情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] ... [>] [>>] [>|]
名前 | ID | 生死 | 勝敗 | 役職 |
---|---|---|---|---|
寸善尺魔 ガイオ | master | 襲撃死 (2d) | 敗北 | 村人陣営:村人 村人を希望 |
その手にあいを エリカ | 66111 | 呪詛死 (3d) | 敗北 | 蒼月教会:聖女、宝玉 聖女を希望 |
黒眼鏡 | gt | 襲撃死 (3d) | 敗北 | 人狼陣営:皇狼、宝玉 皇狼を希望 |
路地の花 フィオレ | otomizu | 生存者 | 勝利 | 妖精:妖花、宝玉 妖花を希望 運命の絆★テオドロ |
貴方の傍で幸福を ニコロ | ぴんじぃ | 襲撃死 (4d) | 敗北 | 人狼陣営:凶狼、宝玉 凶狼を希望 |
favorire アリーチェ | poru | 恐怖死 (5d) | 敗北 | 蒼月教会:諜報員、宝玉 諜報員を希望 |
新芽 テオドロ | backador | 処刑死 (4d) | 勝利 | 殉教者:魔女、宝玉、隷属 魔女を希望 |
口に金貨を ルチアーノ | toumi_ | 襲撃死 (5d) | 敗北 | 邪気陣営:魔術師、宝玉、邪気 魔術師を希望 邪気だった 運命の絆★エルヴィーノ |
きみのとなり リヴィオ | sinorit | 襲撃死 (6d) | 敗北 | 人狼陣営:凶狼、宝玉 凶狼を希望 |
指先からこぼれ落ちたのは エルヴィーノ | eve_1224 | 生存者 | 敗北 | 邪気陣営:決闘者、宝玉、邪気 決闘者を希望 邪気だった 運命の絆★ルチアーノ |
拷問吏 ネロ | reji2323 | 処刑死 (5d) | 敗北 | 村人陣営:無思慮、宝玉 無思慮を希望 |
オネエ ヴィットーレ | arenda | 処刑死 (3d) | --:骨噛み、宝玉 骨噛みを希望 | |
あなたを守り続ける カンターミネ | shell_memoria | 襲撃死 (4d) | 敗北 | 村人陣営:猫又、宝玉 猫又を希望 |
摘まれた花 ダニエラ | oO832mk | 襲撃死 (6d) | 敗北 | 叢魔陣営:波魔、宝玉 波魔を希望 |
Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ | redhaguki | 呪詛死 (4d) | 敗北 | 妖精:樹木子、宝玉 樹木子を希望 |
Commedia ダヴィード | NineN | 処刑死 (6d) | 敗北 | 村人陣営:人犬、宝玉 人犬を希望 |
Il Ritorno di Ulisse ペネロペ | unforg00 | 生存者 | 敗北 | 蒼月教会:諜報員、宝玉 諜報員を希望 |
夜明の先へ ニーノ | mspn | 襲撃死 (3d) | 敗北 | 村人陣営:共鳴者、宝玉 共鳴者を希望 |
L’ancora ロメオ | susuya | 生存者 | 敗北 | 村人陣営:共鳴者、宝玉 共鳴者を希望 |
幕の中で イレネオ | rik_kr | 襲撃死 (3d) | 敗北 | 村人陣営:暗殺者、宝玉 暗殺者を希望 |
【人】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ朝が来る。 一度は正しき正義の刃として猛威を払った取締法という剣が失墜し、嫌疑の薄い者は徐々に釈放され始めた。 捕まったものはノッテファミリーや警察内外ばかりに限らず、まばらにそれ以外の姿もあり、 またある程度取り調べの終わった者たちほど、見送りもそこそこに送り出されていくような状態だった。 おそらくは街の様子も、マフィアも、警察も、緩やかに元に戻っていくのだろう。 ほんの少しの革命で何もかも全てが変わるほど、民衆の日常とは弱い者ではないらしい。 その人並みの中には、ある一人の男が含まれていた。場違いであろうその姿が。 罪を背負った長躯はその日、数日ぶりの太陽を見た。