【秘】 イウダ → オルテイシア[同棲最初の夜、ベッドに寝かせても気がつかない彼女の横でいつの間にか眠りについていた。 普段は聞かない「愛してます」という言葉を夢うつつに聞いた気がするけれど――**] (-5) Ellie 2021/08/16(Mon) 16:53:19 |
【人】 オルテイシア[洗濯と同時にお風呂は済ませておいた。 湯船にお湯を溜めて、買ったばかりの防水プレイヤーで音楽を聴きながらゆったりとした時間を過ごす。 本当は立ち仕事で疲れているだろう彼に、一番風呂を譲りたいところだけど。 お風呂まで彼の帰りを待っていたら、さすがに遅くなってしまうから、そこは日によって順番を変えたりしている。 明日は休日。 いつものようにボディミルクを付ける。] ……、……あっ。 [部屋着は持ってきたものの、下着を持ってくることをすっかり忘れていたことに籠を覗いてから気づいた。 ちょっと躊躇った後、下着は上下とも付けずにそのまま部屋着を着る。 大きめのTシャツとホットパンツを身に着けて、直接布が擦れる感じに少しばかりむずむずした感覚を覚えた。 まだ彼が帰ってくる時間ではないけれど、下は容易に気づかれないとしても、上がTシャツだけでは流石につんと尖った箇所が目立つ。 今日はベビードールじゃないけれど、俗に言う「えっちな気分」に少し近づいた気がして、一人、頬を赤くした。] (7) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:24:03 |
【人】 オルテイシア[お風呂から上がって、洗濯物をベランダに干す。 一人暮らしの時はずっと部屋干しにしていたから、二人で暮らすようになってから変わった。 明日はお休みだから、本当はお日様の照る朝に干した方がいいのかもしれないけれど、夜のうちに干しておけば、少し寝坊の許されるだろう。 代わりに干していた洗濯物を取り入れて、必要なものにはアイロンを掛けた。 彼の仕事用のシャツは特に念入りに、丁寧に。 仕上がったシャツを軽く抱きしめて、微かに香る彼の匂いにきゅう、となる。 そんな幸せな時間を過ごしていれば、スマホが鳴り響く。 内容を確かめれば彼からの連絡が入っていた。] (8) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:24:43 |
【人】 オルテイシア『お仕事、お疲れさまです。 花ニラもばっちり買えました! 炒めもの、美味しそうです。 下準備しておきますね。』 [そこまで文章を作って、最後にメッセージを付け足す。] 『二人で食べたいので、待ってます。 帰り道、気をつけてくださいね。』 [おつかれさま、と紫うさぎがお辞儀するスタンプを送信して。 走るうさぎのスタンプを指先で撫でて微笑むと、弟子は早速キッチンへと向かった。*] (9) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:27:06 |
【人】 オルテイシア[Tシャツの上からエプロンをすれば、太腿まで隠れてホットパンツが見えなくなる。 冷蔵庫から冷えたパプリカ、にんじん、花ニラを取り出す。 花ニラを買ったのも食べるのも、今日が初めてだ。 一般的な葉ニラと違って、先端に蕾が付いているのを知ったのも、買い物前に調べて知った。 基依さんと暮らすようになって、新しいものとの出会いが楽しくなっている。 花ニラは等間隔に切って、にんじんは同じ長さと言っていたから短冊切りに。 パプリカはへたと種を外して細切りにしておく。 炒め物だと言っていたから火が通りやすいように。 トントン、と包丁が一定のリズムを刻む。 壁時計に目をやれば、そろそろ彼も帰ってくる頃だろう。 1人じゃ寂しいからと、付けたままのテレビは音楽番組が流れている。 流行りの歌に耳を傾けて、時折機嫌よく口ずさみながら帰りを待った。*] (10) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 19:45:39 |
【人】 オルテイシア[玄関から聞こえる施錠の音を耳は敏感に察知する。 急いで手を洗って、エプロンを付けたまま、ぱたぱたとスリッパの音を鳴らして玄関まで向かった。] おかえりなさいっ。 早かったですね。 お風呂も沸いてますし、準備も出来てますよ。 先にお風呂に入るなら足し湯しますけど、どうします? [出迎える声が弾む。 今日はTシャツに着替えているようだから、お風呂は後になるだろうか、なんて考える自分が、新婚気分で少し浮かれてしまう。*] (13) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 20:27:07 |
