人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


バンカー ストレルカが参加しました。

【見】 バンカー ストレルカ


裾の埃を払う。

「──ペイロードベイ、最終点検報告を確認。
 システム、正常稼働中。
 セキュリティチェック完了。ブリッジ、承認を。
 bA-51 バンカー・ストレルカ、乗船します」

データの送受信を行いながらタラップを上っていく。
搭乗口の気密扉を通り、認証をクリアしたのちパネルは閉じて。
淀みなく流れるナビをなぞるように暗唱をする。
ローファー──に似せた流体金属──の底がかつかつと立てる音。

「Ad astra per aspera.
 これより星間航行船ヴェスペッラはセントラス・コスモスを発ち
 シュメール星系へ、第一寄港地惑星アヌを経由したのち、
 スペース・サルガッソーを越え、惑星ウトゥへ向かいます」

「乗船するA級アンドロイドの一員、
 そして星間航行船ヴェスペッラのクルーとして
 皆さまの快適な宇宙の旅をお助けします」

そうしてメインルームへの道を恙無く辿り、
或いは道を逸れそうな者が居れば案内をして──
その場に揃った搭乗員達に、一礼と共に挨拶を述べた。
(@0) unforg00 2024/03/17(Sun) 23:46:02

【見】 バンカー ストレルカ


名前:bA-51 バンカー・ストレルカ
性別/年齢:男性型/稼働年数8年、外見年齢15歳
身長:154cm
所属組織/立場・肩書:ノッテファミリー
表向きの仕事:貨物管理

得意武器:高硬度ヴェスペリウム合金ブレード

ひとこと:
「出港後、貨物庫ならびに武器庫は一時的にロックされます。
 お忘れ物はございませんか?」
(@1) unforg00 2024/03/17(Sun) 23:47:12
バンカー ストレルカは、メモを貼った。
(t0) unforg00 2024/03/17(Sun) 23:48:21

【見】 バンカー ストレルカ


■バンカー・ストレルカ

あの人に話しかけたいけど、取っ掛かりがない……
ロールでちょっとした小物が欲しい、けどこれって船内で調達できるかな?
当初戦うつもりは無かったけど、ロールで覚悟が決まりそう でも、武器が無いな…
おいしいお酒が飲みたい!

そんな時、船員アンドロイドのバンカー・ストレルカにご相談ください!

航宙安全法に則り、管理システムが攻撃を受けたなどの非常時の際は乗客一人につき一度、所有者を問わず、格納庫内の全ての貨物に対する調査権限を持ちます。
それによって、乗客の皆様は一人につき一つ、『15歳の子どもが運搬可能な物品』を格納庫から搬出し、調査・押収する事ができます。

15歳の子どもに持ち運ぶ事ができるものであれば、
金銭的な価値の薄い、誰かにとっての宝物から年代物のお酒、
爆弾や銃、素性が割れるもの、ノッテファミリーの運ぶ禁制品まで
規則に則り、公平かつ公正に搬出および受け渡しは行われます。

誰であっても、どのような事情があっても、調査権限を移譲する事はできません。


バンカー・ストレルカは15歳の子どもの姿をしたアンドロイドです。
格納庫に入る事ができるのはバンカー(銀行家)と呼ばれるアンドロイドだけです。

ヴェスペッラはノッテファミリーの所有する輸送船であり、
乗員であるバンカー・ストレルカもノッテファミリーの所有物です。
ただし、非常時は航宙安全法によって、中立的な立場を保ちます。
そのため、誰に対してもバンカー・ストレルカが船員等の情報を開示する事はありません。
(@2) unforg00 2024/03/18(Mon) 0:03:59

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

/*
ノックしてもしも〜し!ストレルカPLです!
今回の航宙ではお前がキャプテン!
ということで知っていても不思議ではないちょっとしたことをポイしにきました。

バンカー・ストレルカはオーナーであるノッテファミリー構成員、カルロ・サントーロの強い希望のもと
約1年のテスト・学習期間ののちヴェスペッラに導入されました。
ストレルカはバンカーとしての基本的な全ての機能を有しているほか、学習元には多数の統計データに加え、
ある故人の人格バックアップから法的に問題のない範囲のデータが使用されています。
学習元に使用された人格バックアップデータは病死したサントーロ夫妻の実子のものでした。

つきましてはそのことを知っているか知らないか、
サントーロ夫妻と知り合いだった、或いは上司同僚から聞いたなど
もう少し踏み込んだ事を知っているか、調理法はシェフにお任せします。お任せない方がよい場合はおまかせません。君は何も知らなかった。Ciao!
(-0) unforg00 2024/03/18(Mon) 0:38:21

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ア!そういや見学はプロローグの内に
簡易メモを変えておかないと簡易メモで遊べないんだったか…?
なんにしよう……(何も考えてない)
(-1) unforg00 2024/03/18(Mon) 0:49:10

【独】 バンカー ストレルカ

/*
その文中には「sic itur ad astra」(シーク・イートゥル・アド・アストラ、こうして(人は)星々へ行く)と書かれている

そういう所作からPLがバレ いや
まあ……(人のことを言えないので閉口する)
(-4) unforg00 2024/03/18(Mon) 2:57:56

【独】 バンカー ストレルカ

/*
Nostrum。これでヨシ。
我らが海、の我らの部分。コーサ・ノストラのノストラと同じ。
あるいは秘密の方法で作られた特効薬や治療法を示す用語として使用されます。らしい。
オリジナルが病死しているのでちょうどよかったね
(-5) unforg00 2024/03/18(Mon) 4:03:59

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

/*
あーんストチャンがかわいい!マンジョウPLでございます。

船を預かるキャプテンとして、知っておきたく存じます。
サントーロ夫妻がお船に関わる方ならお知り合いだったかもしれませんし、
その場合は踏み込んだ事を知っていたり、殊更ストチャンを推しているかも……。

そういう訳でシェフとしてはストチャンに興味マシマシ!
こんなオタクに教えていいのか?それは貴方次第……♡
(-11) shell_memoria 2024/03/18(Mon) 21:38:12

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

/*
あーんキャプテンが通常運転!ではモチモチと追加していきます。

サントーロ夫妻はどちらもノッテの宇宙船の乗務員であること、
夫妻の子どもはアルフォンソ・サントーロという名前だった事
ストレルカとアルフォンソの外見はまったく似ていない事。
身体が弱く、両親と同じ宇宙船に乗るのが夢だと言う息子を
いつか宇宙に連れて行ってやりたいのだと
アルフォンソの生前、両親がよく話していた事を知っているかもしれません。

機能面ではジョーク等の高度なコミュニケーションや擬似的な摂食機能など、
主に船員の居住区画から外れた下層をホームとするバンカーには本来必要のない機能まで積んでいたりだとか。
人間らしさを追求されているようで生体部品は使われていない事に
なんとなくちぐはぐさを覚えたりもするかも。

思いつく限りではこんな感じです。ストレルカPLがお送りしました。
推しを大事にするオタクに悪い人は居ないってボスも言ってます(非公式)。オッケー!
(-12) unforg00 2024/03/18(Mon) 23:39:18

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

/*
あーんロボチャンとストチャンがかわいい!

