人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ

「一回死ん……だかぁ? わからん。
 俺様ちゃん正直言うと物心ついた時から義体だったし。
 生身の頃の記憶なんざねェから比較しようがねぇっつか」
「でもまあ生きるに不自由は無いよ。ウン。元々こんな感じ」

平気でーす、と手をひらひらさせてみせた。
つまりは初めて会った時にはもう既に義体だったのだが。

「あら頼れるお姉さん? アリガトー♡
 ……っふふ、別になんて思われてもいいケド。
 責める気とかは全然ないしー?」

「宗教的な裁きはなんか……
やっぱ杭とかでゴン?

「ウソだよウソウソ。ま、そこ分かってくれてんなら
 お前が裁きを受ける事もないだろうし……」

機嫌よさげに笑うのと共に、胸元の銀の鍵が揺れている。
これもまた宗教的なシンボルなのだと、以前に語ったことがあるかもしれない。

「え。ジャコモみたいなァ……? 可愛げあるし技術もあるし。
 俺様ちゃんがお前の直属の上司なら嬉しいよ。
 やっぱ慕ってくれるってのは安心感があんだよな」
「上は下が無いとやってけねーし。支え?」
(-283) susuya 2024/03/25(Mon) 22:34:24

【人】 機関士 ジャコモ

えっ
、じゃあまさか花見に来たんすか?
 
……やべぇ……飽きるかと思ってうっかり冬に……」


ノリで変更した季節の変化がこんな結果を及ぼすとは
考えもしていなかった事で、まずいな…と一人頬を掻いた。

#公園
(122) poru 2024/03/25(Mon) 22:43:40

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「それがまずおかしいんだろが!
 道具だぁ?こんな俺を腹立たせる道具があるか!
 お前は普通に感情のある道具でも犬畜生でもなくて、人間だ。怒らねぇ方がどうかしてんだよ」

怒りの矛先が改造を施した人だけではなく貴方にも向かう。
貴方が無駄だと思っている様子が、更に不愉快だった。
自分が何も思わないと思って語ったのだろうか。俺の反応、普通だぞベルヴァ。
(-328) poru 2024/03/26(Tue) 3:20:09

【人】 機関士 ジャコモ

>>123 ヴィーニャ

「……本当っすか。でもまあ確かに、
 みんな同じよりはこっちの方がいい気がしてきました」

猫だるま達を前にしゃがむ貴方を眺めている。
四匹の猫だるまが新た見ると和まなくはないけれど、
それ以上に貴方が猫らしい笑みを浮かべていた事が、自分にとってはもっと、心の底から何か温かいものが流れ出るような心地だった。

「は?!俺の方が年上じゃねぇっすか!」

なんて、楽し気に揺れる飾り尾を見つめていた。

#公園
(131) poru 2024/03/26(Tue) 3:25:27

【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア

「ナルと同じ記憶喪失なんだねぇ……
 それでもへこたれずに前向きなの、すげぇな。
 そりゃ不自由はないのかもしれないけど、俺ならもっと引きずりそう。
 "自分が誰か"、とか、幼少期はずっと考えてたからな」

またグラスを傾ける。
幼少期の自分は散々だったから、その上で記憶喪失なんて来たら、
自分を見失ってすっかりパニックになっていた事だろう。

「拷問じゃねぇか!」

「それも肌身離さずつけてるけど、なんか意味あんの?
 俺は宗教ってジャンルはサッパリだけども……人を救えるのか?」

貴方の胸元の銀の鍵を見て、昔語られた事と、
当時の事を曖昧にしか覚えてないこと自体を思い出す。

「ほ、褒め殺してもこれ以上お酒は出てこないからな。
 ……いや、大丈夫わかってる。そっか。
 嬉しいって思ってくれるなら、少なくとも外から見てそう思えるなら、今までやってきた甲斐があるなって思う。
 俺から見たアウレア様も、いい上司だぜ」
(-329) poru 2024/03/26(Tue) 3:32:36

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「"報い"ですか?……ユウィさんは時折難しい言い方をするから、頭の不出来な俺にはいつも噛み砕けてるか心配だ」

「でもそう、ですよね。
 まだまだこれからですもんね、俺達の時間。

 ……これから悩み、苦しむ。後悔するかも。
 そう思うと正直不安にならないわけじゃあないです。
 それでもそれが来た時、貴方が隣にいてくれるなら、
 この不安も些細なもんだって晴れ渡る勢いですよ」

