人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【独】 未國 聖奈

/*
>>-1158 壁の木w 大丈夫だよ!

>>-1161 全然だいじょうぶ!ありがとう

次でいったん私は〆ます。お待ちを。
(-1163) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:25:54

【独】 軽音部 千葉郁也

/*
>>-1159
むしろ電子レンジ壊したいがためにロルを個別で返した説すらある(いや、それは嘘だけど)
津崎も電子レンジの1台や2台こわしてると信じてる。(信じるな)
調理実習の先生に叫ばれるとこね、日常かいま見えて嬉しくなったよね。先生かわいそうすぎるし調理室の備品壊してくらいはいそう。

俺たちの未来はこれからだからな…!
希望に満ち溢れているきっと。光のままでいられるようがんばるわ…。
(-1164) dix73 2022/10/24(Mon) 20:27:01

【人】 未國 聖奈

 

── 病室にて・かなちゃん ──


 あたしはかなちゃんの話を聞いている。>>678
 かなちゃんは本心を伝えてくれたんだ
 その言葉を聴けば、
 あたしはホッとした表情を見せただろう

 悲しませた、苦しませた、
 そんな言葉には曖昧に微笑んでおいた

    
    …そうだね。
    もう傷ついてないよ。
    そういう風に伝わればいいと思った

    それをかなちゃんが願うなら。
    それでかなちゃんが楽になるなら。


 
(685) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:29:52

【人】 未國 聖奈

 


 そんな風に考えたあたしの見立ては
 正しかったのかどうかすらわからない。



 
(686) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:30:05

【人】 未國 聖奈

 

 かなちゃんは言葉を選ぶ。
 選んだ結果、上手く言えなかったみたいで
 それも、かなちゃんらしいな、とあたしは思う>>684

 かわいいかわいい幼馴染。
 ごめんなさい、で言葉を締めるかなちゃんに
 あたしは首を横に振る。


 「 あのね。
   三日間のことも、
   そこで何があったのかも、聞かない。

   でも、かなちゃんのゆめが叶ったら
   あたしも一緒にお祝いさせてほしい。

   応援してるよ。かなちゃん。 」


 今のあたしにできるのは、それだけ。
 一緒に夢を見るくらい許されるでしょう?って>>0:542

 きっと。いつもの未國聖奈の顔ができているはず。*

 
(687) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:30:42

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

—— 三日目 ——

[そのメッセージを受け取ったのは、
 きっと早朝のことだった。>>-1056

 気づいたのは、旧校舎に向かう前。

 唐突すぎる?
 君はそう思っていたかもしれないけれど、
 俺はこの三日間、いつだって
 割とずっと臨戦態勢だったよ、なんてね。
 
 俺はいつだって、
 『助けて』って声に弱いんだ。
 君が求めてくれるなら、いつだって。

 俺はふっと笑って、メッセージを返した。]
(688) だいち 2022/10/24(Mon) 20:31:17

【鳴】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 To.健人
 
 おはよー!
 助っ人の大地君です(・ω・´)
 
 ご注文ありがとう
 まぁ、『今だけ』ってのは無理だけど

 でも、心配しないで?
 俺の運って、減るタイプの運じゃないからさ
 君に分けたって、俺の運は変わらないよ

 それから俺の運は、使いこなすのにコツが要ります
 『25%』の時が最強です
 うまく使いこなしてね★
(=29) だいち 2022/10/24(Mon) 20:31:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[勢いで送ってしまってから、

 なんだこの迷惑メールみたいなメッセージ……


 となったのは秘密だ。]


 そもそも、運って何だろうね?

[俺にとっては、ジンクスみたいなものだけど。

 『25%の賭けにおいて、俺は負けない』

 っていう、絶対的な自信。
 そういう、強がりみたいな気持ちを携えて、
 俺はきっとこれからも生きていく。]
(689) だいち 2022/10/24(Mon) 20:31:48

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺は、君へ俺の運が伝染するようにと、祈った。

 そして……

 同じ祈りを抱いてくれるよう、幽霊さんに頼んだ。]
(690) だいち 2022/10/24(Mon) 20:32:01

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[旧校舎を後にした俺は、屋上に転がっていた。
 どれだけの時間が過ぎたことか。
 多分始業の時間はとっくに過ぎてた。]

