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【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 錆鉄御納戸 ミズチおや、と眉をあげたが、 表向きの所作には出していない。 こういった連絡になれているのかもしれない。 ”あいわかった” ――それは口の形だけにみえるが、 あなたの耳元にも届くかもしれない。 音を届けるという事に関しては、 詩人の古い呪文は長けている。 ”ただ、俺に頼みごとをするならば、それなりの対価を貰うぞぉ” ”いいな?” 愉快そうな口調で、そのように返す。 届いているかどうかは不明として、 フェリックスは席を立つ。 尋ねたのは、それなりの大商会の主であるロゼルダート。 そして色事好きで知り合ったラスコー子爵だ。 そして、ロゼルダート商会は、 そのままスチュアートを追い落とさんばかりに徴募の不正証拠集めを始め、動き始めた。 シュラール商店の痕跡は、恐らく中に通じたものが、静かにこの世から消していく。 (-284) protea 2021/12/18(Sat) 16:34:52 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス「……ええ。私は好きね、そういう話……正気ではないところが」 正気ではない、と。 おおよそ、物語への感想としては、物々しく形容して。 「……恋は盲目、あるいは病。言い得て妙よね、本当に。 ……そうして、愛するふたりの、逃避行の行く末は?」 (-290) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 17:15:00 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス「……ん。うまいものを知れて、よかった」 されるがまま、頭を撫でられている。 撫でられ続けている。嫌でもないので、拒まない。 段々とかぶっていたフードがずれていき 折りたたまれた獣の耳が露わになった。 「…………。貴方は、酔っているか?」 貴方の顔を覗き込む。 「……腐っているものくらいでは腹は 壊さないが、覚えておこう」 エドゥアルトは「ならば、食えるうちに食っておこう」と 貴方がやっていたとおり、ぱきと足を折り、酒よりも ひたすら蟹を食べるほうに夢中になっていたのだった。 (-298) DT81 2021/12/18(Sat) 18:20:52 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス「ああ、それは勿論。相応のものを返したいが故、 小生は担保に足るものも浮かべられなかったのだ」 ふ、と息を吐く音がした。 「ありがとうフェリックス、それではまた」 互いが了承を返した以上、ミズチにも留まる理由はなかった。 この暫く後にスチュアート商会から見つかる取引の記録には、 珠響玉の原石を煙の魔女に受注したと記載されていた。 そしてミズチは彼女からの依頼で原石を採取した。 そういうことになったのだ。 (-303) 66111 2021/12/18(Sat) 18:32:08 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ「ああ、死んだ。」 「要するにな。人間の姫と竜の男の恋路だったのだよ。 人間の姫は約束を違え、神の怒りに触れて呪われた。 そして、死ぬ前に、竜は自害した。 姫は人間の王子の元へ戻り、暮らした。 ”らしい”。 ……これを、どのように捉えるかは、人次第なのだろうなあ」 (-331) protea 2021/12/18(Sat) 20:56:37 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト「よかったなあ。これからもっと知るといい。 きっと、この街は――変わるからなあ」 なでなでりとなでていくと、 獣の耳が見える。 その毛並みにほう、と溜息を零し、指先で耳をむに、と撫でてみた。 犬を撫ぜるように、愛おし気に。 強く引っ張らず、ひっかくように丁寧にだ。 「俺は、じつは酔わんのだよ」 ふそり、と柔らかに微笑んだ。 確かに酒精の香りはするのだが。 「沢山お食べ。また食べたければ食わせてやろう。 俺も、そろそろここを出発つからな」 (-333) protea 2021/12/18(Sat) 20:58:45 |
フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。 (t1) protea 2021/12/18(Sat) 20:58:57 |
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