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【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バットドアノブが回れば遠慮も無く部屋へ立ち入って、 閉じたドアに背を預けるように凭れ掛かった。 余計な気を回す義理はない。 内鍵は掛かっていなかったし、入るなとも言われなかったから。 「別に。少し聞きたい事があっただけだ」 だから椅子を引く必要はない。立ち話で構わない。 謝罪と気兼ねする言葉には素っ気ない返事だけ。 「お前が長く入り浸るほど気に入ったなら、 この部屋も、あのお節介も浮かばれるだろうな。 ……こうして隠せている間は良いだろうが、 医者や他の大人達に嫌になるほど言われた事だろうが。 いつまでもずっと、隠し通せるものじゃないだろ。」 「……お前は、…」 どうするつもりなんだ、と問い掛けようとして。 あなたはどうにも意思決定が苦手なふしがある事から、 ほんの少し押し黙って、言葉を選ぶような間。 「隠す以外のやり方は見付けられたのか?」 (-109) unforg00 2022/05/05(Thu) 19:27:19 |
【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は自分で居場所を作る事にした。 その為に打てる手は一つでも多く打たなきゃならない。 あんた達のように一度放り出されて戻って来るんじゃなく、 望むなら卒業後もここを出なくて済むように。」 表情は変わらない。相変わらずにこりともしない。 片側だけの冷たく鋭い視線が、 ただじっと笑わないあなたを見ている。 「だからあんたがあんたのやり方でここを変えるなら、」 「 それはもう俺にとっても他人事じゃない 」努めて感情を押し殺すように。 淡々と言葉を連ねて、一度息を吐いた。 「曲がりなりにも"後輩"として、 "先輩"のお考えをお聞かせ願いたい」 この場所を自分に都合の良いように。 そのように変えるという手段はあなたと同じ。 行き着く先が近いのであれば、あなたに倣うのも悪くはない。 それぞれの望む形がほんの少しの譲歩も許さず、 根本的に相容れないものなら、その時はその時だ。 (-110) unforg00 2022/05/05(Thu) 19:49:46 |
【神】 神経質 フィウクス>>G3 エルナト 「人が烏になれるとでも思っているのか?」 気楽な笑みに返るのは辛辣な否定だけ。 こうして思った事をそのまま言葉にできるだけ、 まだマシというのはそうなのだけど。 「逃げ場を潰されて良い気がする奴はそう居ない。 …お前の泣いてる顔を見て、 少しでも気が晴れるならそうしてもよかったな。」 そうすれば差し引きはゼロだった、と。 恐らく病の影響こそあれど、 多分きっと、元々あまり性格は良くなかったんだろう。 そんなふうに感じそうな返答。 「……お前は、」 「外に帰る場所はあるのか?」 仮に、やっとのことで抜け出した先に、何も無いのだとしたら。 この場所には帰る場所さえ無い者の方が多い気さえする。 視線は木の傍に立つあなたを通り越し、森の方へと向けて。 けれど実際は、もっとその向こうを見ていた。 (G4) unforg00 2022/05/05(Thu) 20:11:22 |
【独】 神経質 フィウクス/* ストレートな苛立ちとかは当然捻じ曲げられないから、 その辺を思ったままスッ!て言える間柄が一番楽なんですよね。 思考と感情に矛盾が出ないから…… 本意ではない事を言っちゃうやっちゃうのがまあ結局の所は 一番……キツ!!!!!なので…… 人を好きになるほど辛くなる オォ〜人と触れ合えないよ (-115) unforg00 2022/05/05(Thu) 20:23:00 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス手を差し出して握手を求める事も、今の2人には似つかわない気がして。 だから、この場は。柔らかな表情を浮かべて頷くだけに留める。 大きな一歩だろう、少なくとも君にとっては。 「…それは、難儀だな。 ただそこで生きていこうと思うだけでも、苦しいだろう。 思った事を素直に伝える事も出来ない、どころか……君は、自分の意志と関係なく諍いを起こしてしまう」 そうしたいと思っているわけではないから、苦しいんだろうと。 今までの態度を見ていればわかる。君は、後悔をしていたから。 「おかしいのは、……他の皆も同じだ。 表面に出ていないか、隠しているだけで。……治らなければ、ここを出ることが出来ない子供で沢山だ」 ▽ (-118) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:46:21 |
