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【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[ でも、俺はお前の本当の気持ちは、察せられなかった。 ] [ 親愛が、恋慕に変わる事は、無かった。 ] [ 無意識に、俺を好いてくれる人間が、 いつまでも『そう』だと、感じてしまえなくなったから。 ] (-33) 代食 2022/08/16(Tue) 6:52:17 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[硬直し、困惑していたように思われたのかもしれない。 でも、違うんだ。 初めて知った、アイツの音色。 思い返せば理解出来る位には、伝わった愛情。 その『音』に、聴き入ってしまっていた。 そのせい、 そのせいだ。そのせいだって、何度も後悔した ] (-34) 代食 2022/08/16(Tue) 6:54:42 |
【人】 闇崎 宵稚 あ、 [顔を青ざめさせながら、走り去る後ろ姿に、 つられるように、腕を伸ばしたけど、 足が、それ以上踏み込むことは、無かった。] …………かい と、 [言われた言葉のすべてを、思い返して。 音を刻んで、触れた熱の名残に、引きずられて、 下唇をきゅ、と甘噛し、自身の指先でなぞる。 からかったのではないと確信が出来る。 お前から聞いた初めての音に、 俺の心臓が慣れないリズムを奏でる。 不快ではなかった。 むしろ、胸の奥から、暖かくなるような。 でも、これは、海音の伝えてくれたものと、 同じ気持ち、なんだろうか?] (90) 代食 2022/08/16(Tue) 6:55:45 |
【人】 闇崎 宵稚 …………、…… 返事、しなきゃ、 [その音の答えを知るためにも。 俺の気持ちが、どこに行き着くのかも。わからなかった。 それでも、それでも会って、話をしないことにはと。 考えられていた。 それなのに。] (91) 代食 2022/08/16(Tue) 6:56:04 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[ 心のどこかで、『やっぱり』と感じてしまった。 ] [ 俺を愛していると、伝えてくれる人間は、 いつもそうやって、突然消えてしまうんだ ] ** (-35) 代食 2022/08/16(Tue) 6:56:51 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ たった一度だけ見せた君の本音。 頬を伝う雫。 海に消えてしまいそうな宵稚を離したくなくて。 抱きしめたよ。力一杯に。 背中に回った手に 宵稚も同じ気持ちだと思ってしまった。 俺と離れたくないのだと。 でも君は強かった。 未来を見据えていた。 俺との違い。 俺の勘違い。 勘違いでも俺のこの想いは本物だったんだ。 ] (-45) kogeneko2 2022/08/16(Tue) 18:34:23 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚今日は、帰らない なんてのはどう? 二人でここで朝日を見よう [ 夜通し語り合ってさ、 二人で静かに海を見続けてもいい。 きっとこんな日はもうこないだろう。 そんな高校最後のお祭りだったらいいな。 ] (-46) kogeneko2 2022/08/16(Tue) 18:34:38 |
【秘】 鳴海 海音 → 闇崎 宵稚[ 全て俺のせい、 どこかで宵稚に後ろめたくて でも勘違いは止まらなくて 溢れた想いは零れてしまって。 覆水盆に返らず 溢れた想いはもう、戻ってこない。 空になれば枯れるだけ。 俺はきっとその時を待っていたのだろう。 ] (-47) kogeneko2 2022/08/16(Tue) 18:46:18 |
【人】 闇崎 宵稚[そんな店もあったんだな、という感じだった。 子供の頃は全く気にはしなかったけど。 この田舎町の名物といえば、海産物だし。 よくよく思い出せば昔からあるような店だし、 潰れないあたり、需要があるのだろう。 まだ暖簾がある所は少ないけれど、 きっと夜に訪れれば、違って見えるのだろう。 提灯は、店のものと祭りのもので混在していた] (113) 代食 2022/08/16(Tue) 21:30:46 |
【人】 闇崎 宵稚[海音といつ会うかわからないから。 イヤホンを外して歩いていれば、 昼から空けているスナックから、 ラジオの音が漏れ聞こえている。] 『―― リクエストの一曲行ってみましょう! 新曲でありながら昔懐かしいと話題の ――』 [先程俺が聞いていた番組と同じパーソナリティ。 時間的に、ランキングが終わって、 トークがひとつ挟まって、…というところか。] (114) 代食 2022/08/16(Tue) 21:31:58 |
【人】 闇崎 宵稚ッ、 ? [猫の鳴き声がするはずの背後から、 知らない『声』が聞こえた気がして、バッ、と振り返る。 路地裏の影が差し込んでおり、 大通りよりかは涼しくはあるのだけれど、 その『声』は、驚きの前に、先んじて寒気を齎すような。 透き通っている用に思えて、地響きの様な『声』だった。] (117) 代食 2022/08/16(Tue) 21:35:09 |
【人】 闇崎 宵稚……?……。 [幻聴にしては、生々しかった。 諭されるような言葉に、覚えがあったから。 ――振り返っても、 そこに人一人、居なかった。 幻聴として、飲み込むしか、無かった。]* (118) 代食 2022/08/16(Tue) 21:35:24 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[抱きつかれなくて、良かったと、思う。 緊張と、恐怖と、疑心と、不安で、 心臓がおかしなくらい、跳ね上がっていた。] (-52) 代食 2022/08/16(Tue) 21:37:51 |
【人】 闇崎 宵稚[…お前が変わっていないのではなく、 俺が変わっていたと思われるかもしれない。 食事は杜撰なものだったけど、 なんだかなんだ続けていたバイトや運動で、 健康な体は保てていたあの頃と違って、 目の下の隈も、取れない眉間のシワも、 ]切るのも億劫で伸ばした前髪も、 メッシュを入れ忘れて、脱色した部分の後髪も、 ぜんぶ、全部。そのままだった。 人に会うとわかっていれば、 もっとまともな格好をしていたかもしれない。 (120) 代食 2022/08/16(Tue) 21:38:26 |
【人】 闇崎 宵稚………。 [声色とは裏腹に。 ほんの少し空いた距離感に、>>83 僅かな違和を抱いたとはいえ、 大人なんて、そんなものかと飲み下して。] …………、…………。 うん。 久しぶり、……海音。 [気さくな挨拶の方法すら、呑み込んでしまった。] …………、…………。 [お前が様子を伺う時間のぶんだけ、 俺はたっぷり、その時間を浪費させる。 本当に、本当にお前の知る『俺』は、 こんなに無口だっただろうか。 どうしてだか、それすらも思い出せない。 張り巡らされた壁なんて、>>83 気づいてすら、いないかもしれない。 ただ、お前が何か話を振る前に。] (121) 代食 2022/08/16(Tue) 21:39:04 |
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