人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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【人】 従業員 ルミ

 


  やさしいね、おにーさん
  ルミに話しかけてくれたひと、はじめて……


 
(22) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:35:37

【人】 従業員 ルミ

 

[ 公園でひとりぼっちだったあの頃は。
  こんな綺麗な格好は出来ていなかったけれど。

  明らかな問題物件と見てわかる私と、
  関わろうとした人なんていなかった。
  ──あの、たった一人を除いて。


  それは最後まで続いてはくれないやさしさで。
  でも、それでも、わたしは── ]


 
(23) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:40:57

【人】 従業員 ルミ

 

  ………………お兄さんって
  私の昔の知り合いに、少し似てるかも。


[ 気のせいかな、と笑ってみせた。

  貴方の記憶の芥になって、
  もうそこに私がいないのかを探る為に。** ]

 
(24) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:43:02
村の設定が変更されました。

【人】 会社員 雷恩

[自分が経験していないことに対する危機感は薄い。
誰だってそういうものだろう。
特に、男として生きて来たのだから尚更。

この出会いが仕組まれていたとも知らず
そもそも出会いの為に身辺を探られていたことも知らず。

写真や言葉端から推理してまで誰かのことを知りたいと
思ったことはない。
精々がつきあっていた頃の彼女の「飲み会」に
男がいるかを本人に聞いた位か。

下手すると自分よりも自分を構成する要素を知っている
人間がいることを――それがつい最近思い出したばかりの
女の子ということを知らないまま。>>19]
(25) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:10:25

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[蟻地獄はどうやら日常と同じ色をしているらしい。]
 
(-4) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:10:50

【人】 会社員 雷恩

[返答の声色はしっかりしていて、倒れた原因は体調不良では
ないと知れる。>>20
一先ず安堵の溜息を吐いた。

履き慣れない靴、と聞いて視線が足元に移る。
底が随分厚い。それにゴテゴテしている。
だが服装との雰囲気は合致していることを思えば、
服に合わせて履きたかったのだろうと推測できる。]


 ……具合が悪いんじゃないならいいや。
 怪我は?


[相手が立ったので此方も立ち上がる。
スカートを履いた相手の足元にしゃがんだ状態が拙いと
いう危機感は一応ある。

厚底を履いていても、自分の方がまだ背は高い。
見つめる視線に気づいて瞬きをひとつ。]
(26) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:11:39

【人】 会社員 雷恩



 いや、目の前で人が倒れてスルーできる奴が
 特別薄情なだけで、ふつうは声掛けるだろ。
 自分が何もしなかった後に何かあったんじゃ
 寝覚め悪いってヤツ。


[特に口にしなかったが、ワンピースの少女は
随分と可愛らしい顔立ちをしている。
転ばなくても人に優しくしてもらえるのでは?
優しさに飢えているような口ぶりに少し違和感を覚えた。

このまま実家に帰ると忘れてしまえる程僅かな――]
(27) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:12:11

【人】 会社員 雷恩



 え?なんて?


[聞き取れずに聞き返した。
過去に同じ言葉を聞いていても記憶が繋がらない。

やはりどこかが痛むのか。
身体を近づけて聞こうとすると。]
(28) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:12:41

【人】 会社員 雷恩



 …………………ナンパ?


[その文言はあまりに常套句だったものだから、
思わず噴出した。

気のせいかなと笑う顔に、どこか懐かしさを感じながら。]
(29) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:13:05

【人】 会社員 雷恩


 気を付けなよ。
 君みたいに可愛い子にそう言われたら、
 心当たりなくても適当言って成りすます奴も
 いるかもだから。


[プリンの箱を開けて、保冷剤を取り出すと、
彼女に差し出した。]


 足、後で痛むかもしれない。
 冷やしたらマシになるかも。


[その出会いを運命と捉えない位には普通の男は
「じゃあ」と軽く会釈をして通り過ぎようとした。*]
(30) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:13:40

【人】 従業員 ルミ

 

  怪我……んー。たぶん、大丈夫……。
  ……ふふ、お兄さん、身長高い。


[ " あの頃 "はどうだったかな。
  今ほど身長差がまだ無かったかな。
  時間が経って、もう並んだ時の差は忘れてしまった。

  人は声から忘れて、思い出を失くして、
  最後に匂いを手離してしまうらしいけれど。
  ────貴方はどうだろう。 ]


  そうかな。
  わたしが優しいと思ったら、それが正解なんだよ
  だからありがとう、お兄さん


[ にこ、と微笑んで髪を揺らした。
  ここまでならきっと、よくある話 ]

 
(31) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:19

【人】 従業員 ルミ

 

[ ありふれた、明日になれば忘れるような一幕
  思い出にすら残らない記憶の残留。

  ────彩った爪先が掌に食い込んだ。 ]


 
(32) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:24

【人】 従業員 ルミ

 

[ 彼は「ナンパ?」と笑って、言葉を流した。>>29
  運命は、当然のような顔をしてやってくるもの。
  けれど人は、ただの日常を運命とは呼ばない。

  抜け出せない未来への片道切符。
  貴方の行き先が別の女のところだったとしても、
  わたしだけが、それを書き換えられるの。 ]


  …………はあい。
  わたしの気のせいかぁ。


[ ざぁんねん、と笑って保冷剤に手を伸ばす。 ]

 
(33) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:29

【人】 従業員 ルミ

 


  ────────……なんで?