ウワーッパパ上とママ上の想いが!
しかし外見は似てないしちぐはぐ性能!
たぶんあのPLさん悪いPLさんです!!(先手ゆびさし)

ボスの言う通りマンジョウPLも悪くないため、
のんびりかわいがるとします。モチモチ……!
本編もよろしくでござるよストレルカタソ〜www
(-28) shell_memoria 2024/03/20(Wed) 0:40:46

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

/*
You too……👈️👈️👈️
死有りの村に来る人に悪くない人なんて居ないんだから!
ポリスメン!(後手通報)
この村にはポリスメン(妖精)は居ません……

もゅるんどぅるん(流体)とかわいがられるとされています。
それでは本編でもよろしくお願いします、カポ・レジーム マンジョウ様。
(-34) unforg00 2024/03/20(Wed) 5:06:39

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

【役職申請】
ストレルカさま、お世話になっています!

最近怪しい事が身の回りで多発しているため、
カポレジーム、トンマーゾ・コスタさまからの命にて、
極秘で調査占い師
をすることになりました!

以後今後の航行記録をストレルカさまとトンマーゾさまに共有いたします。
パスコードはxxx_404。

以上、通信不備がなければの話ですが!
(-57) toumi_ 2024/03/23(Sat) 19:40:33

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

/*
次いで、既知相談もといお願い事をしに来ました。

【記録保持について】
ファミリーに入ってから5年間のナルの記録や日記を保管していてほしいです。
ナルは5年前、記憶喪失の状態でファミリーに入りました。
怪我のため記憶の復元は不可、バックアップデータも体の損傷が激しいため難しく、当時から欠かさず記録をつけています。
その5年間の記録は現代の技術があれば、精密にナルを再現できるデータとなっているでしょう。

記録の引き出しは、現在ナルと、ボス、トンマーゾさまにのみ許可が降りていて。書き換えは記名されている者のみ可能としております。

【入村時について】
ナルがならず者に襲われている所を助けていただけると嬉しいです。

入村時前に出くわしたという設定で、気絶させただけでも殺害していても構いません。
その際ナルには返り血がべしゃりと付いていたことにしたいです。
気絶させたとしたら寸前で舌を噛んで死のうとした感じになるでしょうか。
何れにしろ正体は不明、地上のファミリーのメンバーがその男について調査してくれることになっております。

長くなりましたが今回の旅もお世話になります、どうぞよろしくお願いいたします!
(-58) toumi_ 2024/03/23(Sat) 19:42:24

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル

/*
こちらバンカー・ストレルカ。申請を確認……受理しました。
システム権限を更新…航行記録へのアクセス権限を取得。

アソシエーテ ナル様によるデータ保管要請を承認。
このヴェスペッラで最も安全な場所、格納庫を管理するAIとして
一切のデータ破損、漏洩の無いよう保管させていただきます。

乗船前に発生した襲撃事件は災難でしたね。
ノッテファミリーの一員として、しっかりとお引き取り願いました・・・・・・・・・・
お客様のご事情を遺留品から聞く事になってしまい残念です。
また、その際はお召し物を汚してしまい申し訳ございません。
乗船までに返り血は落とせましたでしょうか。
クリーニング費は後日オーナーへご請求いただければ幸いです。

以上、バンカーからの連絡を終了します。
この度の航宙も、よい旅になりますよう。
(-59) unforg00 2024/03/23(Sat) 20:11:42

【見】 バンカー ストレルカ


「ペイロードベイに異常なし。
 バンカーシステム、通常通り稼働中です」

貨物の確認を済ませ、レポートをメインコンソールに提出。
認証を済ませれば出航後の確認作業はひとまず終わり、…

「お急ぎであればカートをご利用くださいね」

なんか色々起きてるな。
走り去るカポ・レジームの背を見送った。
(@6) unforg00 2024/03/23(Sat) 23:12:01

【見】 バンカー ストレルカ

>>62 ナル

「はい。いえ、当然のことです。
 通信可能になり次第仔細がわかるといいのですが」

「カートの使用方法、ですか。
 わかりました。いつでもお呼びください」

ヴェスペッラの備品についてとなれば、
確かに自分に聞くのが適当だろう。
よろしくお願いします、と言われれば頷いてそう返した。
(@7) unforg00 2024/03/23(Sat) 23:35:46

【見】 バンカー ストレルカ


かん、かん、かん。
床の模様に沿って、跳ぶように床を蹴る。
誰も座っていないミーティング席の後ろをぐるりと一周したあと。

「…散歩でもいきましょうか」
「ご用件の際はメッセージでご連絡ください」

硬質な足音はメインルームを後にした。
(@8) unforg00 2024/03/24(Sun) 1:31:50

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


先にカートで公園へ向かった後から遅れて来るかたち。
あなたはお目当ての花を見ている頃だろうか。

あなたの姿を認めたなら、軽く帽子の鍔を上げ、礼をして。

「アソシエーテ カテリーナ様」
「こんにちは」

出航直後、初期設定の春の暖かな日に設定されている公園。
環境制御システムも問題なく動作している。
変更していなければ、きっと淡い春の色の花々が咲いていて。

「いかがですか ヴェスペッラの環境制御システムと
 疑似太陽光が作る自然公園の景観は」

ちょうどあなたと同じくらいの上背のアンドロイドは、
他愛ない問い掛けと共に隣までやって来る。
(-99) unforg00 2024/03/24(Sun) 2:41:23

