人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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【人】 生物学者 アマノ

【研究室】

[ラサルハグは空を飛ぶ事を諦めてはいなかった。
俺を信じると言ってくれた。

俺はただただその事が嬉しくて、そして掴み取ることのできる未来が確かにあることを確信しながら端末を叩いていた。

────その時。]
(41) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 5:50:40

【人】 生物学者 アマノ


ぇ…………?う、わ…………!!

[ふわ、と身体が宙に浮くような感覚と同時、床や壁に固定した機材が激しい衝突音をがなり立てる。

俺も雑に放り投げられるように部屋隅──そこは実に幸いにしてソファだった──に身体を叩きつけ。]

アンテナ!何が起こった!?

[各部屋の天井についているセンサーに向かって声を挙げるも、周囲は真っ暗、アンテナの応答を示す小さな灯りの明滅すら無い。

緊急用バッテリーがついているほんの数個の機材だけが無事を示すように静かな機械音を立て続けていた中、漸く、聞き慣れた「ミュ ミュ」の機械音と共に船内の照明が復活した。]
(42) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 5:52:28

【人】 生物学者 アマノ


異常磁場……?座標探知不可?

[それ >>16 は通常航行時も時折耳にしていた、操縦士の声だった。

名はダビーと言ったか。
乗船時に挨拶して以来、顔を合わせる機会は全くと言って得られていない。

いかにも実直そうな風体の、年若い物静かな男だったような記憶があるだけだ。

それでも、人の肉声が耳に届いた事に、俺はたいそう安堵した。]

とりあえず……データは…………うん、無事、のようだな。

[宇宙船暮らしは基本的にはホテル並に快適なものだったが、それでも不測の事態に備えて相応の対策は施してある。
別系統の電源確保しかり、物品の固定しかり。

データのバックアップも消えてはいないことを調べ、培養中のあれこれもどうやら無事らしいと確認すれば、次に気になるのは他の船員たちの安否だ。

俺は部屋を抜け出し、メインデッキへ至る通路を歩き出した。

────ラサルハグはどうしてる?
足を痛めたりはしていないか?

そんな事を考えながら。*]
(43) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 5:55:44

【人】 生物学者 アマノ

【メインデッキへ至る通路】

[そして俺は目撃するのだ。
通路途中、ぐんにゃりと濡れた布のような体裁で転がっている男 >>40 に。]

────バーナード?

おい……!大丈夫か!?

[幸いにして周囲に血溜まりや吐瀉物が撒き散らされている風ではない。

彼の首や手足があらぬ方向に捻れてもいないことを確認しながら俺は彼に近付いて、声をかければ、「酔った」と来た。]
(44) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 6:10:49

【人】 生物学者 アマノ


…………は?

[ほんの数瞬の事ではあったが、内臓が凍るかと思った俺の心配を返して欲しい。

俺は投げ出されたソファ──そう、目の前のこの男が頻繁に我が物で寛いでいるやつだ──にとっさにしがみつき難を逃れたが、この狭い通路でミキサーにかけられたら確かに無事には済まないかもしれない。

吐いた溜息は、少しの呆れと、"それでも大過が無いようで良かった"の安堵が含まれていた。]

他の者は見たか?

俺はメインデッキへ行こうと思うが。**
(45) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 6:11:12
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a10) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 6:17:32

【独】 生物学者 アマノ

/*
中の人はヒリヒリする展開が大好物なので、「誰かが残される」とか「もうだめかもー」みたいな心境に追い込まれるのすごく美味しいですもぐもぐおはよう。

……って、まあ、ほぼ確信はしてたけどラサルハグが村建てさん、だよね?

