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![]() | 【人】 黄金十字 アウレア「……玄人質問で恐縮なんだけどなんでこんな事すんの? 俺様ちゃんのタスク10万倍じゃない? ――船内放送を聞きながら呟くのはこの船のエンジニア。 多分恐らくこれからこのロボ共を点検する羽目になる。 多分、恐らく、ほぼ全部。 オトモ君は完全自立型オリジナルメカなので、 今回の騒ぎの餌食になる事は無い。 空中に船内のロボ及びアンドロイドのリストを投影し、 事態の把握の手伝いをしていた。 「は? マジで言ってる? あ、すごい。今キレそう。 あっそこ!! 珍妙な曲を流しながら自動走行するな!!」 (5) susuya 2024/03/26(Tue) 22:28:37 |
![]() | 【人】 黄金十字 アウレア「クッ……サンキューカンアにストレルカ!! 適当に放り込んでおいてくれ! 頼んだぜ!!」 「マンジョウ殿はもう本当にその通りにしてくれ、 地獄の沙汰も金次第だよなあマジで」 「カテリーナ……は居るな。 オイなんかあったらすぐ報告! よろしく! 俺様ちゃん大体機械管理室に居ると思うから!!」 ほうぼうに言葉を掛け、 それから思い出したように「あっ」と声を出す。 「三人一組だっけ? あ〜。 私の事は適当に監視なり護衛なりしておいてもらえれば 助かるなって思いました。それでは」 言うなり移動用カートに乗り、 全速力でロボ共を回収しながら機械管理室へ向かった。 (10) susuya 2024/03/26(Tue) 23:03:44 |
![]() | 【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「そうですよ、危ないことはするべきじゃありません。 みなさんは血の絆の交わした家族で、 使えるものを探し出すのは私も好きですよ。 アウレアさまの神様がこんな曰くつきのデータが欲しいのは意外ですが……」 「別人であり同一人物の私が、意識が無くて返事ができないのが悪いんです」 もし後悔するというのなら、こうして口を聞けて動ける私が、そういってしまったのが悪いんです。 「……」 ちょっとだけ、悔しくはありますが。 どちらも自分の物であったのなら、何も迷わずに済んだのに。 過去の自分も未来の自分もどちらも私だと言えたのに。 「悪いことに使ったりするなら教えてくれないと嫌ですよ」 だから不満らしいことはこんなことぐらいしか言えないで。 少しだけ、しかし確実に今の自分の物になることの無い人格が、あなたの役に立つことを羨んだ。 (-8) toumi_ 2024/03/26(Tue) 23:18:36 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「悪い事には使わんよ。 俺様ちゃんのやる事はぜ〜んぶ良い事に決まってんだ」 「とはいえ、だ。丁重には扱うさ。 そんなにひょいひょい使っていいモンじゃねえことも ちゃ〜んと分かってるさ」 データと一口に言えども、一つの人格だ。 それは魂と言っても過言ではないのかもしれない。 あれがもう一人のあなたであり、 もう一つのあなたの魂である事を、アウレアは理解している。 「……気が変わったら言いな。いつでも渡す」 (-10) susuya 2024/03/26(Tue) 23:32:47 |
![]() | 【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「ふーん?昔から。何かの形見とかだったりしてな。 やべっ口滑らした……いやでも、『一応』シスターが 通じる場だとゆるゆるとも言いたくなるだろうが!」 「か、可愛がられ……?鼻つまみでなく? 俺みたいな素行も口調も悪ィ男が教会なんて組織、 行っても全然イメージできねェなあ…… あ、でもアウレアみたいなサバサバしてそうなタイプが 多い場所なら確かに話しやすい気は……?」 ちなみにこの一瞬で懺悔を考えたが今は何も浮かばず。 こんな生意気な口を利いてばかりの自分にも笑顔を向けてくれる様子に申し訳なさ半分、嬉しさ半分である。 「お坊ちゃんについては話すのは別に構いやしねぇけど…… これ以上話すとちょっと酒飲み過ぎねえか? また次回二人で話す機会があった時に、まだ興味が残ってたら聞いてくれ。ま、全然面白い話でもないんだけどな」 双方、点検を終えた身であるとは言え、余りにも飲み過ぎるのはそれはそれで翌日以降に差し障るだろう。貴方の気分が上を向いているのを見て、丁度いいタイミングか、と言いたげにグラスをテーブルに置いた。 (-14) poru 2024/03/26(Tue) 23:45:53 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「お前……お口ツルツルか? 災いのもとだぞ? 気を付けな? まあ向こうでは真面目にやっていますからね。 こちらでも真面目にはやっているのですけれど」 「私達は何者も歓迎しますよ。どんなごろつきでも聖人でも」 「いやマジで色んな人いるわ。 あと殆どのやつがエンジニアかメカニックだから楽しい」 冗談半分で勧誘したのもそれが理由の一つ。 メカメカしい宗教柄ゆえ。 「え〜? まっ、あんま飲みすぎも良くないよな。 OK! また今度機会があったら飲もうぜ」 「サンキュージャコモ! いい気晴らしにもなったし酒はうまかった」 (-23) susuya 2024/03/27(Wed) 0:51:30 |