【秘】 仮面の下 リアン → 神経質 フィウクス問い返す声を聞いて、仮面に手を掛ける。 仮面の下の目は、黒く濁り 焦点はどこにもあっていない。 顔を袖で擦ってしまえば、下から出てくるのは "真っ黒な痣で染められた肌"。 リアン・モーリスの、陶器の人形よろしく整った顔は、今や半分が醜い有様となっていた。 「僕の病気は、 善い行いをすればするほど。体が醜くなっていくもの らしい。もう、体中痣や傷だらけだ。 顔さえ無事ならと思ってはいたが―――目がこうなってしまうとな」 メイクで隠しきることが出来るなら、影響だって少なかっただろうけれど。 「それに加えて、僕は王族の出。それも美しくある事を重視した家柄。 帰ったところで、居場所はない。 ―――この病気だって、僕を疎んだ家族の誰かが仕組んだものかもしれないな」 例えば、自分よりも美しいものを認めなかった母親。 例えば、自分よりも優秀なものを認めなかった弟。 例えば。例えば。 出が大きな家であればあるほど、噂は広まり。 疎み、拒絶する人間も増える。 リアン・モーリスはまさにそういった風評に晒された人間だ。 「入学した当初は、"認められなくてはならない"と、悪い行いを敢えて行うこともあった。 そうすれば、体を蝕む病気を食い止めることが出来たからだ。 だが、その度に増えるのは――― だから、僕は今 皆を助けるようにしている。自分の体なんかよりも、笑顔の方がよほど気に掛けるべきものだからだ」 ▽ (-119) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:51:03 |
【秘】 王として リアン → 神経質 フィウクス「僕は、人を笑顔にする人間になりたかったんだ。 跡を継ぐことが出来たら、権力を振りかざす王ではなく―――国民を笑顔で、幸福にすることのできる王になりたかった。 …だから、僕が望むのは一つだけだ。 "皆が笑顔になれる"こと」 そのために、今ある障害は。 「治療方法の見直し、ギムナジウムそのものの在り方の見直し。 それから、施設の拡充……ここで過ごす者を増やすのなら、寮の数を増やす必要もあるだろう」 出来る事は全て、手を回したいものだけれど。 果たして、卒業までにどの程度達成できるものか。 (-120) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:52:48 |
【秘】 雷鳴 バット → 神経質 フィウクスしばらくは、まるで怒られる前のこどものように顔色を伺っていた。 よくよく腕の後ろに隠されたものを見てみれば、 塊のハムやベーコン、焼いた肉や保存食がほとんど。 おまけのように、一口ちぎっただけのパンと、プレパラートほどの切片を除かれたトマトがあるだけ。 偏食の生まれやすい子供時代と言ったって、程度の問題はあるだろう。 それら、或いは部屋の使い方に関することではないとわかると、 そろそろと腕を下ろして貴方のほうへ身体を向けた。 「……」「フィウクスも誰かに」「ああして、貸してもらった?」 「僕もこの部屋は」「助かってる」「数日だけど」 それから問われたことについて暫し考えた。 相手が何について問い、慮っているのか。 自身のどこに、他者に気を持たせてしまうことがあるのか。 ちら、と食事のほうに目を向けて、相手の求める答えを頭の中で組み立てる。 「人に」「……」「バレたら」 「いやな目で見られるから」「隠したほうがいいって」 「怒られること」「しなくて済むものは」「そのうち、もらえるらしい」 治療の効果は目覚ましいものではないというのは、 大人に連れられていく前と行動が大きく変わったわけではないことからわかること。 それでも、何もされずに放逐されたというわけではないのだろう。 根本的な解決にはなっていない、一時しのぎのものでしかないようだが。 心配いらない、というふうに言いたいような節はあるようだった。 (-126) redhaguki 2022/05/05(Thu) 21:55:59 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「もう将来の夢が決まったんですか? 私と同じ時期に決めたんですね〜、もっとも」 「――やめましょうかその話は」 時に必要かもしれないその昔話よりも、 目の前の生徒は今後の変化のあり方を知りたがっている。 実習生ではない、自分にだ。 「この間も言ったように関係ないんだ、君にも生徒にも。 私は、真実をみてその根幹の理を壊すつもりだから。 私の立場で聞かされていないことが、たくさんあることを知っている。 