【人】 オルテイシア[一般の企業に働きに出る父と、専業主婦の母。 活発な兄に控えめな妹と、ごく平凡な家庭に生まれた紫亜にとって、「おかえり」も「ただいま」も当たり前のような挨拶だった。 いくつになっても父にベタ惚れな母を見てきたから、両親のような夫婦になりたいと憧れるようになったのはいつからか。 今の時代では専業主婦は難しく、仕事が特に嫌いな訳でもないから共働きに不満は一つもないけれど。 職業柄、帰りの遅い彼を自宅で待って出迎えることは、母の真似が出来るから喜びの一つでもある。 「いただきます」と「ごちそうさま」のように。 「ただいま」と「おかえり」を口にする時、私を見る彼の眼が柔らかくなるのは、一緒に暮らし始めて気づいたものの一つ。] (15) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:02:20 |
【人】 オルテイシア[彼が一瞬見せた戸惑いに小首を傾げる。] ……? …………あっ。 [履いてることは履いているが、履いていない。 彼が帰ってくるまでに、付けようとしていた下着のことをすっかり忘れていた。] 履いてます、よ? [ぴらっとエプロンを片手で捲ってホットパンツを見せる。 言わなければバレないだろうか。 少しドキドキしながら、下着のことはまだ伝えずに。] (16) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:03:39 |
【人】 オルテイシアえっと、……「私」のほうがいいですか……? [なんて、食事もまだなのにちょっぴり期待を乗せて聞いてみたり。*] (17) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:04:23 |
【秘】 イウダ → オルテイシア――貰っていい?紫亜。 [靴を脱いで距離を詰めた。 着替えたとはいえ汗の臭いがするかもしれない。 彼女からは清潔な香りがするのに。 玄関先で抱き締めた時にはもう、押し付けた下肢は熱く凝っていた。*] (-8) Ellie 2021/08/16(Mon) 21:17:23 |
【人】 オルテイシアわっ……、 [不意を突いた彼の声に驚いて、ぱちぱちと瞬く。 半分冗談で言ったつもりだったけれど、彼の琴線に触れてしまったようで、仄かに頬を染める。] ま、まだ色々出しっ放しだし、 せめて片付けないと……、 [切り分けてきた野菜も、出しっぱなしの包丁も。 気になることはいっぱいあって、狼狽えてしまう。] (19) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:35:54 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[抱き竦められて、彼の匂いに包まれてしまえば抵抗する力も弱くなって。 ドキドキと高鳴る胸が緊張と期待を伝える。 太腿に当たる熱さにゾクリと身を震わせて、視線を上げた。] ……は、い……。 [こうなってしまえば、もう逆らえるはずもなくて、そっと目を伏せる。*] (-9) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:36:41 |
【秘】 イウダ → オルテイシアあー……そういや俺、手洗いもまだだった。 どんだけがっついてんだよって感じだな。 [押し付けた堅さは変わらないが、理性はまだ辛うじて戻って来ている。 紫亜の頭に頬擦りして、一歩踏み出し、二歩踏み出し。 押し倒してしまわないように背中に手を回したら、いつもはある筈の「何か」がなくて、頸を傾げた。] ……紫亜、もしかして。 ブラ、してなかったりする……? [寝る前はつけない女性もいるとは聞いたが、まだ夕食前だ。 どういう経緯で「そう」なったのかは知らないが―― 思わず確かめるように手を前に回して揉んでしまったのは許されたい。*] (-10) Ellie 2021/08/16(Mon) 22:23:28 |