 
(34) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:33

【人】 従業員 ルミ

 

[ 物心ついた頃から、わたしは飢えた存在だった。

  喧嘩ばかりの両親に外へ放り出され、
  公園で毎日ひとりぼっちで砂に絵を描いているような。
  ほとぼりが冷めただろう頃にこっそり帰って
  置かれてあるパンを食べる。

  友達もいなくて、大人は遠巻きで、わたしはひとりで。


  でも、そんなくだらないだけのわたしの世界には、
  ある時から貴方がいた。

  手を引いて、家に連れ帰ってくれたこと
  公園でたくさん遊んでくれたこと
  ────わたしに笑い方を教えてくれたこと。

  わたしの全てを作った、貴方との過去。 ]

 
(35) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:40

【人】 従業員 ルミ

 

[ かわいそうな生き物を見捨てられなかったのか。
  或いはもっと別の何かか。

  でも、貴方はわたしの傷を癒した。
  孤独以外の味を教えて、体温を分けた。
  まるでずっとこの日々が続くように錯覚すらさせて。

  あれが愛じゃ無かったなら何だった?
  成長するにつれて、公園を避け始めた貴方
  ──恋人すらも作っていた、お兄さん


  明確なさよならも言わずに
  新しい傷だけ残して大人になった、わたしの運命。 ]

 
(36) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:59

【人】 従業員 ルミ

 

[ ねえ、わたし可愛いでしょう?
  手入れした髪も女の子らしい服も、このメイクも。
  SNSで見かけた貴方の恋人よりもずっと、ずっと。

  わたしは保冷剤──ではなく
  それを差し出す彼の手へ、そっと触れた。 ]


  あの、……お兄さん
  わたしの家、すぐ近くなんです

  足、挫いちゃったかもしれなくて。
  夜だと何かあるかもしれないし……
  家まで送ってくれませんか……?


[ あ、これもナンパになっちゃいますか?
  そう言って首を傾げる。
  会釈して通り過ぎて、はいさようなら、だとか
  一晩だけの善行の思い出になんか、させやしない。 ]

 
(37) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:08:07

【人】 従業員 ルミ

 

  あ。わたし、ルミっていいます
  普段はカフェで働いてて……
  最近ストーカーっぽいお客さんがいて、怖くて。

  ……お兄さんなら、変なことしなさそうだし。


[ 全部、ぜんぶ。
  美しい過去の思い出になんか、させられない。
  ────させてあげられないよ、お兄さん。* ]

 
(38) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:10:06

【独】 会社員 雷恩

/*
>>33「 わたしだけが、それを書き換えられるの。」めっちゃくちゃ好き
(-5) Ellie 2024/05/05(Sun) 23:36:06

【人】 会社員 雷恩

[記憶の中にある「女の子」は小さいままだ。
2人の歳の差故か、成長期は先に男の方に訪れて、
「幼女を家に連れ帰る」ことに対し
「ふつうではない」と感じる精神が育ってしまった。

責任感よりも目の前のリスクを恐れる。
思春期の男子なんてそんなものだと自己を正当化し。

一度手を差し伸べた相手がどんな風にその手を見るのか
離されたらどんな気持ちになるのか
想像力は欠如していた。

大丈夫と微笑むその顔は「女」のもの。
歳の差は縮まらなくとも、二人の間に流れる月日は平等で
記憶のあの子も「女性」に成長するという当たり前の現象も
想像出来ていない。]
(39) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:06:14

【人】 会社員 雷恩



 そーゆーもん?
 まあ、「ありがとう」はもらっとく主義だから、
 「どういたしまして」


[相手に怪我はない。
でも備えて保冷剤まで渡した。
割と完璧な「人助けをした」という一連の行動は
それで終わりの筈だった。]
(40) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:06:52

【人】 会社員 雷恩

[此方に心当たりのない「昔の知り合い」は、
今は彼女にとっては簡単に会える相手ではないようだと知る。
今、注意したばかりだが、この子は少し危機感が薄いのだろうか。
残念がっている様子など見たら、それこそ悪い奴ならば
成りすましを計画しても可笑しくないと思うが。]



