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【秘】 包帯 タンジー → 骨頭 クローディオ「今度も、見つからないようにしなくちゃね。」 そうやって進んでいく会話の内容は、きっと他愛のない、いつも通りの日常の話だっただろう。 お茶会が終わる頃、「ここに隠しておこうか」と。 貴方のお願いの通りに、クッキーの缶はこの部屋にあるチェストの、一番下の隅に仕舞われた。 (-5) krkw 2022/07/14(Thu) 23:12:50 |
【人】 包帯 タンジーうまく寝付く事が出来ずに、自室をでて廊下に出る。 客人はまだ居るらしい、もう寝ている子も居るかもしれない。 そう思って静かに歩いていたのだが、通路の先はピカピカと瞬いていた。 「みんなも眠れないの?」 灯りに向かって歩を進め、集まっている数人に声を掛ける。 自分は眠れないと言っているようなものだが、来客にそわついている訳ではない。 (7) krkw 2022/07/14(Thu) 23:40:50 |
【人】 包帯 タンジー「みんなで、星を見るのは楽しそうだな……。 でも僕も、今日は寝ようかな。」 ほんのりと、眠気が出て来た気がする。 今のうちに寝付いておかねば、酷く夜更かしをしてしまいそうだ。 名残は惜しいが、ゆっくりと自室に戻っていった。 結局、ベッドの中で暫くは起きているだろうけれど。 (21) krkw 2022/07/15(Fri) 2:42:38 |
【独】 包帯 タンジー毎朝のルーティンワーク。 眠っている内に緩み、外れてしまった包帯を巻き直す。 別に、皆になら見られても困りはしないのだけど、あまり見られたくはない。 年々動かなくなっていく指先に、もどかしさを感じ目を細める。 『うまく、巻けない……』 包帯を外した手を握ったり、開いたり。 いつの日か、全身こうなってしまうのだろうか。 (-9) krkw 2022/07/15(Fri) 16:31:03 |
【秘】 包帯 タンジー → 無線通信 ユングフラウ朝早くに貴方に届いたかもしれないのは、 『うまく、巻けない……』 という、もどかしそうな声。昨日、貴方は夜更かしだっただろうから、寝ている可能性もあるだろう。 それに、この心の声はとても小さかったから。起きていたとしても、聞こえなかったかもしれない。 (-10) krkw 2022/07/15(Fri) 16:48:36 |
【秘】 包帯 タンジー → 無線通信 ユングフラウ自室の前で止まる足音、それから届いた声。 偶然でも、自分の声が届いてしまっていたのだとしても。 願ってもない申し出に湧き出る、ありがたいなと思う気持ちと、それと、申し訳ない気持ちと。 「ありがとう、手伝ってもらえると嬉しい。かも。」 扉の前にいる貴方に向けて、そうお願いをする。 もたついていたのだから、貴方が来るまでに包帯は巻き終わっている筈もなく、腕の包帯は全て外されていた。 (-12) krkw 2022/07/15(Fri) 20:14:28 |
【秘】 包帯 タンジー → 無線通信 ユングフラウ「どうぞ。」 着替えは済ませた状態で、椅子に座って迎え入れる。 扉を開いた貴方の眼に映るのは、目立つ何があるわけでもない、整理されている部屋だ。 「……ユング、大丈夫。だよ。」 いつも通りに、灰色交じりの透明な石に包まれた利き手と差し出して、包帯を巻いてくれる様子を見る。 貴方が自分の状態を見てくれているのは知っているから、どちらに状態に対してもそう、答えた。 ここ数日は剥がしていないから、腕にあるのはかさぶただけだ。 (-16) krkw 2022/07/15(Fri) 22:57:21 |
【人】 包帯 タンジー飲み物くらいは淹れるが、料理を殆どしなくなって久しい。 戦力に入るかどうかは微妙だ。 そんなタンジーは今、リビングでのんびりしていた。 (42) krkw 2022/07/15(Fri) 23:29:36 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「いいよ、ノル。何して遊ぼうか。お絵描き?トランプ?」 どこかの料理みたいな呼ばれ方をしたりするのもよくある事。 ちょうど暇を持て余しているところだったので、お誘いには二つ返事だ。 なお、タンジーが暇をしていたのはリビングだった。 (-27) krkw 2022/07/16(Sat) 19:47:06 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「あ、大きいの……楽しそう。一緒に描こう。」 鉛筆とかを取りに行かなくちゃ。と、立ち上がる。 どちらかの部屋に行くのもいいし、このまま自分が取りに行ってもいい。 「ノル、絵を描くのうまいからな……」 ちなみに、お絵描きのうまさレベルは74くらい。 80以上だとタンジーもうまいかもしれない。 (-33) krkw 2022/07/16(Sat) 21:26:04 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「……!」 急ぐ貴方が転びかけるのを見て、思わず包帯を巻いた手を伸ばす。貴方がその手を掴んだのかもしれないし、そうでなければ此方が体を支えたことだろう。 「急がなくても、いいよ。ノルの部屋、行こうか。」 また転びそうになったら心配だから、自分も付いて行くことにした。自分の部屋も一階にはあるが、多分、画材はノルの部屋の方が多い。 それなら、そこで遊んだほうが良いだろう。 (-38) krkw 2022/07/16(Sat) 23:54:05 |
