人狼物語 三日月国


196 【身内】迷子の貴方と帰り道の行方

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到着:子爵令嬢 エルメス

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[夢など所詮、幻だと人は言う。
 その通りだと思う反面、
 わたくしはこの様にも思うのです。


       
夢を見続けている限り、それは現実であると。

        
夢の中にいる限り
            ]
 
(10) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:38:05

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  
Belle au bois dormant?

        
(Sleeping Beauty?)



           
Non, elle est belle rêveuse.

                
(No.She is Beautiful Dreamer.)

 
 
(11) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:39:32

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[365日の積み重ねで、人は一つ歳をとります。
 今日はわたくし、
 エルメス=ニア・エピロンスの16歳の誕生日。
 両親はさぞ、華々しくお祝いしてくれることでしょう。
 中々子宝に恵まれない中誕生した、たった一人の娘ですもの。


 そして、この良き日を祝ってくれるのは、家族だけではない。
 きちんと顔を合わせたことは、未だ一度もない婚約者。
 フィリップ・リュカ=セドリック・ファビアン・ヴァロア。
 この名前の長さで想像がつくと思うけれど、
 相手は身分の高いお家柄、なんと侯爵家の嫡男。
 対して我が家は爵位としては、2ランクダウンの子爵。

 
とても幸せな縁談が、わたくしの人生を彩っている。

 断るなんて、あり得ない。
 だって貴族の娘の存在意義は、良家に嫁ぐに他ならない。]

 
(12) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:42:14

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  
本当は嫌だなんて……口が裂けても言えないわ。

 
 
(13) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:42:41

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[縁談の話が出てから、毎年贈られてくるプレゼント。

          今年は黒の薔薇の花束に、
          薔薇の花を模った宝石のついたティアラ。
          そして、祝いのメッセージカード。]
 
(14) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:43:17

【置】 子爵令嬢 エルメス

 
✾**.+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*❀♡
;❁


 Happy Birthday.
 今年は貴女の夜空の様な御髪を思わせる、
 黒い薔薇を用意しました。

 誕生日から丁度100日後に、
 やっと貴女に会いに行くことが出来ます。
 あの出会いの日を思い起こす、
 本物の薔薇のティアラを受取ってください。
 気に入って頂ければ、幸いです。


               
Philippe L C F Valois

                             *
                            ❁;
                           ♡❀*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+.**✾

 
(L0) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:45:07
公開: 2023/01/11(Wed) 22:50:00

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
きちんと
顔合わせはしていないけれど、
 流石に全く会ったことがない訳ではありません。
 たった一度の出会いが、彼の心に火を灯したらしいのです。
 
わたくしの心にも火は灯りました。けれど……。


 それにしても、その時交わした言葉は2,3程度とは言え、
 
少々キャラが違いはしませんこと?

 まぁ貴族のお坊ちゃまが書く恋文など、
 文士に代筆を頼んでいてもおかしくはありませんから、
 顔を合わせた時と印象が違っても、
 不思議ではありませんわね。]
 
(15) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:46:37

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  100日後……。

  
Arrête le temps, tu es belle.

    
(時よ止まれ、汝は美しい)



         なんて、思った所で詮無い事ですわね。**
 
 
(16) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:47:22

【独】 子爵令嬢 エルメス

/*
これだけの文章に、こんなに時間かかってしまった。
22時には間に合わないとは思っていましたが。
それもこれも無駄にフランス語に拘ろうとした所為……。
当てにならないので、ちゃんと調べないでくださいね!

捕獲、有難う御座います。
もやむさんは、どうぞ宜しくお願いしますね。
念願のスタゲチップ使えて嬉しいです。
二人村も初めてだ٩( 'ω' )و
(-3) Altorose 2023/01/11(Wed) 22:56:55

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[フィリップ様と未だきちんと顔を合わせていないのは、
 ヴァロア家の教育方針が原因となっています。
 ヴァロア家の嫡男は、成人するまでの数年間、
 異国に留学することになっているらしいのです。

 わたくしたちが出逢ったのは、わたくしが13歳の時。
 14歳の誕生日を間近に控えていた頃でした―――。]
 
