人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


「なんだ」
「まだしてなかったのか」

目を丸くする。ほんのちょっとした本音の外には、
相変わらずの尊大な態度が乗っていて、
容易く奥を覗くことはできないのだが。


「……今更オレの許可が必要かい、アモーレ」

「一緒になろう、ジャコモ。
 誰にも見せられねえ景色を捧げてやる」

力強く応える。どのみちあれが最後で、
もう心変わりを問うことはない。▽
(-385) backador 2024/04/05(Fri) 3:42:58

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オレは一人で迎えの車でも用意するつもりだったが、
 やっぱり支度も二人でやりたいか?」

何も言わなければ一人で自害でもするつもりはあった。
こんな場所に居てはいつ身柄を拘束されるか知れない。

「いいよ」
「出発は早い程いい。
 遠い旅行に出かけるなら尚更そうだ」

朝食は何にしようか。将来の話をするのは縁起が悪いらしいが、
やはりフラグすらも薙ぎ倒してこその旅路だろう。
妨げるものは何一つ目の前に残してやるつもりはない。

「……オマエは随分大胆になっていくな。
 オレの影響か、ハハハ」
(-386) backador 2024/04/05(Fri) 3:46:07

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「幻滅する日、来ないと思いますけどねェ……。
 そんなにまで誠実で義理堅く向かい合ってくれた人だ。
 むしろ真逆の尊敬しか出てこないってもんですよ。

 ……馬鹿しかいないのは、確かにそうか。
 本当、馬鹿野郎共でお似合いですねェ」

「愛は家族や友人にも向けられますけど、
 恋はたった一人のだいすきな人に向けるものでしょう?」

「こう見えて躊躇ってたんですよ、俺、
 "この気持ちを恋と呼んでいいのか"って」

「だって、見返りを求めちゃうでしょう。恋は」


"まだ"と言われれば少し居心地悪そうに目を逸らして座り直した。頬には朱。こんな些細な事に拘る自分が無性に小物だったり、女々しく感じられて、思わずトーンダウン。貴方の瞳の奥を覗き込めなかったのもそれに拍車をかけたりしていた。


「…………」
「……はい。共にあり続けると誓います。
 この恋心と俺の全てを捧げます」

ぶわわ、と、最初は感極まり過ぎて暫し言葉が出なくなって、声に詰まったものだが、ようやく最後に一絞り。誓約の言葉を送った。果てに得た新たな関係を胸にして。▽
(-387) poru 2024/04/05(Fri) 4:45:37

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「あれ、意外ですね……それこそ仲間に悪いとかで、
 てっきり、最後まで残って戦い切るのかと思ってました。
 ……ソーレの人達とそんな仲良くなかったんですか?」

片手を三角にしてわざと小声で話すように尋ねる。
先程知った事実だからはて、どうなのかわからない。

「勿論。置いていかないで。寂しいじゃないですか……
 そもそもユウィさんが疑われてるんだから、俺無事に
 船が辿り着いてもめちゃくちゃ捕まっただろうし……
 そう言う意味で死に逃げした方が良いなって考えてたんで」

ソーレの内通者を疑われても仕方のない位置になっている。
冤罪が冤罪じゃなくなって来ているのには笑えるが、
暫く生きていると迎えの車にも乗り辛い事になりそうだ。

「でもよかった。ユウィさんの事誰かに殺されるくらいなら
 ──いっそ俺がこの手でって、思ってたから。

 ……大胆ですか?そりゃあもう、アンタの影響ですよ。
 或いは恋のお陰かね。盲目って言うからなァ」

「ただ、出発は明日以降にして貰ってもいいですか。
 ……どうしても、今まで話した記憶、失いたくなくて」

そうしてストレルカに頼める人格データのバックアップについて話す。勿論貴方も周知の事実かもしれないが。今すぐの心中だと、これまで貴方と話してきた記憶が消えたままだ。それだけはどうしても耐えられないと告げる。
(-388) poru 2024/04/05(Fri) 4:50:47

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オマエにはオレ以外いないだろ?」
「こんなデカブツ相手、不敬を承知の上で、
 正面切って見返り持っていこうとするぐらいがいいぜ」

そんな蛮勇を抱ける人間なんか限られているだろうが、
護送の長であるからにはそれぐらいの気概があってもいい。
思って収めなかった時点で一定の大物ではあるとも思っている。

「奴らとの仲はまあまあよかったさ。
 頼まれたら性処理をしてやったぐらいにはな。

 あいつらが順調に事を運べたら……
 この船に居る奴らとやりあうのぐらいはまだ頭に入れてるよ」

余計な一言を足す。やはり嫉妬されたいんではなかろうか。

「殺される相手を選ぶこと自体はそう難しくない。
 オレは終いにゃオマエに殺される覚悟もしてはいたんだが……

 はン、その辺りは好きにしたらいい。
 こうまでなるなら失っても何だって巡り合うとは思ってるが、
 何年先とかになったらちょっと笑えねェ」

「……ストレルカ、か。全く、AIの考えることは分からん。
 オマエがバックアップを取りに行くなら、
 帳尻合わせのために向こうからオレにも話がくるだろうな」
(-433) backador 2024/04/05(Fri) 15:59:25