先生方が私を信用しつつあり、色々なことを私に聞かせてくれようとしていることもまた。 ……確かな事実は ここは私たちにとってとても居心地が悪い 」 (-136) toumi_ 2022/05/05(Thu) 23:08:52 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「空の青さがきれいに見えなくて、 太陽が眩しくて憎たらしいのなら ……それが正しいという事実が 変わってしまえば良いと思わないか。 同意は結構、私は――今見えている景色が是とされている理を壊して新しい理をいれたいだけ。 その分起こることを、私たちが代わりに解決しようと思っている」 何かしらに影響されているこの学園の運営方針。 ルールを変えるにしても代替が必要になるだろう。 誰かを救った分、犠牲になるものが存在する。それを理解して。 「決して簡単なことではない。 法も、技術もまだまだ追いつかない。 それでも私は、ここの大人たちの頭に住まう神を殺したい。 そして、新しい"神"を呼ぶんだ。私たちが信じたい神を。 方法は、これから"先生"になって、 彼らの存在に触れて、ようやく知ることができる。 それまでは、大人が作った神に従って過ごしているんです」 この身が滅ぶまでに。 それが完成するのであればどれほど素晴らしいことか。 消し去るだけが革命ではない、新たな居場所が必要であるのだとアオツキは告げていた。 (-139) toumi_ 2022/05/05(Thu) 23:12:50 |
【独】 神経質 フィウクス/* この学校の体制根本から引っ繰り返すなら 内部で新しい宗教始めるのが一番早くない?って思ってたら 本当に宗教やろうとしてる人が出てきたな(語弊) (-140) unforg00 2022/05/05(Thu) 23:17:20 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン「……結局のところは… 誰も彼も、どちらがマシか、でしかないのか」 呻るように低く呟いて。 じりじりと臓腑を焦がすような感情を腹の底に沈めた。 誰も彼も、きっとどう生きても苦しむ事になる者ばかり。 いと賢き主神は片眼を失う代わりに知識を得たのだと言う。 あなたは、その片眼から失われた光は、 それを差し出すに見合ったものを得られたのだろうか。 「…自分で自分を大切にできない奴に助けられたって、 俺はちっとも喜べやしないが」 わかっていた事ではあるけれど、やっぱり。 病で、自分の事で精一杯で、周囲を顧みる余裕も無い自分には。 あなたのそれは、理解も共感も及ばないな。 (-151) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:35:52 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン膨大な理性で思考と感情を分離させて。 押し殺した感情を吐き出すようにまた息を吐く。 「俺は結局、厄介払いの為にここに売られたんだろう」 ずっと心のどこかでそうなのだろうと思っていた。 この場所へ追い遣られて数年もすれば、いい加減気付く頃。 何よりあの家の事は自分がよく知っている。 「……唯一の恥とも言えるものが戻って来ずに済むなら。 今となっては殆ど他人のようなものと言えど、 あの家も少しは協力してくれるだろうさ」 フィウクス・フィヨルスヴィズという人間は。 あの家にとって唯一の汚点だった。 たくさんの兄弟や姉妹はそれぞれの才能を持っていたのに、 自分が持って生まれたものはこの病だけだった。 それも、半ば厄介払いの形でここに売られる事で ようやく価値らしいものが生まれたようなものだ。 結局はこの病だけが自分の価値だった。 (-152) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:36:54 |
【秘】 積怒 フィウクス → 半分の仮面 リアン「…それでもだ。 卒業するまでの時間でできる事は限られてる。 あれもこれもと一度に手を伸ばせば全て取り落とすだけだ。 だから俺は、 今は今後もここに残る事だけを優先する 。卒業後もこの場所で生きていく道を、 この場所の中で完結させられるようにするのが先決だ」 「体制を、在り方を変えるのは、その後の話になるだろうな」 場所は、人は、そうすぐに変える事はできない。 物理的な話で言うならば、ある程度はどうにかなるだろう。 けれど、精神的な在り方、理念はそう簡単には変わらない。 「この場所に望む未来があるなら、せめて、その時まで。 お前がここに居なけりゃ意味が無い事だけは覚えておけ。 