アウレアは、キレている。バグり遊ばせロボ共をちぎっては投げちぎっては投げ。 (a8) susuya 2024/03/27(Wed) 1:34:25 |
![]() | 【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「じゃあ信じてみることにします」 「私はアウレアさまとその神様を信じようと思います。 どうか悪いことをしませんように!」 仕事が落ち着いたら神様について教えて下さいと重ねて。 やっぱりまた、にへらと笑った。 これは信仰ではない。 仕分人は誰も信じていない。 たった一つのキーで記憶も感情も変わるのなら、 記憶も記録も一つのデータで上書きされるなら、 それは誰も疑うことができない事とも同義であるから。 仕分人はこの舟いちぐらいに正直者で、嘘を言える存在になれないのだ。 → (-33) toumi_ 2024/03/27(Wed) 2:48:25 |
![]() | 【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「勿論気が変わったら言いますが、おとこにごんはありません」 良い男を表すときの言葉を使って席を立つ。 正直ざわついていた気分も大分よくなって、申し訳なさが際立ってきた。 「ひとまずお暇しますが、流石に相談代はあげたいですね。 食事はいつもですし…… アッと驚くようなクッキーとか探して来ましょうか……」 スーパーリュウグウノツカイクッキーとか。 「やって欲しい事してきますよ! 誰かのパンツの色が気になりましたら現物で持ってきます。 期限はいつまでもいいんで、よかったら決めておいてくださいね!」 パンツを頼めば互いに大切なものを失いかねないが、そんなことも気にせずあなたの部屋から出ていけば、その日もまた楽し気に仕事に戻っていっただろう。 (-34) toumi_ 2024/03/27(Wed) 3:04:25 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「おう。宝くじ当たりますようにくらいのノリで祈っときな。 何するにもどうせ本部に行かにゃあならねェし……」 「――お前が望めば人格データの共存もできるんだが。 それはおすすめはしないでおくよ。 無事だったケースを一件しか知らないし」 命の価値と人格の価値。 代わりはあって書き換えもできる。 その先に生まれる存在が果たして人間と言えるのか。 ずっと考えてきた事だ。今も考えている。 だからすべての決定権は本来の持ち主に在るべきだとも思うし、 あなたがそういうのであればと、USBの所在は変えぬことにした。 「あっと驚くクッキーってなんだ? カレー味とか?」 まさかスーパーリュウグウノツカイクッキーが 実在するとはこの時はまだ知らなかったのである……。 「じゃ、決めておくかぁ……ちな パンツはいらない 。そん時ァ〜よろしくぅ」 ピラピラと手を振って、部屋から出るあなたを見送った。 ――裏切り者の存在が怪しまれ始めたその時だって、 きっとアウレアはあのデータを持っているだろう。 (-50) susuya 2024/03/27(Wed) 12:55:43 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ベルヴァ〜鼻血出た〜」 「あとあたまいたい……おくすりください……」 いじけた感じで医務室まで来たシスターが一人。 しょんぼりしながら鼻を押さえつつ来た。 「あまりにもひどいとおもいます」 「此度の……騒動……」 (-52) susuya 2024/03/27(Wed) 13:22:54 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「鼻血?????」 頭痛で貴方が薬を貰いに来るのはいつもの事だけれど。 鼻血までセットで来るのは珍しく。 思わず復唱してしまった船医だ。 「頭痛はいつもの奴のようですが、鼻血はなんでまた。 アンドロイドにでも殴られました?」 見せてみろ、と貴方を手招いて。 今回の騒動には渋い顔をしてみせる。 「確かにメカニックの方々には頭の痛くなる騒動ですね。 とはいえ、わざわざ暴動ではなくプログラムをバグらせてきたのは、嫌な予感がしますよ。」 嫌がらせ、にしては手が込んでいるし、これだけというのも気味が悪い。何かの意図が絡んでいるなら、此れから起こるに違いない、と思ってしまうのだ。 (-55) pinjicham1377 2024/03/27(Wed) 14:01:14 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ウンはなぢ」「勝手に出てきた……」 見せてみろと言われれば素直に手を開く。 ……開いた側からまた垂れてきたので、 ちり紙だけは添えさせていただいた。 殴打痕や衝撃を受けた痕などは無いとわかるだろう。 「知恵熱かな……作業中色々考えてたから。 並行思考はお得意だけどしすぎるとこうなるんだネ」 「おかげでこんなとこでほぼ漂流だよ。 復旧しないとヤバイしこれ以上何かあってもヤダし」 「誰がやったんだろ……ハア……」 ほとんど素の表情に近いがどんよりしている。 「医務室近くでおかしくなったロボ無い? 休ませてもらったら回収して帰るから……」 (-58) susuya 2024/03/27(Wed) 15:27:26 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「あー、なら疲労とストレスですかね、原因は。 続けて出るようなら他も考えないといけないんで そうなったらもう一度診せに来てください。」 はい、ちょっと下向いて、とさせてから 許してくれるならば小鼻をつまんで、10分ほど。 止血の処置を施すだろうか。 「知恵熱が出るくらいなら少し休むのをお勧めしますね。 義体だからって無理が罷る訳じゃないんですから。」 「あとで栄養ドリンクでも届けましょうか。 さて、誰がやったんでしょうね…俺にはさっぱり。 医務室周りは掃除ロボが水ブチ撒いてたくらいだったかと。」 まあ、緊急性は無いんで後でも良いですよ、と付け足す。 (-59) pinjicham1377 2024/03/27(Wed) 15:57:00 |
![]() | 【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア「やっべ……つるつるのせいで体ゆるゆるにされる…… でもそうなのか。真面目を疑ってはいないんだけど、 一回見て見てェは気はするな。シスターしてる姿」 「ちょっと待って俺の知ってる宗教かそれ?? どっちかっていうとエンジニアの集いとかじゃなく? 世界にはいろんな宗教があんだなァ…… でもそれならちょっと興味出てきたわ。今度詳しく聞かせてくれよな」 厳かで近代文明を余り好まないイメージだったが、 自分のそれは随分とさび付いた過去の幻影らしい。 最近の宗教は近代的だァ……と認識に振るえた。 「まだ出航したてだしな。まあ順調に行くから飲む機会も これからも十分あるだろうし、また次回ってことで」 「こちらこそ気心知れて飲むことができて楽しかったや。 さーて口調も直していかないと、それではまた話しましょうや。アウレア様」 言いながら酒瓶を回収して、手を軽く挙げてから上司の部屋を後にした事だろう。 (-69) poru 2024/03/27(Wed) 20:36:08 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「疲労とストレスかぁ……わかりました」 「まあストレスだろうなぁ。納得」 お医者様の話はよく聞くように、とは 昔からよく言い聞かされていた事。 処置もおとなしく受けたことでしょう。 「ウン……僕が倒れたら他に対処できるヤツが いなくなっちゃうもんな」 「栄養ドリンクはあったら助かるかも。 ……来る途中やけに廊下が濡れてると思ったら。 了解しました、対処しときます」 あいたたた……とぼやきつつ、 アウレアはやっぱりむつかしい顔をして。 「疑り合いは嫌いなんだよな。疲れるから。 裏切る裏切らないももうこりごりだし」 「で、これはものの相談なんだけど。 怪しい奴がいたら僕のトコにけしかけといてくんない?」 (-72) susuya 2024/03/27(Wed) 20:48:16 |
![]() | 【秘】 総合雑務機体 カンア → 黄金十字 アウレア船における彼の立場はそう特別なものではない。 あなたの認識上でも、彼は特にスタンドアローンの機体ではないはずだ。 その点に関しては疑問があるやもしれないが、 現在のヴェスペッラにおいて彼が、システムθがこの船の管理AIになるより前からの唯一の機体であることを考慮すれば、ただ単に型の古さの関係で結びつきが完全ではなかったのやもと思えるかもしれない。 或いは謎のこだわりが多い惑星アマテラスの工房製故に逆に B級機体に見合わない何某かの対策が為されているのかもしれない等、 理由自体は考えようと思えばいくらでも出て来はするだろう。 乗員が振り分けたスリーマンセルの内に、正常に稼働しているA級を 差し置いて優先的に入れられたことに関しては、 それらしい理由はあまり思い付けないかもしれない。 (-84) 66111 2024/03/27(Wed) 21:53:55 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「この状況じゃ、仕方ないと思いますけどね。 十分ご自愛のほどを…ああ。」 貴方に処置を終えて、カルテに書き込みをしていく。 バイタルチェックのデータは貰っているが、こうして治療したことは記録しておかねばならない。 「俺もごめん、ですね。 疑い合いも、争いも。仕事が増えますし。 ただ…なんで貴方にけしかけないといけないんです?」 言外に、貴方自身の身を危険に晒すことに躊躇っている。 (-92) pinjicham1377 2024/03/27(Wed) 22:21:07 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「早くマシになってくれることを願いますよぉ。 あ〜煙草吸いたい……」 頭痛にはおそらくよろしくない。 あなたがカルテに向かっている間、 いじいじと胸元の鍵を弄りつつ自分の足の先を眺めていた。 「無理やり懺悔させられるかもだし?」 「ふん縛るか殺すかはシスターにもできんだろ〜? 映画みたいにな。ありゃ悪魔祓いか」 「裏切りモンだか何だか知らねえが、 タイマンする能力は俺様ちゃんにもあらァ」 (-110) susuya 2024/03/27(Wed) 23:18:18 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「吸うのは止めませんが、悪化しても知りませんよ。」 吸う事で安心するのも分かるので。 個人としては止めないけれど、医者としてはお勧めしない。 まあ吸って悪化したらまた面倒は見るのだけど。 「なるほど? 確かにメイドマン様ともなれば実力も折り紙付でしょう。 手前で何とか出来るからぶっ飛ばしたいって気持ちもまあ。 分からんでもないですがね。」 「無茶も程々に頼みますよ。 尻拭いは医者と…貴方の部下に回ってくるんですから。」 なんて。気遣いの言葉のようなものを。 「ま、何か有益な情報が見つかれば 貴方に渡るようにさせていただきます。 いつも義体を見せていただいている礼もありますしね。」 (-117) pinjicham1377 2024/03/27(Wed) 23:35:43 |
![]() | 【人】 黄金十字 アウレア「ああ。あなた達、もう来ていたのですか」 #機械管理室 の扉が開く。 メインルームにてバイタルデータをさっさと提出し、 喫煙室で一服やって来た帰りなのであった。 シスターに似合わぬ甘辛い煙の香りを纏わせて、 つかつかと入ってくる。 「組み分けを拝見させていただきました。 システムのランダマイズ結果であっても、 私の組むお相手がお二方ともAIなのは…… 少々面白い結果ですね?」 カンアとアルバトロス、双方の姿を見て片眉を上げた。 それからパッと表情を緩く変えて。 「ま、よろしくな。ポンコツ共は大方直しておいた。 あとは追加のポンをどついて復旧させて放流する作業」 「手伝える範囲で手伝ってくれよ。俺ももう無理はしない」 (43) susuya 2024/03/27(Wed) 23:36:43 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「しないしない。大丈夫大丈夫」 なんとも軽い返事である。 実際吸うことで落ち着こうとしている部分もあるので、 あなたの思慮は概ね正しいと言えるだろう。 「うん……私怨もあるし…… メカどもが冬のポン祭りした恨みが……」 「あー……それ言われると弱いなぁ。 あんまり変なことはしないよ、 何もない限りはいつも通りにしとく」 気遣いを受ければ、口を尖らせておさげを指で弄った。 「あ、助かりまーす。ヨロシクヨロシク。 礼を言うのはこっちの方なんだけどね」 (-119) susuya 2024/03/27(Wed) 23:44:48 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「あー…まあ、それは、ドンマイ、ですね。」 肩ポン、ってしたくなる。 あれはメカニッカーにとってはキレて良い案件だと 専門外の己にも分かるから。 「無茶しなけりゃ、俺は医者ですからね。 幾らでもケツは持ちますから、安心してどうぞ。」 「礼はそうだなぁ、また義体をじっくり見せてくれればそれで。ああ、そうそう、これ、頭痛の薬です。」 それが、己の仕事。そういう自負はあるから。 はい、といつもの処方箋を。 (-127) pinjicham1377 2024/03/28(Thu) 0:24:00 |
![]() | 【人】 黄金十字 アウレア>>47 カンア 「はいお疲れさん。お前も運搬ありがとうな。 まあまあ相当な数がダメになってて 作業中は逆に笑えてきてたよ」 ここから逃げ出す個体もいたらしい。 曰く全部ボコして直したという。オトモ君も頑張った。 「んまあ〜やっぱり運命か神の思し召しかにゃ〜? つってもキミが入るんだって思ってちょっとビックリ。 かえって力仕事任せられるし大助かりなんだけど」 「い〜まんトコはあと見回りと…… お前らもメンテしてほしかったらするけど。 本当はθ本体のガサ入れをしてぇとこなんだが……」 許可が出るかどうか、であるし。 >>@9 アルバトロス 「サンキューアルバ。 それ絵面やばいな 」積みあがっている黒服の山を見た。 これが追加のポンです。 「小間使いだろうとなんだろうと人員には変わりねー、 スイッチだのを順番通りに押すだけでも今は助かる。 オトモ君と一緒に復旧した奴らのリストも作って欲しい。 上に報告する用のな」 (52) susuya 2024/03/28(Thu) 0:24:41 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ジャコモもすげーキレてたし。 怒らない奴居たらそれこそ聖人だよ、 そんなん居たらうちの教会に呼ぶよ」 盆と正月が一気に来たよう……、 なんて慣用句がどこかにあった気がする。 多分こんな状況の事だ。わからないけど。 「頼りにしてるよ、船医さん。義体の話ならまあ…… よいだろう。もう少し秘密を教えてやらなくもない。 わーいお薬やった〜すぐ飲む……ありがと……」 頭割れそうンゴねえ……と何処かのカポレジームみたいな ことを言いつつ、ありがたく受け取った。 「ハア〜……薬ももらえたしボチボチお暇するわ。 そこらへんのポン共も片していくな?」 (-131) susuya 2024/03/28(Thu) 0:41:20 |