飛ぶことを諦めようとしていたっぽいのにぐいぐい近づいて来て引っ張り上げようとする親友登場で想定狂ったかもだけど申し訳ないなとかちっとも思わないぞあははははははは[早朝謎テンション]
(-2) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 6:21:53

【人】 生物学者 アマノ

【研究室/いつかあったであろう日】

────ああ、そうだな。

[管制官──兼メカニックでもあるとたった今認識を改めた──スピカ >>0:281 は人の目をまっすぐに見ながら話しかけてくる。

俺はと言うと、真意を探りたい時くらいにしか意図的に人の目を見つめることはしないから、一瞬絡んだ視線を外して、コーヒーを注いだカップを差し出した。

俺はブラック派だが、この部屋を訪れる者への礼儀としてスティックシュガーとミルクポーションの用意はある。使うならどうぞと、サーバー脇を指し示し。]
(50) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 8:09:57

【人】 生物学者 アマノ


ああいう場は、正直苦手でね。

[動作が復帰したオートクレーブが安定挙動に至れるか見届けるのに十数分ばかりは必要で、おそらく彼女はこの間、ここに留まる(もとい、留まってくれる)つもりらしい。

ならばその間の対話も礼儀の一環だなと、俺は「全然来てくれない」のごく小さな棘を含んだ言葉へと、己の分のコーヒー片手に向き合った。

ちらりと伺った彼女の表情は、投げた言葉と裏腹、やけに楽しそうだったけれど。]

言い訳じゃないが、甘いものにあまり興味がないし、コーヒーはこの部屋で飲むのが一番旨いし、あとは、まあ────そも、"雑談"が不得手だ。

[今してるのがまさにその"雑談"だって?

そう言われたなら、そうとも今この時間こそ、俺は現在進行形で少し窮屈に感じているし戸惑ってもいるところなのだと、素直に応えたことだろう。*]
(51) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 8:12:22

【独】 生物学者 アマノ

/*
>>a11
……っく、俺のラサルハグが今日もかわいい。
(いつ俺のになったんだかな)
(-4) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:04:53

【人】 生物学者 アマノ

【研究室/昨日、バーナードと】

ああ、ありがとう。

[端的な礼の言葉を口にしながらテーブルに置かれたトレイ >>31 を見、しかし毎度バーナードの選択はパーフェクトだなと心中舌を巻く。

摂取したい栄養素的にも俺の嗜好の方向とも寸分違わず合致している料理の光景は、そのまま彼の観察眼の優秀さを示してもいるようだった。

一瞬、ほんの一瞬、不満を滲ませた風な呟きが聞こえたから奴の顔を見ようとしたが、それはそのままRUKKA-Vの問いへと繋がっていって。]

────まあ、な。

俺の狙い通りの性能が引き出されるようになれば、ワープ可能な限界距離が現行の数倍に伸びる。

[機体と燃料に多大な負担をかけるワープは、ゆえに一度の航行ではできる回数に限りがある。
小型艇ならばせいぜい2度だし、余程の大型機でも片手の指を超える回数となると相当に難しい。

それが現状での"人類が移動可能な限界値"。それが伸びるということは、手の届く宇宙の規模が広がるということだ。]
(63) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:08:33

【人】 生物学者 アマノ


[細かい話はしようと思えば数時間でも数日でも可能だが──実際、ラサルハグだけはこの話を浴びるほど聞かされている──、でも眼前のこの男の真の興味の有り様はそこには無いことを、俺は気付いていた。

へらへら顔で武装している風なところがある割には、そこそこ解りやすい部分もあるこの男。

とかく煩くマシンガントークしてくるでもなし、感覚的には人懐こい雑種犬がふらりと遊びに来るに近いものだと俺は感じて居る。

そも俺はそう口数が多い方でもなく、それをバーナードも気にする風でもないものだから、結局俺は常通りにマイペースに食事を終えたのだった。]
(64) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:10:00

【人】 生物学者 アマノ


…………仕事?

[緊急のものではないようだが、 >>34 船外作業が入ったらしい。

少し困った風な口調でトレー云々言われたから、そうだ、と俺は腰を上げた。]

────い、や。謝罪などしなくていい。

トレーは俺が持っていく。

[あー────こういう時、どう言えば良いんだかな。

どこかのコミュ力おばけ女史あたりなら流れるように言える台詞もあるんだろうが、俺の心の引き出しはガタついていてそんな言葉、簡単には出てきやしない。]
(66) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:12:18

【人】 生物学者 アマノ


ま、った……バーナード。

[軽やかに滑るように部屋を出て行きかける彼に声をかける。
ノリが犬への「ステイ!」風になってしまった事には一片も他意はない。]

いつも……ありがとう。感謝している。本当に。

その────俺は、お前に、甘えているな。
今更だが、さっき、自覚した。

[こんな事、告げて何になるというのだ。自分でも解らない。全くもって解らない。

言うだけ言った俺とバーナードを隔てるように、スライドドアがシュンッと小さな音を立てて閉まっていったのだった。**]
(67) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:12:54
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a13) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 9:14:54

【人】 生物学者 アマノ

【研究室/いつかあったであろう日】

────ダビー……?

