人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「────……それは」

答え掛けて、言葉を切る。
今なら、その想いを摘む事も花開かせる事も自在だろう。
あなたは素直過ぎるから。染まり易い純白だから。
けれど自分は、無理に染めたいとは思わなかった。
在るがままに任せるのが一番だろう、というのもあったし
何より、自分自身が“透明”だったから。

「その内、自然とわかるんじゃねぇですかね?」

だから。
あなたの部屋に足を踏み入れて、目を瞠ったのだ。

「……此処、静の部屋なんです?
 てっきり、ぬいぐるみが沢山あったりしやがるのかなとか
 思っちまってました。水族館を作る、とも言ってましたし」

こんなに空っぽなのは、予想外で。
(-389) RIN 2021/11/04(Thu) 7:43:44

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「……、……」

ふ、と瞼を僅かに伏せ、向かい並んだ椅子の片方に腰掛ける。

「そう。ここだよ、オレの部屋。
 そういうのは物置の方に飾ってる。近くに置きたくなくてな」
白と青ばかりの部屋に青年は溶け込んでいて、
そうでないものは足元へ置いた鞄と、招かれた貴方自身ぐらいのもので。

「……あまり、物全般に興味向かねーんだ。
 水族館は作りたいし、売ってるものとか全部集めたいけど、
 それはオレが一緒に泳ぎたいからで、魚が好きなだけだし」
「家族は色々装飾品とか買ってたけど、全部断った。
 あってもどうせ、オレは水の中にばかり居るから」
(-390) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 7:57:34

【人】 鏡沼 創

>>+49 守屋先輩
「確かに、異能なんて手に負えるモンじゃねぇでしょうね。
 なんかよくわかんねぇ変な薬に手ェ出しての事なら
 猶更でやがるでしょうよ」

何を今更と言わんばかりの軽さなのは、鏡沼の異能が
生まれてこの方、手に負えた試しなんて無いからだ。

「……ま、でも、自分の手には負えなくても
 何とかしようとしたり、出来たりする奴が居やがる事が
 あるんですよねぇ。
 しかも、自分以上に諦めが悪かったりしやがるんですから」

不思議なもんですよねぇ、と笑う。
(76) RIN 2021/11/04(Thu) 7:59:12

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「……成程。     
世 界

 じゃあ僕は、静と同じ水の中に初めて入れてもらえた存在って
 事になりやがるんですかね?」

近くに何も置きたくないと言うあなたが、自分の事は
招き入れたいと願ってくれたのだろうかと。
光栄だという想いと、騙してる様な罪悪感が綯い交ぜになる。
(-391) RIN 2021/11/04(Thu) 8:07:25

【秘】 朝日元親 → 鏡沼 創

スマートフォンが手の中で震える。
その瞬間だけ、何処に居るか分からない鏡沼が、確かに何処かには居るのだと確信できる。

『どうも』
『いいのに、別に』

悪い気はしないけど。

『逆、かな』
『ここぞと言う時に異能が使えないと困るんだよね』
『守屋先輩の事とかもそうだし』
『ああいう時だけは、この異能に感謝できるから』

『そりゃ良かった』
『僕もこの歳で前科者にはなりたくない』

勢喜のことは殺してやるくらい思った事もあったけだ。
それは打ち込まない。

『うん、そうだね』
『また何時でも連絡して』
『僕、1回寝るよ。流石にキツい』
(-392) oO832mk 2021/11/04(Thu) 8:12:33

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「……。うん、創は部屋に居ても、やな感じしない。
 なんでか、わかんないけど……
 一緒に飯食べたり、寝たりとかするの、平気だと思った」
「仲良し、そういうことするもの、合ってる……?
 そういう話、ちょっとだけ他の人のを聞いた」

足と腕をそわそわ、ぱたぱた揺らしつつ、
何処ぞで耳にしたのか言葉を続ける。

「好き、恋、人はたくさんする。好きがいっぱい居る。
 小学校からたくさん、でもオレはしたことない」
「創みたいに仲良しができたら、
 こんな風に部屋に入れたらいいのか……?
 オレ、何も知らないけど、創は知ってるか……?」
(-393) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 8:23:52

