情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラこれはあなたが準備を終えて手術室へ戻ってきた頃── メイジは、ニエカワを前にただ茫然と突っ立っていた。 「──……セナさん、薬は飲ませておいたよ。 ちゃんと眠ってるみたい」 メイジは、薄らと笑みを浮かべながら振り返った。 目だけが、笑っていない。 友達は、一度己が手にかけようとして、 結局やめてしまった。 余計に苦しめるだけだと。 彼はまだ、眠っている。 /* ニエカワくんとのロール、たぶんきりのいいとこまでいったので、……独断で殺しまではしてないことをお知らせしておくわ (-10) DT81 2021/07/04(Sun) 22:06:02 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「……そう、ですか。安心しました」 それは薬が効いている事に対してか、 貴方が殺めなかったことに対してか。 眠るニエカワを抱き抱えると、手術台へ乗せる。 ポケットから取り出したのは、古いラベルの薬だった。 英語で書かれた機械へ薬を仕込み、管の付いたマスクを口元に被せていく。 「ここのツマミで濃度の調節ができます。 色々書いてありますが、最大にすれば大丈夫です」 どうせ殺すのだから。 感情を殺した、冷たい抑揚の言葉を連ねていく。 ──が、ふと。 「もしメイジくんさえ良ければ、ですけど。 きみの頭を撫でても良いですか?」 柔和な声が、貴方の鼓膜を揺らした。 /* お疲れ様よ、ほんとに……!! (-13) wazakideath 2021/07/04(Sun) 22:34:03 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラあなたの一挙一動を、手術台へ乗せられるニエカワを 知らない機械を、古いラベルの薬を、管のついたマスクを 突っ立ったまま、瞬きもせずに、眺めている。 感情のない説明にただひとつ、首だけで頷いて 「……え?」 やさしげな声にはっと目が覚めたように 丸くした目が瞬き、あなたを見上げた。 「いいけど……なんで?」 (-15) DT81 2021/07/04(Sun) 23:18:27 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「……はは、なんででしょうね」 渇いた笑いが手術室に響く。本当はわかっていた。 大きな手がそっと貴方の頭に乗る。 包帯の巻かれた箇所を触れないように。 隠れているかもしれない痣を刺激しないように。 撫でるというよりは、なぞるような力加減だった。 「よく、頑張りました」 どうかこの慈愛にも似た想いが伝わらない様にと、願った。 そんな資格は、自分に無いのだから。 (-16) wazakideath 2021/07/04(Sun) 23:36:25 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロク「うん、メイジ。メイジ アキラだよ。 ……理由? それだけでいいんだ」 メイジは足をぶらぶらと揺らしながら、床を見つめている。 なにをどう話すべきか、考えているようだった。 "取引"をしたのだ、誠実に話すべきだろうかと。 その目はただただ、遠くを見つめている。→ (-18) DT81 2021/07/05(Mon) 0:15:24 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロク「……痛いのはね、このへんかな。 病気とかじゃなくても、そういうこと、あるでしょ?」 メイジは胸に手を当てた。嘘ではない。 「つらいのはね、今かも」 メイジは、膝を抱えた。嘘ではない。 「逃れたいのも、今」 そのまま膝に顔を伏せた。嘘ではない。 「あーでも、薬よりも、食料のほうがほしかったかも ずっと、おなかすいてるもん」 けど取引をしたのは薬なので、薬はきっちり受け取る。 おはじきはやっぱりだめかーと、へらり笑った。 (-22) DT81 2021/07/05(Mon) 0:30:11 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラメイジは、ぴくりともせず、大人しく撫でられていた。 もう、頭を撫でられるような子どもではないけれど、 ……ないけれど、どうしてだろう、視界がじわりと滲んで ぷつりと糸が切れたように、ほろほろと零れる。 「……あ……」 あなたの手つきがやさしいからだろうか。 囁かれた言葉が耳に入ったからだろうか。 メイジにはよくわからなかった。 「……………おれ……、……」 俯いて、消え入りそうな声でつぶやく。 それはうまく言葉にはならず、 メイジは、すがるようにあなたの白衣を掴んだ。 (-24) DT81 2021/07/05(Mon) 6:34:59 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジあなたのそばにしゃがみこんだ。 顔は上げてもらわなければ見られない。 「……何から逃げたいのですか? 病からですか、悩みごとがありましたか」 言葉は、あなたの不調を心配する。 随分と、抑揚がないが。 「満たされない、今の環境にですか? すみません、あなたの事情を私は知らないのです」 無責任だと、思っている。 目の前の少年が何を求めているのかわからないままに心を聞いている。 「……心を病んでいるのでしたら、なにか聞くことだけはできるでしょうか」 一つ、提案できることはあったが少年の言葉を聞くことにした。 何が辛いかを、教えてくれるのならば知れるに越したことはない。 (-26) toumi_ 2021/07/05(Mon) 10:18:36 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「……良かった。 もう泣けないのかと、思ってました」 今手術台に横たわる彼にも、 ほんの少し前、同じ事をされた。 掴まれた白衣を振り払う事はなく、今度は背中を撫でる。 「人を殺す事は、……怖い事です。 悲しい事です。悔しい事です。つらい事です。 その気持ちにね、嘘は吐かないでほしくて。 ここを出た後、また人を殺めない為に。 一度傷付ける事に慣れると、 感覚が麻痺してしまいますから」 きみの父親のように。 言外にそう滲ませて、男は自らにも言い聞かせた。 (-28) wazakideath 2021/07/05(Mon) 11:15:43 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ/* 調理実習が終わった後時空として、 干しアユミさんを表で配ってくるわ。 食べるか否かはお任せするわよ! (-30) wazakideath 2021/07/05(Mon) 11:18:57 |
【独】 被虐 メイジ嘘じゃねえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前はマイフレンド!!!オレのために死んでくれたマイフレンドだよ!!!! (-48) DT81 2021/07/05(Mon) 13:12:24 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ背中を撫でられる感覚に少し安らぎを覚えた それはなんだか、遠いようで、懐かしい。 あなたの肩に額を押しつけて、嗚咽する。 「…………うん……」 泣くのはずっと我慢していた。 たぶんそれは癖のようなもので 今の自分にそうする資格もないと思っていたし 一度泣いたら駄目になりそうだったからだ。 「……オレさ、………リョウに嘘ばっか吐いちゃったな…… なにが、約束だ…………なにが友達だよ………」 しばらく、手術室に静かな嗚咽が響いていた。 まだやることはある。 やがて、息を吐いて、ごしごしと涙を拭う。 …………自分がそうすると選んだことだ。 (-54) DT81 2021/07/05(Mon) 14:54:41 |
【人】 被虐 メイジこれはまだ"肉"の焼ける匂いがする少し前の時間。 二階からふらりと降りてきたメイジ その顔色は、疲弊したように悪い。 「────ねえ、誰か、リョウ見かけてない?」 ニエカワのことをそう呼んでいる。 メイジは最近、彼と友達になった。 友達が友達を心配するのは当然だ。 「病室に見当たらないんだ」 「昨日すごい調子が悪そうだったし そんなフラフラ出歩くはずは──…………」 だんだんと消え入りそうになっていく言葉 メイジには霊的存在は、見えない、聞こえない。 そしてまたどこかへふらりと、歩き出す。 (11) DT81 2021/07/05(Mon) 14:59:45 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「うん、僕も、……彼に、嘘吐いちゃいました」 出かける約束をした。卵焼きを作ると言った。 叶わない未来だと知りながら。 涙を拭った貴方の頭を、もう一度撫でてから手を離す。 あの日壕の中で笑った父の気持ちが、今ならわかる気がした。 「────始め、ますか」 それは、冷たく あろうとした 、抑揚の無い声だった。 (-58) wazakideath 2021/07/05(Mon) 15:27:24 |
