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【憑】 虹色カンタビレ サアヤ姫様にざっと説明して、ボクの一部を手渡した。 ボクのかな?それとも別の?曖昧だなよくわかんない。 でもボクは希望の篝火エスポワ、これくらいならして良いよね。 上機嫌でベアトリスに合流する。 ベアトリスは少し寂しそうだったから、後ろからぎゅっと抱きつきた。 「大丈夫だよ。ボクがいるよ。 大丈夫。」 頬にキスして、耳元にも。 ボクの焔は服も君も燃やしたりしないから大丈夫。 こっちを向いてくれたら唇を重ねて、さあ行こう。 病院に瞬間移動する。 病室にリッコとその恋人?だけならそこに直接。そうじゃなきゃ、人目につかない場所を選んで。 (3) master 2023/10/27(Fri) 22:13:19 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「…リッコーリス、無茶したね。 自分に優しくしてくれた人を守りたい気持ちは ボクだってわかるけどさ。 誰かの死の運命を覆そうとしたのなら それが自分に跳ね返ってくることくらい 想像ついただろうにね。」 恋人?がいるからって。 いや、恋人がいるからこそきちんと説明しなきゃな。 どうしてリッコがこんな目に遭っているのか。何を願ったのか。 「精霊たちを鎮め共生すると同時に リッコは君の救命を願った。 姫様に感謝して欲しい。 姫様の願いがなければリッコは死んでたよ。」 ベアトリスの隣に立ちながら、じっと恋人くんを見つめるんだ。 焔を纏ったボクは、その暴れた精霊の仲間に見えなくもないだろうけど。** (4) master 2023/10/27(Fri) 22:13:41 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「戦いのプロじゃないんだからか仕方ないよ。 それはリッコーリスの判断ミスだよ。」 まさかボクがリッコの代弁をすることになってるなんて思ってなかったけどさ。 実際そう思うよ。訓練も受けてない学生なんだもん、コイツ。 うまく戦えるなんて思ってなかったと思う。 ただ、若しかしたらそれはリッコの願望だったのかな。 リッコは自分が守る側として誇りを持っていたけど、普通の女の子になりたかった子なんだよね。 だからボクは、リッコの胸元にそっと小さな宝石を置いた。 虹色の光を宿す、イーリスのそれとは違う…姫様にわたしたのと同じもの。 (14) master 2023/10/28(Sat) 10:16:44 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「──何か願いが叶うとしたら 君は何を願うのかな。 でも、リッコーリスは自分を犠牲にしたら 絶対怒るし、許さないと思うよ。 自分はやるくせにね。 これは、君に託していく。 ささやかな願いくらいならきっと大丈夫。」 きっと、正しく使ってくれると信じて。 ボクはそれを置いて、ベアトリスに行こうと促した。 院内を歩いていくなら橋本彩綾の姿に戻ってね。 (15) master 2023/10/28(Sat) 10:17:03 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤそして、何処かで二人きりになれたなら。 「ベアトリス…。 ボクはね、イーリスの守護者になったみたい。 君にもらった名前。その二つ名。 虹色カンタビレ──虹を歌うように豊かにと 光輝かせる、希望の篝火エスポワなんだ。 ベアトリス。 だから、ボクらは追われるかもしれない。 姫様やユスターシュはあの国を締め出されるか それとも逆に乗っ取るかはわからないけど ボクたちはどうしよう? …ボクを、切り捨てたりしないでしょ?」 ニッ、と口角をあげて笑って見せる。 切り捨てられたら?なんて考えてやらないんだ。 人間らしからぬ傲慢さがそこにある。 彼女の手を取り、ボクの胸元に添えさせた。** (16) master 2023/10/28(Sat) 10:17:25 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ信じる、か。 信じるだけじゃダメかもしれないけど、これがコイツの性格なんだろうから黙っとく。 好ましいものではあるしね。愚かしいとも思ってしまうのは、ボクが人間ではなくなったからかも? それにまさか精霊王が喋るとは思わなかったな。ほら、ベアトリスひれ伏しちゃったじゃん! 首元のイーリスを撫でながらボクは苦笑い。 まあ良いけどね、ボクにしてるように見えてボクにしてるんじゃないんだし。 ちゃんとイーリスのお世話だってするつもりだし、ボクはイーリスに分け与えられた力は好きにさせてもらうつもりだしね。 (24) master 2023/10/29(Sun) 8:33:26 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「勿論。ボクはベアトリスについていくよ。 でもベアトリスがドローイグで辛い目に遭うなら さっさとドローイグを滅ぼすか、 ベアトリスを攫って逃げるからね。 今のボクは人間とも精霊とも判断基準が違う。 根っからの、じゃないから どちらの感覚もあるだけでさ?」 彼女に絡みついて頬を擦り寄せる。 くすくす笑って、でもね。 「…イーリスじゃないけどさ。 3日に一度は抱いてよね。 その時だけ生やせるようにする?」 君と繋がるのは気持ちよかったんだ。 まぁ今度生やすとしたら、君の魔力自身でどうにかできるようにしたいけど。 えへ、大好き。** (25) master 2023/10/29(Sun) 8:33:44 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ音楽を愛でるミュジーク。絵画を愛するドローイグ。 どちらも芸術を愛する国でありながら、仲違いをしたのは大きな力のせいだったのかもしれない。 人々に指標を委ね、全てを叶えさせてしまう大きすぎる力。 ──だからこそのボクだ。 希望の名前を与えられたことでその指標を明確にした、希望の篝火。願いの道標。 悪辣なもの、身勝手なものは通さない。 とは言え、イーリスそのものが願いを叶えるわけでも無い。 ボクはただ、その余波のような──まあボクに分け与えられた力を使ってる。 今のところ尽きる予定は無いけどね。 ボクが使う予定? そうだなあ、ベアトリスの肉体が朽ちる時にはボクと同じにしちゃおうかな! イーリス…ドリームも孤独だったからね。 ボクは新生ベアトリスと永き時を生きる予定さ! まあそれはずっと遠い話。 精霊の感覚だとあっという間かもしれないけど。 (37) master 2023/10/29(Sun) 19:27:43 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「あっ、ユスターシュの横に姫様描いてあげてよ! ボクは絵、からっきしだからさ。 …ここの子達も教育が必要だね。 日本の識字率にはびっくりしたんだ!」 ベアトリスたちの過去を思うこともできるけどさ。 ボクたちに出来ることは過去を悔んだとしてもそれを糧に生きる事。 ボクを書き足してくれたのは良いけど、姫様もね!と笑いつつ。 「ん〜、まあ、ぶっちゃけさ? ベアトリスに探させてたなら ベアトリスが横取りするとか想像の範疇? 王様自身が探しにくればよかったのにねって ミュジークにも思ったけどさ。 なーんだかんだ動かないから 想定外のことになっちゃうんだよね、お偉いさんって。 まあボクがこうなるのは予想外も予想外だけど!」 王のことを思い出して鼻で笑う。 確かに情けなかったねー、でもベアトリスが奪うとかまでは想像できるじゃん。 イーリスを得たボク自身がベアトリスのパートナーになるのは完全想定外だっただろうけとさ。 でも。 (38) master 2023/10/29(Sun) 19:28:05 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「城の一室とは言わずさあ。 本当なら王に取って代わっても良いんだよね。 今のベアトリスの立場。 ボクも平和に暮らせるなら良いけどさ。」 あえて事を荒立てたりはしないさ。 こちらに牙を剥いたら容赦しないだけで。 「リッコは…まあ、まだ時間かかるかな。 リッコ、不器用だから。 姫様と弟くんはね。…ふふふっ。」 さあて、二人はどうなるか? 想像して楽しくなって、ボクは笑いながらベアトリスの指に指を絡めて。 背伸びをしてキスをして、自分の方に引き寄せる。 ねえ、今日もお互いを愛そうよ。 それが別々の肉体を持っている者同士、繋がれる一つの方法なんだから。** (39) master 2023/10/29(Sun) 19:28:27 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ──ちなみに、姫様の癒しの力については説明したよ。 ボクにはそれが判ったからね。 ハグよりキス。キスより胸。 それよりもエッチが癒しの力が強いって。 でも、基本的にハグだけにしときなよって。 姫様の身体は安く無いからね? ある意味それが癒しの能力の枷なんだと思ってるよ。 姫様自身、そんなに肌を晒すのは治癒のためと言っても抵抗あると思うしさ。 治癒のためにしてるのに淫乱姫、なんて呼ばれたら可哀想だろう? それにただのハグだけだって、勘違いする奴は人間でも精霊でもいやがるからさ。 (40) master 2023/10/29(Sun) 19:43:05 |
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