【人】 オルテイシア[堪えるような声を聞いて、ついくすくすと笑ってしまう。 こういう時にも、職人気質が伺えてしまうものだから、そういう所も好きなのだと実感するのだけれど。] そういうところ、好きですよ。 [ちゅ、と頬にキスを落とす。 移動する合間も離れないのは嬉しくも、擽ったくて。 小股で歩くのも楽しいから、彼に背を預けたままよちよちとキッチンへと向かう。] (21) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 23:00:40 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[キッチンに辿り着いても、身体をくっつけあったまま切り刻んだ野菜をビニール袋に包んで冷蔵庫に仕舞う。 呟くような声には小さく笑い、見上げる目尻は仄かに赤い。] 手は洗いましょうね。 その、……がっつかれるのは、イヤじゃないんですけど…… [求められるのは愛されてる証拠でもあるから、寧ろ嬉しいだなんて、口にするのは恥ずかしいけれど。 頭に掛かる重みすら愛しくて、不意に問い掛けと共に隙だらけの胸に手を伸ばされて、ひゃんっ、と上擦った声を上げた。] ……ぁンッ、……えっと、 今……、下着、着けてなくて…… [説明する内に耳朶まで赤くなって、俯いてしまう。*] (-11) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 23:20:21 |
【秘】 イウダ → オルテイシア口も漱いだから、キスもして良い? [言い終わらない内にちゅ、と軽く啄む。 確かめたエプロンの下、Tシャツと2枚の布を隔てていても、普段彼女の双丘を支えている立派なつくりの下着がないとこんなにも揉みやすい。 零れた喘ぎはますますスラックスの前をきつくさせる。] (-12) Ellie 2021/08/16(Mon) 23:33:09 |
【秘】 イウダ → オルテイシア……なんで? 洗濯しててつけるのなくなった……ってことはないよな? [紅い耳朶を食む。 にちゃ、と響かせる唾液の音は既に興奮で粘性の音になっていた。] 俺に触られたかったからって解釈しても良い? [実際はどうあれ触っているのだけれど。 冷房の効いたキッチン、まだ新鮮な野菜を切った青い匂いが微かに残る。 料理人にとって聖域であるキッチンで行為に及ぶなんて出来ないと思っていた頃が俺にもありました。 待てない手はエプロンを解きにかかった。*] (-13) Ellie 2021/08/16(Mon) 23:33:44 |
【秘】 オルテイシア → イウダはい、よくできました。 [少し冗談めかして言って、背伸びして短い髪を撫でる。 触れ合うだけのキスを幾度も繰り返して、唇で軽く食んで、双眸を緩める。 キスを交わす合間にも胸を弄られて、僅かに息が上がっていく。] (-14) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 23:52:11 |
【秘】 オルテイシア → イウダぁっ、……ん、んっ、 お風呂に、持っていくの、忘れてっ…… [耳朶に響く水音が淡い欲を煽る。 ゾクゾクと走り抜けていく快感に、まだ触られてもいない秘所が濡れる感触がした。] ……ん、……うんっ……、 …さわって、ほしくて…… [彼に触れられるのを期待したのは確かで、欲に濡れた瞳を覆い隠した睫毛がふるりと揺れる。 こくりと首を縦に揺らして、胸を弄る手に手を重ねて続きを乞うように、ちゅ、とまた唇を啄む。 解かれたエプロンは床に落ちて、淡い刺激を送られ続ける胸の先端が、Tシャツを押し上げる。*] (-15) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 23:54:27 |
【独】 オルテイシア/* >料理人にとって聖域であるキッチンで行為に及ぶなんて出来ないと思っていた頃が俺にもありました。 はい。 (-16) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 23:56:22 |
【秘】 イウダ → オルテイシア部屋に誰かいた訳でもなし、取りに行けば良かったのに。 [誰か招いていたなら裸やタオルで脱衣所を出るのは憚られるかもしれないが、その時は彼女一人だった筈だ。 忘れたのはうっかりミス、でも「つけない」という選択をしたのは、] へぇ……。 下着ないまま、俺が帰ってきて触るの待ってたんだ? もしかして、下も……? [キスを受け、「ん」と思わず鼻にかかった声が漏れた。 間近で紫亜の長い睫毛が震える。 紫亜の手が重ねられたならより掌に尖りを感じて、転がすようにゆっくりと押し付けたまま回した。] (-17) Ellie 2021/08/17(Tue) 0:09:10 |
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