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【神】 新人看守 ダビー 男はミンの処刑時は機械人形さながらのように静観していただろう。それだけであれば普段とさして変わらない。淡々と見届けて、きっと淡々と先輩看守が蘇生申請するのを警備か何かの形で手伝ったことだろう。 ただ、その後のこの通信での会議では。暫く黙り込み、口を開いたかと思えば「音声のみ」の形として静かに参加した。 「……俺は投票先はもう決めてある。そこに投票するだけだ。 だから誰が誰に入れようと俺の知ったことではないが…… M-219の処刑は、骨が折れそうで面倒だからシンプルに嫌だ」 やだった。 大人しくしてくれるとは思わないし……とかなんとか、彼を殺すのに致命傷を負った男は遠い目をしていた。音声のみの参加だけど。 なお、こうは言うけど本当に誰がどこに入れても受け入れるつもりではあるようだ。 (G12) もちぱい 2021/10/08(Fri) 16:58:38 |
【神】 新人看守 ダビー「──ああ、ただ」 男はそっと付け加える。声は普段通り、淡々としたまま。 「我観せずといった態度の者を指名するのはいいな。 この場を楽しむつもりがない、楽しませるつもりもない。それじゃあ何の為にいるか分からないだろう。 それならせめて無理矢理にでも舞台の真ん中に立たせ踊らせたいものだな」 (G13) もちぱい 2021/10/08(Fri) 17:10:49 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 新人看守 ダビー男も、楽しげだった。そうだったのだが。 なんか手渡されたシャツを広げてみて、えぇ……?となった。 「……またなァ」 去る様子を見て、 今までは知らなかったが、ここにいる間に知った 別れ際の挨拶を投げた。次、を願う音を以って。 (-187) rustyhoney 2021/10/08(Fri) 18:09:42 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー「…………」 覗き込まれた男は、避けるでもなく、不快を示すでもなく、その視線を静かに受け取った。 「…………罪の有無は、必要性がある事項だが、重要性があるとは限らない」 呟いて、目の端で笑む。 「君は私をどう見る?迷宮の中に得るべき財が期待できるかな。残念。ここには何もない。それが真実だ。そのために塀をたくさん作ってる。芯が無いから揺れるし、軽いから堕ちきれない。…………多くの民の在り方に似ている。私はたぶん、もっと顕著だけど」 片手を持ち上げて、貴方の胸を中指で叩いた。 「君は、芯がある。堕ちきることができる中身もある。だから堕ちないまでも、囚人の在り方をある程度親身に沿って考えることが出来る。……大半の人間はそうはできない。自分に中身がないのを薄々知っているから、あるものを、恐怖する。監獄のなかで、君の目に私は特異だろう。チャンドラもアンタレスも君の側の人間だ。芯があり、重さがあり、しかし自らの意志で堕ちずに留まっている」 褐色の頬を撫でた。 羨望と哀れみ。遠い感情が混じり合う。 「君を恐怖した人間に出会ったことがあるだろう?」 (-192) tasukete 2021/10/08(Fri) 18:36:57 |
【秘】 魅月守 チャンドラ → 新人看守 ダビーかき抱かれた体は無意識に快楽を逃してしまうのを封じられ。 蕩けた脳と身体で貴方が与えてくれるそれを余す事なく味わう。 「はっ、ゃ…で、る…?……ふぁ、あああ…っ!?」 苦しそうな貴方の声と、弾けた熱に一瞬戸惑いが生まれても。 兎もまた後を追うように。感情ごと快楽に呑まれて果てた。 そうして暫くは荒く、呼吸だけを繰り返して弾けた熱の余韻に浸って。少ししてから、心配そうに貴方の名を呼んだ。 (-201) konaKURAGE 2021/10/08(Fri) 20:30:24 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 新人看守 ダビー/* 感度太郎さんこんばんは ご相談ありがとうございます! さてこちらですが 希望者がおります故 その方との条件次第で蘇生できるか否かが決まります なんであれ ひとまずはお話しませんか?しましょう お宅のダビーくんどこですか?????? お話したいです chu...(???) (-215) sinorit 2021/10/08(Fri) 21:39:54 |