![]() | 【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 黄金十字 アウレア「そりゃそうだ。 おお、そいつは楽しみですねぇ。 じゃあ落ち着いた頃合いに、期待して待ってますよ。」 義体の話を聞く約束が取り付けられて、船医はホクホク顔だ。 聞くこと自体は少し先になりそうだけれど。 「はいはい。片してくれるのは助かります。 薬もそうですが、また何かあったら来てくださいね。 俺は基本的に此処から動かないつもりなので。」 お大事に、と貴方をお見送りしたことだろう。 次会う時には、具合が良くなっていることを願いながら。 (-132) pinjicham1377 2024/03/28(Thu) 0:51:54 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアあなたが山と積まれた警備用の黒服を捌ききった後。 バンカーが機械管理室を訪れる頃、あなたはまだ居るだろうか。 居るのであれば、要件は簡潔に。 「メイドマン アウレア様」「お忙しい中失礼いたします」 「メンテナンスの要請に参りました」 相手はおそらくこの船の中で現在最も忙しい業種トップ3に入る。 それほど多忙とわかっていて訪れたのは、 案の定というべきか、それが理由だった。 「現状通常の貨物管理業務に差し支えはないのですが」 「校正をかけない場合、言語データに軽微な異常が見られます… ので、重要なデータにアクセスするにはやや不安が」 「残りますみょんねえ」 「この通りです」 この通りではないが。この通りなのだが。 (-136) unforg00 2024/03/28(Thu) 1:05:58 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「おっ、ストレルカ。お疲れさん」 アウレアは作ってくれたリストのチェックのため、 モニターとにらめっこをしていた所だった。 回転椅子の勢いでくるりとそちらの方を向く。 「いいぜ〜メンテ、今ようやく落ち着いたところだったし」 「…………」 「そうみょんか……」 ようく分かった。 「確かにやや困るな。場合によってはとても」 「適当なトコ座ってくれ、パッと終わらせちまうぞ。 お前も色々業務がある事だろうし」 そう言ってメンテナンスに必要な機器を寄せて来る。 今回の騒動で機械管理室に運び込む手間を見直し、 自分で調整しに向かえるよう反重力式の手ごろなワゴンに ちょうどさっき積み直したところなのだった。 (-137) susuya 2024/03/28(Thu) 1:14:44 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「メイドマン アウレア様も、お疲れ様です」 「もーほんとにたいへんじゃんね」 問題点がわかりやすいように敢えて校正を外している。 敢えて。 流石に人様の前でうっかりこれをまろび出すわけにはいかない。 「当機体の記録媒体とコアパーツを除く全ての部位は 全て流体金属で構成されていますので 外装の開放には特段器具を必要としません」 「セルフチェックの結果、 エラーが発見されたのは記録媒体のみでした」 「さほど時間はかからないかと」 校正を掛け直し説明すべき点を口頭で述べつつ、 指示には頷いて近くへ座る。 忽ちにメモリのある頭部の側面を構成する流体金属が どろりと溶けるように引いていき、記録媒体が露出した。 記録媒体。言語を始めとしたデータが蓄積される場所。 メモリにさえ手を入れてしまえばメンテナンスは終わりだ。 曲がりなりにも、 バンカーであるだけのセキュリティはあるらしい。 (-142) unforg00 2024/03/28(Thu) 1:45:39 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアメモリ内部を検めたならば、バンカー・ストレルカというアンドロイドは 徹底して合法のルート、パーツやデータで構成されている事がわかる。 それと、バンカー自身とオーナーにしか閲覧権限の無いデータが幾つか。 同じノッテのアソシエーテであるナル、ボス、 とあるカポにしか閲覧権限の無いデータがひとつ。 その他に、 人格データ_アルフォンソ・サントーロ というディレクトリがある。 これはあなたも閲覧することができる。 問題らしき問題は軽微なエラーが幾つか。