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【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「はん。そりゃあ最悪の想像だな。お前さんにそこまで行く先を心配される日が来るとは思わなかった。」 くつくつと笑みを漏らす。 「41にもなって、女にうつつを抜かせるほどもう盛んじゃないんだ。丁重にお断り申し上げる事にするよ。俺も、今の生活で十分に満足しているんでね。」 「ほう、言ったな?それなら俺が先に逝くことがあったら、フィオレロの事をお前さんに託そうか。」 面の下から僅かに覗いた目から伺えるのは、冗談ではなく本気の意思だ。 (-191) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 0:42:05 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「 すまん、そいつは無理 かもしれん 」フィオレロの名前のあとすぐに食いぎみにはいった。何かあったのかもしれない。 「……本当におまえのことも気にいってるんだな。 此度の祭りを生き残れたら考える、ファミリーにはいられるようにするつもりだしな。 ただ、どう考えてもあいつの望みを叶えられる気がしないだけだ」 (-194) toumi_ 2022/08/14(Sun) 1:01:16 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「…もしや、お前さんも言われたのか?」 わざとらしく首を傾けて。 ほう、と面白いものを見る様子になる。 「“家族”、だったか、あいつの望みは。ああ、その程度で構わんよ。奴が未来へ進むことが出来るのならばな。」 貴方に彼の望みを叶えろとは言わない。ただ。 自分に懐いていた手前、行く先の心配程度はしているらしい。 「お前さんは無いのか?言っておくなら今のうちだぞ。」 (-197) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 1:19:46 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → イル・マット フィオレロ「知れるのならば俺が知りたいぐらいだ。 事前に防げるのなら幾らでも……」 防ぐだろうか。自分で口に出したのに、途中で止ってしまった。 何度も命があれば,何度も命を取りに行くのだろうし。 明確な鎖も無い今止められる奴はこのファミリー内に居るかどうか。 重要なのはそこではない、とため息を吐いた。なんて気分でこいつはこんな頼み事をしているんだ、温もりとやらに飢えているのか? 「家族が出来たことがあるならそれでいいじゃねえか。 お前には家族がいて、ここにいないだけだ。 何人の家族を喪った奴がここにいるとおもってる、はじめからいない奴も大勢だ。 記憶を失ってから随分欲張りな甘ったれちゃんになってるじゃねえか。誰かの心を一朝一夕で動かしてから言うんだな。 もっとも家族ごっこをしてくれる奴は……お前の場合、若い奴らを時間かけて誰かを口説いた方が早いんじゃないか」 「俺とテンゴは特に……お前等の命を気にしているからな」 (-204) toumi_ 2022/08/14(Sun) 2:43:43 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「そうだよなあ……何年も恋沙汰もやってねえ。 お前たちぐらいの頃は女は一人いたんだがな」 ぼろっと溢して、しまったと思ったがこの部下なら不躾に根掘り葉掘り聞かないだろう。長く話していないのだからそういうことだ。 「……今はそんな風に心揺さぶられるなんてことは ……ないん、で、…ね!すぐに引き下がらなくて驚いた。 俺に惚れてるって言われても困ったが……困るなあ」 飲み終わったカップをおいて再び寝転ぶ。悩みの種が多すぎる、片付けなければいけないことが多いのに仕事の引き継ぎまで。 かたや次期首領の選定を急ぐ動きすら出ている。アンダーボスがまとめてくれているとはいえ、いつ爆発してもおかしくないのだ。 感傷的になるわけでもないが、気のおけない連中を増やしても弱味を晒して邪魔な荷物が増えるだけ。平穏な人生になど戻れやしない、地獄に落ちていくだけの船に誰がのせるものかと。 「リックも気を付けろよ〜。 真面目に向き合った方がこういうのは敗けだ。 誠意なんてここでは通じない 、 Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio」 (-208) toumi_ 2022/08/14(Sun) 3:25:04 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ「……女は苦手です。 俺もここに入る前は……親にあてがわれた女が一人いましたけど」 リカルドがあなたに拾われたのは15の頃だ。 それより前となれば言わずもがな、なお幼い頃ということになる。 それで女が苦手になるというのは、つまりはそういう事だった。 「家族なんてものはもうここだけで十分なんですよ。 だからそうですね……俺から言える事といえば…… 俺は貴方に命をかけている。他所に浮気は許しませんよ?」 貴方の右腕は、信頼を得て数年貴方と共にあり続けた。 野球で言えば女房役。つまりは夫婦みたいなものだ。 悪い笑みを浮かべそう告げて、まだ熱い珈琲を一口喉に流し 「ってとこですかね」 としれっと言いのけた。 「俺に火遊びは向きません。 かといって、色恋なんてもっと向きません。 今向き合ってるものだけで十分なんですよ」 貴方と、幼馴染と。 それ以上の大事な物なんてあるものかと、そう言外に言い含んだ。 (-215) eve_1224 2022/08/14(Sun) 8:44:34 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → デッドヘッド ヴェネリオ「……先代に殉じるような物言いですね。 上が死ぬと順に死ぬことなんて義務付けられてないのに、どうしてそこで言い淀むんですかもう」 苦笑。そういう所が放っておけないんですよ。 なんて言葉付き。 「そうでしょうか。 喪った、望んだのにいない人はたしかにいると思います。 それで、悲観し続けてればいいというその意見には肯定できませんよ。 多かれ少なかれ、諦めるか探すか。 その後者を取っただけで「一瞬でもいたんだからそれでいいだろ」 と言われたら、それを全員が受け入れる環境なら。 そんな組織は一日で滅びることになると思います。 結果的に組織の利にもなるしお得ですよ」 本当に得だろうか。 俺の家族は。見た夢は。 半年も持たずに消えた夢はもう存在しない。 求められないまま苦しめばいいのかとは、言わないけれど。 「……一つ訂正するなら」 「誰でもいいとはまるで思っていませんよ」 「何を言われても仕方がありませんが…… 俺の命を気にしてくれると言うのなら、 その言い方は避けてくれると嬉しいですね」 (-222) poru 2022/08/14(Sun) 11:16:39 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「残すもんは、先代からの忘れ形見ぐらいか」 ヴェネリオずっと面倒を見ている孤児院のことだ。 ファミリーにはいってからずっと、子供たちの記念日と祝祭の手土産は忘れたことはない。 ノッテにいる限り、死ぬまで守ってやろうと思っている穏やかな生活。基、ファミリーのための資産。 「……フィオレロもお前もくたばったらあの孤児院をまともに面倒見てくれるやつがいなくなる。 情けないぜ、協調性の欠片もないやつらは。 残りはリックの同期にでも書き置きでもするつもりだ」 (-224) toumi_ 2022/08/14(Sun) 11:31:02 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「…なるほどな。良いだろう。」 「お前さんが先に逝ったその時は、引き受けてやる。」 友の願いであれば、と首肯する。 「確かに、血の気が多い上に協調性のない連中が多いが…まあ、何とかなるんじゃあないか。多分な。」 そうなって欲しい、という希望のもと。 煙管を出して葉を詰めながら、そんな風に言う。 相も変わらず、葉をぼろぼろ落とすのはこの男の常だ。 (-240) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 13:53:42 |
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