【魂】 新人看守 ダビー>>3:_10 (三日目時空) 語られる言葉を、感情の一切を削ぎ落としたような顔で見つめていた。 "──まるで神の視点から物を見ているような言い草だな。" 神を創り出そうとした研究員にその言葉を投げてやろうとして、静かに飲み込んだ。 ああ、それなら納得だ。目の前の男はどれほど人に傷つく言葉をぶつけられ、暴力に晒されてもなお、人を好きでいられるのだろう。 「…………貴様のような者を、世間は器が広いと呼ぶんだろうな」 他人事ような感想を吐き出して、男は目を閉じた。貴方が人の為を想い、犯行に及んだ三日目のことだった。 ──ああ……反吐が出る。 /* 反応できずじまいでごめんなさいわよ!これで〆でも続けてもお任せしますわよ! (_1) もちぱい 2021/10/08(Fri) 21:51:43 |
【魂】 新人看守 ダビー>>_0 貴方が問うた相手は同じ部屋にいた。 ソファに座り、静かに端末を弄っている。 「どういうつもり?本当に言っているのか? それこそ貴様の肩書きが泣くぞ、"セファー"」 嘲笑も侮蔑も無いが、労いも慈しみもない。静かな声でそう返す。 「この投票の意図はなんだった?ああ、問いかけるのは誤りだな。これには正答など無いのだから。 自分が罪を償う為、態度の悪い囚人に入れる為、ただ適当に、怒りのままに……理由は人それぞれだ。 俺の投票理由を聞きたいなら話そう。俺の目的の為……とぼかしたいところだが、もっと具体的に。処刑されるところを見たい者がいたからだ」 何の感慨もなく、それは紡がれる。 「アマノ。あの会議の中で、襲撃の事を話題に出した者はいたか? 俺はいなかったと記憶する。もうそれだけで答えは出ているようなものだろう。 誰も彼も襲撃者を排除したいと思っていないんだよ。俺も含めてな。 俺以外は推測にすぎないが、投票結果を見たら分かる。貴様が簡単に襲撃者を予想できるような殺し方をしたにも拘らず、だ」 (_2) もちぱい 2021/10/08(Fri) 21:52:05 |
【神】 新人看守 ダビー>>G15 ルヴァ 「そうか。貴様なりの楽しみ方があるのなら、それを続けるといい。そして誤解を生んだようだから名指しで言おうか。 俺が先の話で挙げた人物はB-128だ」 男はニアの名前を挙げた。 「そして楽しませるという俺の発言についてだが、別に俺を楽しませてくれと言っている訳じゃない。相手は"この無礼講の処刑を見る外の人間達"だ。 ただ……そうだな、A-042の言う通り何かをしろと言う義務などないのは確かか。認識を改めよう。 俺は……ああ、俺なりに楽しむものがあるから、気にしなくていい」 男は音声のみのまま、人形を抱く少年に対し淡々とそう返した。 (G20) もちぱい 2021/10/08(Fri) 22:00:38 |
【神】 新人看守 ダビー「麻酔銃…………。一応、使えないことはありませんが……。 ……それって最早人の処刑というより大型猛獣の討伐のような…………」 ナフのこと獣みたいだなとは思っているけども。 なんか……猟師の気持ちになりそう……。 (G21) もちぱい 2021/10/08(Fri) 22:03:00 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ/* お疲れ様です感度0倍ドッコイ太郎です、0倍ホームズさん何度も連絡入れてしまいすみません……! ウキウキでワクワクな訪問ロールに想いを馳せていたのですが、今大事なことを思い出したので連絡させていただきました……。 あの、ミズガネさん片想いの方とかくっついている方とかいませんか……?寝取りになっていたりしないでしょうか……??? こちらはそういった相手はいないので大丈夫ですが、もしその可能性があるようでしたら寝取る気は一切ないことをお伝えしておきます……!連絡が遅くなってしまいすみません……! (-223) もちぱい 2021/10/08(Fri) 22:10:33 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー/* お疲れ様です感度0倍ドッコイ太郎さん、感度0倍ニコチンホームズです。 此方も恋愛関係等々はありませんが、念の為連絡取ったところOKとの事でしたので大丈夫です……!ご確認ありがとうございます!!訪問ロール、此方もドッキドキですね……!! (-240) smmmt 2021/10/08(Fri) 23:39:31 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 新人看守 ダビー「看守様、看守様。」 貴方の端末に個人の通信が送られる。 「さっき言ってた、看守様のやりたいことってなあに?」 気になった、と言うように。率直に聞いてくる。 (-250) axyu 2021/10/09(Sat) 1:35:59 |