[今ひとつ記憶に残っていない固有名詞を出され >>74 首を傾げるも、それは誰だと問うような野暮をする前に、この船の操縦士の名前である事を思い出す。

俺と違うタイプということは相当に社交的外向的なのだろうか。
目の前のこの女史以上に?]

えー────────。

[雑談は苦手だと吐露すれば、己を聴衆と思い勝手に話せ、ときた。

そういった返しはまるで想定していなかった俺は、思わずまじまじと彼女の顔を見つめてしまったが、スピカは実に楽しそうだった。]
(92) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 10:52:36

【人】 生物学者 アマノ


それは……"講義"に近くなるが、それでも?

[問うたら大歓迎とばかりに頷いてきたので、俺はRUKKA-Vについての事を、掻い摘まんで話し始めた。

それは後にバーナードに語った内容 >>63 よりも数段濃いもので、きっかり10分。

"聴客"は彼女の方便かと思いきや最後には的確な質問まで飛んできて、俺は"話し上手は聞き上手"というどこかの格言を思い出す。

だから、まあ、オートクレーブの安定が確認できて作業に戻れる段になったのに、問うてしまったのは、きっとそんな彼女の雰囲気に当てられてしまったゆえのものだったんだろう。]
(93) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 10:53:05

【人】 生物学者 アマノ


君の、その────行動の原動力は、何なのかな。

乗員の人となりを認識することで、航行の安全の担保を得る……といったものなら、俺にも理解できるのだが。

[だがスピカを見ていると、そんな打算的なものよりも純粋に"目の前のその人物を知りたい&色々知りたい"の欲が先行しているように見える。

後者は理解できる。知識欲に関しては常人以上と自覚している。
だが前者となると、"知ってどうする"という思いばかりが俺にはあった。

家族でも無ければ友人でもない。同僚とも言い難い。
行きずりの、"短期間での仕事仲間"という程度の間柄。

人となりなど、知れば知っただけ、"知らなければ良かった"という事も、起こりうるかもしれないのに。**]
(94) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 10:53:50
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a21) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 11:38:29

【独】 生物学者 アマノ

/*
サダルの口調とか人との距離間の取り方とか、
いいよねえ……すごく、いいよねえ……
(自分には絶対できないスタイルゆえの憧れゆんゆん)

などと、俺のペロキャン(誰のだ)をぼりぼり貪り食う彼を見て思うなど。
(-12) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 14:15:58

【人】 生物学者 アマノ

【研究室/いつかあったであろう日】

[つまり無意識の挙動なのか……と、宙空を見つめながら思考を巡らせているらしいスピカ >>103 をちらりと見やる。

そして、俺の中には存在しない"証"の概念が出てきた事に、今度はこちらがきょとんとする番だった。]

ああ、なるほど。

スピカは、"自分が為し得た事"以外にも、人との繋がりも刻んでいきたい性質たちということ、か。

[必要が皆無とまでは言わない。

けれど、半端なレベルでの他人との交わりにさしたる利点を見出すことができずにいた俺には、それはかなり新鮮な感覚に思われたし、彼女の情熱の源泉がなんとなくだが、理解できた気がした。]

────ふ、これは、"雑談"にあたるのかな。

楽しかったよ。

[オートクレーブも問題なく動いている。

本来の任務は管制官である彼女が、任務外の要件であまり席を長く空けているのも良くないことだろう。

今日は世話になったありがとう、と頭を下げ、でも、まあ、再び"お茶"に誘われたところで渋ることは今後も変わりないのだけれどな。**]
(126) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 14:38:52
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a24) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 14:41:50