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


娯楽室。
慌ただしい出航直後、広い船内は暇潰しの枚挙に遑がない。
そんな中やって来る者はまだ少ないだろうそこへ、
来客が少ないうちにと訪れた。

「アルバトロス」

仕事に真摯なあなたはもうテーブルに着いている頃だろうか。
もしも手空きのようであれば、
頼み事をしてもいいですか、と前置きをして。

「簡単なカードゲームを何かひとつ、教えてほしいのです」

格納庫の管理セキュリティに特化したバンカーとはいえ、
A級AIはA級AI。簡単なカードゲームのひとつくらい、
データとして無いわけではあるまい。関心があるなら尚のこと。
そう考えたなら、これは少し妙な頼み事に聞こえるはず。
(-101) unforg00 2024/03/24(Sun) 3:43:24

【独】 バンカー ストレルカ

/*
人間:肩書+様付け。
アンドロイド:呼び捨て。
忘れないようにね 忘れないようにね(自分に言い聞かせる)
(-100) unforg00 2024/03/24(Sun) 3:45:27

【独】 バンカー ストレルカ

/*
今回はかなりロールに割ける身体が少ないけど
平和なうちにちょっとくらい人々とお話したいワンねえ……
の発露です。がんばろう。
(-102) unforg00 2024/03/24(Sun) 3:48:16

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「ストレルカ先輩!
 娯楽室の設備には一切問題なく――はて?」

とってつけたような恭しい一礼の途中で静止した。

積荷たちの取り扱い上必要となるものも含め、知識データ量で言えば上であろうと思われるのだが……
……思われるのだが、実際手を取って興じたことはないのでは!?
演算回路にズレのあるA級AI、croupier-A。

――どなたかと遊ぶ予定がございます!?

 人と機械の有利不利の差を埋めるには不完備情報ゲーム!
 説明の平易さであればブラックジャックが――」

見るからうきうきと跳ねる声色の半ばで咳払い。

「……おすすめできますとも。
 目的明快、『21を作るゲーム』ですので」
(-105) p_h_game 2024/03/24(Sun) 9:00:37

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

花を見て。写真を撮って。にまにまと笑みを浮かべて。
そんなところに掛かった声に、にこやかな様子で振り返る。

「あ。ストレルカさん!こんにちわぁ」

大きな手を後ろに組み、ちょこんと頭を下げてあなたの挨拶に応じる。

「ん〜♪とってもいいです!」

公園を見回し、その最後にあなたに視線を留めて頷く。
にこにことご機嫌な笑みを湛えた顔で。

「私、この公園大好きです!
 のんびりできるしぃ、来るたびにちょっとずつ違いますしぃ。
 あ、そうそう。私さっき写真を撮ったんですよぉ、」

写真を見せようと端末を取り出しかけたところで、「あ」と小さな声を上げて、動きが止まる。
一瞬の真顔。それを誤魔化すようにへらり笑って、花壇に咲いた白い花を指差した。

「折角ここに居るんですから、
 写真より直接見た方がいいですよね!
 ほら、あのお花です!」
(-112) 968. 2024/03/24(Sun) 10:03:58

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


朗らかな表情、うきうきと弾む声色。
唐突な、一瞬の違和感。視覚センサーが捉えたそれを、
電脳内に重要性の高いデータとして保存した。


大きな義腕が指差せば、視線の先はそちらの方へ。
花壇に咲き誇る白い花のひとつを見て、
暫し考え込むような仕草。

「データ照合中……クレマチスの花ですね
 この航宙の成功を祈願して植え替えられたのでしょうか」

花言葉は、「旅人の喜び」、
それから、「策略」。


「気に入っていただけたなら、
 ヴェスペッラのクルーの一員として、大変嬉しく思います」

あまり表情が動かないのはご愛嬌。
人間らしさはまだまだ勉強中のアンドロイドにとって、
感情表現はちょっとばかし難しい様子。

「それと、写真ですが」
「どう撮ったか──撮影者がどのような視点で撮ったのか、
 そういった点でも鑑賞されるそうです」

「アソシエーテ カテリーナ様の撮ったお写真も
 いつか拝見させていただければと、そう思います」
(-140) unforg00 2024/03/24(Sun) 19:13:24

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「遊ぶ予定がある、というわけではないのですが」

ブラックジャック。
確かにデータとしては電脳内に存在している。
娯楽室でそれに興じている船員を見た事だってきっと。

「知識と経験は別種のもの、とされています。
 そして人工ニューラルネットワークの学習には、
 経験による学習が効果的です。なので」

「よろしければ、ワンゲームいかがですか」

今回に限れば演算にズレはなかったらしい。
簡単な、と指定したのは自分が触れた事が無かったから。
弾む声色に好感的な反応と見て取れば、
こちらもテーブルに着いて。

「…あ。何か賭けましょうか?
 教えてもらうということで、ひとつ。」

そこでふと、あなたの気質を思い出した。
(-143) unforg00 2024/03/24(Sun) 19:56:19

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「ございませんでしたか〜」

喜怒哀楽の明白な、人間風に言うならしゅんとした様子を見せるもすぐに持ち直す。
予定がないものは、いつか予定に組み込めるのだ。

「数字を伏せるだけ、であれば、
 物理的なカードの必要性は薄いゲームですが。
 感触や音に情緒的なものが刺激されるのではないかと――」

なめらかなカットの手を止めず、視線は中空の何もない一点。
『考え中』のプリセット動作。

「では、ええと……
 ……次の遅刻、ちょっぴり目をつぶっていただけます?
 最近時刻同期にやや誤差が出まして……」

定期メンテナンスは行ったのですけど、と添えつつ。
叱られたら別の案を考えるつもりだ。
(-146) p_h_game 2024/03/24(Sun) 20:35:47

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「へ〜、クレチマスっていうんですね、あのお花。
 いつも通り運んで、いつも通り帰るだけでも、
 誰かが成功を祈ってくれてるってうれしいですね!」

翳りのない笑みを浮かべ貼り付け、その花を見る。
祈りの花言葉も、その別の意味も知らずとも。

「はい!とってもお気に入り、ですっ!
 いつもありがとうございまぁす!」

表情が揺れずともその言葉はきっと真実で。
 ――人間とは違い

だから喜びの言葉に感謝の言葉を返す。

けれど、その後。

「……――」

続いた言葉に一瞬の表情。
……普段と違い大袈裟な仕草も反応もない。
ごく薄い、けれど明らかに驚きを顔に表して。
それはすぐ、ぱっと華やぐ笑みに上書きされる。

「はい!もちろん!
 写真撮るの、そんなに上手じゃないですけど」

そう言いながら、端末を操作して見せた写真には美しい花が。
確かな平穏のひとひらが切り取られていた。
(-147) 968. 2024/03/24(Sun) 20:42:16