でなきゃ……俺は今度こそ腹に据え兼ねそうだ」 目には見えない何かが変わるその時まで、 自分達が耐えられるかもわからない。 そんな気の長い話になりそうだ。 (-153) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:39:15 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「は?何、なら鳥飼えばよかったんじゃねえの。 そんな難しくない気がするのになんでまた?」 鳥の種類にもよるが、大型の鳥だったのだろうか。 小型だとむしろ飼育しやすい イメージがあった男は訝し気に尋ね返す。 「ラットの方が大きいから懐くんだったか。 まあデカいほうなのはわかった。 見に行くから暇な時……籠で連れ出せんのか?」 さて、貴方の同室者に対してこの男が余りいい印象を抱いていないのは昔からで、特別嫌いと言うよりは単に人気者だったり社交的や傲慢などの属性はどれか一つでもある人間すべてに対して毛嫌いする傾向がある物の延長線だ。 学生時代から変わりない。 全く会話をする機会がなかったとも言える。 つまりは、部屋に直接乗り込むのを渋ってるのは 出くわすのを避けたいという理由だけだ。 「返せる見込みのない負債持ちの時点で…… 生まれた時に殺してくれりゃあさ。 死にたくないのに、苦痛で悲惨すぎて死を選びたくなる ……意味不明な葛藤もせずに済んだのにな」 そんじゃ、と。貴方の返答に特別引っ掛かる物がないなら、 その場ですぐ返したか、 次に持ち越すつもりで立ち去るだろう。 (-162) poru 2022/05/06(Fri) 1:56:02 |
【神】 神経質 フィウクス>>G5 エルナト 「残念ながら俺は現実主義らしい」 良く言えば大らかな返答を、悪く言えば無愛想に一蹴した。 あなたはきっと、自分の考えと他者の考えを 切り離して考えられるから否定的な言葉を気にしないんだろう。 下手に顔色を窺われるよりはずっといい。ただ、 「 嫌だ。断る。 怒るのに許可だって要らないだろうが。はいどうぞ怒ってくださいと言われて、 ご丁寧に怒ろうと思う奴が何処に居るんだ?」 そういうところは少し気に障る。 そのような言い方をする人種は、大抵が 相手がこう返す所まで想定しているだろうと感じるのが、余計に。 「随分楽観的だな」 溜息を吐いて苛立ちをまた一つ沈めた。 「誰もが卒業までに病を克服するとも限らない。 病が治ろうと治るまいと、 帰る場所も無ければ居場所も無いかもしれない。 こうして俺と無駄話ができるほど時間が余ってる内に、 保険の一つくらい掛けておいた方がいいんじゃないのか」 それだけ"いい性格"をしていれば、 案外どうなっても生きてはいけるのかもしれないけど。 それが楽というわけでもないだろうし。 (G6) unforg00 2022/05/06(Fri) 2:01:56 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス「そういうものなんだろう。 僕たちが特別、貧乏くじを引かされたのかもしれないがな。 けれど、僕は恵まれていたんだと思う。 こういったことを思いつく余裕もなく、卒業して放り出されたものもいるんだと思うとな」 どちらがマシかを選べるだけ、恵まれている。 そう思ってしまうほどには、追い詰められていたのだろうか。 比べるものでもないだろうに。 誰かが通りかかる前に、仮面を元に戻す。 身体が誰にも見せられなくなっても、顔が美しさを欠いていっても。 自分が得られるものなど、手を差し伸べた者の笑顔だけだ。 それで満たされていた。それで良かったのだ。 「そういう者もいるだろうさ。 全ての人間が、同じ方法で救われるなんて思っていない」 無理に理解しなくても良い、されることだとも思わない。 そんなことが出来るなら、良き王を転覆させようと考える輩が世界史に登場することはないだろう。 (-164) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:44:58 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス「……何処までも、似ているな、僕たちは」 生まれが良いだけでは、人間は楽に生きていけるわけじゃなくて。 結局のところ必要とされなければ、成功のために邪魔だと判断されれば、こうして厄介者として放り出される。 そういった境遇の者同士が、顔を突き合わせているのだから。 違う所と言えば、立場を守るために自分の家族は自分を認知しないだろうというところか。 協力が見込めない事は、分かり切っているのだけれど。 