【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜

「そうですか。なら、よかったです。
 まあゆっくり休んでください。
 何だか知らないけど、薬関係はお咎めなしらしいですよ。
 どうなってるんですかね?」

風紀委員が暗躍していることといい。
真っ黒じゃないか?この学校。

「言いたいことはいくらでもありますよ。
 ああなるかもしれないって懸念だってしていたじゃないですかとか。
 僕の騒動だって見ていたんでしょうとか。
 ……でも、いいです。
 先輩にだって事情があったんでしょうから」

そのことを少しくらいは普川先輩から聞いた。
だからもう追及したりはしない。

「……見つけられて良かったです。
 少し、そっちに行ってもいいですか。
 休んだので、少しくらいは動けそうです」
(-394) oO832mk 2021/11/04(Thu) 8:26:30

【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜

>>76 鏡沼
「まぁね」

軽く肯定を。
こちらだってずっと感じてきたものだ。

「……少しくらい、抗ってみたかった
 ただそれだけだよ
 ……はぁ〜、ほんと……よくわからんもんだねぇ」

君たちも、私自身も。

「…………とりあえず、今日はもう出席出来そうにないな
 大人しく、ここで待っているさ
 ……そういえば、鏡沼クンは大丈夫かい?
 わざわざ私が目覚めるのを、
 待っていたわけじゃあないだろう?」
(+50) tamachi 2021/11/04(Thu) 8:28:28

【秘】 鏡沼 創 → 朝日元親

『僕が、言いたかったから言っちまっただけですんで』

『まあ、確かにそうでやがりますね』
『僕が抑制アクセを着けてまで、この七面倒臭い異能を
 垂れ流しにしてる理由も、似たようなもんでやがりますし』
『常に完全に使えねぇってのは、困っちまいますよね』

『僕も、友達を前科者にはさせたくねぇですね』

『はい、ゆっくり休みやがってください』

返信は、其処で一度途切れた。

実は鏡沼は、相手からの連絡以外でメッセージアプリを
使う習慣が無かったりする。
自分から連絡する分には、相手の前に現れた方が早いからだ。
だから、性格に反してスタンプの類もろくに持ってない。
けれどきっと、その内賑やかな文面になっていくのだろう。
(-395) RIN 2021/11/04(Thu) 8:28:34

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

「……色々あるんだろうさ」

もしかしたら教師たちの話を耳にしていたのかもしれない。
見て見ぬふりをすることは多々ある。
これもそれ。

「……ふふん、朝日のくせに生意気だねぇ
 見てないうちに大人にでもなったのかな?
 ……ほんと、ね
 私にだって色々あった、君と同じようにね」

可愛がっていた子供が、いつの間にか自分の背を越えた。
そんな寂しさを覚える。
こうして大きくなっていくんだろうなと。
年寄りみたいな感慨を感じながら。

「……ん?
 別に構わないが……?」
(-396) tamachi 2021/11/04(Thu) 8:40:50

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「ええ、合ってやがりますよ。
 僕も、静と一緒にご飯食べたり寝たりするの嫌じゃねぇです。
 って言うか、そうじゃなきゃ来ねぇですよ。
 仲良しだから、平気って感じちまうんでしょうね」

そこまで肯定して、話の流れが変わった事に少し言葉を切る。
厄介なのは、流れが変わったという自覚があなたに無い事だ。
友情と恋を同列に語っていると、気付いていない。

「……友達としての好きと、恋の好きは、またちょっと
 違げぇんですよ。同じ好きって言葉なんで、紛らわしくて
 しょうがねぇんですけどね」
「僕は確かに、静よりは色々知っちまってますねぇ。
 そうですねぇ。僕みてぇな仲良しが出来たなら、こうして
 部屋に招いてあげたら喜ぶんじゃねぇでしょうか。
 僕も、招いてもらえてんの嬉しい感じしやがるんで」

