【秘】 奏者 イルムヒルト → 「怪人」 ファントム[娘は、あの日のことを忘れていない。 帰らぬ母を待ち続けた子供の頃。 強く、激しい雨降る中迎えに行った先の 母の、薄汚れ事切れる無残なその姿 肌は冷たく。殴られた痕もあったけれど その顔は何故か酷く、穏やかであった ――時を経て。娘はふと疑問に思うことがある。 あの日。母を少女は迎えに行った。 普通であれば子供が影街に足を踏み入れ、 しかも女であるのだ。無事である可能性は低い。 どうして、無事であれたのでしょう。 どうして、母の遺体は何もとられず 服もはぎとられずそこにあれたのでしょう。 どうして 酷い目にあわされたのだ、と一目でわかる遺体であるのに その表情は穏やかなのでしょう] (-14) leaf 2022/11/24(Thu) 12:02:15 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 「怪人」 ファントム[娘は、母と怪人が交わした言の葉を知らない 娘は、母が死に際に安堵し、託したものをしらない ――されど、娘は知っている。 己やリリーが踊り、奏でている時 時折、そこに見守るような気配がある気がするのだ 気のせいであるだろうけれど あの日。舞台に躍り出た怪人の歌の伸びやかさ 人々を魅了する美 リリーに深く、強く影響を与えたあの人 どこか、それは見守ってくれていた気配にも似ていた気がする あれは神のもとに旅立ったのだろう母なのだろうか。 それとも母の願いを聞き届けた何かなのだろうか ――その正体も、真実も 娘は何も知らされぬ故に、わからないけれど] (-15) leaf 2022/11/24(Thu) 12:05:55 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 「怪人」 ファントム[わからないけれど。 どうしてでしょう。 ――星を歌う怪人と奏でるセッション。 その時にまた、あの優しい気配を感じたような気がして。 わたし、奏者として演奏していたはずなのに 少しだけ こどもみたいに 泣きそうに、なったのよ*] (-16) leaf 2022/11/24(Thu) 12:07:51 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a10) F6 2022/11/24(Thu) 12:19:18 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 屋敷にて ― [屋敷を訪ねた女に応対したのは、其処で働く従者なのだろう 対応1つ見ても、洗練された美を感じる。 従者という生き様1つとっても あの方が、美しくないものを傍に置くはずもないかと、得心。 渡したものはフードや自宅に置いておけぬ幾許かの金銭の入った鞄 リュートを預かろうとされなかったことに 女は深く安堵していた。 案内されたのは、静かな場所。 富豪と呼ばれ、敷地内に美術品の数々を収めた施設があると 噂にもきいていたけれど、それと対極的にも思えるところ。 されど女は其処で見る。 それらに勝る、美しいものを>>13 感嘆。 ――これは私の音だ。 私の音に、応じた貴方が今、演じ、奏でているのだと。] (18) leaf 2022/11/24(Thu) 12:21:53 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ―― ああ。美しい。 [それは姿形だけではない。 基礎だからこそ、それを極めんとした 幾億の夜を超えながらもなお其処に在り続ける あなたの剣の一旦 私は今、最上の美を見れる幸運を得ているのだ。 見惚れる女の眼差しはまるで恋するように。 されど、その中に孕むは 網膜に捕える美すら、喰らいたいと飢えたもの。 美しいからこそ、その手に触れたい。 その情動は貴方だからこそ、理解してくれると 女は本能で感じていた。だから、此処に来たのだ 貴方だけが、この渇きを癒せる。 一時だけでも、満たしてくれるのだ。 眠りについた其れはまた牙をむくだろうけれど だがそれこそが、私が得て、花開かせようとする美なのだ] (-17) leaf 2022/11/24(Thu) 12:22:34 |
