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【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「機械の義体になれば、或いは…… それも不可能ではないのかもしれませんね」 元が人間か否かという大きな差異がある以上、 まったく同じにはなれないかもしれないけれど。 それでも、可能性は決してゼロではない。 「はい、申請を──」 ふと、格納庫からの搬出の申請が出される。 何を持ち出すのだろうか、と考えた矢先。 「私の記録、ですか」 きょとり、と人間らしく目を瞬かせる。 その仕草は間違いなく彼の人のデータによるもので。 「構いません。表向きには記録媒体を搬出して そちらに書き込んだものをお渡しする形になると思われますが」 「私もまた、皆さまが、今、困難に直面して それでも生きていることを 忘れたくない。忘れてほしくない」 「万が一の際は。よろしくお願いしますね、アソシエーテ ナル様」 たとえ、この事態に首謀者、裏切者が居たとしても。 その人が居た記憶さえも忘れたくはないのだ。 たった一時であっても、『今』同じ船のクルーであり 同じノッテの一員であった時の感情に、嘘は無いだろうから。 (-65) unforg00 2024/04/02(Tue) 7:55:37 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナAIに恐れというものは存在しない。 精密に再現された感情こそあれ、真の意味で恐れる事は。 後悔という感情とも縁がない。反省と修正があるだけだ。 そして、きっとAIでなくとも恐れも後悔もしなかった。 果たして、そこに居るのは蛇でも狼でも悪魔でもない。 ただの一人の人間だ。 「ふふ」 「いいえ。多少秘密があった方が 男女を問わず、魅力的に見えるものですよ」 あなたと対照的に、穏やかな声は、変わらず。 そして、声色と表情はよりやわらかなものになって。 あなたにとっては少し、予想外かもしれない。 「ありがとうございます。 アソシエーテ カテリーナ様」 「わがままを聞いてくださって」 「飾らないあなたも、同じくらいに素敵ですよ」 「誰かに見せてしまうのが憚られるくらい」 「良い趣味ではないとしたら、やはり 学習データによるものなのでしょうかね」 AIは嘘を吐かない。 その言葉通り、誰にもこの事を教えはしないのだろう。 今この事態が何らかの形で終息しても、ずっと。 (-68) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:05:41 |
【見】 バンカー ストレルカ「ご報告いたします」 果たして、メインルームを後にしたバンカーは、 暫しの後に戻って来る。 手袋や服のあちらこちらを血で汚して。 そうして、静かに事実だけを述べる。 AIが嘘を吐く事は無い。 「メイドマン アウレア様 アソシエーテ エーラ様」 「以上二名は、争った形跡を残して それぞれご自身の部屋で亡くなられていました」 「バンカー・ストレルカから報告できることは、以上です」 緊急事態に際しては、 バンカーは中立を守らねばならないという規則によって。 そして何より、死者の尊厳を守る為に。 #メインルーム (@8) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:10:21 |
【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカ「スト レ、ルカ」 声が、きこえる。 いつもと変わらない、あなたの声。 血に塗れたそれは、か細い声で あなたの名を口にする。 目は殆ど見えない。 霞んだ世界が広がって、霧の中にいるみたいだ。 「ご、めん ね」 「すきな、もの さがし、おわって ない、のに」 「うごけ、なく て」 言葉を紡ぐ。 いつも通り、あなたと話していた時の エーラ。 偽る意味もないのに、どうして。と思う余裕は、もうなかった。 「あ ……」 「そう、だ ストレル、カ」 「これ 」 おぼつかない手が、ポケットを探ろうとする。 うまく、とれない。 あなたがそれを見て、アシストしたのなら。 そのポケットには。 小さな一つのUSBメモリ。 (-70) otomizu 2024/04/02(Tue) 9:27:29 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ「…いいえ」 「大丈夫ですよ、エーラ様」 意図して常とは異なる呼び方をする。 立場も肩書きも関係ない、ただのエーラとして。 最後くらいはきっと、そうあってもいいだろう。 「皆さまとのお茶会で食べたものは、 きっと全部、好きなものになったでしょう?」 ふらふらと指先がポケットを探ろうとする動きを見れば、 あなたの手の上からそっと手を重ね 探り当てたのは、USBメモリ。 以前の約束を果たしてくれたのだと推測した。 「……大丈夫です」 「もう、誰にもあなたを傷つけさせはしません」 「だから、安心してお休みください」 「…………」 「やがて、星となってまた会いましょう」 「その時は、きっと。」 「友人に、なれたらいいですね」 このささやかな願いが、きっとあなたに届きますように。 (-71) unforg00 2024/04/02(Tue) 9:37:33 |
【秘】 ただの少女 エーラ → バンカー ストレルカ「……、」 「……ああ」 「ボク スト、レルカ、の こと は」 「けっこう……、…」 口だけが、音を発さないまま形を作って。 そのまま、あとにはなにも。 けれど、その口元は緩く弧を描いて。 寂しいだけの終わりには、ならなかった。きっとそのはずだ。 (-74) otomizu 2024/04/02(Tue) 10:11:10 |
