人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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視点:


【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「ふふ」
「不思議と奇数が盤面にございませんね!
 せめて半分になっていただければ間に合いましたがあ……」

最後に引いた10のカードを指先で回す。
引きの悪さにからから笑い、

「……カタログ、今からでも参照できます?
 ええまあ、今回の航行中には間に合いませんけれども」

カットの甘さによる偏りが発生したのでは、と嘆息しつつ、
負けは負けと素直に受け入れるのがディーラーの作法。
もう一戦を粘るのはプレイヤーの権利だ。

「このように。
 経験があろうとなかろうと、平等なゲームでございます」
(-286) p_h_game 2024/03/25(Mon) 22:44:31

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

「………えへへ、」

お母さんとヴィとミーナ、それから。
…それから、お父さん。四人家族が並んでる。

きっと、誰もそんな意図なんてないけれど。
猫は勝手にひとり、嬉しくなってしまうのだ。

並んで寄り添いあっている、いつかの日。
思い出して、心穏やかに微笑んで。
欠けていくのは悲しいけれど、いつまでも大好きは変わらない。


この雪猫の家族達はきっと、最後まで、一緒だ。


『ありがと、ストレルカちゃん!』
(-290) sinorit 2024/03/25(Mon) 22:50:02

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「ずっと…」

マフィアである以上、一般人以上に。
それは儚く、脆い希望だ。
電脳の演算は冷静に結果を弾き出す。

そして、あなたにとってはそれよりも更に。
或いは、限りなく叶わないものに近い願いで。
けれど、だからこそきっと、切実なものであって。


「そうですね」

麗らかな春の日和を見上げる。
背を向けたあなたと、その向こう側の花に視線を戻し。
クレマチスのもうひとつの花言葉は、「清廉な心」。
(-296) unforg00 2024/03/25(Mon) 23:17:25

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「あなたたちの喜びが、素敵な日々が」

「ずっと続けばいいと、心よりそう願っています」

それでも。
どんなに儚い希望であっても、それを願うことは罪ではない。
どんなに低い可能性、僅かばかりの時間であっても、
ゼロでない限りは、それは無いものではないのだ。


単なる星間航行船のクルーとして、ではなく。
バンカー・ストレルカとしての、嘘偽りのない言葉。
(-297) unforg00 2024/03/25(Mon) 23:17:44

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「……――」

いつも賑やかな口が、閉じられたまま。
その言葉に返すわけでもない、小さな頷き。
細く、儚い吐息が漏れて。
大きく息を吸った気配。

「違いますよ」

そして、はっきりとした声が響いた。
(-300) 968. 2024/03/25(Mon) 23:37:19

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

くるり振り返ったのは、意地悪な笑みを浮かべたカテリーナ。

「”あなたたち”じゃなくって、”わたしたち”ですよ♪
 ストレルカさんも、θさんも、他のロボットたちも。
 みんなみんな、ヴェスペッラの一員なんですから」

先ほど前に出た一歩より大きく、あなたの方へ距離を詰めて。

「だから、言い直してくれませんか?」

笑いかけた。
(-301) 968. 2024/03/25(Mon) 23:38:14

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「次には同じように、
 カードの引きに悩まされている可能性も有り得る…
 正しく、私たちAIにも平等なゲームです」

どう転んでも、どちらも失うものも無いとはいえ。
選択肢は20を作って引き分けに持ち込むか、21を引くかの二択。
ずいぶんと分の悪い賭けになったものだ。
花を持たせてもらったと思う事にしよう。

「出航前にアクセスしたものであれば、ログが参照できますよ」

宙にホログラムを開き、カタログを表示する。
電波式では磁場の影響で誤差が生じる可能性もある都合、
機械式の時計の需要も未だ根強くあるだろう。
とはいえ最短で寄港地への停泊中に見繕う事になるか。

「定刻前の連絡も付けましょう。
 カードゲームの楽しさというもの、
 少しはわかった気がしますから」

カードを捲る音。持たされた間。盤面外の駆け引き。
超過し得る手札を持ち、予測の付かないカードを引く際の
起こり得る無数の可能性を演算する回路の負荷。
人間で言うところの緊張状態。からの、解放。
そのカタルシスとも呼べるものに、人は一喜一憂するのだと。

"おまけ"は謝礼代わりに。一先ずの理解ができたのか、
もう一戦、の要望は無いようだった。
(-306) unforg00 2024/03/26(Tue) 0:11:51

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


『いいえ』
『こちらこそ ありがとうございました
 ソルジャー ヴィーニャ様』

『おかげでずいぶんと賑やかになりました』

一匹だった雪の猫に、最初に家族を作ってくれたのは、
他でもない、あなたなのだ。
一匹が二匹、二匹が三匹、三匹が四匹。
ひとつ増える度、冷たい雪たちは暖かくなっていく。


誰も、何も意図していなかったとしても。
暖かな家族はそこにあって、これからも画面の中に有り続ける。

そして、バンカーのメモリの中の、
『Favorite』のラベルが貼られた写真の中にも。
(-310) unforg00 2024/03/26(Tue) 0:24:13