【人】 生物学者 アマノ

【メインデッキに向かう通路】

[目の前のバーナード >>135 と、後に話に聞いたゾズマや怪我を負ったチャンドラらの状況を反芻するに、自分は相当に運が良かったのだと思う。

それは研究室内に機材を固定する為に壁面に貼った合金板によって時空音波の衝撃が和らいだという恩恵があったのかもしれないし、あるいは、単に俺がすごくその手のものに鈍感な体質だったというのもあったのかもしれない。

それもあって、目の前の男が言う「酔った」は、立ち眩み程度のものだろうと俺は合点してしまったわけだが、思いのほか、奴の状態は深刻だった。]

や、もちろん待つが…………おいっ!?

[立つのもやっとという風情のバーナードを見れば顔色は相当に悪い(悪いというか色が無い)し、心底、具合が悪そうで。

そんな彼を見て、一番に心配したのは脳や脊髄の損傷だったのは、ラサルハグ絡みでつい先刻まで人体構造の資料に当たりまくっていたからだ。]
(143) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 15:59:35

【人】 生物学者 アマノ


バーナード、お前、頭は打ってないか?首や背中は?

[矢継ぎ早に問うたところでろくな反応は見込めないと解っていたから勝手に触る。

頭蓋の骨折、出血は無し。首と背中は立ち上がる動作が出来たということで優先度は数段下がる。]

────失礼。

[下瞼に触れながら眼球を覗き込めば、揺れや蠕動は認められなかったから眼球運動由来の吐き気でもなく、つまるところ、"乗り物酔いのとんでもなく酷いやつ"に分類して良かろうと思われた。

加えて障害物のないこの通路で、時空音波の衝撃をもモロに喰らったとなれば、無重力訓練の恩恵などほとんど得られなかったに違いない。]

…………肩でも貸すか?

[その程度の助力なら全くやぶさかじゃない。

俺は一応皆に連絡をと、携帯端末に俺とバーナード2人の居場所、俺は無傷なこと、バーナードは外傷なしだが体調不良のためすぐには動けないだろうことを入力して送信したのだった。**]
(144) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 16:01:18
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a31) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 16:08:57

【独】 生物学者 アマノ

/*
バーナードを優しく介抱する俺ですが、
>>133 「今の、録音もらうね」などと言ってきた日には、
←この顔で無言でてめぇの首締めるぞゴルァ
……という風になるよ☆
(-17) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 16:15:39

【独】 生物学者 アマノ

/*
>>141
そして俺のラサルハグがこんな緊急事態でもやっぱりかわいい。(かわいい)
(この温度差)
(-18) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 16:17:03

【人】 生物学者 アマノ

【メインデッキに向かう通路】

[まあ、大丈夫は大丈夫だろうが。重症か重病か否かという意味では。]

……おい。

お前がそれする必要、ないだろ。

[ゴーストみたいな顔色で、子猫みたいな頼りない声量で、「動けない人、いるー?」とか >>155 、身体を張った渾身の冗談のつもりなんだろうか。

冗談でないのなら、純度100%の馬鹿としか思えない。

助けが必要なのはこちら側だと自己紹介して歩いているようなものだろうが。]

お前が何よりすべきは、メインデッキに向かう事だ。馬鹿。

[その後必要ならチャンドラの元に引きずって行くからな、と言いつつ視線を巡らせれば────ゾズマの姿があった。 >>142 ]
(166) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 17:06:42

【人】 生物学者 アマノ


ゾズマ!
────無事で良かった。

他の皆は?