自分に出来る範囲で、あなたに理解してもらえそうな
言い回しを探っていく。
あなたの興味が、今は恋にあるのだろうと当たりをつけて。
(-397) RIN 2021/11/04(Thu) 8:44:16

【人】 鏡沼 創

>>+50 守屋先輩
「抗ってみたかった、でやがりますか。
 僕には、そんな勇気すらねぇんで共感は出来ねぇですが。
 ……守屋先輩が、結局何処を目指そうとして、どうなる事を
 望んでやがったか、聞いても構わねぇです?」

「大丈夫でやがりますよ。
 僕は、誰かさんたちみてぇに変なモンは口にしてねぇんで」

顔色がいいとは言い難いが、鏡沼はそう軽口を叩いた。
異能だけでなく、こういう所もあなたとは似ているのかも
知れない。
(77) RIN 2021/11/04(Thu) 8:52:57

【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな遮光 守屋陽菜


通知音。

『無言のチャイムのみの校内放送』
『置かれてる薬瓶とペットボトルの跡』
『見続けてれば血が流れだすホラー』

『こんなん鏡沼や楢崎じゃなけりゃ、今の噂のご時世、
見かけりゃ完全に恐慌する生徒が出だしますよ』

『心配しない訳ないでしょう。人の仕事妨害ですか?』

恨み言が煮詰まったような文面が帰って来た。
ただ、心配に関してどこまでかの記載は無い。
(-398) poru 2021/11/04(Thu) 9:00:27

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「部屋に入れたら嬉しいのか、そうか……」
「で、あそこも合ってる、うん……。
 ……? んん? 言い方同じなのに違うのか」

丁寧々々に、ただ悪意に触れることの無いよう守られ続けた青年は、純真無垢ないきものといえば言い得て妙で。

「じゃあ、オレとアンタの場合はどっちなんだろ?」
「沢山する恋のうちの一人に、
 オレはアンタを含んでんのかな。んー……?」
「でも絵本じゃ、恋は一人にしかしてなかったから、
 なんか聞いた話と噛み合わないんだよなー……」

至極厄介なことに、青年の聞き齧った知識は中途半端が過ぎていて、
自身がどう思っているのかも、
貴方がどういったひとであるのかも、未だに理解しきれていない。

貴方の言葉を聞き、食事の到着を待ちながらも、
聞いた話と読んだ話の食い違いに首を傾げている。
(-399) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 9:06:05

【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜

>>77 鏡沼
「…………まぁ、いいかぁ
 色々あって、誰かの為に異能を使えると証明したかった
 最後くらい、ね
 全部自分の意地の為、だよ」

それで、他人を巻き込んでりゃ世話がないなと。
苦々しく思う。

「へぇへぇ……それは悪う……
 …………私、以外にも薬を口にした?」

言い様に、何かが引っ掛かった。
(+51) tamachi 2021/11/04(Thu) 9:21:37

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「人によって感じ方は色々で、静の場合は違う可能性も
 ありやがるんで、軽い気持ちで聞いて欲しいんですがね?
 友達としての好きは、心が温かくなるような感じで
 恋としての好きは、胸が高鳴るとかドキドキするって
 表現を聞く事が多い感じでやがりますね」

一つ一つ、慎重に言葉を選ぶ。
妙な先入観を与えれば、簡単に染まってしまうだろうから。

「恋の仕方も、人それぞれって感じでやがりますからねぇ。
 沢山の恋をするタイプも、一人の人に夢中になるタイプも
 そりゃ居やがるでしょう」

こんな話をしてたら、親御さんに怒られちまいませんかね?
そんな事を内心呟いた。
(-400) RIN 2021/11/04(Thu) 9:22:13

【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 鏡沼 創


「わからん」

思わず頭の悪い本音が漏れた。

「いや何一つわからんという訳ではないですよ。
脳の認識をイジってオンオフにして消えた風に見せかける。
それも可能なクソ物騒に聞こえる異能なのは。

ただ『今は本体』って事は分体の時もあるんでしょ?
あれ一時的に一部の人間の認識だけ書き換えてるって事?
それか、ワープは出来ないってことはー……
本体が来るまでの繋ぎとしてそうしてる感じなんですかね」

