【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺先輩、私……男の人が苦手です だけど、処女じゃありません [ この年齢で、処女ではない人は多いだろうけど。 そんな告白から、始めたのは。 きっと、桜の台詞が頭を過っていたから。 気にしないって言ってくれたけど、 やっぱり、言っておきたかった。 私が、拒絶しそうになる理由を知っておいて欲しかった。 先輩が嫌で、拒絶しようと、いう訳ではないことを] (-2) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 0:25:53 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 微かに、声が震えた。 誰にも言ったことはない。 母ですら、 暴力を振るわれていたこと以外は知らないのだ。 あまり感情が乗らないように、平坦な声で説明した。 ごく簡単に、端的に、] それで、最後に……私、キレちゃって 父を殺そうとしました [ 幸い多少の怪我で済んだけれど。 あの時、はっきりと殺意を持って、父を殴った。] 多分、私は……自分のためなら、 誰かを傷つけることができてしまう人です [ 越えてはいけない一線を、越えている。 一度外れたタガは、戻したように見えて、 ――――戻ってはいない。 自分の両手を見つめて、ぎゅっと握った。 ふるふると震える。思い出してしまって、あの時の感覚を] (-5) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 0:27:50 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 顔を上げた。] でも、 ――――先輩が好き、です [だから、信じて欲しい**] (-7) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 0:27:57 |
【人】 4年 井田 嶺[作り置きって言ったって、大変だろう。 学食とコンビニとバイト先で済ませてしまうから、こんなきれいな食卓が並ぶことはない。] 少なくても、食に関しては センパイづらできなくなったよな。俺。 彼女の料理が美味しいのは、嬉しいけどさ。 [ちらちらと。箸を進めるたびに顔をあげれば、そこに愛しい顔があって。 そのたびに麦茶に口をつけてごまかしていた気がする。 美味しいのはわかるけど。 穏やかで、幸せなのだけれど。 でも、どこか落ち着かないまま、ゆっくり食事を終えた。] (16) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:54:39 |
【人】 4年 井田 嶺[食事を終えて、のんびりと 片づけをする天音を見ながら、ぼんやり夢を見ていた。 ……そばにいるだけなら、こんな日が毎日あるのかな。 ……それはそれで、理解できないな。 考え事をしていて、反応がおくれた。 だから、天音の声をしっかり受け取るために、ひとつ ぺしり、首を叩いた。**] (17) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:55:10 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花 ……うん。 [黙って聞いていた。 天音の告白を、黙って、ただひたすらに。 掌が痛い。爪が食い込んで、血がにじむ音がする。 それでも、ただ、黙って。] そ、っか。 [口から洩れたのは、嘆息。 動いたのは、やっぱり腕で。 隣りに座った惚れた女を、そっと、引き寄せていた。] (-12) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:55:39 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[女性じゃない身には、つらさはわからない。 親に、異性に、そんな目に合うつらさを同情できるわけがない。 だから、無力な人間の俺は。 その話を聞かされても、何も性懲りもない俺は。 それでも、天音の恋人でいたい俺は、こういうしかない。] 俺は、気にしないよ。 天音にだったら、殺されてもいいよ。 [面倒なのなんか知ってるんだ。そのくらいなんだよ。] (-13) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:56:31 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花 ひとつ、そうひとつだけ。 俺も秘密にしてた話を教えてやるよ。 ―――俺は、人を殺した。 [ぽつりと、つぶやく。] 一緒に登ってた先輩が雪崩に飲まれた。 探したけれど、春まで見つからなかった。 山屋じゃ珍しくもないよ。いつでも危険は隣りあわせだ。 けど、あのとき。 俺は、きっと。先輩を殺したんだ。 自分のことしかできない俺が、ちゃんと警告できなかったから。 (-14) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:57:37 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[だから、そんなの。 