まだ意図を全部汲み取れた気は到底しないが、それでも、
見捨てないでしっかり付き合ってくれる。その心は受け止めたようで、はぁ、と安堵したように息を吐く。

「いや、その言葉が聞けて本当に安心しました。
 もし負担だったならあらゆる在り方、考えないとでしたし。
 ……とは言え、それに甘えるだけはいけませんね。
 "ユウィさんに付いてきたから"以外の俺のファミリーにいる理由、改めて考えてみようかとも思います」

「まだまだ一緒に見たい景色、沢山あるんです。
 俺の大切なユウィさん
 どうか、これからも最後まで無事で居続けて下さいね」
(-330) poru 2024/03/26(Tue) 3:43:22

【秘】 機関士 ジャコモ → palla ヴィーニャ

「…………お姉ちゃん」

「……………」
「だめだ、犯罪過ぎるだろう、これは!」

挑戦したけど、だめだった。
貴方を呼び止めるつもりが、撃沈したように崩れ落ちる。
暫く経ってようやく気を取り直したように貴方に声をかけた。

「最近俺、色々と考え事があって、
 その参考にしたくて聞きたい事あるんですけどいいですか?」

「ヴィーニャ様は、なんでノッテに……
 危険なマフィアなんかに入ったんですか?」
(-331) poru 2024/03/26(Tue) 3:47:53

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「それ以外無いって言ってくれてもいいんだぜ。
 ジャコモが胸を張って、それでいいって思えたら、
 それだって一つの答え。オレももっと割り切れる」

全幅の信頼、存在価値を此処に置くというのだったら、
やはりそれも引き受けるつもりでいるから。
何かの答えを出してくれるだけで、上司冥利に尽きる。

「なんだ、まるで一区切りついたみたいに……
 時間はまだまだこれからっつったばっかだろ。
 宙の旅も始まったばかり。半端も半端だ」

「……別に今ヴェスペッラをデブリがブチ抜いたって、
 オレたちのこれからの続きは次の義体の中だ」

自分ですらよくわからないような小難しい計算で事故は無いようになっているらしいが。酒気を帯びて冗談の口も軽い。

「んでそっちこそつまんねェことでくたばるんじゃねえぞ。
 まだ命も自由も返したつもりはねェし、
 これだけ懐かれておきながら去られちゃたまらん」
(-333) backador 2024/03/26(Tue) 4:33:10

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ


「専門知識と暗記は比べようもありません。
 もっと誇ってくださいよぉ、謙虚なんですから!
 こちらなんて名前と番号と電子暗号を記憶すればいいんだけですよ?」

幸か不幸か、記憶力の良さは通信士が天職である。
皆も当然できると思って言うことがあるが、これもミスがなくなってきたのは5年もたってからなので、順当な成果だと思っている。

「そんなこと言わず。
 一緒に幸せになりましょうよジャコモさま!」

そんな自分の頑張りが認められ始めたように。
あなたもきっとこのファミリーで価値のある存在に違いない。
もし使い捨てられるだけの存在だと言われるのなら、上にのし上がってやればいいだけ。

「そんなに違ったらまるで別人のよう、ともいいますが。
 それぐらい整形で云百万で可能だともいいます。
 つらいことばかりだったと思います、今の姿しか知らないですが、格好いいし失敗ではないんじゃないでしょうか!」

「私もまだ五年間ぐらいですから、まだまだ間に合います。
 手始めに小さな幸せの目標でも叶えましょうよ。
 ユウィさまにもっと褒めらえる事とか?」
(-334) toumi_ 2024/03/26(Tue) 5:33:33

【秘】 palla ヴィーニャ → 機関士 ジャコモ

もしも、貴方の挑戦する声が聞こえていたならば
「はぁい」と柔に笑みを浮かべ首を傾げ見つめていたことだろう。

あるいは聞こえずとも、崩れ落ちる様まで見つめては笑って。
慈しむような、そんな表情が浮かんでいた。

「…ん〜?なんでってぇ」
「お金のため。夢のため」


質問にはいいよ、と直ぐにお返事。
聞かれて困ることは今のところ思い付かなかったし。
だから答えだって直ぐに返した。

お金のため。夢のため。

そのためならば危険だって軽いものだ。
第一、住んでいた場所もそう安全と言えるものではなかったのだから。
(-335) sinorit 2024/03/26(Tue) 7:51:18