ふわふわとした認識しかできていない。
もとい深く考え過ぎると頭がショートしかねない。
自分は既に、もうその手の考え過ぎる異能で手一杯だから。
(-401) poru 2021/11/04(Thu) 9:22:58

【墓】 神谷 恵太

生殺与奪の権を他人に握らせるな。
なんて、近頃良く聞く言葉を思い出しながら『薬』を飲む。
頭の奥がずしりと重くなる感覚も、ずっと重いままなら慣れるもので。それよりもまともに考えが追い付くこと、喋れることの恩恵と比べればあまりにも軽いデメリットで。

「ぼくの生き死には柏倉先輩次第……か」

楽を知らぬまま不便の中を踠いて生きている状態と、一度楽を知ってしまった後で不便に戻るのとでは話が大きく違う。
自分は強い人間じゃない。今から前の状態に戻ればきっと『踏み外す』。物理的にか倫理的にかはその時にならないと分からないが。
なんにせよ、二者択一の選択肢から外れるためには、とるべき行動はひとつしかない。

異能を制御する。


今まではできないと思っていたし、実際できなかった。
けど薬で異能が封じられると言うことは、少なくとも特定条件を揃えられれば異能を止められる、ということでもある。
とはいえ独力では取っ掛かりすら掴めないのも事実。

柏倉先輩の親を頼るか、同類異能らしい鏡沼先輩を頼るか、とりあえず同じクラスの面々にツテを聞いてみるか。
……いいや、該当者の中で最初に見つけた相手に聞いてみよう。なんて肝心なところを雑に決めながら、神谷は廊下を歩いていく。
(+52) Kinukuro 2021/11/04(Thu) 9:30:39

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久

返信。

『誰が貞子だよ』
『人を悪霊の類みたいに言わないでくれ』
『ただでさえ七不思議のいくつかに心当たりがあるのだから』

『なるほど』

『君には悪いが、その言葉は素直に嬉しい
 ありがとう
 良い友人を持った』

素っ気ないものだとしても、本心が別にあったとしても、
贈る言葉として見繕ってくれたもの。
それが純粋に有り難かった。
(-402) tamachi 2021/11/04(Thu) 9:33:01

【人】 鏡沼 創

>>+51 守屋先輩
その“誰か”が誰だなんて、聞くまでもない。
だから敢えて、其処には触れずに。

「意地張んのは結構でやがりますがね。
 最後、だとか縁起でもねぇ事言うと怒られちまいますよ」

自分の失言には流石に気付いたが、気取られぬよう
いつもの笑みを維持する。

「……この数日、そういう話ばっかでやがるでしょう?
 お馬鹿さんが多くて困っちまいますねってだけですよ」

鏡沼創は、まだ気付いてない。
自分がそれらの騒ぎに、
不自然な程関わってしまっている
事に。
誤魔化しの為とは言え、そう言えてしまう事が異常なのだと。

昨日に引き続き、今日も彼の手元に異能抑制剤は無い。
(78) RIN 2021/11/04(Thu) 9:42:13
鏡沼 創は、四限目以降なら、探せばすぐに見つかるだろう。何せ、何処にでも居るのだから。
(a75) RIN 2021/11/04(Thu) 9:43:51

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「個人差ってやつか? んー……あ、ごめん、急にこんなこと聞いて。
 ちょっと気になってて……
 こいつと接吻しちまった時、好きだなーって思ったから……」
ふと自分の鞄を漁り、取り出したのは――
アノマロカリス
(の玩具)

水に浮かべて遊ぶタイプのようだ。

「創の話聞く感じだと、こいつのことは友達っぽいな」
でもなあ、と微かに呟く。
それより前に何度か感じた貴方への"違和感"は、そうではなく。
貴方の説明に当てはめるのだとしたら、
「……創はこいつとは違う気がする。後者なのかな」
理解しているのかは不明瞭な様子で、ぽつぽつと声を漏らす。