 ……やっぱダメかも――……

[格好つける相手もいない今だから言おう。

 ぶっちゃけめちゃめちゃ胃が痛い。


 のっそり起き上がり、屋上を後にする。
 誰もいない廊下は、
 少し遠くから扉越しに聞こえる授業中の先生の声を
 微かに運んでくるけれど。

 それどころではない。]
(691) だいち 2022/10/24(Mon) 20:32:17

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

—— 保健室 ——

 せんせー
 ベッド貸してぇ

[その時保健室には先客がいたか。
 俺は特別気にもせずに、先生に声をかける。
 ベッド貸して、と言いながら、
 座るのは先生の前の丸椅子だ。

 先生と顔見知りのようになっているのは、
 別に病弱だからじゃない。
 委員会のおかげだ。]
(692) だいち 2022/10/24(Mon) 20:32:41

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[先生は俺を、小鳥遊弟、と呼ぶ。
 兄ちゃんがこの学校に通っていたのは
 12年も前のことだけど、
 この先生は、異動に異動を重ねて
 この学校に帰ってきた先生。

 初めて会った時、名乗る前から小鳥遊って、
 呼ばれて、びっくりしたことがある。

 12年前、兄ちゃんは保健室常連だった。
 
主に、やんちゃによる怪我で
(693) だいち 2022/10/24(Mon) 20:32:54

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 主訴、吐き気でーす
 多分熱はないです。

[俺自身は、そこまで保健室常連でもなく、
 サボりも殆ど経験がなかったから、
 先生はとりあえず受け入れてくれる。

 何かデスクワークをして入れる先生を、
 間近でぼーっと眺めていても、
 先生は放っておいてくれた。]

 ねぇ、先生。
 
[ふと、口を開く。]
(694) だいち 2022/10/24(Mon) 20:33:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 先生、幽霊って信じる?

[尋ねたら、ペンを走らせていた、
 先生の手が止まった。
 しばらくの間の後、先生がこちらを見る。

 本当に、そっくりだね、

 …って、何とも言えない顔で言われた。]
(695) だいち 2022/10/24(Mon) 20:33:20

【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ……これは、俺の知らない過去の話。

 ある日、旧校舎の幽霊の噂を聞いた小鳥遊大空は、
 旧校舎に忍び込んだ。

 そこで幽霊と出会い、一度は逃げ帰ってきた。
 あんまりびっくりして、保健室に駆け込んで。
 
 先生、幽霊って信じる?

 尋ねられた用語教諭は、とりあえず寝かしたらしい。

 それからだ。
 小鳥遊大空の、旧校舎通いが始まったのは。
(-1165) だいち 2022/10/24(Mon) 20:33:39

【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 小鳥遊大空は、旧校舎を訪れる際、
 必ずお土産を持って行った。
 それははじめこそ、お供えの体を為していたが、
 段々、普通にスナック菓子とかになっていく。

 それは、彼の卒業まで続いた。
 卒業を翌日に控えた日、小鳥遊大空は、幽霊に尋ねる。

 君は、願い事を叶えられるの?

 そういう、噂を聞いたらしかった。
 幽霊は、にっこり笑って頷いた。

 小鳥遊大空が、幽霊に願った願い事は、
 彼だけの秘密。
(-1166) だいち 2022/10/24(Mon) 20:33:54

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[寝てくか、と先生に尋ねられるも、
 結局落ち着きどころを見失った俺は、
 早々に保健室を後にした。

 それから……どうしたんだったか。
 よくわからない。*]
(696) だいち 2022/10/24(Mon) 20:34:12

【鳴】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[……『それ』を受け取った時、
 俺はまだ、学校にいた。]

 To.慎ちゃん

 今、逢いに行きます(。・ω´・。)

[メッセージに脈絡があったかどうかは……?]
(=30) だいち 2022/10/24(Mon) 20:34:24

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[どうにかして慎ちゃんと合流し、
 俺は早々にしゃがみ込む。]

 慎ちゃぁん、俺、胃が痛い。

[いつもより低い位置から見上げて、
 はは、と笑う。]

 慎ちゃん、結局願い事どうしたん?
 俺はね……

[手持無沙汰に、俺の話を語ろうか。
 君はやっぱり苦笑するのかな。>>136
 
 俺、君のその反応好きだよ。
 なんだか、安心するんだ。]
(697) だいち 2022/10/24(Mon) 20:34:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

  [そして—————


        『時』が来る————、>>416
(698) だいち 2022/10/24(Mon) 20:34:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は知らない、25%の意味

 知るわけがない、語っていないのだから

 俺の『運』とかそういうヤツは、

 『25%』の上に成り立っているもの

 ……つまりね、

 増えても減ってもいけないんだ

 まぁ、裏を返せば

 そうそう増えたり減ったりするもんでもないので

 君の気持ちだけは、喜んで受け取るよ

 
ところで昆布って定番じゃないの?うっそーん。
(699) だいち 2022/10/24(Mon) 20:35:07

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[降り注ぐ光に、手を伸ばした。
 君のくれた『幸運』は、当たり前だけど、
 君の姿をしていたよ。