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「ハハ、おかしいか。
お前にとってはそうなんだろうな。
あの人にとってもきっと。」

諦めたように笑う。
貴方も同じように言うのだな。我が上司のように。

「こんな体でも人間か?
体を弄りまわされて、奴隷としての生しか知らない奴が
本当に人間様だなんて言えるのか?ええ?」

怒るでもなく、悲嘆するでもなく淡々と。
それでも貴方はそう言う風に己を扱おうとするのか、と。
(-338) pinjicham1377 2024/03/26(Tue) 9:36:29

【秘】 機関士 ジャコモ → palla ヴィーニャ

崩れ落ちた後に見えた慈しむような表情を見て、
思わず少しだけ照れながらばっと視線を逸らしていた。
何だか、見てはいけないものを見てしまった気がして。

「すげぇ、今まで聞いた中で一番簡潔だ」

ただただ感嘆するような声をあげて。
金と夢、金と夢かぁと二度復唱して首をひねる。

「金はまあわかるんすけど、夢って聞いていいんですか?
 金集めれば叶えられるような夢?」
(-339) poru 2024/03/26(Tue) 9:41:07

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「あの人……?」

それについては誰か浮かばなかったけれど、
少しだけ自分と同じことを言ってくれる誰かが傍にいるだけで安堵した。

「……少なくとも、奴隷以外の生は知ってるだろ、ここで。
 それとも俺らと喋ってた時も奴隷のつもりだったのか?」

答えを返すあなたの様子を見て激昂も収まり、今度はやや落ち着いて答える。
(-342) poru 2024/03/26(Tue) 10:08:44

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「生きる為に必死で覚えただけだからなァ……
 ナルも同じ経験したら覚えると思うから、そんな特別に感じねぇっつーか……
 ほら、それがすげぇの。俺はオペレーターみたいに人の口頭から名前とか聞きとんの苦手だし」

だから慰めではなく、本意からの言葉なのではあるのだ。

「え?お、おう。不幸になるつもりは真っ平なかったけど、
 幸せに、幸せにかァ。今が割と幸せすぎて深く自分の事については考えてなかったんだよな。
 ……よし、一緒になるか、もっと幸せに」

まさか今の流れで誘われるとは思わず、
動揺から少々淡泊な言い方になってしまったかもしれないが、
言うとこの男は大体その気にはなるので、
これから幸せ探しについても積極的になることだろう。

「いやぁ……云百万で出来るのにな。
 そうはさせてくれなかったんだよな……
 取られたのは確かに声と顔だが、地獄の苦しみのような短時間しか利かない全身整形、麻酔なしで受けさせられてさぁ。
その状態でバックアップ取られて、今の形で固定されたんだよな。多少の拷問なら俺受けに行ける自信あるぜ」

げっそり、今思い出しても痛みが走るらしい。それくらい無理な手術を受けさせられただとか。

「まあな。男前に書き換えてくれたのだけは感謝だな。
 元の顔とは当然似ても似つかねぇから恋しくはなるが」

「それは小さな幸せじゃなくてでけぇ目標になるなぁ。
 ……あー……昇進?してぇな。これもでけぇな。
 ナルの手術がすぐ終わる。……でけぇのしか浮かばねぇな」

「わっかんねーー。ナルこそ小さな目標、なににすんだよ」
(-344) poru 2024/03/26(Tue) 10:36:41

【秘】 palla ヴィーニャ → 機関士 ジャコモ

「んふふ、ヴィはいつだってその為に働いてましたともぉ」

簡潔かつ単純。仕事するのはそれらのため。
ところで、他はどう語ったのかと少し気になるような。

「え〜?もっちろんいいよ〜」
「だってさ〜ぁ、お金があれば色んなもの買えちゃうんだよぉ?」

バックアップもただじゃない。

何かを得るには対価が必要で、それの大元は金になってくる。
安さに目を眩ませ粗悪品掴むなら、高いものを選ぶのがいい。
ジャコモちゃんもちゃんとバックアップとってる〜?と雑談程度に問いかけつつ。