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「ございませんね」「残念ながら、今のところは」

あまり残念ではなさそう。
とはいえ飽くまで表情の上では、であって。
やや萎れた様子に寄り添おうという意識はあるのだが。

「感触や音による付加要素…
 現代に於いても、紙製の本が──歴史的価値を差し置いても、
 高値で取引される理由に近しいものがありますね」

スムーズに行われるカットの音は、
確かに聞いていて心地が良いとされる部類のものだろう。
解説には成る程と頷いて、続く言葉には、少し考える素振り。

「時刻同期に誤差、ですか。
 メンテナンスを行っても改善されないものは仕方ありません
 システムθにも便宜を図っておきましょう。
 …必要であれば、定刻前に連絡を入れましょうか?」

慌てて飛び出さずとも間に合うような時間に。
ルートと移動方法からの所要時間の計算は
AIであれば容易な事だ。さして手間でもない。
(-154) unforg00 2024/03/24(Sun) 21:30:58

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「そう言ってくださることが、何よりのことです
 私も、管理システムも、きっと、この花を選んだ方も」

嬉しい、ありがとう。当たり前に喜びを得てくれる事。
それは船内設備を預かる者ならば、
きっとこの上なく嬉しい事だ。

メモリ内の検索を中止して、隣のあなたに視線を戻す。
一瞬薄まった表情は、けれど先ほどとはどこか異なるもので。
AIは嘘を吐かない。吐けない。
例外を除けば、そういうふうにできている。


「…いいえ。
 巧拙ではなく、あなたが撮ったことが大事なのですよ」

「あなただけの──良い写真だと思います」

細い蔓から伸びる、真白で大きな花。
学習した通りの事しかできないAIには決して撮れない写真。

あなたが見た世界の1ピースを見せてもらった事。
その記憶を、メモリの中に保存して。
いつでも見返せるように、『Favorite』のラベルをつけた。
(-167) unforg00 2024/03/24(Sun) 22:22:11

【見】 バンカー ストレルカ


「…カポ・レジーム マンジョウ様」

「お水は必要ですか?」

当たり前といえば当たり前だが食堂が賑やかだ。
ふと通りがかって様子を窺い、
キャプテンが""限界""になっているのを見て
また何か『アタリ』を引いたかと案じて尋ねた。
想定外の挙動です。
(@9) unforg00 2024/03/24(Sun) 22:40:59

【見】 バンカー ストレルカ


「我が友」「李徴氏」

残念ながらメモリ内を検索しても中国古典や
それを基にした変身譚のデータは無かった。
真相はオタクのみぞ知る。多分。

「はい。こちらバンカー・ストレルカです」
「出航後の格納庫内の点検調査結果を提出しましたので
 後ほどメインコンソールにて確認していただければと」

""限界""になっていても報告はする。

「どうぞ」

貰ってきた水をバケツリレーした。バケツじゃないけど。
(@10) unforg00 2024/03/24(Sun) 23:15:42

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「是非機会を持っていただきたくッ!」

現金なことに明るく言い放って――

「えっほんとに」
「…………」
「辞書データに問題がございますね。失礼いたしました。
 ええ、ええ、大変ありがたく思いますが――
 あくまで賭けでございますからね!」

振る舞いの一貫性はあるものの、A級AIに期待される一貫性かと問われれば疑問の残る挙動をしている。

「負ければいっそ、機械式時計でも持ちましょう。
 雰囲気作りにはなるやもしれません」

「さて! 本題とまいりましょう。
 このように参加者の方へ1枚、ディーラーにも1枚。
 ディーラー側のカードは1枚が公開されておりまして」

ぺらりとめくったのは((card43))

「相手の手札を考え……
 引くヒットか? 勝負スタンドか?
 そのような読み合いのゲームでございます」
(-184) p_h_game 2024/03/24(Sun) 23:49:25

【見】 バンカー ストレルカ


「…確かに古典文学のデータは
 あまりインストールされていませんね」

「学習データのカテゴリを増やす良い機会かもしれません」

そのうち古のサブカル文化に染まっているかもしれない。
どうしよう。

「日陰」
「カポ・レジーム マンジョウ様には
 日陰はあまり似付かわしくないと思いますが…
 いえ、お好きなように呼んでいただければ」

AIは陽のオタクという概念がわからぬ。

「はい。問題はありませんでしたが、形式的なものですので」

よろしくお願いします、と帽子を脱いで一礼。
そのまま暫くは食堂で飲食する人々を見ているつもり。
(@11) unforg00 2024/03/25(Mon) 0:18:28

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

にっこり満面の、少しだけ照れた笑みで頷いてみせる。

喜びに喜びを、嬉しさに嬉しさを、渡して受け取る。
そんなありふれた”普通”。それが此処にもあることが嬉しくて。
今、この時だけはこの船が誰のもので、何を運んで、これから行く先で何が起きるのかを……忘れられた。

緊張した様子で撮った写真を見る……フリをして、
横目でこっそりあなたの様子を伺う。
良い写真、の一言で緊張を解いて息を零した。

「そ、そぉ、ですかぁ?えへへ、それならよかったです♪」

また少し照れた笑みを浮かべて礼を述べる。
写真を褒められたことなどなかったし、それに……
自身の切り取った”平穏”を、認めてもらえたような気がして。

だから、つい


「ね、ストレルカさん」
(-195) 968. 2024/03/25(Mon) 0:36:27

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「ともすれば、そのうちに
 トランプカードを借りに訪ねることもあるかもしれません」

意気揚々と言われたなら、前向きに検討してはいる様子。

「このように経験によって学習するように、というのは──
 オーナーから申し付けられている事ですので」
「協力していただいているのだから、それくらいは」

あくまで賭け、という言葉には、もちろんです、と返しつつ。

一般的に、AIは嘘を吐かない。
言葉通り、あなたには協力してもらっている立場だ。
稼働年数の差こそあれ、同じA級AIである事もまた事実。
多少の言葉の乱れ程度は気にしない。
穏やかな気質ゆえ、元よりそうではあるが。


