人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン

薄ら差し込む月光がまばらに模様を作る。
互いの表情も見えないなか、逆光を受けて。照らされる貴方の表情を見た。
どのような表情で貴方を見下ろしているかは影に隠れて見えない、ただ。
貴方から投げかけられるものがあったことに、悪い気はしていなかったと思う。

「もしも近しいことだったなら、一人で思い悩むのは寂しいから。
 けれど直接聞くのは、怖いし、わからないから……」

青年の言葉はいつも拙く言葉足らずで、真意が相手に伝わることは多くはない。
だから発信する側としてもそれは不足のあるものだろうし、
聞き取る側としても全て察することは出来ない、仕方のないものだ。
貴方がどのように受け取ったって、それはあとあと気にすることなどではない。

「罰せられたいのかもしれない。
 よくないことをしたことが、もうバレたと思うから」

今日、その日貴方が離れた頃に青年は大人の元へ連れられていく。
それは当人も誰も知らないことだし、知らされてはいないことだ。
それでも、ジャステシアがいなくなったことで何かを肌に感じているのかもしれなかった。
あやふやな応答ばかり、もっとわかりやすく打ち明けられたなら、
これまでの何年かのふれあいの中で、きちんと話ができていたのだろう。
(-210) redhaguki 2022/05/04(Wed) 18:49:59

【秘】 雷鳴 バット → 月鏡 アオツキ

――青年が部屋に戻ってきたのは、姿のなかった一日を過ぎ。
もう辺りが夜闇に紛れて、月が高く昇った夜のことだった。
ようやっと顔を合わせることが出来たのは、ひょっとしたら朝だったかもしれない。
或いはそうでなくとも、会話が出来たのはやはり朝日が昇ったあとだろう。
なぜなら。

教師棟の渡り廊下を行き交う姿。
背の高い大人たちに紛れるように、青年の姿はあった。
生徒たちが就寝してすっかり施設内に静けさが降りた頃に、
彼はようやく"治療"を終えて部屋へと帰されることになったのだが。

寝台の上に転がされた青年には手錠が掛けられ、口枷をつけられ。
朝まで目覚めないようにと、鎮静剤が打たれた状態だった。
昼の内に姿を見られることがないように、このように移送されたのだ。
こうした処置を取られたのは、同室が実習生である貴方だからなのだろう。

連れてきた教師は貴方に伝えた。
朝まで決して拘束を外さないように。
万一暴れたらこの鎮静剤を再度打つように。
もしもきみが傷つけられることがあったなら、
患部を押さえてすぐに医務室に事情を伝えるように。
何があっても生徒たちにはこのことを報せないように、と。

目を閉じてじっとしている青年は、少なくとも自ら暴れたりはしなかった。
けれども教師たちは真剣に貴方に伝えた。面白半分ではなかった。
そうしたことは起こりうる可能性なのだと、その目は確かに訴えていた。

静かな夜が、過ぎていく。
(-215) redhaguki 2022/05/04(Wed) 19:37:54
雷鳴 バットは、メモを貼った。
(c0) redhaguki 2022/05/04(Wed) 19:50:05

【独】 雷鳴 バット

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これキャラには伝わらない情報だな
三者面談の形になったひとたちには一応お伝えを送っておくか
(-221) redhaguki 2022/05/04(Wed) 19:58:38

【秘】 雷鳴 バット → 高等部 ラピス

貴方は大人たちが青年の事を『ミゲル』と呼んだのを、確かに聞いた。
(-222) redhaguki 2022/05/04(Wed) 19:58:50

【秘】 雷鳴 バット → 月鏡 アオツキ

貴方は大人たちが青年の事を『ミゲル』と呼んだのを、確かに聞いた。
(-223) redhaguki 2022/05/04(Wed) 19:58:57

【墓】 雷鳴 バット

青年はその日、太陽のあるうちは教員棟から出されることさえなく。
月のあるうちは部屋の中から出ることさえ叶わなかった。
獣は檻に入れられたまま、また、誰かのいない朝が来る。
(+2) redhaguki 2022/05/04(Wed) 20:58:45