ひどく眩しい朝だった。 秋晴れは路面を艶やかに輝かせ、影を色濃く街を白く照らし出すかのように煌めいていた。 嫌疑をかけられた者の中には家族の迎えがあるものもあり、さまざまに人の行き交いがあった。 非日常と日常とが交差する。世界は引かれた線を曖昧に、混ざり合って当たり前を取り戻しつつあった。 ボーイスカウトのパレードが近くを通る。署から少し離れた通りの方で楽団が横切る。 この日は祝日のようにささやかに賑わっていて、平和の鳩が空に放たれるかのように美しい日だった。 男が空を見上げて、右手を空へとに翳す。 天気予報は、どうやら当たったようだった。 #BlackAndWhiteMovie (0) redhaguki 2023/09/26(Tue) 21:45:12 |
【人】 黒眼鏡「サァテ」 カウントダウンの指折りが終わって、 鼻歌が独房に流れ出す。 「どうなるかな」 『プラン』はもう成立した。 あとは、どう進めるかだ。 (1) gt 2023/09/26(Tue) 21:49:31 |
【人】 黒眼鏡「まァとりあえず」 よっこいせ、と立ち上がり。 「『合図』からだな」 独房の中にどうやってか持ち込んでいた、 携帯電話のボタンを押した。 (2) gt 2023/09/26(Tue) 21:51:48 |
【人】 食虫花 フィオレ同じ頃、近くのショッピングモールで記念セールが行われているらしい。 朝から景気よく花火も上がっていて、パレードも相まって人通りはいつもよりも少し多いくらい。 キャップを目深に被って、カジュアルなパーカー姿の女が人込みの中を歩いている。 ノーハンド通話でもしているのか、ぶつぶつと何かを呟きながら。 花火を眺める人達の間を縫っていく。 「―――」 長身の男が、視界に入る。 目を細める。口元のインカムに何事かを呟いて。 後ろから近付いていく。その匂いは、姿は、よく知っているものだったから。 殆ど至近距離。背中に近付いて、口を開く。 「―――Ciao.」 そんな声は喧騒にかき消される。 背中に突き付けた拳銃が、間違いなく右の胸に向けられて。 人差し指が、引き金を引いた。 消音器で抑えられた音は、花火にかき消えてしまうだろうか。 それでもそれは確かに、放たれたのだ。 #BlackAndWhiteMovie (3) otomizu 2023/09/26(Tue) 21:53:37 |
【人】 黒眼鏡──ポン、と音がする。 釈放されていく人々の群れの中から、 あるいはその群れに紛れた何者かが、 人ごみの中から花火を打ち上げた音だ。 しゅるしゅると煙を曳いて立ち上った花火は、 警察署の直上でぽん、ぽんと音を立てて破裂した。 それがなんなのか、分かるものは少ないだろう。 ただ、何らかの『合図』であろうと思うだけだ。 (4) gt 2023/09/26(Tue) 21:53:42 |
【独】 歌い続ける カンターミネ突如、混沌とした警察署内に、署内放送が響き渡る。 外の花火に続いて。それは業務連絡でも、上司からの叱咤でも、 内部告発でも、誰かの怒号でも悲鳴でもない。 力強く、軽やかなドラムの鼓動。 スネアドラムとシンバルが手を取って奏でる前奏。 貫くように、踊るサックスの音色。 トロンボーンと共に、身体が勝手に動くようなリズムを。 それらが合わさり、高まり、渦巻いていく中、 楽器のCD音源とは違う、『生の声』が叫ぶ。 聞き覚えのある者はいるだろうか?いるとしたなら、 『ライムグリーン』の髪色を思い出す事だろう。 《"Hey!Pachuco!"》 その声を合図に、署内放送の音量が最大に切り替わった。 牢の隅から隅まで。尋問室まで。 警察署内の全てに響く、バカ騒ぎのジャズの音。 この曲が流れた映画では、緑色の顔の怪人が暴れに暴れた。 仮面をつけたが最後、誰にも止められないという。 (-0) shell_memoria 2023/09/26(Tue) 22:00:27 |