【秘】 バンカー ストレルカ → ただの少女 エーラ「……私も、」 「ファミリーのことが、あなたのことが好きですよ」 たとえ嘘ばかり、空っぽの人生であったとしても、 そこにはたった一握りの、 それでも確かな本当があったのだろう。 緩く弧を描いた口元は、 確かに悪くない最後だった事を証明していて。 それを確かに、記憶した。 最後の一息を聞き取れば、徐ろに立ち上がって。 ベッドを整え、だらりと脱力した身体を横たえる。 胸の前で手を組ませてやって、安らかに眠れるように。 そうしてUSBを持って、踵を返して。 あなたの部屋の扉を、そっと閉じた。 (-76) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:18:38 |
【見】 バンカー ストレルカ「私もある程度のメンテナンスは教えていただきました。 故障やトラブルの際はお申し付けください」 「…ご遺体は、それぞれの自室に。そのままにしてあります。 死亡時刻等と行動記録を照らし合わせれば おおよそ何があったかはわかるでしょう」 「検死をされるのであれば、立ち会いましょうか」 今、一人で行動する事はあまり推奨される事ではない。 何より、きっと一人では辛かろうと。 #メインルーム (@10) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:24:25 |
【見】 バンカー ストレルカ「争いあったのは、おそらくはアウレア様の自室で。 そこからアソシエーテ エーラ様の自室まで 廊下に血痕が続いていました」 「そのことから、死亡時刻には差異があると思われます」 「第三者の介入に関しては、なんとも。 指紋や足跡からは確認できませんでしたが、 通信などによるものであれば ログを解析する必要があるでしょう」 「立ち入りの許可は…… メイドマン以上の権限を持つ方の承認が必要になるかと」 #メインルーム (@11) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:32:01 |
【見】 バンカー ストレルカ「…しっかりと、葬儀を行えるといいのですが」 人格バックアップサービスが普及し、 人類は死さえも克服した今日に及んでも。 形式として、葬儀というものは残ったままだろう。 遺体がしっかりと保管できるに越した事はない。 そして、その葬儀ができるに越した事も。 #メインルーム (@12) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:47:24 |
【秘】 ただの少女 エーラ → バンカー ストレルカ/* お部屋の状態についてのご連絡です。 必要最低限の家具、カゴいっぱいの飴、タブレットが置かれています。 タブレットには血の痕が残っており、電源を付けると初期化されていることがわかります。 パーソナルデータはこの部屋に殆ど残っていません。 以上になります。よろしくお願い申し上げます! (-79) otomizu 2024/04/02(Tue) 11:00:07 |
【見】 バンカー ストレルカ「幸いにして、オトモ君は無事だったようです」 ひょこ、と白い球体状のドローンが ストレルカの後ろから顔を出す。 けれど主人が居ないためか、今日は口数は少ないようだ。 「中身はまだしっかりと検められていませんが… アソシエーテ ナル様。以前お約束したこともありますが お聞きしたいことがございますので、 のちほどお時間頂ければと思います」 #メインルーム (@13) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:01:24 |
【秘】 バンカー ストレルカ → ただの少女 エーラ/* Ciao!補足ありがとう〜目立つものは初期化されたタブレットくらいで 荒れた様子はないという認識で大丈夫かな? (-82) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:04:39 |
【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ様々な疑念、疑惑、動揺が飛び交う、 どこか据わりの悪い空気の中。 ファミリーの死が告げられた、重い空気の中。 それでもちっとも臆さずに、 バンカーはあなたに声を掛ける。 「ソルジャー ユウィ様」 「お忙しい中失礼いたします」 「少々お時間よろしいでしょうか」 口火を切るのは船員に声を掛ける時の決まり文句。 けれどこれ以上の御託や回りくどい話は無用と見た。 「現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態。 現状は緊急運転モードは正常稼働中。 けれどそれがいつまでも続く保証はどこにありません」 「再び何処かで交戦が行われない、とも限りません」 「この船のガードマンであるあなたならなおのこと。」 「あなたが人格バックアップサービスを利用していても、 直近の提出は出航以前のものです。 それを使用して復帰すれば、それ以降の記憶は失われる」 「この船であったことを、 困難の中でも、あなたたちが『今』生きていることを 私は忘れたくない。忘れてほしくない。」 (-86) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:21:39 |