「結局の所、悪い方じゃなさそうだな、この変な感じ。
 だったらいいんだ、安心した……」
(-403) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 9:49:32

【秘】 鏡沼 創 → 風紀委員 普川 尚久

「ええ、大正解でやがりますよ。クッソ物騒な異能です。
 しかも、単純なON・OFFだけじゃなくて“鏡沼創”を
 どう認識させるかも自由でやがるんですよね。
 鯱やらハムスターやらの僕が居ても、おかしかねぇんです」

「仰る通り、今朝みたいに一時凌ぎで使う事もありやがります。
 けどまあ問題は、僕がこのクソ物騒な異能を
半分ほどしか

 
制御出来てねぇ
って事でやがりまして。
 他人の脳に負担掛けねぇ様に、野放しにせざるを得ないんで
 誰かが『居るかも』って思った所に僕が生えやがるんですよ。
 ま、全部の情報は僕にフィードバックされやがるんで
 記憶の齟齬とかはねぇですが」

「で、本題に戻しちまいましょうか。
 このクッソ物騒な異能のせいで、僕のアイデンティティって
 割とガッタガタでやがるんですね。
 それを何とかしてぇなーって思ったのが、守屋先輩で
 やがった訳ですね」

「要するに
この件の発端、元凶の元凶が僕
でやがります」
(-404) RIN 2021/11/04(Thu) 9:59:09

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「ホントだ、便利じゃん。
 さすがに大変そうなときや忙しそうなときは私も遠慮するけど……絵莉にいい人が出来たときとか、空気読まなきゃ行けないし。

 ……スムージー奢るくらいはするから」
(-405) eiya 2021/11/04(Thu) 10:09:51

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「接吻」

現代日本では中々聞かない言い回しに、思わず復唱する。

「あー……悪い事じゃねぇとは思うんですがね。
 悪くはねぇんですよ、何も」

額に手をやり、言うべきか言うまいか逡巡した。
けれど、交友歓迎が広がろうとしているあなたを、何も
知らないまま放置すれば、重大な事故が起こりかねない。

「静は、キス……接吻しちまって、そいつの事は友達だって
 思いやがった訳ですよね?
 例えば、接吻すればどっちの“好き”かわかるとして
 静は、僕としたいと思えちまいます?」
(-406) RIN 2021/11/04(Thu) 10:09:52

【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな遮光 守屋陽菜

 
『あの放送直後は紛れもなく貞子でしたよ』
『成仏して下さい』
『七不思議は今回みたいな異能事故と思いますけどね』

  間。

 何回か書き込みの形跡と、消し直した様な表示。

『薬との背後関係がバレないか心配しただけですよ』

と、言い訳なのか本当に本音だったのか。
普段の様子的にもいまいち曖昧な返事が返ってきた。

『結果的にそちらが心配していた後輩より
 無茶苦茶な目に遭ったんですからそちらの為にも
 反省しといた方がいいんじゃないですか』

『まあ薬の効用の結果が取れたのは嬉しいですが』
(-407) poru 2021/11/04(Thu) 10:12:47

【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 鏡沼 創

口は閉じていた。
開いた口が塞がらない、という慣用句はこう言う時か。
そう妙に自己解説的なナレーションが流れる程には、考えれば考える程、眩暈がしそうな異能だった。

「……上には上がいるもんなんだなぁ、やっぱ」


思わず髪をくしゃりと掴むように抱えて呟きが零れた。
自分の異能も相当、で済むのだろうか。
面倒すぎる類だが、少なくとも制御不能ではない。何より、

「……どっちかというとそれ、」

「全部フィードバックされるのが問題じゃないですか?
脳と記憶の負担がかかるってレベルじゃないでしょ。
よくそれで発狂しないな、と一周回って感心しましたよ」

脳に負担を掛ける、の程度がわからない。
ただ、もしも、これが己の異能で選べたとしたら──
自分も“彼”も、目の前の彼と、同じ選択肢を取るだろう。
だからそれについて、何も言葉にはできなかった。

