人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


夜遊:花守_TARGET_

【独】 花守

/*

あれ!?あれっ!?あっっれ!?あの一人称茜ちゃんじゃなかったの!?ボブの勘違い?ボ違いしちゃった!?

誰?ねえ、だれなの?こわいよお!
(-12) BowwowBob 2021/08/14(Sat) 21:18:24

【置】 花守

──夢を、夢を見た。

薄ぼんやりと映る景色のなか。
手入れのされていない雑木林。
寂れた木造の建物。

独りぼっちが。
迷いびとに甘い夢をみせて。
優しく包み込んで。
寂しくないように。
そう囁いて。

此処こそが自分達の還る場所で。

いつまでも、どこまでも居ていい場所で。

きっとまだ迷い込んていないみんなも、来たがっている。

だからみんなを……

それから……それから……

「…………ぼんぼこ、ぼん?」
(L0) BowwowBob 2021/08/14(Sat) 22:04:10
公開: 2021/08/14(Sat) 22:30:00

【秘】 花守 → 巡査長 清和

とっくに出る用意はできていたようで、懐かしいエンジン音が聞こえれば、そう待たせることもなく玄関から出てきた。

夕陽に照らされたあなたを、目を細めて出迎える。
よく煌めくその髪に、何度目を奪われたことか。
それ故に、"彼"が染めてきた時は心底驚いた。


「もう来たんだ
 ねえ、今日はどこに連れてってくれんの?」

あの頃の、あのままの口調で出迎える。
いまから彼女は、少女となって約束の続きを演じる。
だから、目の前にいるのは"良いことができる人"になった恩師じゃなくて、素行の悪かった自分に根気よく付き合って、よくよく世話を焼いてくれた2つ上の先輩なんだと。

今日だけは、今だけは。
(-22) BowwowBob 2021/08/14(Sat) 22:33:13

【秘】 花守 → 巡査長 清和

同乗を促されれば、「うん」とだけ言って、渡されたヘルメットをかぶって腰に掴まって、エンジン音が響いていった。

身体を預けると、漠然とした不安や苛立ちが落ち着くようで、あなた
や、"彼"
の後ろに掴まって乗せてもらうのが好きだった。
けれどずっとお荷物でいるのも厭で、憧れもあって、真似をするように父親の原付を駆るようになって、そのお陰かもっと世界が拓けて。

ほんの少しだけきつく抱き直す。

「だれも、みんな私を見てくれなんだもん。
 勝手な理想とか妄想押し付けてさ、そんなのヤだったから振ってやった。
 大人しくて無垢な少女だって、きもちわるっ」

ロクに成長しなかったせいで、そういう男にウケる容姿に、不本意ながらなってしまった悩み。
(-29) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 0:48:36

【秘】 花守 → 巡査長 清和

そうあろうとした(清和瑠夏)の仮面の下に隠した
瞳の色
を自分は知った。
それは本性の一部に過ぎないのだろうけど、それを知った上で誘って煽った。
ここから先は誰にも知られない二人だけの時間、仮面を着けたままでも、脱ぎ去っても、どちらでも良い。

くつくつと笑う背中をヘルメットで小突いた。

「べつに面白くないんだけどっ」

偽りの自分を、それとわかっていても見てくれる人。
偽らざるとも、それでも良いとしてくる人。
そんなものを求めるのは、単なる我儘だろうか。

都会で息苦しさを感じるたび、郷愁に駆られた。
不平や不満はあったけれど、求めていたものがあった気がするから。

「オトナって大変だよね、生きづらくってさ。
 寂しくなりたくないだけなのに、そんなのも難しいし」
(-42) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 14:27:06

【人】 花守

「……とおいね」

一向に街に辿り着かないことの違和感はあった。
最初はあなたがわざと遠回りしてるのではと疑ったが。

違った。

恐らく、先ほどからずっと"同じ道を走り続けている"

それでも切り出せずにいた、切り出さないでいいと思った。
都会の蜃気楼を追いかけて延々と走り続けて、この刻を永遠にしてしまえばいいと思った。

「じゃあ、センパイはどうやって飲み込んだの?
 どうして"オトナ"でいられるの?」

花守縁は"オトナ"になれなかった。
(17) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 17:57:34

【秘】 花守 → 巡査長 清和

「……とおいね」

一向に街に辿り着かないことの違和感はあった。
最初はあなたがわざと遠回りしてるのではと疑ったが。

違った。

恐らく、先ほどからずっと"同じ道を走り続けている"