「だから夢はねぇ、うん。そのと〜り。
 お金があれば買えちゃうもの!お金があるから買えちゃうもの!」
「おっきいお船買って〜、宙を旅行して〜」

「見たことないもの、いっぱい見たいよねぇ」
(-345) sinorit 2024/03/26(Tue) 10:37:55

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「我が上司サマだよ。
お前は犬じゃなくて家族だってさ。9年間もだ。」

肩をすくめて見せた。
温厚とされる彼の上司もまた、同じく気に掛けているよう。

「まあ、そうだな。
此処ではよくして貰ってる自覚はある。
全てがそうだとは思ってない。」

「それでも刷り込まれたもんってのはな。
そう簡単に消えないんだよ、ジャコモ。」

貴方も、弟分も、他の面々も。
奴隷として付き合ってきた訳じゃないけれど。
どうしても己の価値がそこに帰結しがちなのだ。
(-347) pinjicham1377 2024/03/26(Tue) 14:11:55

【秘】 機関士 ジャコモ → palla ヴィーニャ

「全部とは言わねえけど、大抵のものは買えますもんね」

彼女も全部とは言っていない。だから素直に肯定できる。
もし金で全て買えると言われてたら困っていたが、安堵。

「特に命が買えるのは歴史上偉業だと思います。
 俺もユウィさんと相談してバックアップ取っていますよ。ローン払いだけど……あんまいい思い出もねぇけど……。
 ヴィーニャ様もしっかり取られてるんですね」

一番高い買い物になるかもしれない、それがバックアップ。
とはいえ効果も目に見えて違い、いいお金の使い方だと思わせてくれる。

「……いい夢ですね。
 ヴィーニャ様は探検家気質だったんですね、
 俺は好奇心がそこまで飛び抜けてないから、いい意味で熱く感じます。
 デカイ舟はいいな。乗車賃払うんでもし夢が叶ったら、一回俺もそこに乗せてくださいよ。夢、見てみたくて」
(-348) poru 2024/03/26(Tue) 14:28:54

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「……そうだな。知ってるよ。
 俺も自分が人間じゃなくて"代用品"としかどうしても
 思えない時期があった。普通の正論じゃ、なんも胸に
 響かねェ。……そう思ってたのに、な」

全てをぶち壊す流星のような輝きを見た。
代用品から、人間へと生まれ変わらせてくれた。

「わかったわかった、もう無理に言葉で説得しようとは思わん。結局変わるかはチャンスをものにできるかもあるし。
 ただ、斜に構えてるだけじゃ何もかわんねえよ。
 お前に変わってほしいと思う奴がいることも忘れんな」
(-349) poru 2024/03/26(Tue) 14:35:49

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「幸せの反対に見えているつもりではなかったんですが、
 比較的暗そうに見えたので結果オーライです。
 道は明るく照らして行きましょう、夜道はご安全に!」

ぴか。自分一人が幸せより、幸せ報告で着た方がダブルハッピーです。猫もそう言っています。

「あっ!!!! エグイ!駄目です駄目です、負けました!!!
 痛いですよー……もうゴリゴリとかバキとかで済まないじゃないですかぁ」

皮が剥がされる想像して思わず耳を塞いだ。
笑っていられるのもここまでだ、良く生きていたなあと感心してしまう程であるがその記憶こそ忘れてしまった方が幸せだったのではないだろうか。

「(ここでその前の顔を気にしたらデリカシーにかけ過ぎているでしょうね)」

「大目標ばっか。まあいいですよ、大手柄立てて一緒に昇進いいじゃないですか。
 小さいのはですね、えーと、外に旅行したいです。へへ、本当にがっつり引きこもりなので。
 ジャコモも一緒に行ってくれたりしますかぁ?」
(-351) toumi_ 2024/03/26(Tue) 15:48:09

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「く、暗そう!?この俺が!?
 どう見てもユウィさん目指して明るさ300ルクスはあんだろ!
 ……おーおー、夜道に気を付けるべきはお前だがなァ」

「まだ詳細も言ってないのに負けるの早すぎだろ……
 なんだ、スプラッタ苦手か?
 言ってノッテも拷問とかなら割とするんじゃねぇのかなァ
 怒らせて爪なくしたりしないように互いに頑張ろうな」

皮を剥いだり麻酔なしでメスが入ったり。
ほら、それだけだとうちもやりそう。との指摘。
無論全身整形だったので実際はもっと酷かったのだが、
耳を塞いだ様子を見てそれ以上を告げるのは辞めた。