「では、ワンゲームお付き合いいただきます」

さり、と捲られたカードが微かな音を立てる。
伏せられたカードの中身はAIにも予測できない。
知識では知っている。
人はその予測不能に、そして駆け引きに胸を躍らせるのだと。

配られたカードは、((card50))
(-208) unforg00 2024/03/25(Mon) 1:27:16
ストレルカは、揺れる尾に手を振り返して見送った。
(t2) unforg00 2024/03/25(Mon) 1:28:48

ストレルカは、自分も後で映画を見ようか、と考えている。
(t3) unforg00 2024/03/25(Mon) 1:29:13

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「勿論未開封のデッキも準備がございますよ。
 傷で見分けるテクニックというものは、
 実のところ人間である方が得意ともされます」

仔細を覚えていられる、という能力は機械のほう。
わざと傷をつける、という挙動をするのは人のほう。
保存されるべき物品に損傷を与えることは、どうしても避ける。

「ではもう1枚。
 この結果を見て引くか勝負か、になりますね。
 ここで21が完成すればワタクシの負けやもしれません」

「ディーラーはプレイヤーの行動が終わってからの行動ですが……
 16以下であるなら絶対に引かねばなりません。
 ワタクシが引き続けて21を超えることがあれば、
 ストレルカ先輩の勝ちですとも」

公開されたカードは『4』であるから、おそらくはヒットすることになる。
最初の2枚で21が完成しているナチュラル・ブラックジャックはありえないから――
現状、アルバトロスがやや不利、かもしれない。
(-213) p_h_game 2024/03/25(Mon) 1:48:20

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


バンカーが知っているのは、いつもにこやかなあなた。
それから、先刻ほんの一瞬だけ現れた、笑みとは違う表情。
あなたが本当は誰であるか、何を為しにここに来たのか。
これから行く先で何が起きるのか。

それはもちろん、知る由もないこと。
だからこそ過ごせている"平穏"かもしれないけれど。

照れくさそうに表情を綻ばせるあなたを見る。
平穏な時間の、ありふれた、けれどきっと掛け替えのない喜び。
一連のやり取りに、『嬉しい』のラベルを貼って、記録した。

「はい。何でしょうか」

それもたった一瞬、瞬きの間に終わる。
そうして、ふと名前を呼ばれたから。
写真の表示された端末から目を離し、
変わらず笑みを浮かべているであろうあなたを見た。
(-219) unforg00 2024/03/25(Mon) 2:35:51

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「ああ、なるほど」
「傷のひとつも勝敗に関わるのですね」

言われて初めて思い至ったという様子。軽く顎を擦る。
メモリ内を検索し、以前に見た映画の記録を引っ張り出す。
確かにそこでは故意に新たな傷を付け、
それを目印に見事にイカサマを成功させていた。

言われなければ、何処ぞの誰かに
一杯食わされていたかもしれない。
柔軟性で言えばやはり人間に軍配が上がるらしい。

「確率の上で言えば私の方が多少有利に思えますが」
「半端なカードを引けば後が苦しいのは、どちらも同じですね」

勿論、どれだけ演算をしても答えは出ないし、
今からイカサマなんてできもしない。するつもりも無いが。
確率の上で言えば勝つ可能性は決して低くはないけれど、
運次第で如何様にも転ぶ。結果が演算できないというのは、
ああ、これは──新たな星系に突入した時のような感覚だ。


「私も…ノッテの一員ですから
 勝負強くありたいものですが、ううん」

かつてのノッテのボスは、ハイリスクハイリターンの賭けを好んだのだという。

白い手袋をした手が再度、カードを捲る。
しゃり、と微かな音を立て、表向きにされたのは((card43))
(-221) unforg00 2024/03/25(Mon) 3:41:59

【見】 バンカー ストレルカ


転移中にだけ見られる朝とも夜ともつかない輝きも悪くない。
宙を見に展望ラウンジに向かう途中、
公園から漂う冷気に気付いて向かってみれば
そこにあるのはすっかり雪景色だった。

「せっかく積もっているなら……よいしょ」

既に誰かの足跡があるのを見るに、誤作動ではないらしい。
手袋を外し、丸まった猫の雪像を作る。
今にも息をしそうなほど精巧だ。
(@12) unforg00 2024/03/25(Mon) 4:00:13

【見】 バンカー ストレルカ


センサーで温度はわかるけれど、
悴む事のない金属の身体はこういう時に便利だ。

図面通りの猫を作り終われば、さく、さく。少し離れた所で。
ぽすり。雪玉を作って、投げる。
それは予測通りの軌道を描いて地面に落ちた。

「以前の航宙では、
 皆さま雪合戦をしていらっしゃいましたね」

ぽつり。今回はあるだろうか、雪合戦。
(@13) unforg00 2024/03/25(Mon) 11:51:30

【独】 バンカー ストレルカ

/*
独り言(思考を言葉に出力する)って人間らしい行為ですよね
何とは言わないんですけど
(-230) unforg00 2024/03/25(Mon) 11:53:52

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「目の前で封を切る、というのは公平さの担保であるわけですね」

ディーラー側の仕込みがないことも、
プレイヤーに提示しなければならない。
抜け道がさまざまあるとしてもだ。

「まさしく!
 ブラックジャックは相手を妨害しないゲームですので……
 引かれたカードから確率を推測するしかございません」

プレイヤーが複数名いたとして、
周りの引いたカードで『残り』を読むしかない。

「定石としては、ええ。
 『11』以下であれば超過バストしませんので、引くものです。
 超えるようであれば――悩みどころでございますね!」

当然のことを敢えて口にする。
それは再認識のためであったり、揺さぶりのためであったり、
盤面のほかから情報を得るためであったり。

「どうなさいます?」
(-231) p_h_game 2024/03/25(Mon) 12:00:40

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「定石こそあれ、極論を言えば運次第。
 実に公平な、そしてシンプル且つ奥深いルールです」

「あなたに頼んでよかった。
 良いチョイスですね、アルバトロス」

たとえ知識としては既に知っているものだとしても、
説明を伴う経験は学習に効果的だ。

敢えての解説に小さく頷いて。
引かれた二枚のカードに視線を落とす。
バンカーの表情は至って平常通り、焦った様子も無い。
ただ、少し考えるようにして。

「であれば、そうですね──」

引かれたカードは計14。
8、9、10を引かなければ超過はしない。
逆に言えば──運悪く引いてしまえば、一転して負けうる。
リスクを避けるならここでスタンドするのも手だが、

