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【秘】 朝日元親 → 笹原絵莉/* あらあらうふふ。 ええ、盗聴構いませんことよ。 お相手に許可を取らずに済む範囲は私の台詞くらいだから、それだけでよければ。 ポータルから盗み聞きしちゃってくださいませ。 どうかしら? (-12) oO832mk 2021/10/31(Sun) 21:28:33 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「ああ、そうですね。 こんな異能なんてクソ喰らえって思いますよ 」先輩もですか、と僕は笑う。 生まれた瞬間から身についている個性がコレだなんて馬鹿げている。 せめて他の動物だったら良かったんだけどな。 「話が早くて助かりますね。……で、これですか?」 机の上に置かれた小瓶を僕は見る。 瓶の大きさも小ぶりであれば中身も少量。 無色透明の液体を確認すると、1度手に取って自分の前に置いた。 「飲めばいいんでしょう。 ならさっさと飲みますよ。 経過を観察されますか? それとも関わりがバレないよう、先輩のいないところで飲んで後ほど報告に窺うべきですかね」 (-14) oO832mk 2021/10/31(Sun) 21:38:14 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ああ、そうですね。 こんな異能なんてクソ喰らえって思いますよ 」先輩もですか、と僕は笑う。 生まれた瞬間から身についている個性がコレだなんて馬鹿げている。 せめて他の動物だったら良かったんだけどな。 「話が早くて助かりますね。……で、これですか?」 机の上に置かれた小瓶を僕は見る。 瓶の大きさも小ぶりであれば中身も少量。 無色透明の液体を確認すると、1度手に取って自分の前に置いた。 「飲めばいいんでしょう。 ならさっさと飲みますよ。 経過を観察されますか? それとも関わりがバレないよう、先輩のいないところで飲んで後ほど報告に窺うべきですかね」 (-15) oO832mk 2021/10/31(Sun) 21:39:09 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「ああ、そう。分かったよ」 言うことを言って漸く手を離した僕は、勢喜の言葉に頷いてやった。 「好きなわけ、あるかよ」 敵愾心を剥き出しにそれだけ言って、着替えを取りに部屋に戻ると提案をする。 同室申請にも同意のサインをしておいた。 そうして一度部屋に戻った僕は、待ち構えていた先輩からある提案を受けることになる。 殆ど二つ返事で頷いたのは、 暢気に同室だと宣うクラスメイトに、ひと泡吹かせてやりたかったからだ。 その結果がどうなるか、未だ誰も────僕すら、知ることではなかった。 (-16) oO832mk 2021/10/31(Sun) 21:46:51 |
【秘】 朝日元親 → 笹原絵莉/* ありがとうございます〜。 朝日くんの部屋で交渉は行われましたわ。 しかし実は別に盗み聞きしている方がおりますの。 その方にも見つからない、かつ音だけが聞こえる位置といえば本棚の裏辺りでしょうか。 まあその辺りはお任せしますわよ! (-19) oO832mk 2021/10/31(Sun) 21:57:29 |
【秘】 朝日元親 → 笹原絵莉/* あらそれは残念。 でしたらまだどこで薬を飲むか決まっていませんが、屋外で飲むことになった場合見えるところででソロールを行いますわ。 折角ですからそれをお聞きになってください。 とはいえ、もしかしたら秘話でこのまま飲む可能性もありますから、お約束はできませんけれど。 (-24) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:13:59 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久/* この場で飲むかどうするかお尋ねしましたが、裏で進行中の勢喜くんとの秘話との兼ね合いで、このあと勢喜くんの部屋に戻らねばならなくなりましたわ。 いろいろ考えたのですけど、勢喜くんの部屋から翌朝登校し、その先で薬を飲もうと思いますの。 その形で表で進行させていただきますので、裏のこちらはごゆっくりお願い致しますわね! (-29) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:32:42 |
【墓】 朝日元親僕は朝が早い。 いつもかなり早くに登校して、ぼんやりと本なんかを読んでいる。 今日も半分くらいはいつもと同じだった。 早くの時間に登校をして、人気の少ない学内を抜けて。 普段なら教室へと向かうはずの足は、グラウンド横の自動販売機に向いていた。 小銭をひとつ、そこに入れる。 200mlのペットボトルを迷いなく選び、僕はその栓を開ける。 透明な濾過された水。 こんなに綺麗なものでなくても、僕には何も関係ない。 例え雨水だろうと泥水だろうと、僕は何の苦もなく飲み干せるだろう。 (+0) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:40:38 |
【墓】 朝日元親まさかあんな話をした数時間後に、その噂の薬を手に入れるだなんて思わなかった。 そこまで考えた僕は首を振る。 これは、僕が僕の意思で手に入れたものだ。 「 ……すみませんね、先輩 聞こえるはずもない呟きを落とす。 ────それでも僕は、何としてでも強くならなければならなくなった。 僕が弱いから、逆らえない。 群れの中の弱者は、強者に従うのが野生の世界の掟である。 「 それでも僕は、このまま弱者でいるのは嫌なんだ 」 (+2) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:43:33 |