[問えば明確な答えが返ってくるだろう。

そも俺たちが"安否不明乗員"リスト人員であったこと、残りはサダルのみであること、ラサルハグが医務室からこちらに向かってくるついで、カウンセリングルームにも寄っているだろうこと。]

なら、俺たちがすべきは、やはり"合流"だな。

[おら行くぞ、と若干言動が荒くなってしまうのは、なんだか見ていられない気分だったからだ。

"弱ったバーナード"という稀有かつ無様な姿を。**]
(167) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 17:07:40
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a37) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 17:09:47

アマノは、どっから見ても問題ありあり、だ。馬鹿
(a42) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 17:43:45

【人】 生物学者 アマノ

【メインデッキに向かう通路】

[事ここに至っても、俺はどこか状況を楽観視していた。

俺は確実にこの船の乗員中最も"宇宙に疎い"存在で。

ゆえに、コールドスリープ装置が1台使えないということが何を意味するかも、計器の致命的な故障が何をもたらすのかも、本当のところは理解できていなかった。

だから目下、頭を過るのは、バーナードへのとっとと回復しろ馬鹿という、彼にとっては理不尽極まりない不条理な怒りと、まだ顔を見ていないラサルハグは無事なのかという心配と、そして研究室の検体やデータの無事。

それ以上の憂慮はするだけ無駄だと、あえて頭を回さないようにしていた。]
(178) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 17:59:18

【人】 生物学者 アマノ


"大丈夫"は、もっと大丈夫な奴が使う言葉だ。馬鹿。

[そろそろ接尾語に"馬鹿"が確定でつくようになりつつある中、のたのたと歩くバーナード >>177 と共に歩を進める。

傍らの、期待通りに明確に状況を伝えてくれるゾズマの存在 >>174 が有り難かった。

ゲイザーの容体がは心配だが、設備機能に大きな問題が無さそうだったのは朗報だったし。

そして俺たちは、メインデッキで、スピカの涙を見ることになる。 >>169 ]

────スピカ?**
(179) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 18:01:22
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a43) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 18:04:27

【人】 生物学者 アマノ

【メインデッキ】

["現状の復旧は困難"
"コールドスリープによる待機"
"他船の救助を待つ"

事ここに至り、スピカの言葉 >>184 を咀嚼することで、俺は漸く遅い理解に至っていた。

開いたドアの向こう、もの言わぬ計器たちの前。

通常よりは数段淡く乏しいのだろう照明の前に立つスピカの頬が濡れているように見えたのは、軽微とはとても言えないトラブルゆえと、俺の頭は勝手に解釈して。

バーナードが呟いた「そんなにひどいの」 >>190 という言葉が、鋭い針のように心の底に落ちていった。]
(218) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 21:11:16

【人】 生物学者 アマノ


……俺は、船の運航の専門家の声に従う。

[静かに意思を表明したが、でも、こうした事態になった場合、往々にして最後に残るのは責任者であり専門家であると相場は決まっている。

"入ることのできない10個目のコールドスリープ装置"の席を、ラサルハグは使命感からそれを望むのではないか。

俺が真っ先に思い浮かべた危惧は、自分の事より研究の事よりも、その事だった。**]
(219) Valkyrie 2022/07/11(Mon) 21:12:18

【人】 生物学者 アマノ

………………。

[俺はスピカの告白 >>240 を黙って聞いていた。

通信を介した操縦士の声が、心優しき調査員たちが、冷静沈着な船医が、宥めるように声をかけていく中、俺はむしろ一歩後ずさり、凭れるように壁に背を付く。]

────だから、嫌だったんだよ。

[ぽそりと呟いた声は、きっと誰の元にも届かない。]
(272) Valkyrie 2022/07/12(Tue) 5:34:17

【人】 生物学者 アマノ

[知らない奴からの告白だったならば──そう、例えば乗り合いバスの運転手レベルの、とかな────、いくらでも詰ることができる。

今ここの段での謝罪告白など全く意味を成さない、なぜ万全を尽くさなかったのか、と。

第三者に責任を転嫁することは何よりも簡単で。
これは天災ではなく人災なのだという怒りは絶望だけに染まっていく心中をいくらか楽にはしてくれる。

でも、スピカはもはや、"知り合い"で。

本来業務とは離れた修理作業 >>0:265 を請け負ってくれた勤勉さを、俺には持ち得ない"証"──人を知りたいという欲──を持つ彼女を、俺は既に知ってしまっていた。

"お前は悪くない"とまでは、俺は言えないが。

"お前が悪い"とは、俺はもう言うことができない。*]
(273) Valkyrie 2022/07/12(Tue) 5:37:35