「ヒット」

かつり。硬質な指先がテーブルを叩く。
するりと捲られたカードは、((card45))
(-232) unforg00 2024/03/25(Mon) 12:32:34

【見】 バンカー ストレルカ

>>101 >>102
「雪だるま……いえ、これは」
「猫、でしょうか」

戻って来れば、精巧な雪像の横にちょこんと小さな猫が居る。
頭の上の三角形ふたつと、それから
雪像と並んでいる事から猫と推測しただけだけれど。
尻尾もあればよりそれらしいか。

AIには作れない、デフォルメの効いたかわいらしさだ。

「良い出来ですね」

誰にともなく呟いて、そうだ。
せっかくなら写真を撮ろうと思い立って、
視覚センサーのカメラモードを起動。
ふたつ並んだ白い猫たちがかちりとメモリ内に保存された。
(@14) unforg00 2024/03/25(Mon) 12:46:50

【独】 バンカー ストレルカ

/*
アッッ送れてないよ〜〜!!いや一旦レス待った方がいいか
いや 送っちゃえ!ドバ!
(-233) unforg00 2024/03/25(Mon) 12:50:37

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「スタンド。」

揃ったのは最善でこそないが、次善の数字。
指を解き、手のひらを下に向け。
迷いなく、はっきりとそう宣言した。
(-234) unforg00 2024/03/25(Mon) 12:54:52

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ずっとスペードだらけなのは……なん……?(時間差)
死の村だからですか?
(-235) unforg00 2024/03/25(Mon) 13:04:34

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

(負ける
気がする
なあ〜〜ッ!!)

虫の知らせや勝負勘など、経験則による曖昧な予測。
人に比べて膨大なデータを保持できるのだから、
疑似的に再現できるに違いない――という頭の悪い設計思想。
組み込んだ理由は『面白そうだから』。


「ええ、ええ。良い判断かと!
 ワタクシの手札は『4』と『2』でしたので……」

当然、振る舞いには出ない。
ゲームが始まってまだ終わっていないのだから、
テーブルにつくディーラーは余裕綽々であるべきだ。

さて、表にされたカードの数字は低い。
ルール上も戦略上も引かないという選択肢はない。

「……ここでエースが出ればソフト17でございますねえ。
 こちらではハードでない限りヒットするルールでございます」

何が引かれようと2枚引かざるを得ないことを説明してから、
順番に引いた((card21))((card02))を手元で捲る。
[→]
(-243) p_h_game 2024/03/25(Mon) 18:54:59

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

[→]
「…………」

ワタクシの手札、低すぎ……!?」


古代インターネットミームをどこから学習したものか。
さすがに口元を覆ったのち、軽く眉間をつまんだ。

「いえ、まあ、もう一度ヒットするのみですが。
 これで最後のヒットでございますね」

泣いても笑っても、なんて適当な言葉はつけない。
ゲームの結果で泣くのは人間だけだ。

はたして、引き当てたのは((card23))
(-244) p_h_game 2024/03/25(Mon) 18:59:23

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


ディーラー側はいずれにしても二枚のカードを引く事になる。
確率論の上ではやはりリスクを負っている事に変わりなく。
例外を考慮しない予測の上では現状は有利と言えるだろう。
けれど試行回数が多いという事は、
それだけ運による例外──『上振れ』が起こり得る。

「ああ……いえ、ここからです」

古代インターネットミームはカポ・レジームの影響か。
ともかく、察した。

見事にギリギリを引き当ててしまっている。
とはいえ、勝負が決まったというにはまだ早く。
むしろ人間的には、窮地に陥ってからが勝負…ともされる。

果たして捲られたカードは、
(-259) unforg00 2024/03/25(Mon) 21:24:42

【独】 バンカー ストレルカ


「演算を開始」
「ハロー、アルフォンソ」
「あなただったらどうしますか?」


「そうだなあ、僕だったら──」
(-257) unforg00 2024/03/25(Mon) 21:24:51

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「…ふふ」

26。
ディーラーが21を超えた場合には、
バストしなかったプレイヤーは勝利となる。

「私の勝ち、ですね。アルバトロス」
「時計のカタログは必要ですか?」

緩く口元は弧を描き、小首を傾げて分かたれた勝敗を述べる。
その動作は平時よりも人間らしく。

AIはどんなに小さな事も忘れない。
時計のくだりを再び持ち出しつつ。
アンドロイドでも、ゲームの結果に笑う事はできるらしい。
(-260) unforg00 2024/03/25(Mon) 21:25:59

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

とん

さっき指差していた花の方へと、跳ねるように一歩踏み出して。
願いの込められた花を、
 自然公園の風景を、
  穏やかな光の疑似太陽を、
   順に目に映して。

あなたに背を向けて、
表情は隠したまま

けれど一片もウソのない、
言葉を続ける。

きっと、これはあなた達にしか言えない。
偽りなく在れるあなた

だから、つい

「こんな日がずっとずっと」

内にしまってた

「ずぅっと、続けばいいですね!」

本音を零してしまう。
(-262) 968. 2024/03/25(Mon) 21:30:48

【見】 バンカー ストレルカ

>>103 >>104 ジャコモ
「アソシエーテ ジャコモ様」

「おそらくはソルジャー ヴィーニャ様の作品かと。
 足跡が合致していますから」

声を掛けられ、振り返る。
指差した先には、足跡模様の足跡が点々と。
真っ白に積もった雪の上に続いていた。

「猫だるま…隣に作れば、家族になりますね」

他愛ない事を言いつつ、
猫だるまが作られていくのを見ていた。
胴体は少しバランスが悪くなってしまったかもしれないけれど、
猫耳はちゃんと立っている。猫だるまと呼べるだろう。

「雪合戦、いたしますか?
 このままでは人数が足りませんから、
 船内にアナウンスを掛けて
 皆さまをお呼びすることもできますが…」

各々どこかでのんびりと暇を潰しているだけで、
雪合戦となれば喜んで来る人はきっと居るだろう。
そんな考えのもとの提案だ。

#公園
(@15) unforg00 2024/03/25(Mon) 21:42:43

【見】 バンカー ストレルカ

「ソルジャー ユウィ様」

「どなたかが気候を冬に設定されたようです。
 雪も水分の少ない柔らかい雪ですから、
 雪遊びに適したものですよ」

「過去に雪合戦をした方からも好評でした」

まさか冬にしたどなたかが傍に居るとは思うまい。
気ままに訪れた大きな影の方を見遣り、
一礼をしたのち、広がる雪景色を見遣った。
#公園
(@16) unforg00 2024/03/25(Mon) 21:51:50