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「やったあ〜」「いえ。失礼」

学習元のデータに有意な偏りがみられる。
運否天賦のゲームを好むものは、喜怒哀楽と一喜一憂が激しい。

「でしたらそちらを参照しておきます。
 ディーラーひとりではゲームが成り立たないものですから」

暇になった乗員で賑わいだしてからが本番なのだった。
必要があって入手しようと考えている時計も、
いずれ乗員との賭けに堪えうる『所有物』になるのだろうし。

「私物もいくらかは持っておくべきですねえ。
 カクテルの一杯を奢るならまだしも、肩叩きというのは少々」
「時間がとられますし…………」


格好がつかない、ではないらしい。
芝居がかった動作で肩をすくめ、
「カードがご入用になりましたら、お気軽にどうぞ」。
(-316) p_h_game 2024/03/26(Tue) 1:01:30

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


暫しの静寂。
きっとあなたには珍しい、はっきりとした否定形。
続いて、いたずらな笑みを浮かべて振り返るあなた。

喜びが、素敵な日々が続けばいい。そんな願いに、
自分も含めるとなると、少々変な話ではあるけれど。

「訂正。"わたしたちヴェスペッラ"の──喜びが、素敵な日々が」
「ずっと続けばいいと、心よりそう願っています」

返答パターンの修正。オーナーからの指示にも、
職務と船員の次に自分を大事にするように。
その次に自由に楽しみなさい、というものが含まれている。
けれど、これはあまり言われたことのない事だから、
『Significant』のラベルを貼って。

「演算開始」
「ハロー アルフォンソ」
「こんな時、あなただったらどうしますか」

「アソシエーテ カテリーナ様。」
「あなたも、含めて。」

ぐっと距離の縮まった一歩。
まっすぐに、笑うあなたを見て。
プログラムからのものでない──"心"からの言葉を、続けた。
(-319) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:20:03

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「あまり気にせずとも」

そういうふうに設定されているのだろうとはいえ、
B級AIである総合雑務機体もあのような様子なのだし。
船全体を管轄するシステムθはともかくとして、他のAI同士では
多少気を抜いても良いのではないか、と考えている。
少なくとも、ストレルカは。

「時間が取られる」

「では後ほどログを送信しておきましょうか」
「せっかくですから、時計以外にも。私物として
 一般的に過不足ないものをピックアップしておきます」

するりと席を立ち、データの送受信を取り決めておく。
娯楽室が茶を挽いている間の時間潰しにはなるだろう。
或いは来客に選ばせるのも良いかもしれない。

「ありがとうございました、アルバトロス」

お気軽にどうぞ、の言葉には小さく頷いて応え。
軽く手を振り、硬質な足音は娯楽室を後にしていく。
(-323) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:51:43

【独】 バンカー ストレルカ

/*
こっち向いてる差分が狼か恋しかないせいで苦しむ(自業自得)
(-322) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:53:02

【独】 バンカー ストレルカ

/*
バンカー(仕事)とストレルカ(プライベート)とアルフォンソ(中身)でなんかややこしくなってきたし(自業自得)
(-324) unforg00 2024/03/26(Tue) 2:04:42

【独】 バンカー ストレルカ

/*
それに加えてナル君のデータも居るんだわ 今後次第で更に増えます
目指せ人格データの集合住宅
(-325) unforg00 2024/03/26(Tue) 2:14:20

【独】 バンカー ストレルカ


さく、さく。擬似的に作られた冬景色の中を歩く。

「人格データを起動中……演算開始」

「ハロー アルフォンソ・サントーロ」
「あなたはいつも、外の雪景色を窓から眺めるばかりでしたね」

「……私は、あなたのできなかったことを
 代わりにすることができていますか?」

「そんなの、気にしなくてもいいのに」
(-332) unforg00 2024/03/26(Tue) 4:24:53

【見】 バンカー ストレルカ


とさとさ、低木の葉をつつき、積もった雪を落として歩く。
時には誰かの足跡をなぞって歩いたりなんかしてみたりして。
AIはAIなりに雪を楽しんでいるらしい。

#公園
(@21) unforg00 2024/03/26(Tue) 18:31:18

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「はい!大変よろしいです♪
 私もそう願ってます、祈ってます、心から!」

意地悪な笑みの代わりににっこり満点の笑みをあなたに贈る。
その笑みの下に様々な感情を、絶望を、隠しながら


そこに降ってきた言葉。
その言葉が、その”心”が、嬉しくて。

「あ」


漏れたのは微かな声。それと……
カテリーナらしくない・・・・・・・・・淡い笑み。
ほんの僅か、逡巡して。
それでも今度はそれを取り繕うことはなく。

「ありがとうございます、ストレルカさん」

穏やかな声で礼の言葉を……”心”を返す。
偽りなき心には、願いには、同じものを。返したかったから。
(-383) 968. 2024/03/26(Tue) 20:25:40

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


取り繕わない、淡い笑み。
それもきっとあなたの心からのもの。
それを見た記憶をまた、メモリにそっと保存して。

「いいえ。こちらこそ」
「誰かが幸運を祈ってくださっている、というのは──
 成功だけに限らず、良いものですね」

白い花の話をしていた時の、あなたの言葉を少々借りて。
大切なヴェスペッラの一員として、喜びを、平穏を
祈ってもらえるということは──この上なく、喜ばしい事だ。

「それでは、引き続き船内設備をお楽しみください」

帽子の鍔を軽く上げて、一礼。
そうして、ここであなたとは一度別れるかたち。

この後春の花々が降雪に見舞われてしまうのはまた別の話。
(-397) unforg00 2024/03/26(Tue) 21:49:30