(17) Altorose 2023/01/12(Thu) 19:56:37

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 ―
回想:出会いの日の花冠



[わたくしにも同性の友達はおりますけれど、
 貴族の娘たちとの付き合いは、
 概ね何かしらの競い合いが多いものですから、
 正直息が詰まることが多いのです。

 だからわたくしは、時折近くの森へ出かけて、
 花を摘んだり歌を歌ったり、
 町娘のように過ごすことが儘ありました。

 あの日もそんな風に一人歌を口遊みながら、
 薔薇で花冠を編んでいたのでした。]
 
(18) Altorose 2023/01/12(Thu) 19:57:51

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[貴族らしく、狩りでも嗜んでいらっしゃったのでしょうか、
 わたくしに声をかけて下さったのは
 フィリップ様ではありません。]


  「この様な所に人がいらっしゃるとは、
   どちらの歌姫であらせられますか?」


[陽光を紡いだような金の御髪に、空を映したような青い瞳。
 ここで人に会うのは初めてでしたので、
 わたくしも大層驚きました。]


  ……名乗る程の者では御座いませんわ。
  邪魔をしてしまいましたかしら?失礼。


[知らぬ者に声を掛けられて、一切不審を抱かない程
 危機感が薄くはありませんの。
 あくまで控えめに、出来るだけ早々にその場を辞せるよう、
 最低限の言葉だけで切り抜けようと
 思っていたのですが……。]
 
(19) Altorose 2023/01/12(Thu) 19:58:37

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[そそくさと荷物を片付けようとしていたら、
 慌てて薔薇の棘で指を切ってしまいました。]


  「これは大変だ。すぐに手当てを」


[親切な方は手早く消毒をし、
 ガーゼとハンカチを巻いてくださいました。
 距離感のある言動のわたくしに、
 優しく対応してくださいましたの。]


  お手を煩わせて申し訳ありません。


[謝罪するわたくしに、
 彼は「気にしないでください」と言って、
 その場にあった薔薇の花冠をわたくしの頭に乗せました。
 「薔薇の歌姫にはよくお似合いですよ」なんて言われれば、
 
悪い気はしないのは言うまでもありません。

 フィリップ様がこの場に現れたのは、そのすぐ後のこと。]
 
(20) Altorose 2023/01/12(Thu) 19:59:39

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  「私を差し置き下民にかかずり合うとは何事か」


[白馬に跨るそのお姿は、美しいとは思いましたけれど、
 とても冷たくて視線はまるで射殺さんばかり。
 わたくしも同じ貴族ではありますけれど、
 圧倒的な格差を感じずにはいられませんでした。]


  「始終張り付かれては鬱陶しいと仰ったのは、
   リュカ様でしょう?」


[苦笑いをして答えたその方は、
 きっとフィリップ様の従者であったのでしょう。]
 
(21) Altorose 2023/01/12(Thu) 20:00:46

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  「あちらは
   フィリップ・リュカ
   =セドリック・ファビアン・ヴァロア様。
   侯爵家の嫡男となると、
   ある程度尊大に振舞う必要があるのです。
   どうかお気を悪くなさいませんよう」


[そう言って、お二人はこの場を後にされました。
 ……よくよく思い返してみますと、
 
わたくしとフィリップ様は言葉を交わしてはいませんね。

 
(22) Altorose 2023/01/12(Thu) 20:01:45

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[まぁ、兎に角そのような経緯を経て、
 何故かわたくしが琴線に触れたらしく、
 数日後にはフィリップ様との
 縁談の申し出の書状が届きました。

 あの時、従者の方が巻いて下さったハンカチは、
 今も大事にとってあります。
 目を落とすと、綺麗に刺繍された"Louis"の文字。
 わたくしに火を灯したのは、ルイ様という従者と思しき方。
 フィリップ様の留学も、
 もしかしたらご一緒しているのかもしれませんね。

 フィリップ様と結婚した後も、
 彼が従者であるかもしれないと思うと、
 
……複雑な思いにならざるを得ません。

 子供じみているのは承知しております。
 この家に生まれ、物心ついた時には
 覚悟を決めていたつもりでしたが、
 いざこのような場面に直面すれば、
 簡単に心は揺らぎました。]
 
(23) Altorose 2023/01/12(Thu) 20:03:39

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  こんなことではいけませんわね。
  すべて忘れて、現実に身を任せなければ。


[100日後には、はっきりと確定するわたくしの現実。
 ゆらゆらと夢想を漂うこの数年間と残り100日が、
 却って辛い物のようにも思えてきます。
 もう名前しか知らぬ彼の人を想うのは最後にしようと、
 わたくしは心を決めて家を出ました。
 日が暮れるまでには戻りますと言伝て、
 彼と出会ったあの場所へ。**]
 