本当に殺したわけでもないなら、それを悔いているなら。 気にするんじゃないよ。それだけの理由があったんだから。 引き寄せた身体を、小さく撫でる。] これで、お互いイーブンだし。 なんにも気にしなくていいよ。俺は気にしない。 ―――天音のことが、大好きだから、な。 [あげられた顔に微笑んで。] (-15) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:58:17 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[けれど、それは意地の悪い笑みにも見えて。 いや、実際意地の悪い先輩なのだけど。] 大体、さ。 いまは、ほら。 今日押し倒されちゃうほうを気にしたほうがいいんじゃないのか? 気にしても無駄だけど。 [いうなり、その唇を奪った。 強引でも、気にするもんか**] (-16) MakotoK 2020/11/15(Sun) 0:59:04 |
4年 井田 嶺は、メモを貼った。 (a7) MakotoK 2020/11/15(Sun) 1:03:53 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 先輩は、私の話を黙って聞いていた。 自分のことで精一杯な私は やっぱり先輩がどんな顔で聞いているのかとか、 見る余裕がなかった ――どんな顔をされるか、怖かった だけど、聞こえてのは嘆息と、伸びてくる腕、 身体を引き寄せられる。] ッ、――せん、ぱい…… [ 拒みそうになる。 それでも、声を聞けば、匂いを感じれば、 今はちゃんと、記憶とは違うのだと区別ができた。 この腕の中は、大丈夫 その肩に、頭を預けた。] (-21) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 7:56:37 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 聞いてもなお、気にしない。 殺されてもいい。 なんて、言ってくれる先輩は、 やはり優しいなと思う。 ――普通の人なら、ドン引きして、 逃げてしまうものでしょう あぁ、また泣きそう。 鼻の奥がツンとした。] (-22) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 7:56:39 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 腕の中で、先輩の告白を聞く。 『――俺は、人を殺した。』 そう、呟く声を、静かに聞いていた。 雪山でも事故は、あること。 生き残ったからって、悔いることはない。 そんな前向きな、言葉はでてはこなかった。 人が一人、死んでいるのに、 気にしないなんてできるわけはない 後悔しないわけがないから だから、] (-23) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 7:56:43 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 腕の中で、先輩の告白を聞く。 『――俺は、人を殺した。』 そう、呟く声を、静かに聞いていた。 雪山でも事故は、あること。 生き残ったからって、悔いることはない。 そんな前向きな、言葉はでてはこなかった。 人が一人、死んでいるのに、 気にしないなんてできるわけはない 後悔しないわけがないから だから、] (-24) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 7:56:43 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 微笑む顔をじっと見つめるたら、 自然の頬が緩んでいた。 だけど、なんだか意地の悪い笑みにも見えて、] えっ、話……聞いて、ッん、…… [ 話、聞いてたんですか? そう問おうとした唇は、言葉を紡げなかった。 強引に奪われた ――キスは、初めてなのに、 反射的に、頭を引こうとしたけど、叶ったか。 ――先輩なら、大丈夫に、ね *] (-26) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 7:56:48 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[反射的に引かれれば、追うこともしない。 むしろ、肩を竦めて微笑む。] 聞いてたからお仕置きしたんだよ。 嫌なことはぶん殴ってでも嫌ッて言ってくれ。 傷つけていいから。殺していいから。俺なら。 天音が抱え込みすぎるのは知ってんだからな。 優しくないセンパイは。 [くちづけた唇で、今度は自分の掌を舐める。 爪が食い込んだ傷が、染みる。*] (-35) MakotoK 2020/11/15(Sun) 9:09:19 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ 頭を引けば、すんなり解放してもらえて、 なんで、そんな風に笑ってくれるのか。] お、しおき、って何ですか……もう、 人のファーストキス奪っておいて、 そんな風に笑わないで下さい 殴りますよ [ 言いながら、ぽすっと拳を胸に当てた。 