言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a52) 天神囃子 2023/11/24(Fri) 19:09:55 |
【人】 蕃神 雷恩― 直青と ― [あやす手は、どこまでもあたたかく。 声音は、どこまでもやさしく。 ――不安を溶かすあなたはいつも。 俺と、桜花を見守ってくれている。 あなたのことばは、眼差しはいつも。 一度たりとも俺を傷つけることはなく。 それに見守られて育てられたからこそ。 きっと俺は、心を萌芽させることができたのだ。] (150) sinonome 2023/11/24(Fri) 19:21:22 |
【人】 蕃神 雷恩 ……直青のケア不足ってわけでは、ないよ。 直青がそう思ってはいないって、 伝わってる、から。だからこれは、 俺の、きっと問題で。 ――不安なのも。臆病なのも。 ……直青は、優しすぎる。 [離れていくのではなく。未来を選ばずとも好いのだと 俺の意思を尊重しようとする。寄り添おうとする 決して、諦めないでいてくれる。] (151) sinonome 2023/11/24(Fri) 19:21:42 |
【人】 蕃神 雷恩 生きる、が何かは、自信がないけれど。 俺らしく、俺が、道をきめることなんじゃないかな。 とは、思っている。 ねえ、直青。 俺はずっとその、ことばが。欲しかった。 [間違っていると、片方の親の心を察してしまったから。 ずっとあきらめて、望まぬようにしてきたことば。 それでも、願っていた。 俺が感情が希薄だった時からずっと見守ってくれて。 もし道を違えても。諦めないと伝えてくれた。そんな、 あ な た ”おとうさん” 、に。間違ってないんだよと、いってほしかったのだと自覚した。] (152) sinonome 2023/11/24(Fri) 19:22:17 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a53) sinonome 2023/11/24(Fri) 19:24:40 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a54) jps 2023/11/24(Fri) 19:28:35 |
【人】 機才博士 ウキクサいいえ? ただ──貴方たちにうちの子はどれほど近付いたか、と。 ……気になりましたので。 [ ここの研究員、患者、被験者は。 基本的に外界を知らず、記憶すら朧な者も多い。 彼らに何かを教えるのはウキクサであり、 それはつまり情報統制を行えるのとほぼ同義だ。 一滴違う味を知った彼らが、どんな反応や行動を見せるか 博士には興味の尽きぬ噺である。 円環という言葉を博士は好んでいない。 植物を愛する博士にとって、己の一部を例える言葉は 当然" 世界樹 "の方がふさわしい。 ──頭に螺子をつけようという発想に至ろうと 博士はあくまで、人と植物の博士なのだ。 ] (154) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:05:19 |
【人】 機才博士 ウキクサ貴方たちもご存知かと思いますが。 メディウム──こちらの新人類である彼女などは、 植物が身体に強く根付き、日々痛みを訴えています。 薬がなければ生活も難しいでしょう。 人間の臓器移植のように、 あれは植物に対する人体からの拒否反応のようなもの。 そもそも、身体の植物と共存できるか。 単なる栄養素の媒介になっていないか。 ……適合とはそういうものです、ここではね。 [ 紡いで、博士は何かを思い出すように目を伏せた。* ] (155) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:05:23 |
【人】 寿ホ儀 直青 …………。 データをありがとうございました。 ウキクサ博士、 僕はもう少しあなたと対話の機会が欲しくなりました。 お時間のある時にいずれ、お声掛け願えますか。 [本日は失礼します、と告げて、踵を返し、 振り向かないままにもうひとつの用件を言葉にする。] 三ノ宮の──あなたには緋雁と名乗りましたか、 彼についてですが。 あなたの"常識"にはないことかもしれませんが。 彼はあなたが思うよりずっと"揺れやすい"子です。 ご承知置きくださると、幸いです。 ────ではまた。 (157) jps 2023/11/24(Fri) 20:24:09 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a55) jps 2023/11/24(Fri) 20:26:28 |
【人】 言ト霊 羅生>>57 ─ 『香り』 ─ [ この病棟の白さには一抹の懐かしさを抱く。 足音を立てないように歩くのは、恐らくその頃からの付与された『癖』 憂鬱さが今のものと同じであるかは判らない。 初めは憧憬すら覚えていたのに 今や唯ひとり、僕を咎める『直青』。 「絶対に自分を救けない」と断じた相手に一瞬でも甘えた事実>>50を引っ提げながらのこの往路は業務と割り切っても足取りは重い。速度なんて変わらないけれど。 重なる像が歪にずれていくのは己の因果なのだとは、桜花に触れて理解した。世界に与えた事実は決して消えない。いつの間にか創世員たる資格を喪失しかけていたのが自分ならば、もう、逃げ回るのは合理では無いと理解してる。 ] (……”Bonjour, Monsieur.”) * (158) 天神囃子 2023/11/24(Fri) 20:29:33 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ 心とは人体の神秘だ。 定められた枠組みに非ず。 時に誰もが予想していない方へ舵を取る。 夢を見たいと思って見れないのと同じで、 操作したいと思っても出来ないのがこころなのだ。 不完全で未発達で未解明の目に見えない臓器。 私が心を保持させたいと願うのは。 それが人間に与えられた機能であると思うから。 創世神話にある、アダムとイヴが食べた知恵の実。 あれこそ人間のこころそのものだ。 食べる前のアダムとイヴは、ただの肉体に過ぎない ] (159) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:30:45 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ では仮に。 人のように思考するAIと、 人の思考が区別もつかなくなったらどうするのか? 博士はその答えを持っていない。 そしてきっと、" 人には心があるべきだ "という 博士にとっての旧人類への執心も消えぬだろう。 ] (160) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:30:55 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ 博士は心を愛している。 かつて、心のままに生きて死んでいった人が 死を前にしても後生大事に抱えて離さなかったモノ。 あの人を、博士は特別大事にしていた。 ] (161) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:31:05 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ 博士のルーティンはいついかなる時も変化がない。 予期せぬ場所へ居ることなど滅多に起こらず、 その時その時で必要なことを随時行う。 患者の診察。時に同伴した研究員へ種をやったりだとか フランクルの螺子を締めてやるのも博士の業務だ。 ついでに日々何かしらの花を渡している。 緋雁に逃げられて以降も、 相変わらず擦れ違えば微笑んで通り過ぎることもあり また逃げられたなら、やはり追い掛けることはせずに。 しかし。 博士とて、いかに客人を放任する性格であろうとも、 仮にも施設の所長を名乗る人間である。 堂々持ち歩かれた槍を見過ごす訳にはいかなかった。 ] (163) 鬼葉 2023/11/24(Fri) 20:31:13 |