【人】 包帯 タンジーみんなは一体何を書き加えたのだろう。 そう思って見に行ったボードの紙に書かれた花丸が微笑ましくて目を細める。 秋になるのが楽しみだ。 獣避けは……必要だな、実用的だなの気持ち。 (59) krkw 2022/07/17(Sun) 1:02:09 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル此方が支えるのが早かったなら、服越しに硬い手が触れる。 こんな腕だけれど、貴方の体を支えることは出来る。 「早く、遊びたいもんね。」 貴方に付き添って歩く。 元より歩くのは大して早くないので、普段より少し遅いくらい。 だから、貴方が気にするほど待っているつもりはなかった。 「お邪魔、します。」 促されたので、先に部屋に失礼する。 入るのは初めてではないだろうから、あまり、遠慮はしていない。 (-44) krkw 2022/07/17(Sun) 1:23:50 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「僕も、なにも。絵の具は……後で使う、かも。」 部屋にいる人数にもよるが、ベッドでもなく椅子でもなく、クッションを陣取るのはよくある事だろう。 いま必要なもの以外も入った箱から、鉛筆やらなんやらを手に取りながら問いに、うーん。と思案する。もし必要になった時は、水は進んで汲みにいくだろう。 「……うん。それ、絶対楽しい。 こんなに大きいスケッチブックなんだから、そうしようよ。 描くの、何にしよう。生き物とか風景とか……?」 貴方の呟きが耳に届くと、それに同意してひとつ頷く。 そうなれば後は何を描くかだ。一緒に描くなら、それぞれ分担出来るようなものが良いだろうか。 (-50) krkw 2022/07/17(Sun) 2:42:27 |
【秘】 包帯 タンジー → 無線通信 ユングフラウ『なったら、その時は──』 その時は、どうなるのだろう。 自分の体のことなのに、自分でもわからない。 貴方にそのつもりが無くても届く声に、目を伏せて思考する。 自分の音になっていないこの声もきっと、貴方に届いてしまっているのだろう。 「……いつも、ありがとう。ユング」 服で隠れる所は巻かなくても大丈夫だから、腕が終わればあとは顔くらいだろう。 すっかり石化してしまった片方の瞳は、反射で貴方の顔を映すだけで何も見えてはいない。 綺麗に巻かれていく包帯に、改めてお礼を貴方へ。 もちろん、これはしっかりと言葉に出して。 (-73) krkw 2022/07/17(Sun) 18:12:01 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「ふふ。描きごたえ、ありそうだよね。 ね、出来たら、どこかに飾ってもらおう?」 自分も少し考えたけれど、難しいかなと口にしなかった提案だ。 もちろん賛成なので、大きく頷いた。 包帯を巻いた手で少しぎこちなく鉛筆を握って、スケッチブックに向きあう。 「ノルのことは、僕が描くね。 今日中に、描けるかな。描けなかったら、こっそり来てもいい?」 皆を描くなら、完成したのを見せて驚かせたい気持ちだ。 どちらが誰を描くか、決めながらお絵描きタイムは進んでいくのかもしれない。 (-74) krkw 2022/07/17(Sun) 18:38:27 |
【人】 包帯 タンジー日が暮れてしまう少し前。 なんとなく外の空気を吸いたくなって、屋敷の外に出る。 森の中を探索するつもりはないので、行ってもすぐそこ。畑の辺りまでだ。 (66) krkw 2022/07/17(Sun) 19:25:06 |
【秘】 包帯 タンジー → 手探り ノル「わかった。バレないように、ちょっとだけ。だよ。」 仕方ないなといった様子で、笑って答える。 下書きの際に、この位でいいかと確認したりもするだろう。貴方の要望次第では、かなり身長が高く描かれるはずだ。 「折角だもん、すごいの見せたいよね。 明日、見付からないように、こっそり来るよ。」 ゆっくりしっかりと、下書きを進めていく。 時折、描き辛そうに指を動かしつつも、それなりに上手く描けているはずだ。 あれこれ喋りながら絵を描くのは楽しくて、時間はあっという間に過ぎていっただろう。 (-79) krkw 2022/07/17(Sun) 20:22:20 |
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