 さっき怪我ないっつってなかったか?
 やっぱり痛むんだ?
 うーん……


[足を挫いた相手を家まで送るというのは。
もしかしなくても身体を支えることになるのでは?
それを通りがかりの男に頼むなんて、
やはりこの子は危機管理能力が低いのかもしれない。

別の意味で心配になってきた。

ここで「用事があるから」と別れて、
その後に通りがかった相手に彼女が同じことを頼むとして。

大抵の男ならそれを「誘い」と取ってしまうのでは?]
(41) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:07:34

【人】 会社員 雷恩



 一応、連絡1本入れさせて。
 駅着いたって連絡してるから、寄り道だって
 言っとかないと心配させる。


[プリンならリュックに入れて多少揺れても崩れないだろう。
箱を仕舞って、実家に事情を説明するメッセージを入れておく。

そうしている間に明かされたプロフィール、
名前は流石に記憶に繋がった。]


 ルミ。
 ……この近くに住んでる……昔から?

 10年……15年くらい前にあそこの公園によく居た?


 ってか本当に「昔の知り合い」って俺の事だった?


[ナンパじゃなくて、と屈託なく笑う。]
(42) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:08:06

【人】 会社員 雷恩


 偶然、最近になって、あの子今どうしてんのかなーって
 思い出したんだよ。
 だから公園通って実家に帰るつもりの今なんだけど。

 元気だったか?

 って、ストーカーに遭ってんだっけ、
 じゃあこんなとこで男といるの見られたら拙いな。
 送ろっか。


[言われたことを疑いもしない。
ストーカーがいると聞いて納得の顔立ちの可愛さだ。

記憶の女の子は化粧をしておらず、
どちらかというと汚れている時もあったように思うが、
成長した彼女は髪の先まで綺麗にケアされていて、
「可愛い」を保つために頑張っていることが伺える。
可愛くなったらなったで大変なんだなと
他人事のように呟いて、リュックを前抱きにすると
背を向けてしゃがんだ。]
(43) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:08:54

【人】 会社員 雷恩

[肩を貸すにも身長差の所為で上手く支えられそうにない。
腕を支えにするくらいで歩けるなら、そもそも
他者の善意の延長を頼んだりしないだろう。

それならばおんぶをするのが一番足に負担が少ない気がして。]


 公園でよく会ったなってとこまでは覚えてんだけど、
 家がどの辺とかまでは覚えてないから
 ナビは頼むよ。


[自分との繋がりを残す為に彼女が取った手段だと気づかない。
「偶然」の再会を純粋に喜んでいた。**]
(44) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:09:22

【人】 従業員 ルミ

 

[ 欠けた器を完全な状態に戻せるのは、
  それはきっと誰かの優しさや愛だけだ。>>40
  痛いと泣く幼子の頭を撫でるように
  転んだ相手を気遣って保冷剤を渡す、その甘さ。

  完璧だけで我慢出来ない己さえいなければ
  これはただの、夜の一幕で終われたのに。 ]


  えへへ……
  少し動かしてみたらやっぱり痛いかなって。


[ きちんと「たぶん」の予防線を張ったんだもの。
  これは罠だけれど、明らかな嘘じゃない。

  痛い、だって虚偽というわけでもないのだから。
  ────過去を大事に抱えているのが自分だけだって
  思い知らされたこの心臓がいたいだけ。 ]

 
(45) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:33

【人】 従業員 ルミ

 

[ 連絡を入れたいと言われれば、笑顔で頷いた。>>42
  スマホを操作する指先を盗み見る。
  バレないように、けれど見逃さないように。

  彼の過去の中の幼子はこんなことをしない。
  私の記憶の中の貴方は──── ]


  ……やっぱり雷恩お兄さんなんだ!
  うん、ルミだよ。
  昔の知り合いなんて、お兄さんしかいないもの。


[ 名前すらトリガーとしては危ういかと思ったけれど、
  どうやら貴方の記憶の撃鉄を起こすに成功したらしい。

  にこにこ笑って、会えて嬉しい、と微笑んだ。
  屈託のない笑みの鏡写し。>>42
  そのまま彼の言葉を聞き続ける。>>43 ]

 
(46) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:40

【人】 従業員 ルミ

 



    ──────……。



[ その口からは一言も、過去を気にする素振りは出ない。

  徐々に距離を置いたことも。
  離別の言葉すらなく手を離したことも。
  わたしだけをあの公園に置いたまま大人になったことも。

  なにも気に留めていないのが見て取れて、
  それがやっぱり、運命を陳腐なものにするみたいで。


  最近になって思い出したって、忘れてたんだよね?
  わたしのこと、ずっと、記憶になかったんだ。
  わたしはずっとずっと、憶えていたのにな。 ]

 
(47) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:44

【人】 従業員 ルミ

 


  ………………ひどいひとだね、お兄さん


[ 小さな呟きは、風だけが聞いている。
  貴方の耳にはきっと届かない。 ]

 
(48) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:47