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【独】 バンカー ストレルカかりかり、かりかり。 データがメモリに書き込まれていく音がする。 バンカーは膨大な数の貨物の入搬出ログを管理する。 そして、オーナーの希望により、 対人コミュニケーションから学習する為に容量は多く設計されている。 その余剰は人格データを書き込むに十分だ。 常に稼働させるでもない以上、CPUを食う事も無い。 ひとつひとつ、人一人の人生がメモリに収められていく。 生きていたことを、この船であったことを、誰も忘れぬように。 きっと誰にも、あなたたちを傷付けさせはしない。 (-199) unforg00 2024/04/01(Mon) 15:34:56 |
【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ「……あ」 大仕事を終えて、片付けも完了。 ついでにちょっとした用事も済ませて。 ”いつも通り”展望ラウンジから星を見上げていた。 すこしぼんやりしていたのはは昨日の仕事のせいか、 今日のお茶会のせいか、その後の用事のせいか、それとも。 「こんばんは♪ストレルカさん」 少し遅れて返した挨拶はいつも通りの笑顔で。 「ありがとうございますぅ! みなさんが楽しんで、そぉ思ってくれてたらいいなって、 思います!」 労いに元気な声を返して。あなたの視線を追う。 場所が場所だけに満天とはいえなくとも、きらめく星が見えた。 「はい。私も、好きですよぅ」 (-201) 968. 2024/04/01(Mon) 15:45:50 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ「そうですか」 「こうして宇宙に居れば、何処よりも近く。 そしていつでも、見上げればそこにあるもの」 「好きです。私も」 ぼんやりとした様子を、直接指摘する事はなかった。 それはきっと、それが無粋なことだと識っているから。 「けれど」 「あの遥か遠くから届く光は、実際には もうなくなっているものかもしれないのです」 見上げた天窓の、スペースデブリの間から見える星を指す。 広い宇宙では、光の速さと呼ばれる光でも 今見上げて居るここに届くまでには途方もない時間が必要で。 その間に星の寿命は既に尽きているかもしれないのだ。 「……」「人は、その命を終えると星になるのだと」 「昔から、そう言われています」 「国の、言葉の境を越えても、不思議と同じように。」 「実際には、星は星でしかないのですが」 「けれど 空に輝く無数の星は 確かに人々が懸命に生きて、生きた証を残すさまのようで」 「だからこそ、好ましい」 (-202) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:15:41 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ「…アソシエーテ カテリーナ様は」 「人格バックアップデータをお持ちですか?」 それは、少しばかり唐突な。 繋がっているような、繋がっているような、そんな話。 「星が星の光を継ぐように、 今のあなたたちを残すことができる技術。 人によっては抵抗を抱くかもしれないけれど」 「現在、星間航行船ヴェスペッラは 漂流していると言って差し支えない状況です。 緊急運転モードは正常稼働中。 環境制御・生命維持システム共に異常はありません」 星を指した指先は、今度は漂うデブリを指差す。 「ですが、ご覧の通り 現状は辛うじてデブリへの対処ができています。 けれどそれも、いつまで続くか、何が起きるかはわからない」 「仮にバックアップデータがあったとして、 提出されたものは直近で出航前のものになります。 けれど私は今のあなたを忘れたくない。忘れてほしくない」 「ですから、アソシエーテ カテリーナ様さえよろしければ。 あなたの『今』を、それを映したデータを 私のメモリの中に預けてはくださいませんか。」 (-203) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:16:14 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ勿論、無理強いをするつもりはストレルカには無い。 仮に無事に帰還できたなら、 その時はメモリ内から削除して欲しいと言われれば ストレルカは迷わず頷くだろう。 バックアップは取らない、取れないのだと言ってもいいし 何かと理由を付けて、 ノッテに所属していた間のデータだけを渡してもいい。 或いは、この場は後で渡すと言って 限りなく白く見えるよう改竄したデータを作って渡すだとか。 理由はそれこそ、スキャンに時間が掛かるから、だとか。 電子戦を得意とするあなたになら、きっと 人格データと称したそれらしいデータの中に 万一を想定して、 バックドア を仕込む事だってできる。 (-204) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:16:58 |
【見】 バンカー ストレルカ (@22) unforg00 2024/04/01(Mon) 19:01:35 |
【見】 バンカー ストレルカヴェスペッラ下層の廊下。 貨物格納庫のある区画。 今日はロボットやAI達はその殆どが正常稼働中。 静かな下層で今日も貨物格納庫、 そして一時的に認証権限を得た武器庫の点検作業をしていく。 概ねいつも通りの日常だ。 今はまだ。 昨日よりも少し早く、 今日も点検結果は異常なしと送信されるだろう。 #廊下 (@23) unforg00 2024/04/01(Mon) 21:32:11 |
【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカふわり、楽しみにしていた無重力の感覚に瞳が輝く。 ストレルカの目の前のそれは、とっても楽しそうに笑って。 あなたにしっかりくっついている。 「そーそ、あんなの食べなくたって今は生きていけるもん。 ディンカだって、多少は流通がちゃんとしてるはずだし……下層の子達も美味しいものばっかり食べて生きていけるといいな」 きっとそういったデータを集めるのにも。 あなたのような存在が必要なのだろう。発展のためにも。 割り切るには、あと数年必要なのかもしれない。あるいは、知らないふりをしているだけなのかもしれないが。 「バックアップ?」 「もちろん!だって、何かあった時怖いもん。 皆といられなくなっちゃうのもいやだし!」 当然でしょ、とでも言いたげに。 「うん……今どうなっちゃうのかわかんないのも怖いけど、あとのこと考えてバックアップがあると安心だよね」 「みんなも、バックアップ取ってるのかな。 ストレルカは、ちゃんと取っておいてくれてる?」 じ、と。目の前のあなたを見つめる。 眉を下げたその顔は、寂しげな色が見えたかもしれない。 (-226) otomizu 2024/04/01(Mon) 21:47:33 |