「わりと童顔に近かったんだぜ。お前にもちょっと似てた。
 髪も今と全然色も質も違ってよぉ、お坊ちゃんって感じ」

貴方の心を読んだわけではないのだが、本人は大して気にしていない事だったのでさらりと雑談として挙げてきた。

「んじゃまずは今回の航海を成功させねェとなァ。
 んなもん、勿論いいぜ。ひきこもってる奴を家から
 蹴りだせる絶好の機会なんて行くっきゃねぇ。
 でもどこ行くんだよ。景色派?料理派?未知との遭遇派?」
(-373) poru 2024/03/26(Tue) 16:54:05

【秘】 palla ヴィーニャ → 機関士 ジャコモ

もちろんのこと、お金で全ては解決しない。
それでも猫の望むものはお金だからこそ叶うことだった。

「ユウィちゃんと相談してるならあんしんだ〜。
 バックアップは大事だからねぇ、してて損はないもの。
 ヴィ達みたいなのは特に、どこで何があるか分かんないしさぁ」

ジャコモちゃんはえらいね〜と猫は首肯。
高い買い物だけれども、ケチると後で後悔するかも。
特に、誰かと共に在る人間はして損はない。

「んッふふ〜、いいよ〜。お船が買えたら乗せたげる!
 ジャコモちゃんはヴィのお船の第一招待客ってことでタダでヘーキ」
「あ、でもでもジャコモちゃんが乗るならユウィちゃんも乗るかなぁ?
 一緒のが楽しいかな?…うん、きっと1人より2人だよねぇ」

ギュッ、ギュッと雪を踏みながら、貴方の周りをぐるぐると。
やがて立ち止まれば上目に見つめ、ぱっとその表情を変えるのだ。

「ヴィも、愛銃ミーナと一緒がいいもの」
(-375) sinorit 2024/03/26(Tue) 17:12:12

【秘】 荷物運び エーラ → 機関士 ジャコモ

「え?ボクお酒飲める年齢なんだけど〜……?
 ジャコモ、ボクのこと子供だと思ってるでしょ〜!」

ぐりぐり。頭を戻して、あなたの後頭部に押し付けている。
こんなことをしているから勘違いされるのだ。


「んー……まあね。
 死ぬようなことがあったのは、あの星だって同じだし」
「"ここのためなら頑張ってもいい"って思えたのが、一番の違いなのかも」

上下関係こそあれど、対等な仲間として見てくれる人も多いし。
望んだ仕事をさせてもらえる。
万が一戦いが起こったとしても、このファミリーのためならと思えるのだ。もう少し殺伐とした組織だったら、こうはならなかっただろう。

「ノッテも、昔はこんなんじゃなかったらしいって話は聞くけどさ。
 今のノッテになってくれてよかったなって思うよ。
 ボクたちは救われてるんだもん」

こてん、肩口に頭を預ける。

「ユウィのこと大好きじゃん。
 そんな、かっこいい出来事でもあったの」

命を預けられる、なんて思えるのは。何かきっかけがあったんだろうかと思って。
(-376) otomizu 2024/03/26(Tue) 17:46:36

【秘】 機関士 ジャコモ → palla ヴィーニャ

「そうっすねぇ。いつ私怨で殺されてもおかしかねぇし。
 いや、私怨って言えねぇか。恨み買う仕事ですし。
 今回の航海だって横付けされて乗り込まれたとか
 あったりしたら嫌ですよねェ」

はは、と軽く笑う。勿論、万が一にもそんな事はあり得ないだろうと思っての例えなのだが、この後それ以上の出来事が発生するなんて、この時は微塵も知らなかった。

「え、タダでいいんですか。太っ腹。
 一緒に乗せてくれるならきっとユウィさんも喜んで
 来てくれると思いますし、俺は言わずもがな喜ぶし、
 すっげぇ強いから防衛の面からも安心できると……」