「そうだな。 まずは、僕たちが居場所を確保しなければ始まらない。 施設の存続に協力する意思を見せることで、僕も大人たちに取り入る必要がある…か」 眉をひそめる。気乗りはしない。元々、誰かに取り入るという行為が苦手なのだ。 家族が媚び諂っている姿を見てきたからだろうか。 「ふ、そうだな。 君が腹に据えかねて、物凄い剣幕で飛んできたらと思うとおっかなくて仕方がない。 誓いでも立てておくか?望む未来が来るまで、共に立っているという誓いを」 冗談めかして。というよりも、君がそう言ってくれることが何だか嬉しかったのかもしれない。 (-165) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:45:22 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット腕の向こう、随分と偏った食事の品目と。 それから、怖じ怖じと顔色を窺う子どものような様子を。 それぞれを一瞥して、けれどそれだけだった。 食事の内容については大人達の指導すべき事であって、 教育実習生ならまだしも、自分が関与するものではない。 であればやっぱり、自分が口煩く言う義理は無い。 フィウクスはジャステシアや他の高等部の生徒のように、 誰かの面倒を見るだとか、そういった事は殆どしない。 自分はそうされるのは好かないし、それができる人間でもない。 「……アオツキが。 俺は頼んでもないのに自由に使えと寄越して来た 正直持て余してるんだ。 お前が時々使うくらいがちょうどいいんじゃないか」 その後にこの部屋を貸し与えた人物を問われれば、 やはり返答はどこか突き放すような、素っ気ないものだった。 こうして現に有効活用されている事を思えば、 自分は一度くらい件の人物に礼でも言うべきなのだろうが。 (-168) unforg00 2022/05/06(Fri) 3:49:28 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バットそれから。 「……そうか」 あなたの答えへの返事は、ごく短いものだった。 回りくどく、そして根本的な解決には至らない。 そんな治療なのだろうと薄々察してはいた。 こうしてあなたがここに居る時点で、 それは病と直接的に関連するものではないか、或いは。 即座に病状が大きく和らげられるような治療は行われていないか。 答えが概ね二択となるのは明白だった。 「お前は。」 「抱えた傷や病を治して外へ出たいのか、それとも。 何処であっても、嫌な目で見られる事を、怒られる事を しなくて済むならそれで良いのか。」 「 お前はどうなりたいんだ ?」わからないのであればわからないでもいい。 この場に於いてはそれも一つの答えだろう。 ふとした問いへの答えを受け取れば、 ドアから背を離し、踵を返して部屋を後にするつもりでいる。 (-169) unforg00 2022/05/06(Fri) 3:50:41 |
【秘】 苛々 フィウクス → 月鏡 アオツキ「誰にも関係ない事だろうな。 あんたは誰も当事者にしようとしていないんだから 」あいも変わらず不機嫌そうに言い放つ。 この苛立ちが何によるものかは知れないが、 何であっても今は些細な事と腹の底に押し込んだ。 「否定はしない。同意はともかくとして。 理解も共感もきっと俺にはできない事だろう。それでも」 「 あんただって、協力者は多い方がいいんじゃないか 」抱える病ゆえに『普通の』情動さえ理解できない。 あなたの事をよく知りもしない。教えられていないから。 それでも結託する事はできないわけではない。 「あんたの望むものを正しさとしたいなら余計にそうだ。 正しさの定義はいつだって多数派が決める。 それをあんた一人の手で、一から推し進めるのは 随分と確実性に欠ける、非効率的なやり方だとは思わないか。」 「それとも。 そんなに他人を巻き込むのが怖いのか?」 (-170) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:23:07 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は極論居場所があるならなんだっていい。 そこが俺のような──病を自己の一部と受け入れるような。 そんな人間を否定しない場所でさえあれば。 けれどそれは外では叶わない、きりがない事だ。 外の世界はここと比べて、変えるにはあまりにも広すぎる」 その場所の全てが自分に特別優しくなくとも構わない。 『普通』という目に見えない曖昧な定義によって、 逃げ場も無く絞め殺されさえしなければそれでいい。 けれど『普通』が正しい外の世界ではそれさえままならない。 「だから結局は、俺はここに残る事になる。 たとえあんたにとっては望まない事であったとしても。 きっと長い付き合いになるんだろう」 「あんたが途中でしくじらない限りは。 どうせ遅かれ早かれそうなるんだ。 であれば今から共謀者になったって問題は無いだろう」 「それに、」 (-171) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:29:18 |