(24) Altorose 2023/01/12(Thu) 20:05:07

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[誰もいない静かな森の中。
 鳥の囀りや、葉の擦れる音、いつもここでは一人だった。
 運命を分ける出会いがあった場所であったことが、
 俄かには信じられないくらい。]


  白の薔薇、あの時と同じね。>>18


[手を伸ばし、そっと手折る。
 花束はあるけれど、また花冠を編んでみようか。
 あの方から戴いた"本物"のティアラは、
 生花で手ずから作ったあの花冠なのだから。]


  もうわたくしの頭にはそれを戴く資格はない……。


[白薔薇が咲く中で、一輪だけ青い薔薇を見つけた。
 奇跡を象徴する
に手を伸ばす。
 けれど容易には届かずに、
 更に手を伸ばすも棘が肌を刺し、白い指には
が滴る。]
 
(30) Altorose 2023/01/12(Thu) 21:55:24

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[一体自分は何をしているのだろう。
 日が暮れるまでには帰ると言ったのだし、
 家では誕生祝いの準備をしている筈。
 主役のわたくしが不在など、あってはならない。
 ぼんやりと頭はまだうだうだと物憂いまま、
 慣れた道を進んでいく。]


  あら……?


[考え事をしていた所為か、いつもなら家につくはずなのに、
 自宅所か町さえ見えない。
 寧ろ、森は更に鬱蒼とした雰囲気を増している。
 こういう時は、
 下手に動き回らない方が良いというのが定石ですが、
 通い慣れた道であることに油断して、
 わたくしは只管、森の中を歩き続けました。]

 
(31) Altorose 2023/01/12(Thu) 21:56:01

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[歩けど、歩けど、何処にも辿り着けず、

 
日はとうに暮れて、梟の鳴き声まで聞こえるような時間。

 
貴族の娘の軟弱な足は棒のようになっており、

 
心細さから涙が滲みました。


 
わたくしが罰当たりなことなど考えていたから、

 
この様な酷い目に遭うのでしょうか。

 
現実逃避の行き着く果てにしては、似合いかもしれません。]

 
(32) Altorose 2023/01/12(Thu) 21:56:48

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[そんな中、何処かから花の香りでも、木の香りでもない、
 いい香りがしてきました。>>n1
 疲れ果てた末の幻覚かもしれないなどと思う事もなく、
 疲れた足に鞭を打って前に進みます。
 桃色の薔薇の花>>25、しっかりと整えられた庭、
 大きなお屋敷は、貴族の住むそれと思われました。
 こんな所に住んでいる方がいるなんて……
 きっと平時なら不審に思ったでしょうが、
 そんなことすら、頭に浮かべる余裕はありませんでした。]


  ごめん下さい。
  森で道に迷いまして、
  どうか帰り道を教えて頂けませんかしら?

  もしご迷惑でなければ、
  少し休ませて頂けると……。


[ノックをしてからそっと扉を開け中を伺えば、
 女性の声で歓迎されたので>>1、安堵して中へ。]
 
(33) Altorose 2023/01/12(Thu) 21:57:36

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[近くにソファを見つければ、行儀が悪いと思いつつも、
 ぐったりと体を預けます。
 疲れて多少上の空な頭の中に、
 続く女性の言葉が流れ込み、>>2
 親切にわたくしを迎えて入れてくれたことを
 有り難く感じ取りました。]


  本当に、有難う御座います。
  少しだけ休ませて頂けたら、十分ですので……。


[このような状態ですので、細かな内容は耳を通り抜け、
 ここでは魔法使いが存在する、或いは魔道具があり、
 魔法で何かを叶えてくれること、
 帰り道については何も言及しないことは、
 特に引っ掛かりを感じることなく滑り落ちていきました。**]
 
(34) Altorose 2023/01/12(Thu) 21:58:26

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[姿は見えませんが、わたくしを迎えてくれる
 若い女性の声が温かくて、>>35
 心細い気持ちが一気に解けました。]


  ご親切に、有難う御座います。


[漸く誰がしか顔を見せるかと思いましたけれど、
 現れたのはサイドテーブルと水の入ったグラス、
 そして添えられたチョコレートのみ。>>38
 疲れている所為かと思い目をしばたたかせるも、
 サイドテーブル等を持ってきた人物の姿は映りません。]