【人】 奏者 イルムヒルト[鯉口の鳴る音に、はっと引き戻される現実。 凛とした声の主は壮年へとかわり。 元の静寂を取り戻す場所。されど 其処に佇むは決して静の男ではない] (19) leaf 2022/11/24(Thu) 12:22:57 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[触れられた胎が、疼く。 静まった筈の熱は鎌首を擡げ、女を雌にする 本能を昂らせる貴方の目に、 女は灯された火種を燃えさせるのだ ――ああ、喰らわれ、そして喰らいたい。 貴方の美に、触れさせて。] (-18) leaf 2022/11/24(Thu) 12:23:42 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a11) leaf 2022/11/24(Thu) 12:25:17 |
【人】 影街の魔女 ブランシューフェス当日ー さすがにこの日は、深海のような影街といえど、表通りの活気が伝わってくるのか、夢に敗れた住人達ばかりの場所も、少しだけ浮足立っているような気がする。 一層表に背を向け沈み込む者たちもいるし、美に浮つくものを狙い浮上してくる者もいる。そして、華やかな美を存分に見せつけ咲き誇る者達に、届かなかった自分の姿を重ね一時の憧憬に耽る者もいるのだ。 魔女はといえば、今のところはそのどれとも少し違っていた。 女神という言葉に、今はもう会うこともない家族をふと思うこともあったが。 (21) yusuron 2022/11/24(Thu) 12:47:38 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ「いらっしゃい。もういいの?それじゃ、行きましょうか。」 リュディガーが頃合いを見て、>>5店を訪れたなら、連れ立って施術のため居住区>>2の男の店を訪れる。 「こんにちは、スカリオーネ。 久しいわね。 さっそくだけど、お願いできるかしら。 『いつもの』を。 加減はおまかせするけどね。」 そう言えば伝わるだろう。いつものように、彼の腕に身を任せるまで。少なくとも基礎ケアというコースではないだろうけれど** (22) yusuron 2022/11/24(Thu) 12:47:45 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a12) yusuron 2022/11/24(Thu) 12:49:55 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ[>>22ブランシュとリュディガーの姿をベランダから認めると男は店の戸口に向かった。 二人が丁度店の前に到着した頃合いに扉を開けて一礼の後に頭を挙げ店内へと招くように手で誘導を入れる] いらっしゃいませ、ブランシュお嬢様。 リュディガー様。 準備は整えておりますのでどうぞ中へ。 [店内に入るとロビーのソファへと案内する。 男は自分が使うものは恐ろしく値をかけないが客に使うものに妥協はない。 ソファも上質なもので二人が腰かけると丁度飲みやすい温度にしているハーブティーを、これまたお洒落な陶器のカップに淹れて差し出しブランシュの要望を伺う] (23) rusyi 2022/11/24(Thu) 13:24:51 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ……よろしいので? [ブランシュに対するいつものコースは、男はリュディガーへと目線だけで示すと本当に良いのかと確認を取る。 昨日聞いている話では良いらしいので間違いはないはずだが念の為に。 要望が変わらぬならば男は二人を更衣室へと案内しよう。 そこには木製の籠とともにブランシュには上下の着衣が、リュディガーには下だけの着衣が用意されている。 着衣は肌色で伸縮性がある柔らかな素材で上はチューブトップの構造で下はパンツスタイルのものである。 どちらも体にフィットするので体のラインはくっきり出てしまうものの隙間がないため安定性はある。 リュディガーのものは男物なため裾がひらひらしており動くと見えてしまいそうになるが抗議があればすぐにブランシュと同じものを用意する。 それに白色のガウンを添えており着替え終われば円柱状の部屋へと進んでもらおう**] (24) rusyi 2022/11/24(Thu) 13:25:00 |