周る貴方の姿をずっと見ていたから、その表情の変化に気づいて少しだけどきりとした。貴方の表情としては、あまり見る事がないものだと思ってしまったから。

ミーナとは確か、彼女が持っていた愛銃の事だっただろうか。名前がついている理由も、その名前が貴方と近しいように聞こえる理由も何も知らないけれど、

「大切なヒト、なんですか?」
(-385) poru 2024/03/26(Tue) 20:28:47

【秘】 機関士 ジャコモ → 荷物運び エーラ

「んあ?そうだっけ?てっきり16とかじゃ……はっはっは」

ぐりぐりされている。貴方の肩辺りをぼすぼすと軽く叩いて笑って誤魔化した。こういう可愛らしい動きをするから誤解していたのは結構強くある。

「おっ。それこそ"俺の命を預けてもいい"と似てんじゃね?」
「切っ掛けが俺は個人でそっちはファミリーの違いはあるけども。言いすぎか?はは、まあそれならそれで」

果たして頑張ってもいい、と、命を賭けるレベルなのは同じだろうか。全く違うかもしれない。
いずれにせよ相手に救われたのだけは近しいかも。

「確かにな、俺はまあ酷くても来てたかもしれないが……
 なんにせよ先駆者も満足してるかもしれないぜ?
 俺達みたいな有能な二人を救えてよかったってな。はは」

そんな調子のいい事を言って笑う。「重い」と預けられた頭に思ってもない軽口を言ってのけつつ。

「俺さァ、"代用品"だったの。色々奪われて、誰からも一人の人間として扱われなくて、見向きもされなくて……拾ってくれたジジイはいたけど、それも代用品には変わりなくて、」

「ある日、調子乗った地上げ屋がいてよぉ、ジジイ諸共殺されそうになったんだけど、そんな時、流星のように現れて"俺"を助けてくれた人がいた」

「ボロボロになった俺の為に、他者に怒ってくれた人。
 初めて俺の事を見てくれる人が来てくれたと思った」
「な、こんなんユウィさんの事好きにならない訳ないだろ?」
(-388) poru 2024/03/26(Tue) 20:46:46

【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ

「記憶喪失なんかなあ? それすらも分かんねえ。
 自分が誰かなんて決まり切ってっし。
 別にどんなにしっちゃかめっちゃかになっても、
 俺様ちゃんは俺様ちゃんだしな」
「ジャコモくんは結構そういうの考えるタイプなんだ。
 ちょっと意外かも」

吞気なのだかそうではないのか、そんな感想を。
生きる意味だとか自分の価値だとかを、
早々に自分で決めて生きているゆえ。

「? 
そうだが……

「なんか意味あったっけ。お守り代わりに付けてるけど、
 神父サマの話って長くて聞いてらんないんだよな。
 ま、救えると思うよ……信仰って人生の痛みを楽にするための麻酔みたいなもんだし。場合に寄っちゃ治療も出来るしね」

「興味ある? 仲間に入れてやろうか」

……それもまた、なんてな、なんて冗談めかす。

「褒め殺しだろうが事実だろ〜ン?
 ……おう、俺様ちゃんはい〜い上司だとも。知ってる」
「なんにせよ、お前は頑張ってるよ」
(-389) susuya 2024/03/26(Tue) 20:48:26

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「え、こんな答えでももっと割り切れるんすか?
 懐が相変わらず深いっすねぇ……俺なら委縮しそうなのに。
 でも、安心して答え、出せます。
 ちゃんと人間になった俺の答え、待ってて下さいね」

自分と言う人間はいつも代用品で、俺自身を見て貰った事は一度もなかった。
そんな時、自分を見て他者に対して怒ってくれる人がいた。
はじめて、"自分"を見て貰った瞬間、ようやく俺は今の生を始める事が出来たから、できる限りの事を思考して、答えを出したい。
それが貴方に人間にして貰った俺のできる、一番の事だと思うから。

「……ぇあ、すみません、なんか意識飛んでて。
 んな飲んでないのになぁ……でもなんか、
 言わないといけない気がしたんです。今、これだけはと」

「続きは義体の中、ってなんかいいっすね。
 なら一緒に夢見てるようなもんだから、それも安心……」
「……やっぱ俺、酔ってますかね?」

参ったな、と言いながらグラスに伸ばしかけていた手はちゃんと引っ込めた。所々恥ずかしい言葉を口走った気がするけど、それも懐に仕舞い直そう。

「勿論ですよ。ちゃんと命、預けたままです。
 ……あれ?もしかして俺相当愛されてる?
 やだなぁ、ユウィさんの命令がない限り死んだりなんてしませんって。アンタの為に生きますよ」

おどけたように言うけども、言葉の端々からも、表情からも隠しきれない嬉しさが零れ落ちている。貴方に拾われてよかったと、貴方の元につけて幸せだと、少しだけ視界が滲んだ。
(-390) poru 2024/03/26(Tue) 21:04:34