 それから、君の返してくれた答えも。

 『ありがとう、また明日』

 ぐわっと胸の内から膨れた何かが、
 そのまま熱いしずくになって、眦からあふれ出す。]

 慎ちゃぁん、
 そーまたち、帰ってくるってぇ、

[低い位置から傍らの慎ちゃんを、
 泣きべそかいたまんま見上げて、
 その袖を引いた。

 声をあげて泣くことはもうないけれど、
 この涙を飛べる術を、俺はまだ知らないんだ。*]
(700) だいち 2022/10/24(Mon) 20:35:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 夜 ──

 ただいま、兄ちゃん。

[帰宅して俺は、仏壇に手を合わせる。
 深夜に帰宅しても、両親は何も言わない。

 俺が帰ったのを確認したら、就寝する。

 交わす言葉は最小限。
 ただいま。おかえり。
 それだけ。]
(701) だいち 2022/10/24(Mon) 20:35:36

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[誰に話すことでもない、秘密がある。
 
 両親は俺に対して、寛容なんじゃない。
 興味がないってコト。

 別に、問題はない。
 ただ……例えば、もうしばらく、
 母さんから名前呼ばれてないなぁ、とか、
 そんなこと。

 最後に聞いたのは、中学生の時。

 間違えて、大空
そら
って呼ばれて俺、
 一瞬ポカンとしてしまった。
 俺が反応するより先に、
 ショックを受けた顔したのは、母さん。

 反射的に、そんなに似てる?って、笑ったら。

 母さんが泣いた。
 父さんは俺を責める顔したけどさ。

 じゃあ俺、どうしたらよかった?って。

 聞く相手なんか、どこにもいない。]
(702) だいち 2022/10/24(Mon) 20:35:51

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 やっぱりさ。
 幽霊に、叶えられる願いなんて、
 ないよね。

誰もいない・・・・・仏間で、俺はポツリ。
 最初の結論に辿り着く。>>0:64

 結局俺は、『願い事』を口にしなかった。
 理由は簡単。

 本当の願いは、俺自身わからなかったから。

 中途半端な願いを口にするくらいなら……

 選んだのは、俺自身。]
(703) だいち 2022/10/24(Mon) 20:36:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃん。

[仏壇の中の四角いフレームの縁を、指先で撫でる。

 遺影の中の君は、

 俺とおんなじ顔で笑っている・・・・・・・・・・・・・。]

 三日間はさ。短いよ。
 短かったよ。何にもできないくらい。

[俺は、きっと彼らなら、
 俺が何もしなくても、正しい未来を選べたこと、
 知っていた。
 俺の手助けなんか、きっといらなかった。

 
違う。
 選んだ道が何であれ、それが正解だった。
 他人が口挟むことじゃない。
(704) だいち 2022/10/24(Mon) 20:36:25

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[自分の幸せが見つからないなら、

 せめて大切な人には幸せであって欲しい。

 そこに、自分が存在していなくても……


 それってそんなに、おかしなことだろうか?]
(705) だいち 2022/10/24(Mon) 20:36:41

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 数日後、病院 ──

[人伝に、噂を聞いて。
 行くのが少し遅くなってしまったのは、
 なんとなく、
 他のお見舞いと、鉢合わせないように。>>679

 や。
 迎えにきたよ。なんてね。

[俺は、いつもの
遺影と同じ
顔して笑う。
 笑いながら、君に飴を差し出した。

 もう退院するって君に、
 大仰なお見舞い持ってきても、仕方ない。

 渡すなら、日常への片道切符を。]
(706) だいち 2022/10/24(Mon) 20:36:55

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は記憶喪失。
 それも、『あの』三日間だけ。

 それはつまり……
 君は誰かの願いか、その代償に、
 記憶を手放した、と考えるのが容易い。

 ……存在ごと消えるよりは、随分平和だ。

 君の語る顛末と照らし合わせれば、
 ますますその事実は浮き彫りになる。>>681

 ま……大変なやつも、いたかな。

[君が他人事みたいに言う、
 いや、今の君にとっては他人事なのだから、
 それが当たり前とばかりに、
 俺もさらっと返した。

 三日間。
 長かった?と、君が問う。>>682
(707) だいち 2022/10/24(Mon) 20:37:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

『三日間、かぁ、』

『長くて短い三日間になりそうだね』>>1:177

『あたしにとっては、短いよ』>>1:218

『叶えて欲しいじゃん?』

『せっかくのチャンスなんだから』>>1:220


[……あぁ。
 あの日の未國は、消えたのだなと。

 唐突に、思った。]
(708) だいち 2022/10/24(Mon) 20:37:21