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【墓】 ユスティこればっかりは分からないが 扱いが問題児ということもあって 他人の宿題を丸写ししたとか そういう中傷を受けても不思議じゃない。 しかし今回に関しては彼女の努力は本物だ。 努力は笑われずに報われるべき 彼は己の信条にいつも従っていた。* (+30) 西 2023/10/01(Sun) 8:59:48 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「ご理解いただけて何よりです。 ボクもこのことを美談として ひけらかさないことをお約束します。 まさか天下のトカリスの教師ともあろう方々が こんなただの一般生に遅れを取ったなどと 後ろ指をさされるのも癪でしょう。」 (-20) 西 2023/10/02(Mon) 0:01:32 |
【秘】 ユスティ → エウロパこの事件を生徒に先回りで解決されたなどと 教師陣の面目は立たないだろう。 それを見逃してやるから エウロパのことも見逃せ。 ユスティはそう言いたいがために わざわざエウロパを追い出していた。 もしエウロパがここにいれば 魔力の扱いに長けると言われる自分と先生を 疑う者などいない。 誰のせいかなど、一目瞭然だ。 (-21) 西 2023/10/02(Mon) 0:02:33 |
【秘】 ユスティ → エウロパどうやらモモイが気になるのは 自分の態度のことのようだ。 ユスティにとっては慣れた質問で 答えるのは容易な事だ。 しかしモモイの目はユスティの片腕を 捉えて決して離さない。 (-28) 西 2023/10/02(Mon) 0:08:37 |
【秘】 ユスティ → エウロパやはり隠しても無駄なようだと 観念したユスティはその掌をモモイに見せる。 掌は醜くひびわれ、ひびからは 赤黒い血と魔力が混ざった液体が零れていた。 数日すれば治るだろう軽傷だが 見る者にとっては痛々しくもあるだろう。 (-30) 西 2023/10/02(Mon) 0:10:56 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「力を正しく使わないことは罪かもしれません。 ですが力を持って生まれてきたこと そのものが罪になるのは道理がちがいます。 持って生まれてきた子に、罪はないんです。」 (-31) 西 2023/10/02(Mon) 0:11:36 |
【秘】 ユスティ → 教師 モモイ「ですが好きな女の子の前でくらい 格好のひとつくらいつけたいんです。 たとえ嫉妬に薄汚れて もう彼女の隣にいる資格がないとしても。」 (-33) 西 2023/10/02(Mon) 0:16:19 |
【秘】 ユスティ → エウロパ苦笑混じりの表情をモモイに向けて ユスティは教室を後にする。 エウロパがどこにいるかはさておき 今の話を聞いていないことを願っておこう。 それにもしも出会うことがあったのなら 慰めのひとつくらいはしよう。* (-34) 西 2023/10/02(Mon) 0:18:25 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 教室から出たものの、 私が引き起こした問題で、私が悪いのは明らか。 怒られて当然だとも思っていたから 教室を出てすぐの廊下でじっとしていたんだ。 盗み聞きしようと思ったわけじゃないんだけど。 今いる場所だとどうしても話が聞こえてくる。 泣きながら話を聞いていれば、 ユスティがしてくれようとしたことが 少しずつ、みえてくる。 (-41) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:47:48 |
【秘】 エウロパ → ユスティ そっか、庇われたんだ、私。 助けられただけじゃなくて。 私は退学処分にすらなりかねないと思ってた。 ユスティが来てくれなければそうなってたと思う。 (-42) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:48:28 |
【秘】 エウロパ → ユスティ………すごく迷惑をかけちゃったな。 ユスティは大丈夫、なのかな。 手までは見れていなかったけれど 私が魔法で出した水なんだから かなりの魔力を含んでいたはずで……。 問題が全くないとは言えなさそうだけど 詳しく聞く暇もなく教室を出てしまったから ユスティがどうなったか分からない。 (-43) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:49:02 |
【秘】 エウロパ → ユスティ次に会ったらお礼を言いたいし 何か不調がないか聞かなきゃ、とか 思うことはいろいろあるけれど。 ユスティが教室を出る前に ここを離れなきゃ、って立ち上がったら まだ二人の話は終わりじゃないらしい。 (-44) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:49:22 |
【秘】 エウロパ → ユスティ ……モモイ先生にはお見通しなんだ。 私がユスティのことを信じてるってこと。 ユスティにはそれが伝わってないのかな さっきの態度で自信がなくなってた。 優しくなければ助けないよね、 そう思ったのは私だけじゃなかった。 (-45) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:49:56 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「手…………?怪我、したのかな。」 それを目にしたのなら 私はきっと冷静じゃいられなかっただろうね。 わかってて、私の目に触れないようにしたのかな。 (-46) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:50:20 |
【秘】 エウロパ → ユスティユスティの言葉はまだ続く。 W力を正しく使わないことは罪W 私の事、だ。 ユスティの言う事が正しいだけに 苦しくなってきてしまう。 全部私の不注意で起きた事。 努力をどこか避けているのも含めて。 全部私が悪い。私なんていなければ………。 (-47) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:51:08 |
【秘】 エウロパ → ユスティ これ以上を聞きたくなくて。 泣きながら走ってその場を後にした。 だから、大切な箇所を聞けないまま。 (-48) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:51:42 |
【秘】 エウロパ → ユスティ教室から離れた私は よくわからないまま走って。 中庭で息を切らして転んでしまうんだ。 ………怪我こそしなかったけれど 上手くいかないな、色々と。 もし君に会えたなら。 手、大丈夫?ってまっさきに聞くんだ。* (-49) alice0327 2023/10/02(Mon) 23:52:21 |
【墓】 ユスティいつか聞いてみてもいいかもしれない。 なにか魔法を扱うことに抵抗があるのか それともなにか心残りがあるのか。 やや踏み込んだことかもしれないけれど エウロパのために必要かもしれないから。 (+42) 西 2023/10/03(Tue) 1:03:54 |
【墓】 ユスティ飛んでいく鳥を眺めながら ユスティはエウロパに答える。 意図して彼女に優しくするなど とうの昔に過去の氷花として砕け散った。 エウロパにとっては今も優しさに見えるのだろうか 自分の信条に従っただけで自分の為でしかないが 解釈の違いを正すことに意味などない事は知っている。 「ただボクは正しくあろうと 努力した人は報われるべきだと思う。 それだけのことだ。」 ユスティはホットサンドを食べる傍ら 汚すまいホットサンドを持っていなかった手を エウロパへと伸ばすと、優しく頭を撫でた。 (+45) 西 2023/10/03(Tue) 1:06:50 |
【秘】 ユスティ → エウロパ誰もいなくなった食堂で 少しだけ心の距離を縮める。 寮に戻るまでの間 この時だけはまるであの頃のようだった。** (-51) 西 2023/10/03(Tue) 1:12:11 |
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