu) 3:01:27

【人】 田中 天美

 はあ、余裕そうだの。
 ん〜、別んこと言うてもなあ。

[葉をぴら、と翻す度、青い葉が姿を変える。紙幣に免許証、本の栞から名刺、そして朽葉が揺れて小さな野花が咲き、やがてふわふわの綿羽に化けた。笑う深江の鼻頭を擽ってから、ふふんと鼻を鳴らして指を離す。
 宙でふわふわと揺れ落ちる柔らかい感触のそれは、地に落ちる頃に元の姿を取り戻し、いずれ人か獣に踏みしめられるだろう]
(190) calabari 2023/03/02(Thu) 3:02:12

【人】 田中 天美


 だなあ。色々揃っとるんだろ。
 外で寝んのも別に厭いやせんが、
 快適なコテージでのびのび過ごせんのは格別だろしなあ。

 温泉もええな……どんぐらいの広さかの。
 眺めも気になるしなあ。

[露天なら朝一や夕暮れの景色が良さそうだ、酒は持ち込めるんだろうか、など話す内に>>148、管理小屋>>149に辿り着く。
 手続きはあっさりと終わり、簡便な説明を受ければ鍵を受け取って後は自由だ]

 しばらく楽しませてもらうわな。

[ざっくりとした目的の他はろくに決めずの旅行中。何日滞在するかも曖昧な気の向くままに、そんな利用も許される寛容さにも礼を告げて、管理小屋を後にした]
(191) calabari 2023/03/02(Thu) 3:02:50

【人】 田中 天美


 悩んだ時はどっちも行きゃええ。
 んじゃ先に川釣りにするか。

 だの。そろそろ暮れるし今日は月が見えん。
 飯はコテージにも揃えてある言うとったしな。
 本格的に見て回るんは明日の楽しみだなあ。

[日が落ちれば、今日中に出来ることは限られる。ならば明日の楽しみとして予定を語らいながらコテージへと向かう。目的の建物を視界の端に捉えた頃には、ますます日は暮れてきた。面をずらして空を見上げて暫し]
(192) calabari 2023/03/02(Thu) 3:03:22

【人】 田中 天美


 ああ。
 深江ー。夜はちいと出んか?

[月の隠れる夜、人の営みからも離れた山だ。
 星の光はさぞ冴えているに違いない]*
(193) calabari 2023/03/02(Thu) 3:04:32

【人】 田中 天美


[一葉>>201はさながら二人が繰り返す一日の如くに。
 一瞬を彩っては心を楽しませ、だが後生大事に取っておく訳でもなく、ただ通り過ぎていく。思い出はあまりにも膨大で、全てを抱えて生きていくことなど現実的ではないと、非現実的な不死と化生は理解している]
 
(305) calabari 2023/03/03(Fri) 3:02:29

【人】 田中 天美


 俺の寝心地が最高なのは知っとるがあ。
 今日は布団で我慢せえよ。

 食べ比べな。それなら釣果も比べんとな?
 負かせてやろ。

[くっくと喉を鳴らして冗談を返し、あれこれ話を交わしている間に目的地は目と鼻の先だ。夜の予定も二つ返事で取り付ければ、コテージへと向かう]
(306) calabari 2023/03/03(Fri) 3:02:51

【人】 田中 天美

[鮮やかな赤に塗られたコテージはこじんまりと可愛らしい。三角の屋根は外壁までをすっきり覆い尽くすように、なだらかな曲線を描いて建物を包み込んでいる]

 わは、おむすびの形しとる。
 あ、深江深江ー、こっちウッドデッキあるわ。

[黒ならもっと似とったんやけどなあ、などと笑いながら、中に入る前にぐるりと様子を伺う。入り口から少し回るとウッドデッキが備え付けられていて、ガーデンソファやテーブル、更には屋根まで完備だ。雨の日でもバーベキューを楽しめますって仕様なんだろう。

 そうやってウッドデッキの設備を確認していると、パッと中の電気が点く。真ん丸の吊り下げランプが照らすコテージの中へ入り、荷を置く深江の姿が窓越しに見えて、こんこんとガラスを叩いた。
 笑いながら掃出し窓に近づいた深江に鍵を開けてもらい、靴を脱いでひょいと室内に上がる]
(307) calabari 2023/03/03(Fri) 3:03:41

【人】 田中 天美


 おお、ええな。外からは小さく見えたが、
 やっぱアパートの狭さとは比べもんにならんわ。

[壁も天井も至るところが木の設え。簡素ながら十分なサイズのキッチンに、二人がけの柔らかそうなソファに木目の丸テーブル。冷蔵庫やレンジ、テレビといった家電もひと目で見つかった。
 玄関の方に寄って靴を置くついで、奥を覗くと窓際にベッドが二台あるが、それよりも気になったのは]

 ここロフトあるんか。
 よっと……おっ、ここに布団敷いて寝んのもええの!