【見】 バンカー ストレルカ

>>110 ジャコモ

「ノッテの中でも、血の繋がりが無くとも
 『家族』と表現される間柄の方は居ますから
 今とそう変わりないのかもしれませんね」

給料なりボーナスなり、の言葉には
学習データをいただけるだけで十分ですよ、と返し、…

「アナウンス、掛けるまでもありませんでしたね」

頷いて、繋ぎかけていた通信を閉じる。
賑やかになりつつある公園を見渡して。

「猫だるまたちに当たらないところにしましょうか」

広い船内。公園もそれなりの広さがあるだろう。
ピクニックに来た二人も居ることだし、
雪合戦をするならば、それらに当たらないところがいい。

#公園
(@17) unforg00 2024/03/25(Mon) 22:17:09

【見】 バンカー ストレルカ


「比率がそれぞれ1:1……完璧なバランスです」

ソルジャーの大きな方作の猫だるまを見て
感心したように呟いた。AI的にも満点です。

#公園
(@18) unforg00 2024/03/25(Mon) 22:19:00

【見】 バンカー ストレルカ


「ああ、そうでした」

完璧な比率に意識が逸れていた。かちり。
四人…四匹?家族になった雪の猫たちを写真に収めて。
アンドロイドは高性能なのでハンズフリーで写真も撮れる。
何なら送信までハンズフリーだ。文明はつよい。

#公園
(@19) unforg00 2024/03/25(Mon) 22:27:39

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


そうして、あなたのハイ・ウォッチに写真が送られて来る。
四つ並んだ雪の猫たち。それぞれが作った家族。
決して溶けて消えない記録のかたち。

『統一連邦歴----年-月-日 星間航行船ヴェスペッラにて』
(-281) unforg00 2024/03/25(Mon) 22:31:28

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「ふふ」
「不思議と奇数が盤面にございませんね!
 せめて半分になっていただければ間に合いましたがあ……」

最後に引いた10のカードを指先で回す。
引きの悪さにからから笑い、

「……カタログ、今からでも参照できます?
 ええまあ、今回の航行中には間に合いませんけれども」

カットの甘さによる偏りが発生したのでは、と嘆息しつつ、
負けは負けと素直に受け入れるのがディーラーの作法。
もう一戦を粘るのはプレイヤーの権利だ。

「このように。
 経験があろうとなかろうと、平等なゲームでございます」
(-286) p_h_game 2024/03/25(Mon) 22:44:31

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

「………えへへ、」

お母さんとヴィとミーナ、それから。
…それから、お父さん。四人家族が並んでる。

きっと、誰もそんな意図なんてないけれど。
猫は勝手にひとり、嬉しくなってしまうのだ。

並んで寄り添いあっている、いつかの日。
思い出して、心穏やかに微笑んで。
欠けていくのは悲しいけれど、いつまでも大好きは変わらない。


この雪猫の家族達はきっと、最後まで、一緒だ。


『ありがと、ストレルカちゃん!』
(-290) sinorit 2024/03/25(Mon) 22:50:02

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「ずっと…」

マフィアである以上、一般人以上に。
それは儚く、脆い希望だ。
電脳の演算は冷静に結果を弾き出す。

そして、あなたにとってはそれよりも更に。
或いは、限りなく叶わないものに近い願いで。
けれど、だからこそきっと、切実なものであって。


「そうですね」

麗らかな春の日和を見上げる。
背を向けたあなたと、その向こう側の花に視線を戻し。
クレマチスのもうひとつの花言葉は、「清廉な心」。
(-296) unforg00 2024/03/25(Mon) 23:17:25

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「あなたたちの喜びが、素敵な日々が」

「ずっと続けばいいと、心よりそう願っています」

それでも。
どんなに儚い希望であっても、それを願うことは罪ではない。
どんなに低い可能性、僅かばかりの時間であっても、
ゼロでない限りは、それは無いものではないのだ。


単なる星間航行船のクルーとして、ではなく。
バンカー・ストレルカとしての、嘘偽りのない言葉。
(-297) unforg00 2024/03/25(Mon) 23:17:44

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「……――」

いつも賑やかな口が、閉じられたまま。
その言葉に返すわけでもない、小さな頷き。
細く、儚い吐息が漏れて。
大きく息を吸った気配。

「違いますよ」

そして、はっきりとした声が響いた。
(-300) 968. 2024/03/25(Mon) 23:37:19

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

くるり振り返ったのは、意地悪な笑みを浮かべたカテリーナ。

「”あなたたち”じゃなくって、”わたしたち”ですよ♪
 ストレルカさんも、θさんも、他のロボットたちも。
 みんなみんな、ヴェスペッラの一員なんですから」

先ほど前に出た一歩より大きく、あなたの方へ距離を詰めて。

「だから、言い直してくれませんか?」

笑いかけた。
(-301) 968. 2024/03/25(Mon) 23:38:14

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「次には同じように、
 カードの引きに悩まされている可能性も有り得る…
 正しく、私たちAIにも平等なゲームです」

どう転んでも、どちらも失うものも無いとはいえ。
選択肢は20を作って引き分けに持ち込むか、21を引くかの二択。
ずいぶんと分の悪い賭けになったものだ。
花を持たせてもらったと思う事にしよう。

「出航前にアクセスしたものであれば、ログが参照できますよ」

宙にホログラムを開き、カタログを表示する。
電波式では磁場の影響で誤差が生じる可能性もある都合、
機械式の時計の需要も未だ根強くあるだろう。
とはいえ最短で寄港地への停泊中に見繕う事になるか。

「定刻前の連絡も付けましょう。
 カードゲームの楽しさというもの、
 少しはわかった気がしますから」

カードを捲る音。持たされた間。盤面外の駆け引き。
超過し得る手札を持ち、予測の付かないカードを引く際の
起こり得る無数の可能性を演算する回路の負荷。
人間で言うところの緊張状態。からの、解放。
そのカタルシスとも呼べるものに、人は一喜一憂するのだと。

"おまけ"は謝礼代わりに。一先ずの理解ができたのか、
もう一戦、の要望は無いようだった。
(-306) unforg00 2024/03/26(Tue) 0:11:51