【秘】 新人看守 ダビー → 気分屋 ルヴァ「ああ、A-042か」 ややあって言葉が返ってくる。普段通りの淡々とした声だ。 「俺が愛しいと思ったものを見ること」 非常に簡潔な内容だった。 (-255) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:45:07 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ/* わーいよかった!お手数おかけしました。それでは二人でドキドキしながらその時を待ちましょう。対戦よろしくお願い致します。感度0倍ドッコイ太郎でした。 (-256) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:48:17 |
ダビーは、エリア巡回中に何かを想像しているアマノを見た。何してるの貴様…… (a35) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:49:15 |
ダビーは、まさかろくろがエンジンフルスロットルで動かされていたなんて衝撃の事実を知らない。 (a37) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:50:27 |
ダビーは、貴様がやるとなんかそのろくろ回し、様になるな……と密かに思った。 (a38) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:51:33 |
ダビーは、イマジナリーメレフに想いを馳せた (a39) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:52:22 |
ダビーは、掃除をさせられているメレフを想像した。 (a40) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:52:56 |
ダビーは、U-681貴様そのインテリ極振りみたいな顔でいつもこんな事考えているのか?という視線を向けている…… (a42) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:58:25 |
ダビーは、そもそもイマジナリーメレフってなんだ……となった。なんだ……??? (a43) もちぱい 2021/10/09(Sat) 2:59:28 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス/* ありがとうございますダビーここです! とりあえず次レスからロール始めますね……ありがとうございます…… なお、ロールの結果アンタレスが「蘇生薬は使わない、ダビーの頼みは聞かない」となっても構いません。どうかアンタレスの意思を最優先にしていただけたらと思います。 (-263) もちぱい 2021/10/09(Sat) 3:36:44 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス 貴方に用意された看守控え室。ふらりと現れ、その扉を叩く者がいた。 「アンタレス様。ダビーです。今お時間よろしいでしょうか」 ノックを二回。それから、淡々とした調子の声が続いてやって来る。 (-264) もちぱい 2021/10/09(Sat) 3:39:36 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 新人看守 ダビー扉が叩かれた音に視線を向けて、声が聞こえれば立ち上がり警戒心もなくその扉を開く。 「...構わない。立ち話もなんだ、入るといい。」 なにか用事があってきたのだろうと分かりやすく思う。 貴方は、用もなく訪れるようなタイプではないと男は考えているから。 中へと促すように視線を部屋の奥にやり、また貴方に戻した。 (-265) sinorit 2021/10/09(Sat) 3:46:33 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス「ありがとうございます」 お礼を述べると共にきっちりと頭を下げた後、男は貴方に続くように部屋に入室した。 