【秘】 機関士 ジャコモ → 黄金十字 アウレア

「不動の精神じゃん。
 逆にアウレアが自分を見失う時なんて出てくんのか?
 あるなら余程の事件だろうから教えてほしいぜ」
「おうよ、ユウィさんに人間にして貰ったくらいだからな。
 こう見えて全部奪われたけど元お坊ちゃんだったんだ、
 意外と悩み多き少年だったんだよ」

全く持って対であった元少年は、
その強さに憧れるよ、と独り言つ。

「本当にアンタの扱い、シスターでいいのか?」

神父様の話を録に聞けないのにあっていいんだろうか。

「深い理由もないんかい。よく持ち歩く気になったな?
 まあ、逆に言えばアウレアみたいにそこまでゆるゆるでも
 入れる組織って考えりゃそう悪い物でもないんだろうが…」

「麻薬って聞いちゃあ腰が引けるな……。
 まあ、俺は今は間に合ってるから遠慮するけど……ユウィさんと出会ってなかったら、ノッテじゃなくてそっちの方に世話になってた可能性もなくはなさそうだ」

そんときは「アウレアさん!」って懐いてたかもしれないぜ、とこちらも冗談めかして笑った。

「くそ、ちょっと弱み見せたら畳みかけやがって……」
「……おう」

もうわかった、いいから、と少し顔を朱色に染めて手をひらひらさせる。こんな表情になったのも全部ワインのせいに違いない。むしろそうだと思っていてくれ。
(-391) poru 2024/03/26(Tue) 21:16:38

【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ

「エ”ッお前がお坊ちゃん!? へ、へええ〜……。
 びっくりした。なんでまた……、
 って深く聞くにも野暮だな。どこのどいつがやったんだか」

あなたが元居た場所の治安の悪さについては、
たったさっき話したばかりだ。
生まれが良い人間が居るには不自然だと思うのは
不思議な事ではないだろう。

「だから頭に付けてんだろ。『一応』って」

自覚はあるらしい。

「まあ、ずーっと昔から持ってるもんだし……、
 ってだ〜〜れがゆるゆるだって?
 仕事もお勤めもちゃんとやりますから!」

「お前が来てたらうんと可愛がられてたろうな〜。
 勇気と機会があったら来いよ、懺悔も募集中」

懺悔は募集するものではない。
そんなもしもも魅力的かもな、なんて。
その笑顔を見て笑い返した。

「ふふん。ノッテも安泰だな」

その反応でやっと満足したのか、
椅子に背を預けてワインを飲み干した。
あからさまに気分が上を向いている……。
(-393) susuya 2024/03/26(Tue) 21:41:12

【秘】 palla ヴィーニャ → 機関士 ジャコモ

「そぉそぉ、何が起きるか明日があるか分かんない。
 そりゃあ何もないのが一番だけどさぁ」

何も起きないとするには仕事が仕事。
食べたり飲んだり遊んだり、映画見たり。
ガードマンとして緩すぎるけどもそれをあり得ないとは言い切らない。
アクシデントの予測は出来なくとも、対する備えは必要だろう。

「んふ、初回サービスってやぁつ。二回目からはお金貰っちゃうかも。
 あ、でもでも防衛してくれるならやっぱりタダでもいいかも〜」

ユウィちゃんの強さは猫も知っている。
それを思うと防衛へのお給料を出すのは猫の方……?
同僚料金で何とかならないかなぁ。

そんなこと、考えてたところで。
(-394) sinorit 2024/03/26(Tue) 21:45:25

【秘】 palla ヴィーニャ → 機関士 ジャコモ

「え………」

目を瞬かせ、橙色の瞳をじぃっと見つめる。
素直に驚いてしまったから、しばらくはそのままで。

「…さすがユウィちゃんの部下ってことかなぁ。
 ジャコモちゃん、すっごく敏いんだねぇ」
「ごまかすには驚いちゃったし、素直に言うとねぇ、」

「そのと〜りだよぉ。…そんなにわかりやすかったかなぁ」

あんまり聞かれることがないから油断してしまった。
腕を持ち上げれば、大きな袖が猫の口元を隠すように覆う。

と言っても気まずいというよりは照れ隠しのよな。
(-395) sinorit 2024/03/26(Tue) 21:47:17