  これは……、もしや魔道具でしょうか。


[「いただきます」と言って水を一口、深呼吸。
 長時間飲まず食わずで歩いた身に沁みます。
 チョコレートも有り難く頂きました。
 糖分が更に、安堵感を与えてくれました。
 お腹も空いていたので、ゆっくりと味わいます。]
 
(40) Altorose 2023/01/13(Fri) 18:31:28

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[この世界において、魔法使いはかなり希少な存在であり、
 国によって厳重に保護されている。
 こんな所でばったり顔を合わせるとは思えません。
 であれば、これは魔道具によるものと思われますが……。

 魔道具だってとても貴重なもの。
 個人宅で所有しているのだとすれば、
 ここは相当の名家なのではないでしょうか。
 名前を聞けば、心当たりがあるかもしれません。]



  ご挨拶が遅れまして、申し訳ございません。
  わたくしはエルメス=ニア・エピロンスと申します。

  貴方様のお名前を伺っても?


[一度席を立って、
 何処に居るとも知れぬ声の主を意識し一礼を。]
 
(41) Altorose 2023/01/13(Fri) 18:33:38

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[話が怪我の治療に及べば、>>39
 そういえばと改めて傷の具合を見ました。
 もう出血は止まっていますが、
 消毒くらいはして貰った方が良さそう。
 何から何までお世話になって気が引けますが、
 傷口から菌が入ったりして大事に至る可能性もあります。]


  お気遣い、有難う御座います。
  治療道具さえお貸し頂けましたら、自分で出来ますので。


[今はとりあえずどこの部屋に入ることもなく、
 目についたソファに腰掛けていますが、何処か所在なさげ。
 朧げに思い出すと、食事も部屋も、衣服も気前よく
 用意してくださるようなことを言っていましたが、>>2
 本気で"自分の家だと思って"過ごすなんて>>3
 流石にそこまで図々しくはないので、
 「入ってもよろしいお部屋はありますか?」
                   と尋ねました。**]
 
(42) Altorose 2023/01/13(Fri) 18:34:25

【独】 子爵令嬢 エルメス

/*
取りあえず表情差分全部使うは達成したな!
どの表情も使いやすくて良きですね。
(-12) Altorose 2023/01/13(Fri) 18:56:40

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
[声だけで相手の姿を想像するのは、中々難しいもの。
 声色で若い女性とは思っていたけれど、
 言葉遣いから推測すれば、年齢層はぐっと下がる。
 とは言え、相手が感じた通りの少女だとすれば、
 他にこの邸宅に人はいないのか。という点が不可解。
 更に「魔法をかけた」という言葉に、不可解さが増す。>>45


  魔法が使えるのですか?
  でも魔法使いは……
いえ、何でもありませんわ。



[ここまで言っては最早手遅れだと思うものの、
 お世話になっている相手のことを
 詮索するのも気が咎めました。]
 
(55) Altorose 2023/01/13(Fri) 19:59:39

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  ネリリ……さんですか。
  どうぞ宜しくお願いします。


["ぼく"という一人称で更に人物像が謎めきかけたけれど、
 名前の響きからやはり少女であるのだろうと結論付けた。
 気になっていた家名については教えて貰えなかったので、
 正体は分からぬまま。

 救急箱をお願いしたら、すぐに自分の膝の上に出現した。>>49
 何でもかんでも魔法に頼ってはいけないから、>>48
 魔法で救急箱を出したのだとしたら、
 
この状況は魔法に頼っていないと言えるのだろうか。

 そんなことを考えつつ、手当てを済ませる。]
 
(56) Altorose 2023/01/13(Fri) 20:00:22

【人】 子爵令嬢 エルメス

 
 
  こちらに住まわれている方の部屋は、
  鍵がかかっているのですね。

  ネリリさん以外には何方がいらっしゃるのですか?
  お世話になる以上、
  差し支えなければ先にご挨拶させて頂きたいです。


[魔法使いかもしれない少女が
 一人で住んでいる訳ではないことに、
 ひとまず安心しました。
 魔法で何でも出来そうな雰囲気がありますが、
 それでも少女が一人暮らしというのは心配になります。]
 
(57) Altorose 2023/01/13(Fri) 20:00:57