[丁度部屋の中央辺り、梯子の上にあるエリア。ととっと上がって見ればちょっとしたスペースがあり、マットと布団も傍に備え付けてある。
 せせこましさにいつものアパートを思い出してしまうが、慣れているという意味ではこっちの方がしっくりくる。もちろんふかふかのベッドも捨てがたいし、まあ気分で決めたらいいだろう]
(308) calabari 2023/03/03(Fri) 3:04:08

【人】 田中 天美


 後は風呂とかトイレかの。他にもあるかもしれんが。
 ……んん、どうする?

[冷蔵庫やキッチン収納はまだ見ていないし、収納棚も奥にいくつか見つかった。必要なものが無ければ管理小屋で伝えてくれれば貸してくれると聞いてはいたが、想像以上に物は揃っているのかもしれない。

 窓から取り込む夕日が暗がりに追いやられ始めた時分だ。備品をじっくり見ていけば夜までの暇潰しには十分だろうし、あるいは外をぶらついて薄墨の空に星が輝くまでを待つのもいいだろう。この後を委ねるように問いかけた]*
(309) calabari 2023/03/03(Fri) 3:04:43

【独】 田中 天美

/*
深江がねえ 可愛いんですよねえ……
噛み締めです 声が低くてセクシーだと思ってる(勝手な脳内再生)
(-269) calabari 2023/03/03(Fri) 3:09:58

【人】 田中 天美


 住みたいだ? 言っとらんが??
 海苔で巻いても食えんぞお。

[コテージの外から中から、ざっくりと見て回る。ほとんど手ぶらで訪れておいてこれだけ揃っているなら十二分だ。
 梯子を上った先のロフトの窓からは暮れ頃の山が広く映る。ベッドよりは一階分近い夜空をここから仰ぐのも一興か]
(409) calabari 2023/03/04(Sat) 4:02:00

【人】 田中 天美


 おまえも諦めんなあ。
 毛だらけにして潰してやってもよいがの。

[ついさっき勿体ないと撤回した話を、舌の根乾かぬ内に引っ張り出してくる態度に、呆れとおかしさを綯い交ぜた笑い声で返す。狐に戻れば並の体躯には収まらない。どう考えたって狭っ苦しいはずだが、その毛だらけの圧迫感にも深江は愉快げに口端を吊り上げるだろう]
(410) calabari 2023/03/04(Sat) 4:03:26

【人】 田中 天美

[提案に良い反応が返れば満足気に頷きながら]

 そうそ、ええ案だろ。
 ただ……それならとっぷり更けるまで
 外ってことになるからの。

 よおし、弁当作るか、弁当!

[思い立った流れそのままに冷蔵庫の扉に手をかける。別に飯を食わなくたって“腹が減る”訳ではないが、こういうイベントを楽しむなら食事はあって損はない。晩飯も取ってなかったし、第一、自分と違って深江は腹が減るのだ。
 中を見ると、キャベツに人参、とうもろこしにピーマンにたまねぎ、じゃがいもにかぼちゃ等々、バーベキューの定番野菜が揃っている。他の段にもすぐにも焼いて食べられる肉や魚介が鎮座していて、ソースやケチャップ、マヨネーズやタレといった調味料も当然ある]
(411) calabari 2023/03/04(Sat) 4:04:47

【人】 田中 天美


 いや揃いすぎやろこれは。
 飯に困らんなあ……あ、骨付き肉あるわ。焼こな。

[傍の戸棚の方を見遣れば、塩胡椒やスパイスも行儀よく並んでいるし、缶詰やインスタントもいくつか用意されているのが分かった。米もあればレンジでお手軽のパックもあるし、棚の下を確かめるなら更に充実しているに違いない。ここにあるだけでも当分の食事は余裕で賄えそうだ]

 んじゃなんぞ作るか。
 深江は何作る〜? 俺はとりあえず米でも炊こか。

[最初の調べでキッチンに炊飯器があるのはチェック済みだ。キャンプに来たなら鍋や飯盒で作るのもいいだろうが、別に今からバーベキューをする訳でもなし、目的は山頂への遠足に持ってく弁当作りなのだから楽なのが一番だ。
 一緒に冷蔵庫や棚を覗き込み、あれやこれや話しながら飯を作ったのなら、出かける頃にはもう夕日も沈んでしまっているかもしれないが、それならそれで明日見りゃいいと二人笑いながら、ナイトハイクに勤しむだけだ。

 疲れたらおまえを乗り物にしてやろ、などとからから笑い、明かりと出来立ての弁当を携え、空いた片手も深江の骨張った手で埋めた]*
(412) calabari 2023/03/04(Sat) 4:05:04