人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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視点:


【独】 バンカー ストレルカ


かりかり、かりかり。
データがメモリに書き込まれていく音がする。

バンカーは膨大な数の貨物の入搬出ログを管理する。
そして、オーナーの希望により、
対人コミュニケーションから学習する為に容量は多く設計されている。

その余剰は人格データを書き込むに十分だ。
常に稼働させるでもない以上、CPUを食う事も無い。

ひとつひとつ、人一人の人生がメモリに収められていく。
生きていたことを、この船であったことを、誰も忘れぬように。

きっと誰にも、あなたたちを傷付けさせはしない。
(-199) unforg00 2024/04/01(Mon) 15:34:56

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「……あ」

大仕事を終えて、片付けも完了。
ついでにちょっとした用事も済ませて。

”いつも通り”展望ラウンジから星を見上げていた。
すこしぼんやりしていたのはは昨日の仕事のせいか、
今日のお茶会のせいか、その後の用事のせいか、それとも。

「こんばんは♪ストレルカさん」

少し遅れて返した挨拶はいつも通りの笑顔で。

「ありがとうございますぅ!
 みなさんが楽しんで、そぉ思ってくれてたらいいなって、
 思います!」

労いに元気な声を返して。あなたの視線を追う。
場所が場所だけに満天とはいえなくとも、きらめく星が見えた。

「はい。私も、好きですよぅ」
(-201) 968. 2024/04/01(Mon) 15:45:50

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「そうですか」

「こうして宇宙に居れば、何処よりも近く。
 そしていつでも、見上げればそこにあるもの」
「好きです。私も」

ぼんやりとした様子を、直接指摘する事はなかった。
それはきっと、それが無粋なことだと識っているから。

「けれど」
「あの遥か遠くから届く光は、実際には
 もうなくなっているものかもしれないのです」

見上げた天窓の、スペースデブリの間から見える星を指す。
広い宇宙では、光の速さと呼ばれる光でも
今見上げて居るここに届くまでには途方もない時間が必要で。
その間に星の寿命は既に尽きているかもしれないのだ。

「……」「人は、その命を終えると星になるのだと」
「昔から、そう言われています」
「国の、言葉の境を越えても、不思議と同じように。」

「実際には、星は星でしかないのですが」
「けれど 空に輝く無数の星は
 確かに人々が懸命に生きて、生きた証を残すさまのようで」

「だからこそ、好ましい」
(-202) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:15:41

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「…アソシエーテ カテリーナ様は」
「人格バックアップデータをお持ちですか?」

それは、少しばかり唐突な。
繋がっているような、繋がっているような、そんな話。

「星が星の光を継ぐように、
 今のあなたたちを残すことができる技術。
 人によっては抵抗を抱くかもしれないけれど」

「現在、星間航行船ヴェスペッラは
 漂流していると言って差し支えない状況です。
 緊急運転モードは正常稼働中。
 環境制御・生命維持システム共に異常はありません」

星を指した指先は、今度は漂うデブリを指差す。

「ですが、ご覧の通り
 現状は辛うじてデブリへの対処ができています。
 けれどそれも、いつまで続くか、何が起きるかはわからない」

「仮にバックアップデータがあったとして、
 提出されたものは直近で出航前のものになります。
 けれど私は今のあなたを忘れたくない。忘れてほしくない」

「ですから、アソシエーテ カテリーナ様さえよろしければ。
 あなたの『今』を、それを映したデータを
 私のメモリの中に預けてはくださいませんか。」
(-203) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:16:14

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


勿論、無理強いをするつもりはストレルカには無い。

仮に無事に帰還できたなら、
その時はメモリ内から削除して欲しいと言われれば
ストレルカは迷わず頷くだろう。

バックアップは取らない、取れないのだと言ってもいいし
何かと理由を付けて、
ノッテに所属していた間のデータだけを渡してもいい。
或いは、この場は後で渡すと言って
限りなく白く見えるよう改竄したデータを作って渡すだとか。

理由はそれこそ、スキャンに時間が掛かるから、だとか。

電子戦を得意とするあなたになら、きっと
人格データと称したそれらしいデータの中に
万一を想定して、
バックドア
を仕込む事だってできる。
(-204) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:16:58

【独】 バンカー ストレルカ

/*
あとは三日目に最後のお宅訪問して成り行きを見守るだけだな!
ヨシ!
(-207) unforg00 2024/04/01(Mon) 16:28:28

【見】 バンカー ストレルカ


「惑星ディンカ産の海苔は……」
「…………」

データ照合中……、……
言わない方がいいと判断した。

「やはり海産物は地球や惑星アルファに限りますね」

#展望ラウンジ
(@22) unforg00 2024/04/01(Mon) 19:01:35

【独】 バンカー ストレルカ

/*
かわいいね赤窓のどうぶつたち
(-214) unforg00 2024/04/01(Mon) 20:09:06

【見】 バンカー ストレルカ


ヴェスペッラ下層の廊下。
貨物格納庫のある区画。

今日はロボットやAI達はその殆どが正常稼働中。
静かな下層で今日も貨物格納庫、
そして一時的に認証権限を得た武器庫の点検作業をしていく。

概ねいつも通りの日常だ。
今はまだ。


昨日よりも少し早く、
今日も点検結果は異常なしと送信されるだろう。

#廊下
(@23) unforg00 2024/04/01(Mon) 21:32:11

【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカ

ふわり、楽しみにしていた無重力の感覚に瞳が輝く。
ストレルカの目の前のそれは、とっても楽しそうに笑って。
あなたにしっかりくっついている。

「そーそ、あんなの食べなくたって今は生きていけるもん。
 ディンカだって、多少は流通がちゃんとしてるはずだし……下層の子達も美味しいものばっかり食べて生きていけるといいな」

きっとそういったデータを集めるのにも。
あなたのような存在が必要なのだろう。発展のためにも。
割り切るには、あと数年必要なのかもしれない。あるいは、知らないふりをしているだけなのかもしれないが。

「バックアップ?」
「もちろん!だって、何かあった時怖いもん。
 皆といられなくなっちゃうのもいやだし!」

当然でしょ、とでも言いたげに。

「うん……今どうなっちゃうのかわかんないのも怖いけど、あとのこと考えてバックアップがあると安心だよね」
「みんなも、バックアップ取ってるのかな。
 ストレルカは、ちゃんと取っておいてくれてる?」

じ、と。目の前のあなたを見つめる。
眉を下げたその顔は、寂しげな色が見えたかもしれない。
(-226) otomizu 2024/04/01(Mon) 21:47:33

【独】 バンカー ストレルカ

/*
これ場合によっては狼二人落ちるのか?
かなり……かなりだな かなりです
(-229) unforg00 2024/04/01(Mon) 21:56:02