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【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ 通信では何度か話したけれど、実際にこうして目の前に現れて話したのは期間中で言えば初めてだろうか。 姿を認めるなり椅子から立ち上がって軽く会釈。弾むような声を模倣し、明るい雰囲気を纏って貴方の問いを受け止めた。 「あはは! 何々皆さん今アンドロイドいじめ流行ってるんですか? 意地悪な質問投げてくれますねー」 そうは言うが、何も気にしていない。 「…… 楽しかったですよ 。なーんて! そう言えばよろしいですか?」 (-78) もちぱい 2022/03/08(Tue) 16:44:48 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ>>-82 「好きと言われても同じものを返すことは出来ませんが、少なくとも不要と判断されていないということですから。ありがたいことですね。 でも本当に確認してくる方多いんですよね。看守の方にも囚人の方にも言われちゃいました」 座るように促されると、その前に「お茶を淹れてきます」と断りを入れて話した通りハーブティーを持ってきた。貴方に差し出してから失礼します、と椅子に座り直す。 「ええ、ええ。沢山学ばせていただきましたよ。 美学、芸術、矜持……感情だけではない効率を優先して役割に徹する俺にとっては到底理解出来ぬものを多く目にしてきました。それらを持つ方々と実際に話をしても尚、分かりません」 ──それは、貴方に対しても例外ではない。 恐怖し、叫び、喘ぎながらも全ての暴力を肯定し受け入れる贄。そういう嗜好であると言ってしまえば話は早いが、それにしても常軌を逸しかけている。 道を踏み外さぬまま、明らかに狂っている。 「W全部W、ですよ」 無機質な視線が血色の瞳を真っ直ぐ捉える。 「効率、倫理道徳、安寧、それらを捨ててまで求めるもの。 人を人たらしめる不定形で曖昧な何か。 そういうものひっくるめた全て、見たくなっちゃいました」 それは果たして学習機能が備わった機械としての行動か。 或いは、未知に引き寄せられてしまった愚か者の行動か。 さて、いったいどちらなのだろう。 (-120) もちぱい 2022/03/09(Wed) 16:13:30 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ 苦笑いを浮かべる貴方に首を傾げる真似を見せる。何か似たような例がきっとあったのだろう。 (色んな方に希望を見出しているのだとしたら、それって疲れないんですかねー?) 疑問に思ったことはそっと胸に秘めておく。 「あはは。俺はいくつかのコンセプト、テーマをもとに造られましたから。 W人に尽くすアンドロイドW。 W限りなく人間に近いものをW。 その為に俺は多くを自分から学習・吸収するよう設定されていますし、その結果として皆様が、人間がなんたるかを理解しようとする方向性を自分で決めた。 ……なーんて! そう言えばもっともらしいですか? ええ、ええ。ナフ様の仰る通り。俺もまたとうに効率を度外視した行動を行い始めている」 生命の色をした貴方の言葉。まるでそれは蛇の如く。差し出されたそれを、アンドロイドは── 「でも。でもですよ? ナフ様」 ▽ (-224) もちぱい 2022/03/10(Thu) 9:58:00 |
レヴァティは、椅子から立ち上がる。……きぃ、と捨てられた椅子がか細く鳴いた。 (t0) もちぱい 2022/03/10(Thu) 9:58:45 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ ──躊躇わず、飲み干す。 知恵を求めて。理解を求めて。 欲 のままに。怖めず臆せず。元よりそんな後ろ向きな感情など無いのだから。 「此処、BarreNwortは狂気を飼うための場所。 俺はこの狂気咲き誇る監獄の為の存在です」 その被造物は日々学習し、成長を続ける。 そうして、貴方達に近くなる。 そうして── 「それなら──」 ──開花する。 ▽ (-225) もちぱい 2022/03/10(Thu) 9:59:27 |
レヴァティは、その無機物は、生命の果実を覗き込む。 (t1) もちぱい 2022/03/10(Thu) 10:00:09 |
レヴァティは、ナフに咲って囁いた。 (t2) もちぱい 2022/03/10(Thu) 10:00:30 |
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