【独】 被虐 メイジところで、約束だから……なに!????? オレかセナハラさん墓下から投票されんの???? 幽霊になって一緒にトーキョーに行くのも やぶさかではなくなってきたな。 オレ死んだら幽霊なる気あんまないけど………… そう、死人に口なし (-60) DT81 2021/07/05(Mon) 16:00:15 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロク近づかれる気配に一瞬びくりとした。 目だけ見える程度に、少しだけ顔を上げ 見開いた緑色が、あなたを伺うように見つめている。 できたばかりの傷を、包帯の上から擦った。 心配するような言葉をかけられても、本心かまではわからない。 メイジには、目の前の大人が信用できるかまだわからなかった。 「……今の環境、いつ助けが来るか、わかんないし。 それに、食料だって、足りるかわかんないんでしょ……」 少なくとも病院の食料事情は知っているらしい口ぶり。 「ミロクさんはオレより大人だから 食べ物の大事さは、オレよりわかってるでしょ」 「はやく、ここから出たい……」 この言葉は、本心から口にしている。 (-61) DT81 2021/07/05(Mon) 16:13:50 |
【赤】 被虐 メイジ薄暗い手術室の中で、照らされる照明が嫌に眩しい。 メイジは泣き腫らした目を細めた。 かつて"友達"と呼んだ──本当にそう思っていた。 それを目の前にして、息を呑む。 もう、動くことはない、声を聞くこともできない。 「……これ、本当に死んでるんだ………」 布がかけられた顔を一瞥して、ぽつりと零れる言葉。 そう思うと、夏だというのに悪寒がした。 死体を見ると恐怖を感じる。 自分の死を連想させるから── やっぱり、自分は死にたくないんだ。 (*1) DT81 2021/07/05(Mon) 19:41:45 |
【赤】 被虐 メイジ説明を聞きながら、刃物が肌に食い込むのを顔を顰めて見た。 思わず目を逸らしそうになったのを堪える。 ちゃんと見ていなければ、覚えられない。 「……っ……」 血の臭いが鼻孔を刺激する。 一度口元を押さえたが、震える手を押し殺してメスを握る。 「……オレだって……やってやる……」 「(嫌だ、やりたくない、嫌だ……)」 そうして、ふいに触れた手は、まだあたたかくて苦しくなる。 照明に反射し、きらめく刃物を意を消して見つめ そして、肌に当てる──見様見真似だった。 「……、……ごめん」 メイジは思い出す。刃物が人に食い込む時の感触を。 メイジは、覚える。人を切る時の感触を。 (*2) DT81 2021/07/05(Mon) 19:48:50 |
【赤】 被虐 メイジ「ねえ、これって、どの部分を食べるの……」 バラバラになっていくのを見つめながら尋ねる。 以前やった時は、もう食肉としか見えなかったし どの部分かも聞く余裕もなかった。 (*3) DT81 2021/07/05(Mon) 19:49:45 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「これは"取引"ではありません。 ……ここからでたら何をしたいですか? あなた達は、食料難だけさけることが出来たら助かるんでしょうか」 どうですか、と取り出すのは魚肉の缶詰とじゅーす。 どちらも常温で、じゅーすに至ってはこの頃ではあまり見られないのでわからないかもしれない。 冷やす習慣がまだあまり少ないからだ。 「食べますか。 理由は、あまり聞かないでもらえたらと、思います。 強いて言えば子供が好きなんです。学生が。 でも、こういった時に贔屓をしてしまうと諍いが起こります。 少しの人間にしか行き渡らない配給はあるべきではないです。 正しい価値で取引をしなければ不平等を起こします。 私は、あなたに価値を感じました。 さし出せるものを与える役目が大人としてあります。 条件があるのならば。 先程のことに次いで内緒ごとにして欲しいことです」 (-74) toumi_ 2021/07/05(Mon) 21:08:08 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ/* そういやこれ……どっち死ぬ? とりあえずアタイのこと噛み先にしといてくれると助かるわ。 もしかすると表で誰か殺してくれるかもしれないけど… (-79) wazakideath 2021/07/05(Mon) 22:14:42 |
【赤】 被虐 メイジ「…………………」 肉が引き裂かれ、骨が砕かれる音。怖い。 取り出される真っ赤な内臓。気持ち悪い。 そこにあるのはもうただの肉塊。変わり果てた姿。 罪悪感よりもなによりも、本能的な恐怖が襲う。 頭から血の気が引いていく。足元がふらついた。 「………………うっ……」 最後まで黙って見ていたが 悲鳴を上げるみたいに、がしゃんと金属音がした。 メイジがぶつかって、器具か何かを落とした音だ。 「………うぐ……ぇ………げほっ、げほ………」 ついに胃から込み上げてくるのを押さえきれず、吐いた。 出てくるのはほとんど胃液だけだった。 (*6) DT81 2021/07/05(Mon) 22:16:06 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新