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【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「…………欲しい、な?」 焦がれているなんて、いわないが。 「それがないと、……俺ですらない」 奪われている感覚が常にするんだ。 「そんなのが許せるか」 こんな世界、憂いて、必要ないなんて思わせないでくれ。 俺がこの世界を見るということは、世界は俺を見ていないと俺が思っていることだ。 ▼ (-211) toumi_ 2021/10/01(Fri) 16:28:14 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「お前が、異能……何度聞いても変な話だ。 人にしか見えないのに。こうして触ってくるのに」 たしかに互いにここにいるのに、認められないのか。 「……自分に言い聞かせるためだけじゃない、お前のためだった」 嫌なほどわかって、期待をしてきた。今の自分には時間がない。 自分に言い聞かせる体をとって、頷いて、お前にも聞いてほしい。 「お前が。世界をまだ広く見れるんだと伝えたかった」 お節介だ、"薬"を使った快楽が俺にとっての幸せではないのは明確だから。 「使われたいのは、必要とされる俺が、道具のように思うからだ。 それは、俺じゃなくてもいい人形だ。 そんなことは、お断りだ、俺に価値をつけて使用をしろ」 お前だってそうだろう。 多くに使われるのだけが幸福か? お前がかわりにされ続けている世界は幸福か。 「お前のように、俺を見た存在を」 俺のようにお前を見ようとしたやつを。 「無碍にするようなことを、されたくない」 ▼ (-212) toumi_ 2021/10/01(Fri) 16:34:02 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……憂いているわけでもない、だが。俺では行動ができない」 「誰かに、求めないと俺は俺にすらなれない」 「そんなのは、みじめだとおもわないか」 俺はすでにここにいるのに。 「だから俺は、今この俺は語らない。 だから、……もし、おまえが幸せに気づいて。 俺をまだ幸せにできると思うなら、他のやつに認めさせたいと思うなら。 一度や二度で、諦めるなよ。あと数十年、大人をやれるんだから」 (-213) toumi_ 2021/10/01(Fri) 16:34:27 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「……お前たちの望みが叶うことか?」 このお前ら、の等に何人含まれているか。 それとも一人であるかは放り投げた。 「その為になら、いくらでも取り高になってやろうとは思う」 軽く抱いてやろうかと、息を吸うように言葉を吐き出して。 まともに眼帯を外さなかったなと、思い出して。 この瞳になった理由を……思い出せなくて。 「一つ、明確なものがあるが。 その望みはお前にできない、大人たちにさせるものなんだ。 どうか、いつかに。俺のことを、忘れて[覚えていて]くれたらそれでいいぞ」 (-214) toumi_ 2021/10/01(Fri) 16:47:07 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤「そうか」 敷きっぱなしだった布団の上へ、胡坐をかいて座る。 膝に頬杖をつき、断るよ、と言葉を投げて。 とん、と空いた膝を、空いた手の甲で打った。 「――逆なら、断らないが」 どうだと目で問う。 そうしながら、さて、この瞬間のことを俺はいつまで覚えることになるだろうかと自問した。答えは未だ、返らなかった。 (-222) 榛 2021/10/01(Fri) 19:10:24 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「…………お前俺よりうまく人を抱けるのか……?」 基準点。 快楽を与えること。 行為をつつがなく行えること。 後処理をきちんとできること。 榊潤は一回の行為でどれか2つぐらいしかできない。 疲れる上に、怠惰であるからだ。 「……遊びそこねたから。 抱かせてやってもいいぞ、寝かせてくれ。 ここ連日眠いのに寝れん」 まさかヤってる最中に寝るとでも言うのだろうか。 それとも睡眠導入剤代わりのスポーツだろうか。 「見下されるのは嫌いだから俺が上でいいか」 提案のときの謙虚さと、しおらしさのわりに。 言うことは、然程、変わらないようであった。 (-234) toumi_ 2021/10/01(Fri) 20:22:51 |
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