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「ユウィさんだって俺以外いないでしょ」
「そう信じられるようになりましたから、不敬でも、
 なんでも、我儘言って困らせちゃおうとだって思ってます」

やはり大物も混じっているかもしれない。

「せ、性処理!?だ、誰としてたんですかそんなの!
 いや!いーやーです!もう俺以外とそう言う事しないで下さい!!やっぱり嫉妬されたいんじゃないですかァ!?」

余計な一言には案の定引っ掛かり、しかも誰としていたかまで聞き出そうとしてくるのだから、これはもう嫉妬で気が気じゃなくなってる状態だ。
貴方に抱き着きながら困り顔のまま全力で首を振って、顔をぐいぐい押し付ける。恐らく本日最も嫌がっている動作だ。
上司連中に云々はまだ耐えれたが、自分が交流のある乗組員相手だとそれはもう我慢ができない。

「うぅ……さっきの事実を知らなかったら、やりあうのだってほんの少しは応援していたのに……俺だってまだユウィさんをようやく抱けたってのにみんなズルい……」

船でやり合うの消極的反対派になってしまった。
架空の想定ソーレ民に対してもう剥き出しの嫉妬を隠しもしない。みっともないと言われようと、己の最愛の人を奪われないように守るのに必死らしい。

「今の俺なら殺れる気がします」

嫉妬ゲージが山盛りだからね。可愛さ余って憎さ百倍。

「きっとくるでしょうね。何だって巡り合うのは同意ですけど、さっきまでに聞いたプロポーズの台詞はやっぱりありのまま持っておきたくって。
 ……この船に乗るまでは、こんな関係に至れるなんて思っても見ませんでしたしね」
(-448) poru 2024/04/05(Fri) 16:40:04

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「あははは。じゃあ猶更ソーレにはいられねェな。
 我儘を言われるのは好きだが、出来る限り叶えてやらなきゃ」

誰としていたかを知らせたら様々な方面タダでは済まなさそう。
義体の中に積んだ武装ごと押しやられそうな勢いである。

「何なら夜伽の相手を探してるってことにして、
 別のアソシエーテを抱いちまったし」

さらに油を注ぐ。絶対に楽しんでいる。

「でもオマエがそれだけ想ってくれてるんだったら、
 やっぱりもっと早く持ちかけてもよかったな〜?」

上体が斜め後ろに倒されながら上機嫌に言う。
やっぱり想われるというのは悪くない。通じ合いもしたし。

「……結果論、乗ってもらってよかったよ。
 ジャコモを巻き込まないために口利きすることぐらい、
 オレの立場だったら難しくなかったし。
 でもそれは──責任を負った者としては下の行動だ」

「相手の何かが気に入らなかったらいつでも喧嘩しよう。
 目を逸らしては、この関係には至れなかっただろうから」
(-486) backador 2024/04/05(Fri) 18:14:06

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

貴方の想像も概ね当たっている。積まれた武装ごとぶっとばしてもおかしくない勢いだろう。とは言え、名前が出た相手を闇討ちしたりはしないのでそこまで危険ではないやもしれぬが。

「うぅ……俺が悲しむのわかっててわざと言ってます?誰ですかどうせベルヴァでしょ。ずるい、俺だって抱かれたかったのに。どうして俺じゃ駄目だったんですかぁ……もう俺だって他の男に抱かれてきますよ、そんな酷いことばかり言うとぉ……」

そこまで力を込めずに貴方をぼかぼか叩いている。上司に何てことをと言われようが、先ほど我儘を言われるのが好きだと言っていたし、そもそもわざわざ煽ってきているのも上司の方である。なお相手はどうせベルヴァだろうという謎の推察がされている。

最後のは勿論本気ではないのだが、どうしたら貴方に妬いて貰えるか、恋愛経験も大人のやり取りも経験も大してない男には全然浮かばないゆえの必死の訴えである。

「本当ですよ……ギャンブルの時だってそうでした。
 どうして俺じゃ駄目だったんですか、ですよ。
 俺なんて一番夜伽に都合のいいように使えたでしょうに……」

上機嫌なのが憎たらしい。半目でその調子をずっと見つめていたが、叩くのに飽きたら体重を預けてしな垂れかかった。

「……それはそれで、別の道で縁が交わってたんでしょうけど、……そうですね。
 巻き込んだ上で幸福な結末に持って行ってくれるアンタを見れた。だからこの船に乗れてよかった」

「今早速喧嘩したいんですけど大丈夫ですか?
 アンタが俺を嫉妬させてきまくって酷いって。
 俺ばっかアンタを好きばかりで辛いって」

冗談の声色を作ろうとしてるが、半分本気なのが声からも目からもありありと漏れていた。最後はむくれて貴方の上に乗りながら目を閉じた。
(-495) poru 2024/04/05(Fri) 19:05:21
ユウィは、オマエばかりじゃないんだけどなあ。
(c5) backador 2024/04/05(Fri) 19:11:57

ユウィは、未だ残った多幸感と共に抱きしめて、今度こそ上体を倒した。
(c6) backador 2024/04/05(Fri) 19:12:21