それでも切り出せずにいた、切り出さないでいいと思った。
都会の蜃気楼を追いかけて延々と走り続けて、この刻を永遠にしてしまえばいいと思った。

「じゃあ、センパイはどうやって飲み込んだの?
 どうして"オトナ"でいられるの?」

花守縁は"オトナ"になれなかった。
(-55) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 18:03:28

【神】 花守

>>G15 添木

「なによ、大丈夫に決まってるでしょ。
 はい、召し上がれ」

とは言ったものの、人に料理を振る舞った事などなかったから口に合うか心配で、先に食べはじめる。

……ちゃんと出来ている、と思う。
あなたに限ってそんな事はないと思うが、ここを茶化されたら流石に怒るぞ、と思いながら感想を期待している。
(G20) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 20:30:42

【独】 花守

/*

やっべ、やっっっべ、バレてるわ、へるつぁんそこだったか、そういう事だよな、まじ?
(-80) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 20:37:49

【秘】 花守 → 巡査長 清和

憶えている。
ふたりとも、今までに無いような有様で、でもどうしてそうなったのか聞けなかった出来事。
立ち入ってしまったら、何かが崩れててしまうような、そんな恐怖があって、ほとぼりが冷めるのを、何も気にしてないように装って心配していたから。

「……あのとき、何が起こってたの」

今なら聞いてもいいかもしれない、聞かせてくれるかもしれない、だって今は"故郷"と"都会"の狭間の一本道。

「私以外、誰にも聞こえないから」
(-81) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 21:00:22

【独】 花守

/*

添木くん秘話ぴょいでエッチしに行った?行った描写?えっちか?
(-82) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 21:06:54

【人】 花守

花守は、連なる屋台を抜けた先、神社へ至る石階段を数段登った所で腰を下ろしている。

家には何故か浴衣が用意されていたけれど、着ることはなくワンピース姿のまま、子供達を、大人達を、喧騒を眺めている。

「こなくても、よかったなあ……」
(41) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 21:27:18

【神】 花守

>>G24 添木

あまりに無邪気に、子供のようにカレーをかき込むものだから、ちょっと驚いて、でも美味しいと言われて顔が綻ぶ。

「カタチが悪いのそっちいってた?
 やだ、こっちに選り分けたつもりだったのに、お皿反対だったかな」

そんな事はない、食材を使い切らなければいけなかった都合上、全部入れざる負えなかったのだから、混入していて当然。

「でもよかった、そうやってると髪染めて来る前みたい」

髪を染めてきたときは大層驚いた、似合わないとイジっで怒らせてケンカになったっけ、ちゃんと謝ったか記憶に自信がない。
金髪から黒髪に"変わった"というより、"戻った"と言ったほうがしっくりくる。
10年よりもっと前に、この家であなたの祖母に料理をご馳走になった記憶が、ほんのり重なる。
(G28) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 21:55:39

【秘】 花守 → 巡査長 清和

「そっか、でも、そうやって"オトナ"になる決心つけていくんだな、みんな。
 あーあ、私だけ、ずぅっと"コドモ"のままだ……」

人にはそれぞれ、人生を変える岐路に立たされることがある。
あなたはきっとそこで正しい選択をして、人生を変えることができたのだろう。
彼女は、その選択を誤り続けて今日まできてしまった。
だから自分の拠り所が、居場所が見つけられずにいた。

「うん、いいよ、ホントは私、受け取る権利なかったから」

花守は、『嘘つきウソ守』だ。
(-94) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 22:29:27
花守は、嘘をついていた。
(a16) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 22:31:01

【神】 花守

>>G30 添木

「ご挨拶ならもうしたよ、ヒサシが戻ってくる前に」

実際、あなたを探して家中をまわった時に、仏間で手合わせをしてあった。
その時はちゃんと"おじゃまします"と言ったはずなのに。

「その、さ、やっぱその方が私は好きだな」

今の彼女は染めた理由を知っている。
だから
誰か
を追いかけて真似た色でなくて、あなた自身の色である事が、彼女は好ましく思った。

久しぶりの、人と話しながらの夕餉、楽しい時間は楽しいだけ過ぎるのが速く。
(G36) BowwowBob 2021/08/15(Sun) 22:55:10

【秘】 花守 → 巡査長 清和

バイクを路肩に停めてもらってから、後部座席を降りる。
そして、誰に打ち明けるつもりも無かった"真実"を語って聞かせた。

「だって……」

だって。

「だって私、本当は約束、果たせなかったんだ」

ここへ来てから彼女は一度も
医学部に合格した
とも、
医師免許を取った
とも、
自身が研修医だ
とも言っていない。
事実を重ねると、総合病院のHPに乗っている名前も、『花守縁(はなもり ゆかり)』ではなく、同姓同名の『花守縁(はなもり えにし)』なる男性のもの。