その程度。 (-143) unforg00 2024/03/28(Thu) 1:46:27 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ちょっと直すの勿体なくなって来たな」 こっそり機能の一つに加える事を検討している。 しないけれども。しないとも。 「ン、OK〜ならいいか。んじゃあ始めっぞ」 あなたの隣に腰掛け、流体金属の動きを見れば 「おぉ〜」と感心したような声を上げた。 「やっぱいいなぁ〜流体金属ってのは。 うちん宗教じゃあ聖なるモン扱いで 幹部以上じゃないとあんま触らせてくれねぇんだよなァ」 「言うてウチもちょっと恐れ多くて自分から手は 出せないんだけどネ……うわーんかっこいいなあ」 メンテナンス中にペラペラと喋るのはいつもの事。 返事があろうがなかろうが関係がない。 元々独り言は多いタイプである。 → (-191) susuya 2024/03/29(Fri) 11:39:07 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ……作業を進める内に気になる物を見つけた。 作業の手を少し止め、やや思案の時間が挟まる。 「……」 ナル。ナルか。 このデータにも個人的な興味があるが――、 メンテナンス中にハッキングなんぞしようものなら、 さらにエラーが起こる可能性も0ではない。 痕跡が残ろうものならまっ先に怪しまれるのは自分だろうし。 今はやめておこう、と。 検出されるエラーを全て修復したのち、 もう一つ気になるモノ、人格データが納められているであろう ディレクトリを覗かせてもらう事にした。 (-192) susuya 2024/03/29(Fri) 11:41:19 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「校正にCPU領域が割かれてしまうので修正していただけると」 負荷の方が問題らしい。 能動的に使える機能として実装されたらされたで 何だかんだと使うかもしれなかった。されないけど。 「聖なるもの、ですか」 「確かに希少性から神聖視されることも ところによれば自然なことかもしれません」 「私に使用されている流体金属は… このヴェスペッラが開拓船だった時代に 発見した資源惑星から採掘されたものだそうです」 だから、ヴェスペリウム。 発見した事で得た命名権から、この船の名前が付けられた。 そんな他愛のない返答を返しつつ。 (-193) unforg00 2024/03/29(Fri) 12:42:06 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアあらゆる観点でも、ハッキングのリスクは高い。 今無理に見ようとするよりも、持ち主に直接掛け合う方が きっと事はスムーズに進むことだろう。 ともかく、人格データの収められたディレクトリを開いたなら まずわかる事はそれが8年と少し前から更新されていない事だ。 それが人格データの持ち主の死亡によるものである事は── 患った病のデータがあることから、容易に推察できる。 アルフォンソ・サントーロ。享年17歳。 ノッテファミリーの金庫番、 カルロ・サントーロ夫妻の実の息子。 周囲に愛され、周囲を愛した暖かなひと。 身体が弱く、宇宙とそこを往く船、 そのクルーの両親に憧れた、ごく普通の子どもだ。 その人格データがバンカーのメモリ内にある理由は、 (-194) unforg00 2024/03/29(Fri) 12:43:06 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「…………」 「それ、気になりますか」 そして、ふと。 暫しの沈黙が降りれば、口を開く。 技術屋が自分の中身を検めて気になるものといえば、 バンカーの役目には無用、場違いな人格データと想像── 推測する事はそう難しくない。 見られて困るものでもない。手を加えられるのは困るが。 見られる事すら憚られるものであるなら、 幾つかのデータと同様にロックを掛けている。 (-195) unforg00 2024/03/29(Fri) 12:43:50 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカわかってます、わかってますとも。 そんな相槌と共にしっかりエラーは修正されゆくのだった。 「そ〜なんだよ、珍しいし。 流体金属の性質的にこう……ウチんとこの神様と なんとなく重ねられててさぁ」 「ふう〜ん。そしたら13年よりは前に出てきたやつか…… この船の名前もそうだが、随分お綺麗な名前だよな」 浪漫のある話だな、なんてこちらも他愛ない返事を。 → (-197) susuya 2024/03/29(Fri) 13:20:51 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……ん? ああ」 「バレたか。 悪い、ちょっと興味があった」 「お前の中にあるのはちょっとだけ意外だったな」 見ていたことを誤魔化そうとはせず、 素直に謝り視線をそちらに直した。 