【独】 歌い続ける カンターミネ《"Hey!Pachuco!"》《HEY!》《HEY!》 合いの手を、叫ぶ。楽しげに。同時に、署内の固定電話が 一斉に鳴り響く。受話器の先からは同じ音楽が流れて来る。 気が狂いそうな程、一瞬で深夜の警察署は騒がしくなった。 いつもの笑みがマイクの向こうに見える。 仮面ならぬ、端末を手に入れた先生は誰にも止められない。 三度、ループ処理された曲が叫ぶ。 《"Hey!Pachuco!"》 今度は、署の外で異変が起きた。 一斉に鳴り響く、耳をつんざくクラクションの音! パー、パー、パー!ファンファンファンファン!プーーーーーーーー!!ビッビー!ビッビー!! 近所の車という車が、警報音を発し始めたのだ。 静かに寝ているのは、古い時代のアンティーク品。 機械が入っていないタイプの昔の車だけ。 《"Hey!Pachuco!"》《HEY!》《HEY!》 それは勿論、警察署地下の悪ガキ達から押収した 改造車も含まれる。一般車なんか目じゃない、 バカみたいな音が地獄の底から響き渡った。パパパパパー! 近代の手が入った車達が、カーステレオを全開に。 夜中に突然歌い出す。近所中の灯りが付き、 怒号が警察署の方面へと投げかけられる。 釈放されている者以外の、立派に『証拠』の残る者も。 騒ぎに乗じて逃れる事が出来る、かもしれない。この、『先生』のように。 (-1) shell_memoria 2023/09/26(Tue) 22:01:25 |
【人】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ>>3 ──パン、と音がする。 ぱっと花びらが幾つか舞った。パレードの列から薔薇の花が散る。 傍で鳴った花火のせいで、もしくは遠くの合図のせいで、銃声は随分と目立たなくなった。 子どもたちの笑顔のはるか上を通って、凶弾は晴れの日の空気を切り裂いて、 それでも他の多くに見咎められるわけでもなく、顧みられることは少なかった。 貴方の別れの言葉は届かなかった。けれど、その"指"は確かに届いた。 着弾の衝撃で長身が二度ほどたたらを踏む。 右胸から遅れて血が流れて、かふと血の匂いの混ざったため息を吐いた。 後ろに一歩、二歩と退いて、ゆっくりと前を向いた。 貴方を見つける。男の瞳は貴方を見据えた。 忘れるはずもない。貴方のことだって、男は覚えていた。 子どもたちの笑顔の傍にいつづけた貴方の優しい表情を、男は忘れていやしなかった。 #BlackAndWhiteMovie (5) redhaguki 2023/09/26(Tue) 22:02:28 |
【人】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ (6) redhaguki 2023/09/26(Tue) 22:02:49 |
【独】 歌い続ける カンターミネ/* 消し忘れて『深夜の』とか書いてあるじゃん!! 見なかった事にして朝として扱っていいです(陳謝) (-2) shell_memoria 2023/09/26(Tue) 22:08:34 |
【人】 食虫花 フィオレ>>5 >>6 「………」 拳銃を持った手は、震えている。 女は、人を撃ったことなんてなかった。 あなたのことを、信頼していた。本当に、信用していたのだ。 けれど、今は。 柔らかな笑顔を浮かべていた女の顔は憎悪の色に染まって、あなたを睨みつけている。 あなたの向ける笑顔に、ぎりと歯を噛んで。 何で、笑うのよ。 何で、何で、 あの子達を手にかけたあんたが、何で #BlackAndWhiteMovie (7) otomizu 2023/09/26(Tue) 22:11:22 |
【独】 花浅葱 エルヴィーノ警察署に銃声、怒号が鳴り響く。 銃弾に貫かれた男は、まるでスローモーションがかかったようにゆっくりと視界が回転するのを見ながら、地に倒れた。 勢いよく流れ出した血は、鮮やかな赤。 動脈を損傷したのは誰が見ても明らかで、警官の中の一人がその動脈を圧迫止血を始めた。 肩関節が無事かは、この時点ではわからない。 「…………約束」 「……僕が守れなかったかも」 さりとて、意識が落ちるその直前。 つぶやかれた言葉は、宙に消える。 その意味を正しく理解できるものは、この場には一人も居なかった。 ――その後。 病院に運び込まれた男は、直ぐさま緊急手術を受けることとなる。 長時間に及んだ手術ではあったが、ひとまず命を失うことだけは免れたようだ。 (-3) eve_1224 2023/09/26(Tue) 22:12:58 |