【秘】 異端審問 フィウクス → 月鏡 アオツキ「──俺のような、いつ手を噛まれるとも知れない狂犬は」 「今の内に飼い慣らしておくに越した事は無いと思うがな」 (-173) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:30:08 |
【独】 神経質 フィウクス/* とか言ってるけどこの異端審問恋窓にブチ込まれてるんです エ〜ン エ〜ン あの天然誑が悪いんです (-172) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:31:58 |
【秘】 苛々 フィウクス → ライアー イシュカ「同室者が居ると放鳥しづらいだろ…… 面倒だからやめた。鼠なら殆どケージの中だけで済む」 鳥は寿命が長いから、とは言わなかった。 下手をすれば自分の方が先に死ぬかもしれない。 その上家族も居ない身で、そうおいそれと飼えはしなかった。 「そう大きいケージでもないが…何処に持ち出せって言うんだ。 共有スペースに持って来いとでも言うつもりか? 俺は絶対に嫌だが…… 」籠ごと連れ出せなくはないが、場所が問題だ。 この問題児の病にとって人気の多い場所は毒でしかなく、 つまり共有スペースに滞在する事は拷問じみている。 それゆえぶつくさと文句は言うものの、まあそれはそれ。 これは適当に人気の少ない所を指定すれば済む話。 「……殺すと角が立つからな」 だから勝手に死ぬのを待つんだろうな。 吐き捨てるような独り言。 その後に、何処かへと踵を返した。 (-175) unforg00 2022/05/06(Fri) 5:00:02 |
【独】 神経質 フィウクス/* そういやもう一回天然誑監視したらどうなるんだろう また誑かされんのかな。多分何も起きないと思うけど…… もうロール的はパス連打になりそうだし おもしろそうだから一回だけデバッグしていい?(カス) (-174) unforg00 2022/05/06(Fri) 5:08:20 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン「……どうせ人生なんて不公平なギャンブルの連続だ」 以前に誰かに言った事を繰り返す。 結局の所、自分達は配られたカードの内 最もマシ、に見えるものを選ぶ事しかできない。 こうして追い詰められ決断や選択を強いられる事だって、 決して良い事ではないのだろうけれど。 全てはきっと、タイミングや廻り合せの差でしかない。 「ただでさえ俺達は莫大な負債を背負わされてるんだ。 後ろ盾だって無いに等しい。 あまり手段を選んでもいられないだろうな…」 ここ数日の自らの行いを思い返す。 自然と声のトーンは低いものになってしまう。 選ぶ側になる事は、都合の良い事でもあったけれど。 (-176) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:19:39 |
【秘】 苛々 フィウクス → 半分の仮面 リアン「………なんだ…? 既に腹が立って来たな…どうしてだと思う?」 多分これは実に理不尽な怒りなのだけど。 それが何によるものかは定かじゃないな。 「…はあ……俺は疲れた。もう行く。 暇で仕方ないなら勝手に誓約書でも書いておけ」 そんな情動を溜息に乗せてどうにか流した後。 一方的に言うだけ言って踵を返した。 そのため、まあ当然面白い事は起きなかったわけで。 この場での一連の対話の中だけでも。 ままならない感情を抑え付ける事に随分と神経を擦り減らしたのは 事実と言えば、事実でもあった。 (-177) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:21:03 |
【独】 神経質 フィウクス/* ひー 返す返すも何らかがやばい人しかおらんねオレの周り ほぼ全員精神性か境遇か病状どれか一つはやばいよ (-191) unforg00 2022/05/06(Fri) 13:09:32 |
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