「覗いちまったよ」 (-198) susuya 2024/03/29(Fri) 13:21:11 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「いえ。お気になさらず」 掛け違えていたラッチがかちりと嵌ったような感覚。 しっかりと修復の終わった喋りは実にスムーズだ。 それを確かめつつ。 「意外に思われるのも無理はありません」 「あまりないことでしょうから。 故人の人格バックアップデータを、 AIの学習データとして取り込むということは」 覗かれて困るものでも、隠し立てするものでもない。 興味があるというならば、 メンテナンスの礼としてでも受け取ってくれればいい。 「私のオーナー……カルロ・サントーロは」 「自身の子どもをいつか宇宙へ連れていくのだと アルフォンソ・サントーロの生前、 そう聞いたデータがあります」 「それを、こういった形で叶えようとしたのでしょうね」 自分事ではないようで、けれどまったく他人事でもない。 そんな語り口だった。 (-200) unforg00 2024/03/29(Fri) 13:41:01 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「…メイドマン アウレア様は」 「興味があったと仰りましたが」 「故人の人格バックアップデータを このように扱うことを、どのようにお考えですか?」 特別深い意味は無い、 ただ気になっただけの──AIらしからぬ問いだ。 人によっては、あまり良い顔はしないかもしれない。 そういうものだ。人格データの取り扱いというのは。 (-201) unforg00 2024/03/29(Fri) 13:41:48 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ん〜……まーね。ヨソじゃああまり見ないから」 「怒るヒトもいるだろうし。 こーいうのはデリケートだからさ」 「……死後なお夢を叶えさせてあげるために、か」 果たしてデータと化した彼が、 このように学習データとして、 バンカーの内部に護られ宙を旅している。 あなたの身体であれば、エラーに侵されることはあれど、 病に侵されることはもう無いだろう。 それが「叶った」と言うかどうかもまた、 人に寄って意見は分かれるのだろうが。 → (-206) susuya 2024/03/29(Fri) 14:47:41 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……俺様ちゃんはな」 「いいと思ってるよ。そういう事」 本来のシスターであれば冒涜的などと言うのだろうか。 少なくともアウレアの答えは、そうではなかった。 もういいぜ、とあなたの背を軽く叩いた。 メンテナンスは終了。恙なく、何の問題も無く。 「いい時代になった。バックアップさえ取れれば、 肉体の柵からはおさらばだ。 身体が使えなくなったってある程度の記憶と心は残る」 「それは 一種の魂の解放 だよ。次のステージだ」「まあイレモノがないと解放どころか動けないんだけどね。 アルフォンソくんはいい旅が出来ているようで何より! 旅っつか今漂流してんだけども」 すらすらとそう語るアウレアの言葉は、 まるで聖書を読み上げるように粛々と、明朗に。 一点の曇りなく、そう信じているようだった。 (-207) susuya 2024/03/29(Fri) 14:49:20 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアぽすんと背に触れた後、メンテナンスの終わりが告げられれば 露出していた記録媒体を覆うように、 流体金属はまた元の形へと戻る。 酸素が無くとも活動できる金属の身体に、格納庫のバンカー。 システムθからも独立した、この船で最も安全な場所のひとつ。 そういうふうに作ったのは、 我が子に再び不幸を味わわせまいという 親心というものなのだろう。 「…魂の解放」 「そうですか」 あなたの語った言葉を確かめるように繰り返す。 淀み無く語られる言葉に嘘は無い。ならばそうなのだろう。 外見こそ変わってしまったけれど、病に苦しむ事も無く。 宇宙の何処までだって行ける身体で、 再現されたアルフォンソは確かにここに居る。 メインシステムはバンカーのものだとしても、確かに。 (-213) unforg00 2024/03/29(Fri) 15:41:03 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「…でしたら」 「メイドマン アウレア様。 仰る通り、現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態 漂流と言って差し支えない状況にあります」 「緊急運転モードによって 環境制御・生命維持システムは維持され 最低限の機能こそ生きていますが、 ここはスペース・サルガッソー。いつ難破するとも知れません」 「それでも、私なら、何が起きても。 船外活動ができる。あなたたちの記憶と心を、 どんなに小さな事でも忘れずにいられる。