【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ「ですから ソルジャー ユウィ様。」 「私のメモリの中に、『今』のあなたのバックアップデータを 預けてはいただけませんか。」 (-87) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:21:59 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナルその日、あなたの手が空いている時間。 二人の欠員が出た事で密度を増したスケジュールの合間に、 ストレルカはあなたの元を訪れた。 「アソシエーテ ナル様」 「少々お時間よろしいでしょうか」 「まず、こちらがお約束のものです」 そう言ってあなたに差し出されたのは、 通常アンドロイドのデータを収めるのに使われるものよりも 幾らか大きな記録媒体。 閲覧権限が限られているものを除いたストレルカのデータ。 ストレルカは稼働して8年、 それなりのデータが蓄積されているのだろう。 「それから、お聞きしたい事なのですが」 「私はメイドマン アウレア様から 乗船以降の人格バックアップデータを預かっています」 「これはアソシエーテ ナル様に閲覧権限があります」 『覗いても覗かなくても別にいいんだけど』 『俺様ちゃんが覗いたならアイツも覗けるようにってな。』 「…だそうです。ご覧になられますか?」 そっくりな声真似…ではなく、音声データの再生。 自分のケジメなのだと、彼女はそう言っていた。 (-89) unforg00 2024/04/02(Tue) 12:26:42 |
【見】 バンカー ストレルカ仕分人の言葉には、では、そのように。 そう返したあと。 「アソシエーテ ジャコモ様……」 バンカーは中立であらなければならない。 だから誰かに肩入れするような事は言う事ができない。 だから、あなたの苦々しい言葉に答えられない。 #メインルーム (@14) unforg00 2024/04/02(Tue) 15:30:17 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカそれはもう誰かの訪室を喜ぶような仕草も見せる事は無いし、 「まあ座れよ」なんて声を掛ける事もない。 あなたが持ち上げた身体は身長の割に少し重たくて、 二つに編んだ髪は重力に従い垂れて、揺れた。 組まれた手は運ばれるまま胸の前に。 黒く乾いた血が、手のひらに擦れて残ったままだった。 黄金の十字が刻まれた槌にはべったりと血が付いたまま。 ここで起こった争いに使用されたことは誰に言われずとも 想像に難くない。 白い機体は素直に拾われて、電源を入れればポン、と電子音。 『はい。こちら小型汎用サポートドローン、Type-Noahです』 『緊急コール:Carpe diemの使用ログを検出しました。 これにより設定されたプロトコルに従い、 一部データを除き当機の記憶媒体の初期化を行いました』 ふよ、と浮かび――幼い声の電子音声はそう告げる。 『現在、音声認識による当機の操作を制限しております。 制限を解除する場合はマスター権限を持つユーザーの コールを実行してください』 (-98) susuya 2024/04/02(Tue) 15:59:04 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア死者にも守られるべき尊厳はある。 静かになってしまった、物言わぬ身体は整えられた寝台の上に。 あなたの身に起きた事を物語る赤の付着した槌は 煙草の箱と同様、今は保存されるままに。 きっと後々、然るべき人々の手に任せられる。 そうして、軽い電子音。 無事に起動した様子を見れば、人で言う所の安堵を覚えて。 幼く無機質に流れる音声を聞く。 マスター権限を持つユーザー。 あなたの事だ。万一に備え、きっと信頼の置ける人間に それを設定している事は想像に難くない。 そして、人格データを預けてくれたあなたなら、或いは。 「bA-51 バンカー・ストレルカ 承認を要請します」 ふよりと浮かび上がった『オトモ君』にコマンドを口にする。 一部データを除き初期化。 何処までデータが残っているかはわからない。 自分に権限が付与されているかもわからない。 それでも、可能性がゼロでないなら、 0.01%でも残っているなら、ゼロのままにしたくはない。 (-109) unforg00 2024/04/02(Tue) 16:20:47 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ『バンカー・ストレルカ様。――承認要請を受諾しました。 これより操作制限を解除します。 おはようございます。こんにちは。こんばんは。 ……現在時刻設定がリセットされています。 バックグラウンドで時刻調整を実行します』 ……あなたのコールは届いた。 あなたの想像通り、アウレアは既にあなたにマスター権限を 付与していた後だった。 ドローンは幾分か元の調子であなたにそう話し、 くるくるとあなたの周りを回り始める。 『む』 それから、ベッドに横たわるアウレアの方を向き。 『…………』『有事でしょうか』 こてりと首を傾げるように、機体を傾かせた。 (-124) susuya 2024/04/02(Tue) 16:55:13 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → バンカー ストレルカ「オマエ……」 思わず目を剝く。こんな状況で何を。 否、こんな状況だからこそ動かなくてはならなかったのか。 「知ってるだろ。オレはこの船で……疑いを持たれている。 別に、死ぬなら死ぬでいいじゃねェか。 まして全部忘れるなら、 それほど便利な暴力屋は他にない」 「──なんて、AIに問いても仕方がないんだろうな」 はじき出した計算の答えを捻じ曲げるのは、 人の言葉や暴力では到底無理だ。技術屋を持ってくるべきで。 単刀直入に切り出してきたところに、 あれこれ文句をつけるのも到底趣味ではなかった。 「ストレルカ。昔のまたその大昔の、御話上の狗。 ……船に乗った皆が無事に帰れるように。 そんな願いでも込められた、良い名をしている」 「そうだ」 「オレの『今』に忘れたくない相手が、一人できた。 オマエなんかじゃない。だけどそのついでに預けといてやる」 (-126) backador 2024/04/02(Tue) 17:03:55 |
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