【人】 大富豪 シメオン─ 屋敷 ─ [女が重ねた男の手は熱を帯びていた。 剣を振るってきたためか、皮膚が固くそれでいてあまり年齢を感じさせないそれは、汗ばむこともなく乾いていたが、ただ熱かった。 それは確かにこの男の手であった。 男は女の手を握るでもなく、重ねたまま屋敷の中を導いていく。 何処へ行くとも告げず、そして女がそれを尋ねないことを、拒まないことを知っていたから。 何処をどう歩いて、そこに何があったかなど今の二人にとっては瑣末なことだ。] (25) F6 2022/11/24(Thu) 13:48:07 |
【赤】 大富豪 シメオン─ 寝室 ─ [広い部屋。 煌びやかではないが調度品の一つ一つが『美』を備えた芸術品の様。それから大きな窓には美しいカーテンがかけられている。 男はやや乱暴に突き飛ばすようにして女をベッドへと寝かせると、大きく柔らかなそれは女の体を優しく受け止める。 男はジャケットを脱が捨てる。] 嗚呼、随分と待たされたぞ。 [男は女の太ももの辺りに跨たり、鋭く熱く燃える様な瞳で女を見下ろした。] (*0) F6 2022/11/24(Thu) 13:50:12 |
【赤】 大富豪 シメオン[滾る熱が行き場を求めて渦を巻く。 昨夜の女の音を耳にしてからというもの、『美』への渇望が、飢えが、収まらず、呼び起こされた獣性は体の内側で未だ強く強く押さえつけられているが、今すぐにでも爆発してしまいそうになっていた。 熱い指先が女の頬に触れ、滑らかな女の肌を撫でる。 それは紛れもなくあの指先。 耳を擽り、昨夜奏でた音を思い出させる。 忘れてはいまいか、忘れたのなら思い出させようと。 指先は首筋をなぞりながら喉元へと届く。 子猫をあやす様に喉元から顎先へと優しく撫で付ける。 何度も、往復しながら、女の情欲に火を灯していく。 何も違わないようでいて違う。 それは確かに実を伴い、決して幻想でもなんでもない。 そして、感触は同じでも、女に伝わる熱は昨夜よりもずっとずっと熱い。*] (*1) F6 2022/11/24(Thu) 13:53:43 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a13) F6 2022/11/24(Thu) 13:59:15 |
シメオンは、ファントム (a14) F6 2022/11/24(Thu) 14:02:55 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a15) F6 2022/11/24(Thu) 14:03:28 |
【人】 「怪人」 ファントム ──中央広場 リリーと── 「やめてしまうのかい? せっかく綺麗な舞いだったのに。」 溜め息を溢す彼女>>16の後ろから、声を掛ける。 「 『貴方には、貴方だけが行く道がある。迷わず進め。』 とある哲学者の言葉だが、君は今の道がそんなに不安かい?」 落ち込む様子の彼女に、そう言葉を重ねた。* * (26) eve 2022/11/24(Thu) 14:33:02 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a16) eve 2022/11/24(Thu) 14:34:35 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ店内に入ると、いつもと変わらず丁重に出迎える>>23男の姿。 お嬢様と言われるのはいつ聞いてもくすぐったいが、悪い気はしないものだ。見た目は実際そう言われても遜色ないわけなので。 造りの良いソファに座り、ハーブティーを口にする時間は、人の世ならではの上質の一時と言えた。 隣のリュディガーに時折ちら、と視線は向けつつ、こちらはいつも通り。 「良いのよ。私はいつものがいいの。」 リュディガーを特に慮るでもなく、そう伝えて更衣室へと通される。 隅の方でフリルの付いたディアンドルを脱ぎ、肌色のチューブトップに着換えれば、くっきりした体のラインが浮き上がる。胸元は豊かに盛り上がって、他人の若さを使って保っているにしても、少なくとも本物の若い娘の体と見分けはつかないはずだ。 リュディガーに男物の衣装が充てがわれたのはくすり、と笑いそうになったが。 「これでいいかしらね?」 白いガウンを身に纏い、準備を終えて共に施術室に向かった* (27) yusuron 2022/11/24(Thu) 14:42:16 |
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