だから」 「現在のあなたの人格バックアップデータを、 私のメモリに保存したい、というお願いも」 「…許していただけますか?」 バックアップの保存先は、幾つあっても困りはしない。 この状況を脱したなら、削除するようにと言えば ストレルカは迷わず頷くだろう。 ただ、叶う事ならあなた達を守りたい。 そしてあなた達が『今』生きている事を、 忘却の彼方へ置き去りにしたくはないのだ。 (-214) unforg00 2024/03/29(Fri) 15:41:36 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「現在の俺様ちゃんの人格データを?」 ……思わぬ提案だった。 ふざけたハートフレームの奥の瞳を大きくして、 それから再び思考を巡らすように口を閉じた。 口元に手をやり、しばし。 「まあ……大丈夫か。お前のメモリ容量を少し圧迫するけど」 「嬉しい申し出だ。お前になら任せられる」 「が。一つ質問させてくれ」 ぴ、と人差し指を立ててそのまま続ける。 「ストレルカ。お前には俺がどう見えてる?」 「どんな人物で、どんな印象を抱く」 と、そう貴方に問うた。 アウレア。 気まぐれで奔放、振る舞いも所作もその場その時ですぐに変える。 子供のような事を言ったと思えば、大人びて。 無責任だと思えば、誠実であり。 さっきまで怒っていたと思えば泣き始める事もある。 勝手な人間だと思われるかもしれないし、 掴み所のない人間だとも思われるかもしれない。 人にとってこの女に抱く印象は変わるだろう。当然の如く。 あなたにとって『アウレア』とはどのような個体なのだろうか? (-216) susuya 2024/03/29(Fri) 17:13:00 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「記憶容量に余裕はあります。 私は膨大な貨物の入搬出を記録できるのですから」 申し出る以上は、それをできるだけの自負がある。 セキュリティ上も、そう易易とは破られないとも。 とはいえ、もしかすれば。あなたのそれは、 想定よりは大きなデータになるのかもしれないけれど。 「──どんな人物か、ですか」 そうして、問い。 機械は嘘を吐かない。 人ならばおべっかを使い得る所でも、そうはしない。 ストレルカは嘘を吐く事ができる。そうしようと思う事が無いだけで。 「そうですね」 「とても複雑な方です。私には予測がつかないほどに 明るく、けれど時に冷静に。感情豊かで、 そして聡明で、私たちを丁寧に扱ってくださる」 (-220) unforg00 2024/03/29(Fri) 17:54:53 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアあなたのおかげで安心してアクセスできるようになった、 人格データを参照し、バンカー自体の思考プロセスも使い。 そうして自分なりの答えを導き出す。 「優しい方ですよ」 「とても」 いずれにしても、共通する答えはそれだった。 (-221) unforg00 2024/03/29(Fri) 17:55:31 |
![]() | 【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「…………」「そっかあ」 「答えてくれてありがと。それじゃあ、あー」 「オトモ君。こっちに」 静かに横に浮いていた小型ドローンを手元に呼ぶ。 アウレアは両の手の内でオトモ君をキャッチして。 「人格データのエクスポート申請。最新の一つを除く」 『申請:承認しました』 「悪い、ちと形式が特殊でな。S社のを使ってないんだ。 ウイルスとかつまらないものは入れてないから安心しろ。 受け渡しの形式は何が都合良い?」 ……そのドローンの中に人格データが納められているらしい。 機械音声が承認を告げたのち、 小さな稼働音を少し大きくする。 「なんか褒められた気がするな。 アウレアちゃんちょっと照れちゃった」 (-224) susuya 2024/03/29(Fri) 18:39:07 |
![]() | 【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「なるほど」 様々な理由によって、 S社とは異なるルートでバックアップを取る者も居るだろう。 裏社会の人間であれば、尚の事。 「そのままこちらへ通信を行えるなら、それで。 バンカー・ストレルカ、ポートを開放……いつでもどうぞ。 生のデータを渡していただければこちらで処理いたします。 通信時間を短く済ませるならば、有線接続でも構いません」 オトモ君、と呼ばれたドローンを見遣る。 あなたにとって大切なものである事は窺い知れたが、 まさか人格データまで収められているとは。 有線接続を行うならば再び記録媒体を露出して、 そのまま直に接続する事になるだろう。 無線であれば比較的に時間は掛かるが、 接続の為の線を出す必要は無くなる。 「褒めたつもりですので」 AI嘘吐かない。 (-225) unforg00 2024/03/29(Fri) 18:56:49 |