力なんて、殆ど入ってないけど。] (-45) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:02:11 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺ずるいな……もう、 そんな風に、言われたら――… [ 余計、拒みたくなくなる。] (-46) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:02:15 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺次からは、我慢しません…… [ 井田先輩がすることに関しては、 我慢をした覚えが、あまりないけれど。 身体の反応と、気持ちが一致しないこともある。] だから、逃げますし、殴りますから……ね、 [ 慣れるまで、 何度も、傷つけてしまうかも。 それでも、先輩を信じてる。] あと、…………何かする時は、先に言ってください そうすれば、吃驚はしませんから、ッ、 (-47) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:02:19 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ そんなお願いをしながら、再び見上げれば ちろ、と舐めるようすが見えて。 ――掌の傷が見えたなら、「あ」と小さく、声をあげ ――怒ってくれたのだと、理解すれば、嬉しくなった 先ほど、キスをされたことを思い出して、 頬が熱くなるから、隠すように 今度は、自分から、その腕の中に。 自分からする分には、大丈夫だなって*] (-48) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:02:21 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[ぽすりと胸にあたる拳。 柔らかい感触に、思わずくすりと笑ってしまう。] ファーストキス、ありがとな。 俺のもそうだから、受け取っておけ。 いくらでも殴っていいからさ。 [ふわふわの髪を指先で遊んで、その様子を嬉し気に。 見上げる視線に、瞳で応えて。] (-55) MakotoK 2020/11/15(Sun) 10:35:05 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花 逃げていいし、殴っていいし、怒っていいよ。 ずっとそう言ってるし、そのくらいは覚悟してるって。 [それが自然になるまで、いくらでも殴られてやるよ。 腕の中に滑り込んできたひとを、ぎゅっと抱き留める。 だから、できるだけ傍にいさせてほしい。] わかったわかった。 じゃあ、もう一度、キスしようか。 [包むように抱きしめながら、耳元に囁いた*] (-56) MakotoK 2020/11/15(Sun) 10:35:24 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺まじか、…… 有難く、頂戴しておきます [ 先輩も初めてのキスと聞けば、 驚いて、瞳を大きく瞬かせ、思わず ふふ、と嬉しそうな笑い声が漏れた。 髪に触れる感触がくすぐったくて、 心地良くて、猫の様に瞳を細めて、緩く微笑む。 腕の中に自ら潜り込めば、抱きしめ返して貰えて。 鼓動はまた、大きく脈打った。] (-63) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:58:28 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺[ キスしようか。 と囁かれ、耳まで赤く染まる。 事前に言われるのも、 存外恥ずかしいものだと、思いつつ、] ――――…、1回だけ、ですよ [ 特別に、許してあげます。*] (-64) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 10:58:32 |
【秘】 4年 井田 嶺 → 外国語学部3年 天音 和花[抱きしめたまま。腕の中の熱が気持ちよくて。 髪を弄んだり。微笑む笑顔を眺めたり。 掌の血がつかないようにするのだけは面倒だったけど。 囁いた言葉に、耳元まで染まる朱。 嬉しくなって、つい笑みが落ちる。] わかったよ。 ――― じゃあ、100回くらい、な。 [今度は、そっと。 頤を持ち上げて、瞳を合わせて、微笑んで。 それから優しく、さっきとは違って長く、唇を交わした。*] (-65) MakotoK 2020/11/15(Sun) 11:09:03 |
4年 井田 嶺は、メモを貼った。 (a18) MakotoK 2020/11/15(Sun) 11:18:11 |
【秘】 外国語学部3年 天音 和花 → 4年 井田 嶺ひゃっ、…… [ 100回って、私を殺す気ですか。 1回しようと言うだけで、こんなにドキドキしてしまうのに。 口をパクパク、言葉を失って。 だけど、それは100回は、キスをしてくれるということ。 ――嬉しい方が勝ってしまう ] (-69) kasuga_2jp 2020/11/15(Sun) 11:22:18 |
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