［　しっかりと触れる機会には恵まれず、
　　キスの仕方もまだまだ未熟。
　　けれども回数を重ねて覚えていく。
　　それは普通の勉強と一緒のことなのかもしれない。

　　彼女に触られた下腹部は容易く熱を持ち、
　　待ちきれないと言わんばかりに体も熱くなる。
　　玄関先にいては話にならないので、
　　ベッドに場所を移して改めて彼女を知る。　］

　　大学も頑張るから、4年待ってて。
　　……プロポーズとかはまだ先だけど、
　　和泉ちゃん、好き。これからもずっと。


［　これは次の日。起きてから、彼女に密着して
　　その体温を改めて感じながらの話。
　　歳の差は埋められなくても、
　　思い出だけは一緒に増やしていけるから。
　　大学に上がったら、堂々とデートにいく。
　　
　　この日はゆっくり、もう1回くらいは
　　彼女のことを堪能して帰った。
　　これから先のことは、幸せばかりではなくとも
　　彼女となら乗り越える自信だけが増えていった。　］**