周囲に視線を一瞬泳がせて部屋の内部を観察するも、その翠の瞳はすぐにまた貴方へ向けられた。 「……催しが始まってすぐ、アンタレス様は二つの瓶を見せてくださいましたよね。その件について話があって来ました。 他者を殺すのではなく、むしろ宴へと引き戻す方の力ですが、現在使う予定の方はいらっしゃいますか?」 世間話などの前置きさえもない。それが苦手なタイプらしい。単刀直入に男は話を切り込んだ。 (-268) もちぱい 2021/10/09(Sat) 4:07:24 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 新人看守 ダビー部屋の内部は特に元の控え室と相違ないだろう。 机の上にはポーチと裏向けにされた紙。 他には特に目立つものは無い。 椅子を引き出しそちらへと座った後、貴方の言葉に返事を。 ...因みに適当に座るように声はかけているはずだ。 「...いない。......わけではない。」 短く返した後 再度口を開き、 「だが、...まだ生きている。」 故に、今すぐに使う訳では無いのだと。 それから補足として『5日目までの約束』なのだとあなたに告げた。 つまりは、次の処刑で 襲撃で 生きていれば......。 (-271) sinorit 2021/10/09(Sat) 4:36:05 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス 促されて着席していた男は、言葉を最後まで聞いて暫く沈黙する。 「成る程。……アンタレス様」 男は貴方の双眸を真っ直ぐ見つめた。表情を削ぎ落とした機械人形のような無機質さで顔を覆ったまま。 「取引をしませんか? 『五日目までの約束』を迎え、蘇生を望む者が完全にいなくなった場合。よろしければ俺の望む者を蘇生し、宴へもう一度引き上げてほしいのです。 俺は何かあなたの益になりそうな役職ではないし、申し訳ないことに俺の方から差し出せる対価などそう多くはありませんが…… …………そうですね、俺の票などはいかがでしょうか。次の投票先は既に決めていますが、それ以降……残りの票全て貴方の望むところに俺も入れます。他に欲しいものがあれば検討しましょう」 (-273) もちぱい 2021/10/09(Sat) 5:10:08 |
【秘】 新人看守 ダビー → 魅月守 チャンドラ「……チャンドラ様」 快楽の果てに至った男は、貴方と同じように肩を上下に揺らして呼吸を必死に整えて。ずるりと貴方の内側に埋めていた熱を引き抜くだろう。 顔は見られないように貴方の顔のすぐ横に埋めたまま、ぼそりと呟く。 「……ありがとう、ございます。少し、楽になりました。 ……今までずっと抱いてきた恐怖も、昔と比べたら…………薄かった気がします 」男は本当は歪を抱えた人間だ。貴方の好意や善意を躊躇わず踏み躙ってしまえるくらい。 けれど、最も恐れている事を生み出すまぐわいへの怯えが今までよりも薄れていたことは事実だ。 本当に、本当にかすかでささやかな純粋な感謝が、消え入るような声に乗せられた。 (-274) もちぱい 2021/10/09(Sat) 5:27:54 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「ありますよ、俺にとって価値ある財が。 貴方の中に、愛しいものが確かに"見えた"」 ……これがゲームの日付で言うところの三日目、とある通信での貴方の様子を見た後であればこのような言葉が間髪入れずに飛んでいたであろう。 ▽ (-275) もちぱい 2021/10/09(Sat) 5:43:58 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス けれど男が訪れたのはそれよりも前だ。 ただ静かに、話を受け止める。否定する材料も肯定する材料もあまりにも足りないから、そうするには貴方を知らなさすぎるから、ただ口を閉じて耳を傾けるだけ。 手入れの行き届いた指先が胸から頬へ。 まるでそれは人形のよう。肌を撫でられても、男は眉ひとつ動かさない。 ……たとえ哀れみを注がれても。 「……よくご存知で。何故分かったのでしょうか。 俺が怖いと、そう言って距離を取る人間はいました」 (-276) もちぱい 2021/10/09(Sat) 5:44:18 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー「…………中身があるとね。引き摺られるのさ。中身のないものは、自分の中がなにもないから………… それ で満たせるのではないかと、幻を見る。