「まあそらヤンキーの鏡沼と風紀委員の鏡沼がいると、
 アイデンティティって何?ってなりかねませんね。

まあ、守屋女史なら知ったらやりかねないのはわかりますよ。
俺でも今正直同情したレベルです。そらなるでしょうね。

ただ、それでなんで守屋が消える事件になったんです?
元凶の元凶は否定はしませんが、
まあそちらに関しては勝手に一人でやらかす方の問題ですので」
(-408) poru 2021/11/04(Thu) 10:23:48

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「接吻……」「って言うらしい」
ひとつ肯定で頷いた。

「ああ、こいつはそれをしても変な感じしなかったし、
 格好良いなーってあったかくなった」
アノマロカリスを少し弄ると、
玩具らしく仕掛けがあるのかわさわさ動き始めた。かたかた……

「うーん? 創とするの嫌じゃないし、できるならやる……?
 ……んん、でもそういうこと考えると、すごいむずむずする」
「なんだろ、痒いっていうか、ぴりぴり、息苦しいな」

呼吸関係の症状と思っている、のかもしれない。
実際近いような感覚は感じてはいるのだけども。

「これから飯と風呂済ませて寝るって考えるだけでも、
 ちょっとこう、そんな感じするから、
 あんまり考えないように、してた……みたいな……」
「不調とかで、心配掛けたくなかったし……」
(-409) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 10:28:59

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「…………結局考えてるし、聞いちまったけど。
 ……よくわかんないんだ、ほんとに」
ぽつ、ぽつ、付け加えるように呟き続ける。

「オレのこれは変なやつで、そうやって好きにならない方が
 いいって感じなら、もう考えないようにはしてみる」
(-410) mrsnsrm 2021/11/04(Thu) 10:32:29

【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜

>>78 鏡沼
誰に、とは言わない。
わかっている。

それよりも、だ。

「────本当かい?」

疑うような鋭い視線。(当社比)
自分が馬鹿を見て、それで終わりだと片付けた事件。
……被害者じゃなくて、加害者なのだとしたら?
犯人からの取調べが行われそうになる。

「…………私が、意識を失った後、
 何があったのか、聞いてもいいかな?」

瞳が揺れる。
(+53) tamachi 2021/11/04(Thu) 10:38:55

【秘】 鏡沼 創 → 風紀委員 普川 尚久

「生憎と生まれた時からコレなんで、普通の感覚の方が
 よくわかんねぇんですよね。
 異能抑制剤飲んでる時の、いやに静かで落ち着ける感覚が
 ソレかなーって程度でやがりまして」

鏡沼創が、ある種神がかり的な処理能力を持ってるのは確かだ。
異能の一部なのか、必要だから開花した才なのかは不明だが。

「ヤンキーも風紀委員も生徒会役員も居やがりますねぇ。
 なんで、最低限のアイデンティティは作ってんですが」

常に浮かべられた微笑みも、態とらしい口調もその産物だ。

「コレは、あんま守屋先輩には聞かせらんねぇ話なんですが
 守屋先輩には僕を救いてぇって気持ちがあって、
 僕にはアイデンティティがねぇんですよ。
 つまり『守屋先輩が救える“鏡沼創”』が出来ちまった訳で」

「僕も詳細は聞いてねぇですが、守屋先輩の異能は
 認識阻害系でやがるんですね。
 で、守屋先輩の異能で僕を『誰にも認識できない世界』に
 手加減なしの全力で吹っ飛ばそうとしちまったんですよ。
 誰にも影響されねぇ世界に置いちまえば、僕でも
 アイデンティティが確立出来るんじゃねぇかって理屈で
 やがりますね。二人で其処へ行って、互いの認識も
 ぶった切っちまおうって。
 ま、その前に守屋先輩が一人で飛んじまったんですが」
(-411) RIN 2021/11/04(Thu) 10:49:31