「都会に出て、一生懸命勉強したよ、ここじゃちょっと頭がいい方だったけど、それだけじゃ通用しないって思ったから、必死に。

 でもさ、合格出来なかった……」

それも、1度や、2度ではなく。

「何年も、何年も、何年もっ! 8年間ずぅっっとっ!!!
 家族に見捨てられて、生活費と学費を稼がなきゃいけなくなって、勉強時間が削れても、オトナたちを見返したかったから、アイツと対等でいたかったから、センパイに認めて貰いたかったからっ!
 それで全部不意にして、あれから10年経って、私には何も残ってなくて…………

 もう、疲れちゃって…………」

夜の虫の声が煩い、青々とした稲葉が風を受けてさざ波だっている。

俯いて、それ以上の言葉は出て来ない。
頬を夜露のような雫が零れる。
(-108) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 0:34:07

【神】 花守

>>G48 添木

懐かしい、どれもこれも憶えている。
しょうもない事をする娘だと、あまり大人達からの評判が良くなかった彼女に、随分良くしてくれたお婆ちゃん。
こんにちは。いいんですか。いただきます。ありがとう。
彼女も、あなたの祖母が大好きだった。

「はいお粗末様でした。
 ……人に食べてもらうって、なんかいいね。
 最初がヒサシでよかったわ」

食器を片づけながらそんな事を思って零す。
思い付きでやってやろうかな程度の事だったけれど、人に何かを褒めてもらえるのは矢張り嬉しい。

「戻る気ないわよ?
 せっかくなんだから今日は付き合って貰わなきゃ。
 それともあんた私置いて旅館戻る気?

 まだアレも開けてないんだし、お風呂上がったらあんたん部屋で第2ラウンドよ」

24入り1ケースのアレ、今日でなくいつ飲み明かそうというのか。
(G59) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 11:57:46

【秘】 花守 → 公安警察官 清和

泣いた。

泣いた。

長い年月堰き止められていた分、全部決壊して。
あなたの胸の中で、幼い子供の様に泣き腫らした。

「悔しかった……でも私じゃ、どうする事も出来なかった……っ
 立ち止まって、嘘になんてしたくなかった……時間ばっかりが過ぎていって、決意だけじゃどうしよもなくって……目指す意味がわからなくなって……現実がどんどん覆い被さってきて、必死で押し返してたら……理想はどんどん離れてって……

 いまさら、いまさら止まれないのに私は、もう…………」

情熱は覚めきって、炉は冷えきって。
休んでしまったら、灯火さえも点けるのが難しくなってしまいそう。
(-131) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 13:17:35

【独】 花守

/*

不格好でも味は変わらないから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぁハア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑↑↑↑↑↑↑
(-132) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 14:05:01

【神】 花守

>>G66 添木

「ばかね、いなかったからあんたが最初なんじゃない」

随分自分の色を取り戻したようで、此処だけ青春時代に戻っているかの様な錯覚を覚える。

「お風呂やってなかったの。
 じゃあやるシャワーだけでいいから、ついでに先に入っちゃって、こっちは食器洗ったりしてるから」

手伝ってもらった分も引き継いで食器も綺麗にして、かわりばんこでシャワーを浴びて、まだ湿った髪をタオルで拭きながら、あなたの待つ部屋へ。
持参したトラベルセットの香りを纏わせて。

「はぁ、スッキリした、わるいね何から何まで」
(G68) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 15:34:39

【秘】 花守 → 公安警察 清和

たくさん泣いて。

たくさん吐き出して。

静かに諭されて。

暫く黙って。

胸を押して離れて。

背を向けて空を仰ぐ。

月明かりに照らされる中、雲一つない満点の星空が、それでも滲んでみえる。

「……頑張れ、か……
 頑張れ……かあ。
 センパイも酷いなあ……」

夏の湿度をはらんだ空気をめいっぱい吸い込んで、ゆっくり吐き出して。

「じゃあ勇気をください。
 きっともうすぐ醒めてしまうこの夢の中で、もう少しだけ付き合って、帰らなきゃいけなくなった時に、私が大丈夫って言える様に、もう少しだけ」
(-136) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 16:37:57

【独】 花守

/*

ひとつでも多く返信せにゃならんのに何も手ぇつかん
(-144) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 20:16:20
花守は、諦めて、諦めなかった。
(a34) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 20:59:00

花守は、ウソをホントにする、きっと。いつか。
(a36) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 20:59:57