欲が出る。そして同時に、空っぽの自分が無くなること、他者の要素に支配されることを恐れる」薄く微笑む。 トラヴィスはその感覚に慣れ親しんでいる。いつでも。何に対してでも。 「君を恐れるものは、君に塗り潰されることを恐れた。君が何も悪くなくとも。…………悪ければ。それを遠ざけて、何もない自分を保つ程度には、人には理性がある。 囚人。彼らは許されない罪を犯した。それは許されなくもあり、……同時に口実に過ぎない面もある……。『違う』ものを、ここに封じ込めるための」 トラヴィスは、だから。きっとあらゆる民よりも理性がない。 空っぽで、すぐ塗り潰されるのを知っていながら、自らそんなものたちの側に在り続け、 しかし自覚があるからこそ、染まり切る前に吐き出してしまう。 (-277) tasukete 2021/10/09(Sat) 8:01:05 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 新人看守 ダビー「愛しい?……。ここで見れるの?」 詳しく聞くにもあなたの回答は、なんだか拒絶に見えたから、遠回しな表現とともに言外で教えてほしいなと貴方を見上げるに留めた。 (-288) axyu 2021/10/09(Sat) 13:56:34 |
【魂】 新人看守 ダビー ゲームを降りる。 目の前の男は、そう言ったか。 「そうか」 普段通りの調子で返した。 勝利を捧げると言われても、何の感情も湧いてこない。彼の発言で自分の立場が何か変わる訳ではない。 何一つ問題がない。その筈なのだ。 それなのに何処か胸に小さな穴が空いた感覚がする。これは一体何だ? 「この監獄の規律に抵触しない行動なら俺は止めはしない。 ただ……次の舞台だと?」 この無礼講、ひいてはゲームに次の段階などない。故に、男は思い至らず眉を顰めた。 「何か企てているというのか。 …………戯れ言、と片付けようにも貴様がそのような事を言うとは考え難い。 そして"一旦"という、続きを示唆する単語。どうやら俺にも関わりがありそうな事を考えているのか」 (_5) もちぱい 2021/10/09(Sat) 16:02:32 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「…………難儀な方ですね」 貴方を見下ろす男は冷えた口調で感想を素直に述べた。 「トラヴィス様」 貴方はまだ男の肌に指を触れたままだろうか。 それならば、名前を呼ぶと同時に男もまた指を持ち上げ、自分とは違う白い指を捕らえ、絡めて、離さない。無礼だと分かっていてもなお。 「今、俺と会話をしている貴方は……空っぽのままの貴方ですか。 それとも、誰かに引き摺られている時の貴方ですか。 貴方は今……その胸に、何か感情は芽生えていますか? それとも、台本が一つもないがらんどうの役者のままですか?」 (-295) もちぱい 2021/10/09(Sat) 16:09:48 |
【秘】 新人看守 ダビー → 気分屋 ルヴァ 拒絶のように感じた貴方の予想は正しかった。 先程の返事に比べ、かなりの間を置いて答えが返ってくるだろう。 「……そうだな。ここで見られる。ここでしか見ることが許されない。 A-042。貴様、無礼講の外……普段は投薬によって抑制されているだろう。それと似たようなものだよ。看守の仮面を被り、善という名の目隠しを付けている。今この時だけ外していいと自覚したのは、少し前だ」 非常に曖昧で、遠回しな説明。肝心の愛しいものへの説明はない。それが男の答えだった。 「抑制され、大衆から遠ざけられてしまうもの。俺が愛しいと思うものはそういうものだ」 (-296) もちぱい 2021/10/09(Sat) 16:23:04 |
【魂】 新人看守 ダビー「そうだな。忠犬として接されていては得られないものも得たと思う。そこだけは、悪くなかった」 歪を抱えた男の素直な感想だった。 「…… M-701、チャンドラ様、そして予定では俺と。随分と優しいな。だが、その気遣いは俺には不要だ。トラヴィス様とアンタレス様に回してやるといい。この宴に参加すると決めた時点で俺は覚悟出来ている」 じいと見つめるターコイズを翠は静かに見つめ返す。ほんのかすかに、瞳を細めながら。 「……この場において、命などさして価値もない。決算書に数秒で書かれる程度のものだ。欲しいならくれてやる。だから──」 (_7) もちぱい 2021/10/09(Sat) 16:53:53 |
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