![]() | 【人】 司書 エルナト>>25 トット 「めんどくさいよ。遊べなくなるし。」 ベッドの上で寝るだけになっちゃう。つまんないよ〜と脅しというには柔らかすぎる言葉を告げて。 野菜カレーの日に誇らしくしている君も、人参相手に剣呑な目をしている君も、やはり少年は好きだ。 ペットがご飯に威嚇しているのを見ている感覚。 狭い鳥籠の中の小さな娯楽。 「僕も好きだよ、皆の事。」 「犬みたいな子もいるし、猫みたいな子もいる。」 何かと動物に例えたがる少年だ。 君の病の事はあまり知らない。いつも包帯を巻いてるから、良く怪我をしてるのかな、くらいの認識をしている。 となると、やはり園芸部の方が怪我の要因が少なくていいのかもしれないな、等と思いつつ。 少しの間に、きょとん、と見つめて。 「今何か考えてた?」 問いかけて。 「調剤師だね。全然仕事の内容は知らないけど、お料理みたいに作れたら楽しそうかも。」 「何でお医者さんより調剤師がいいの?」 (26) arenda 2022/05/05(Thu) 18:27:04 |
![]() | 【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノどこかの、日も落ち始めた頃。 君がどこにいるか、どこにいるとしても、 少年は施設の中を散歩して、君を見つければ声をかける。 「クロノさん、こんにちは。」 「穏やかに過ごせた?」 こっちは大丈夫だったけれど、そっちも大丈夫だったかな、と。 (-107) arenda 2022/05/05(Thu) 18:38:38 |
![]() | 【神】 司書 エルナト>>G2 フィウクス 「僕も烏の鳴き真似を練習しようかなぁ。」 そうしたら苦しくない?と。 少年はいつもと変わらぬ能天気な笑み。 「なるほど、逃げ場所なんだ。」 「…なに、そんな怖い顔しないでよ。泣いちゃうよ。」 「あなたが言ったんでしょ。ここに居るしかないんだって。」 言葉のほうは意にも介さず。 だって、君の脚は動かないままだから。 去っていくならごめんねくらい言おうとも思うけれど。 鴉が飛び去るのを見上げた。 「外の世界はどうなってるんだろうね。」 「早く外に出たいよ。きっとここより楽しい。」 「この森、深いのかなぁ。」 境界線の上に立つ木に手を添えて、どう思う?なんて。 深くない森なら、頑張って歩いたら抜け出せそうじゃない?、と 冗談めかして笑った。 (G3) arenda 2022/05/05(Thu) 19:15:02 |
![]() | 【神】 司書 エルナト>>G4 フィウクス 「なれたほうが楽しいじゃない。」 「夢を見るのは自由だよ。誰だって。」 そんな棘もやはり気にすることもなく。 君の言動や態度に左右されず、常にマイペース。 穏やかで落ち着いている、と大人には評されているけど、 きっとただ、少年のペースが傍から見たらそう見えるだけだ。 あんまり人を省みていない。 「僕の泣き顔じゃ満足できない?残念。」 「つまり逃げ場を潰された君は、今は正当に怒る権利があるという事だね。発散してく?僕は構わないけれど。」 少年は前誰かに"いい性格"だと言われた。 きっと君に、君が相手に抱かせる印象と同じものを、少年へ抱かせるかもしれない。 つまり、性格が良くないという事だ。 それから、質問を聞けば。 いつも通り微笑みながら、少し眉を下げて。 「何歳になっても乳離れできないから嫌になっちゃったんだって。」 「僕が帰る場所にはもう、僕じゃない子供が座ってるんじゃないかな。」 ここから出たらどうしようねぇ、なんて。 やっぱり能天気に呟いて。 (G5) arenda 2022/05/05(Thu) 20:57:32 |
![]() | 【人】 司書 エルナト>>27 トット 「不健康スパイラルだね。」 動いても止まっても病気になるなら、 やっぱり予防はちゃんとしないとね、と。 上着の重要性を説いておいて。 「皆可愛いよね………」 「トットくんは………ちっちゃいわんちゃん。」 先の印象をそのまま伝える。 小さくて庭を駆けまわってるタイプのわんこ。 元気な様子を微笑ましく見守っていたいタイプだ。 それから、答えを聞いて。 ふむ、と一つ思案して。 「……トットくんは、普通じゃない怪我をしてるの?」 「病院、よく行ったりしてた?」 調剤という行為に興味がある、というより。 逃げの一手、という感じなんだなぁと、感想を抱いた。 (28) arenda 2022/05/05(Thu) 21:05:09 |
司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。 ![]() arenda 2022/05/05(Thu) 22:39:00 |