【墓】 朝日元親「 僕は、人間だ 」それを証明するために、藁をも掴む思いでこんなものに頼る。 あんなに大嫌いな異能の強化を願う。 嗚呼。本当に愚かだな、僕は。 片手で小瓶を転がした。 中に入っているのは水とは違う 無色透明の液体 。200mlのペットボトルを見遣り、意を決した僕は、小瓶の中身をそこに注ぐと一気に飲み干した。 これは残り物でも何でもない。 でもそんなのは関係ない。 最初から、残り物だろうと福なんてない。 (+3) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:44:59 |
【墓】 朝日元親直後、眩暈のような感覚に襲われる。 グラウンドの真ん中で、僕は意識を失った。 人が近付けば、すぐ目を覚ます。 でも目を覚ますのは僕≠カゃない。 僕の中の獣の魂が、腹を空かせて獲物の姿を探す。 何よりも憎い、 あいつ の姿を、匂いを、気配を探す。だから、倒れた僕に駆け寄り声をかけるなら。 少し気を付けなければならないかもしれない。 (+4) oO832mk 2021/10/31(Sun) 22:49:21 |
【墓】 朝日元親ハイエナはサバンナの掃除人≠ニも呼ばれる肉食動物だ。 往々にして、横取りや屍肉を漁るイメージが強く卑怯者≠フレッテルを貼られることが多い。 しかしその実狩りの成功率は百獣の王と呼ばれるライオンより高く、ライオンの子供を狩ることすらあるという。 同じくにしてライオンからも敵視をされており、食用でもないのにライオンに殺されることも多々ある。 ハイエナの皮は硬く、その肉はどの肉食獣の餌にもならないほどにとても不味いらしい。 骨すら噛み砕く顎の力、その骨すら消化する強力な消化酵素、屍肉すらものともしない強靭な胃を持つハイエナは、サバンナに於いて一二を争うほどの強者である。 更に獲物を探す目、鼻、耳────そのどれをとっても一級品とされる。 何よりも特筆すべきはそのスタミナだ。 知能も霊長類と並ぶとされるほど高く、狙った獲物が疲れ果てるまで的確に追い回し、その強い顎で餌食にする。 疲れを知らぬハイエナを止めることが出来るのは、更なる強者の存在か、【絶対王者】の言葉、又は雌の命令だけである。 ハイエナの社会は、絶対的な女社会、そして縦社会なのだ。 (+7) oO832mk 2021/10/31(Sun) 23:31:35 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ/* ご相談ありがとうございます!こちら青じそですわ。 交流のある人が来ると実は秒で解決する事態となっておりますわ。女性と絶対王者としか私交流がありませんのよ。ふふ。 さて、というわけでシオンくんちゃんも今は女性ですわね? 従わせることは簡単かと存じます。 触れて見つめ合う条件も、それでクリアーできるかと。 この通り異能の暴走で自我を失っておりますが、落ち着かせれば目を覚ますこともできるかと存じます。 よろしくお願いしますわね。 (-46) oO832mk 2021/10/31(Sun) 23:50:56 |
【秘】 朝日元親 → 市川 夢助僕は動物じゃない。 僕は動物じゃない。 僕は動物じゃない。 でも僕の異能は、こんなんだ。 嫌いだ。近寄るな。近寄るな。僕を見るな。 その想いのどこまでを、あなたが再生できたか定かではない。 (-48) oO832mk 2021/10/31(Sun) 23:53:33 |
【秘】 朝日元親 → 市川 夢助一瞬、僕≠フ目がキミに向いただろう。 強い異能? バカ言うな。 僕は弱い。僕は弱いから、逆らえない。 だから僕は薬を飲んだ。 強くなるために。 アイツ に負けないために。巫山戯るな。 吐き捨てたいのは僕≠ナなく、僕だった。 (-54) oO832mk 2021/11/01(Mon) 0:09:56 |
【秘】 朝日元親 → 市川 夢助知らないよ。でも、逆らえないんだ。 勢喜 の言葉に僕は。こんな異能のせいで。 俺の異能は弱点だらけで 何も強くなんかない。 そうでなくても嫌われ者だ。 雄のハイエナはただ嫌われて、強者に服従して。 それで、終わりなんだよ。 (-59) oO832mk 2021/11/01(Mon) 0:23:56 |
朝日元親は、 動くな の命令を守っている。口許から見える牙は剥き出しに。 (c6) oO832mk 2021/11/01(Mon) 0:33:20 |
【墓】 朝日元親僕≠ヘ途端に、何事にも興味がなくなったように、その表情すら大人しくなった。 暴れる理由のなくなった僕≠ヘ、僕にその身体を返す。 僕を押さえつけていた人達は、僕から力が抜けたことが分かるはずだ。 そのまま僕は、また気を失うように倒れ込んだ。 あどけない、ネコ型亜目の獣の寝顔がそこにある。 (+13) oO832mk 2021/11/01(Mon) 0:59:50 |
【秘】 朝日元親 → 自称・天才 市川 夢助分かってる。分かってるよ。 それでも、僕は。 強くなりたかったんだ。 ────でも。 ありがとう。 大嫌いな異能だけど、その本心からの言葉で、幾分か救われたような気がした。 (-73) oO832mk 2021/11/01(Mon) 1:21:31 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ今はあどけなく眠る僕も、冷静さを損ない薬に手を出すくらいには激情家だ。 普段から前髪の下にその本性を隠しているに過ぎない。 だけど初めて凪の気持ちを知った。 もしかしたらそれは、少しだけ何かに影響を及ぼすことも、あるのかもしれなかった。 (-75) oO832mk 2021/11/01(Mon) 1:30:05 |
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