フィオレは、拳銃を下ろした。もう、必要ない。はずだ。 (a0) otomizu 2023/09/26(Tue) 22:13:09 |
【人】 Il Ritorno di Ulisse ペネロペ「 うっっせ!! ふざけんなバカ!!俺の耳までやる気か!?」 天地も地獄の底を引っ繰り返したみたいな騒音の中。 せっかく迎えに来てやってんのに、と ハンドルを握りぶつくさ文句を垂れ。 『家族』を迎えにやって来た車は警察署の前で停まる。 譲り受けた車に、託された『預かり物』。 全部が借り物の男を乗せて。 (8) unforg00 2023/09/26(Tue) 22:14:02 |
【人】 黒眼鏡アレッサンドロ・ルカーニオは、かんかん、と格子を叩く。 「おーい、看守さんよ。 おーい」 声を張り上げ、看守を呼んだ。 訝し気な顔で近づいてくる顔を見て、 「ああ、今日はあいつじゃないんだ。 しょうがねえな」 うーん、と言ってから、懐から何かをとりだした。 (10) gt 2023/09/26(Tue) 22:18:52 |
黒眼鏡は、折りたたまれた<指示書>を取り出した。 (a1) gt 2023/09/26(Tue) 22:20:12 |
【人】 門を潜り ダヴィード路地裏の逃走劇から一夜明けて。 借り物の電動バイクを操り、「頼まれた荷物」をどうにかこうにか積み込んで昨日までとは違う種類の混沌にあるアジトへと顔を出した。 「あだだだ」 「おだちん」の鍵を使うことなく運び出されたそれに首をひねりつつ、頬を腫らしながら。 昨日までの陰鬱な雰囲気をすべて忘れたような、晴れ晴れとした顔で。 (11) NineN 2023/09/26(Tue) 22:22:55 |
【人】 黒眼鏡「――……っ、これは」 看守が目を見開く。 「ソ。 共和国元老院終身議員の委任状ね。 」──「裏切らず、漏らさずの黒眼鏡」。 10年積み上げたその信頼は、 政治家すらも"港"を利用する切っ掛けとなっていた。 後は簡単な話だ。 絶対に裏切らないということは、 まだ裏切っていないだけ。 かくしてアレッサンドロは、自らの自由が法的に認められる手段を一つ、手に入れたのだ。 ──少なくとも、混乱の極みにある刑務所を出るまでの間は通用するくらいの。 (12) gt 2023/09/26(Tue) 22:23:03 |
【人】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ>>7 パレードが横切っていく。色とりどりのリボンと花が道を過ぎていった。 道には美しい花の残滓と甘やかな香りだけが残されて、 そこにあった殺意と敵意の痕など多くの足音の後にかき消されてしまった。 貴方の手の内の刃の鋭さを、其れと見咎める者がどれほどいることだろう。 男は酔っ払いのようにふらりとした足取りで路地へと吸い込まれていく。 高い建物の間の小暗い道の、その間に長身が消える。 そこに追いかけるものがあったとして、男の姿を見つけることは出来ないだろう。 代わりに過ぎていくのは、車の走り出す音だけだった。 どこへ行ったかなど、誰が知っているようなことでもない。 #BlackAndWhiteMovie (14) redhaguki 2023/09/26(Tue) 22:24:41 |
【人】 黒眼鏡看守が直立不動の姿勢になって、牢の扉を開ける。 外からはパー、パー、パー!ファンファンファンファン!!!とすさまじい音が鳴り響く中、 「ドーモ」 がちゃり。という扉が開く音は、どこにも響かずにかききえて。 「あ。預けてたやつ、返してくれる?」 (15) gt 2023/09/26(Tue) 22:25:13 |