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


『いいえ』
『こちらこそ ありがとうございました
 ソルジャー ヴィーニャ様』

『おかげでずいぶんと賑やかになりました』

一匹だった雪の猫に、最初に家族を作ってくれたのは、
他でもない、あなたなのだ。
一匹が二匹、二匹が三匹、三匹が四匹。
ひとつ増える度、冷たい雪たちは暖かくなっていく。


誰も、何も意図していなかったとしても。
暖かな家族はそこにあって、これからも画面の中に有り続ける。

そして、バンカーのメモリの中の、
『Favorite』のラベルが貼られた写真の中にも。
(-310) unforg00 2024/03/26(Tue) 0:24:13

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「やったあ〜」「いえ。失礼」

学習元のデータに有意な偏りがみられる。
運否天賦のゲームを好むものは、喜怒哀楽と一喜一憂が激しい。

「でしたらそちらを参照しておきます。
 ディーラーひとりではゲームが成り立たないものですから」

暇になった乗員で賑わいだしてからが本番なのだった。
必要があって入手しようと考えている時計も、
いずれ乗員との賭けに堪えうる『所有物』になるのだろうし。

「私物もいくらかは持っておくべきですねえ。
 カクテルの一杯を奢るならまだしも、肩叩きというのは少々」
「時間がとられますし…………」


格好がつかない、ではないらしい。
芝居がかった動作で肩をすくめ、
「カードがご入用になりましたら、お気軽にどうぞ」。
(-316) p_h_game 2024/03/26(Tue) 1:01:30

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


暫しの静寂。
きっとあなたには珍しい、はっきりとした否定形。
続いて、いたずらな笑みを浮かべて振り返るあなた。

喜びが、素敵な日々が続けばいい。そんな願いに、
自分も含めるとなると、少々変な話ではあるけれど。

「訂正。"わたしたちヴェスペッラ"の──喜びが、素敵な日々が」
「ずっと続けばいいと、心よりそう願っています」

返答パターンの修正。オーナーからの指示にも、
職務と船員の次に自分を大事にするように。
その次に自由に楽しみなさい、というものが含まれている。
けれど、これはあまり言われたことのない事だから、
『Significant』のラベルを貼って。

「演算開始」
「ハロー アルフォンソ」
「こんな時、あなただったらどうしますか」

「アソシエーテ カテリーナ様。」
「あなたも、含めて。」

ぐっと距離の縮まった一歩。
まっすぐに、笑うあなたを見て。
プログラムからのものでない──"心"からの言葉を、続けた。
(-319) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:20:03

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「あまり気にせずとも」

そういうふうに設定されているのだろうとはいえ、
B級AIである総合雑務機体もあのような様子なのだし。
船全体を管轄するシステムθはともかくとして、他のAI同士では
多少気を抜いても良いのではないか、と考えている。
少なくとも、ストレルカは。

「時間が取られる」

「では後ほどログを送信しておきましょうか」
「せっかくですから、時計以外にも。私物として
 一般的に過不足ないものをピックアップしておきます」

するりと席を立ち、データの送受信を取り決めておく。
娯楽室が茶を挽いている間の時間潰しにはなるだろう。
或いは来客に選ばせるのも良いかもしれない。

「ありがとうございました、アルバトロス」

お気軽にどうぞ、の言葉には小さく頷いて応え。
軽く手を振り、硬質な足音は娯楽室を後にしていく。
(-323) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:51:43

【独】 バンカー ストレルカ

/*
こっち向いてる差分が狼か恋しかないせいで苦しむ(自業自得)
(-322) unforg00 2024/03/26(Tue) 1:53:02

【独】 バンカー ストレルカ

/*
バンカー(仕事)とストレルカ(プライベート)とアルフォンソ(中身)でなんかややこしくなってきたし(自業自得)
(-324) unforg00 2024/03/26(Tue) 2:04:42

【独】 バンカー ストレルカ

/*
それに加えてナル君のデータも居るんだわ 今後次第で更に増えます
目指せ人格データの集合住宅
(-325) unforg00 2024/03/26(Tue) 2:14:20

【独】 バンカー ストレルカ


さく、さく。擬似的に作られた冬景色の中を歩く。

「人格データを起動中……演算開始」

「ハロー アルフォンソ・サントーロ」
「あなたはいつも、外の雪景色を窓から眺めるばかりでしたね」

「……私は、あなたのできなかったことを
 代わりにすることができていますか?」

「そんなの、気にしなくてもいいのに」
(-332) unforg00 2024/03/26(Tue) 4:24:53

【見】 バンカー ストレルカ


とさとさ、低木の葉をつつき、積もった雪を落として歩く。
時には誰かの足跡をなぞって歩いたりなんかしてみたりして。
AIはAIなりに雪を楽しんでいるらしい。

#公園
(@21) unforg00 2024/03/26(Tue) 18:31:18

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「はい!大変よろしいです♪
 私もそう願ってます、祈ってます、心から!」

意地悪な笑みの代わりににっこり満点の笑みをあなたに贈る。
その笑みの下に様々な感情を、絶望を、隠しながら


そこに降ってきた言葉。
その言葉が、その”心”が、嬉しくて。

「あ」


漏れたのは微かな声。それと……
カテリーナらしくない・・・・・・・・・淡い笑み。
ほんの僅か、逡巡して。
それでも今度はそれを取り繕うことはなく。

「ありがとうございます、ストレルカさん」

穏やかな声で礼の言葉を……”心”を返す。
偽りなき心には、願いには、同じものを。返したかったから。
(-383) 968. 2024/03/26(Tue) 20:25:40

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


取り繕わない、淡い笑み。
それもきっとあなたの心からのもの。
それを見た記憶をまた、メモリにそっと保存して。

「いいえ。こちらこそ」
「誰かが幸運を祈ってくださっている、というのは──
 成功だけに限らず、良いものですね」

白い花の話をしていた時の、あなたの言葉を少々借りて。
大切なヴェスペッラの一員として、喜びを、平穏を
祈ってもらえるということは──この上なく、喜ばしい事だ。

「それでは、引き続き船内設備をお楽しみください」

帽子の鍔を軽く上げて、一礼。
そうして、ここであなたとは一度別れるかたち。

この後春の花々が降雪に見舞われてしまうのはまた別の話。
(-397) unforg00 2024/03/26(Tue) 21:49:30