![]() | 【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ「良くなった…かも、しれないけれど………」 良くなることが、良い事なのか。 わからない。 君が変わってしまったことが。 過去の苦悩を、努力を、何もかもを忘れることが。 そうして今を明るく過ごすことが。 良い事かが分からない。 少年はやっぱり、悲し気に眉を下げた。 それは、親愛なる友人が、変わってしまったという、 どうしようもない喪失感から。 ではない。 「……まぁ。」 「………それでも、元気なら良かったよ。」 「おかえり。」 もう帰ってこないのかもと思っていたから。 随分遅れた言葉を、ようやく告げた。 ▼ (-135) arenda 2022/05/05(Thu) 23:07:00 |
![]() | 【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ以前はこんな表情をすれば、そっけない態度を取れば、 何かと慌てて詰め寄ってきてくれたものだけれど。 今はまるで、大人たちのような。 暖かくも冷たくもない反応ばかりが返ってくる。 その中で、見つけたとびきりの変化。 「……バラニ………それなに?」 見覚えのない光景。 いつだって何かを飲む姿を見せるのは自分の方だった。 じっと、君を見つめて答えを待つ。 (-137) arenda 2022/05/05(Thu) 23:10:01 |
![]() | 【人】 司書 エルナト>>33 トット 「おや、撫でられたいタイプだ。」 「君くらいの年の子は、嫌がる子もいるから」 「甘えん坊な子を見ると、尚更かわいく見えるね。」 遠慮せず、と言われたら、では失礼して、と。 窓から少し身を乗り出して、手を君の頭に伸ばす。 よしよし、表情と同じ様に柔らかで穏やかな手つきで、 君の頭を撫であやす。 「変になっちゃうんだ。どうなるんだろう?」 「まぁ、病気だろうからね。ただ奇麗なだけ、ではないよね…」 それでも、色とりどりの血の花束は奇麗そうだなと。 見てみたいなと思いつつ、流石にみせてとは言えないな、とも。 内緒話の体制を取られれば、軽く首を傾げながら、耳を寄せて。 離し終わったら、今度は少し思案して。 ちょいちょい、と手招き。今度はこちらが内緒話。 (34) arenda 2022/05/05(Thu) 23:19:40 |
![]() | 【秘】 司書 エルナト → 花信風 トット「人のために、疲れてでも配ってるんだ。」 「偉いね。」 「良い子だね。」 労いの言葉。 本当ならあんまり血を流したくもないだろうに。 幼いのに偉いな、と思う。 「じゃあ………そうだな………」 「貰えるだけ、貰いたいかも………?」 たくさんある方が嬉しいからさ、と。 そんなお願いをするのは心苦しいのだが。 大丈夫?と首を傾げて問いかけて。 お腹をさすった。 (-141) arenda 2022/05/05(Thu) 23:24:36 |
![]() | 【秘】 司書 エルナト → 花信風 トット「本当に?わぁ、嬉しいなぁ。」 「……?毎晩してるんだ、偉いね。」 何でちょっと言い淀んだんだろう、と思いつつ。 たくさん貰えそうなので嬉しそうに笑う。 良かった、やっぱり、あると安心感が違うから。 非常食があると安心できるのとおんなじ。 「!」 「じゃあ、今ちょっぴりもらってもいい?」 「…こっち、くる?」 恥ずかしいなら、あんまり屋外じゃない方が良いのかな、と。 開けた窓の内側を指さして。 さて、血の花はどんな感じなのだろう。 楽しみだな。 (-154) arenda 2022/05/06(Fri) 0:41:46 |
![]() | 【神】 司書 エルナト>>G6 フィウクス 「夢がないなぁ。疲れちゃいそう。」 なんて文句を言いつつも、別にそれを気にすることもなく。 自分と他人はどうしようもなく違う存在だから、 理解も共有も出来なくて当たり前だと考えている。 大人が常に人と距離を保つのと同じような感覚。 とは少し違う。 「せっかく気兼ねなく怒れる機会なのに。」 「残念。発散させてあげたかったなぁ。」 と、くすくす笑いながら。 そんな答えが返ってくるだろうと、案の定予想していた。 言われて素直に怒れる人なら、そんなに苦しんでないだろうし。 そんなに苛つかないでよ、泣いちゃうよ、なんて窘めつつ。 「……あはは!」 その後の君の物言いには、少しきょとんとしてから。 声をあげて笑って。 「心配してくれてるの?優しいね。」 「でも、君との無駄話の時間、好きだからなぁ。」 随分未来を案じてくれているような言葉にくすくす、笑みを漏らして。 それから、うーんと考えて。 「どこにも居場所が無かったら、世界中を旅したりするよ。」 「本の中でしか見たことがない世界を、見に行くんだ。」 「きっと楽しい。」 なんてやっぱり楽観的な言葉を宣うのだった。 (G7) arenda 2022/05/06(Fri) 11:02:51 |
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