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【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン「そ」 * そのまま!! * ……零さないで食べられるでしょうか。 * ルヴァはちょっぴり自信がありません。 * 食べ歩きに慣れていないのです。手元を見下ろして、あなたを見つめて。 「…………やってみて」 * これはお手本の要求です。 (-43) mennrui 2022/03/26(Sat) 22:57:52 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「………」 * なんとなく、あなたは普通の環境で育ってないのかもしれないと。 * ルヴァは思いました。だって、まだ子供のルヴァだって。 * 自然と知っていくようなあれそれを、あなたは知らないのですから。 * ええ、それが分かったところで、あなたへの態度は変えませんけれど。 * だって、あなたがあなたであることは変わりませんから。 「いや、」 * 自信がないというか。人当たりが良くないというか。 * そんな言い訳は、あなたの言葉の羅列に呑み込まれます。 * あなたの言葉はいつもまっすぐです。余りにもありのままです。 「………… 僕は……だから」 「……た……たの、しいよ」 * 絞り出すような声で返します。あなたの言葉は、逃げ場がないのです。 * そのまっすぐな目に、なんだか、偽りを向けてはいけない気がして。 「たのしくて、……きみも、たのしいなら…… そ、それでいいから」 「……… 分かったから…… 」* そこまで言って、ルヴァのほっぺはりんごのように赤くなりました。 (-45) mennrui 2022/03/26(Sat) 23:03:27 |
【秘】 演者 シェルタン → 気分屋 ルヴァ「えっ……?」 意外な反応に面食らいつつ、言い出しっぺの手前、断るわけにもいかない。 と言ってもまぁ、普通に食べるだけなんだけど…… 「じゃあ、まぁ……」 ごくごく普通に、カップケーキのカップ部分を手に持ちつつ。 上の膨らんだ部分を齧る。 ▼ (-46) masahiko 2022/03/26(Sat) 23:04:10 |
【秘】 演者 シェルタン → 気分屋 ルヴァ「んぐ、んぐ……」 咀嚼し、 「おいし〜♪ とまぁ、こんな感じ?」 これで良いのか分からないが、手本と言われるとこんな感じだ。 (-47) masahiko 2022/03/26(Sat) 23:05:33 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー「え」 「ま……まあ、いいけど」 * この一瞬で、お祭りが終わった後の約束が出来てしまいました。 * こんな簡単に約束が出来るなんて、ルヴァは知りません。 * 嬉しいような戸惑うような、曖昧な声で返しました。 「えっと、……うん」 * 買いたいな。お財布と相談にも、なるけれど。 * さて、ルヴァはじい、と糸の花畑を眺めます。 * どれも綺麗で、素敵で……ひとしきりの後、ルヴァが手に取ったのは。 * たんぽぽの刺繍されたハンカチでした。 (-48) mennrui 2022/03/26(Sat) 23:08:39 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン* ルヴァは気づきました。 * 普段普通に慣れている人が、食べているところを見たところで。 * 参考にはならないということに。 「…………」 * けれど、見せてもらったのですから。 * そうしてルヴァも、綺麗にぱくりと食べなくては。 * なんとなく、そんな圧力を己にかけていました。 「ぼ、僕も……」 * ぱく! * 上の部分をかじります。ほろほろと生地と果物が落ちそうになって。 * ルヴァは慌ててもう一口。そうするとまた次がほろほろと…… * ……なんてことをしばらく、あなたの前で繰り返すでしょう。 * 木の実を食べるのが下手くそな小動物のようでありました。 (-50) mennrui 2022/03/26(Sat) 23:11:55 |
【秘】 演者 シェルタン → 気分屋 ルヴァ「あはは、まー直接齧るのが難しかったらちぎって食べたっていいし…… 袋をちょっと広げて袋の中に溢れる分には、後でカスを食べちゃえばいいんじゃない?」 具材の入っていない自分と比べて、若干食べにくかったかな?なんて思いながら。 なお、シェルタンは普段から食べながら歩くし、汚れた手は服で拭くような人間だ。 (-56) masahiko 2022/03/26(Sat) 23:26:40 |
【秘】 裁縫屋の子 リュシー → 気分屋 ルヴァ「え?」 気付かなかった。 瓶を取るのに必死だったから、リボンが引っかかってほどけていたなんて。 だから、声を上げたあなたに驚いて 受け止めるほどの力はなくてそのまま地面に倒れ込んだ。 ひらり、とリボンは少年とあなたの間に入りこんだかな。 「い、いたた……ルヴァ、驚かせちゃったか〜……?」 (-57) otomizu 2022/03/26(Sat) 23:31:33 |
【秘】 裁縫屋の子 リュシー → 気分屋 ルヴァ「やった〜!絶対だぞ、約束!」 やりたいことを口に出すことに躊躇がない少年とは、正反対かも。 指切りこそしなかったけれど、少年はこの約束を忘れたりはしないだろう。 たんぽぽの刺繍が施されたハンカチを見た店主は、「その花には"幸せ"という意味があるんだよ」と言って微笑んでいた。 『遊びに来てくれた君に、幸せが訪れますように!』 (-65) otomizu 2022/03/27(Sun) 1:05:55 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン「……あ、そ、そっか」 * あなたの言うとおりに、袋をちょっと広げて。 * ちぎってちまちまと食べ始めました。これなら大丈夫。 「おいしい……」 * そうしてようやく、カップケーキを味わう余裕が出来るのです。 * ふんわりやさしいカップケーキと、彩りのある果物の味わい。 * とってもおいしいです。ルヴァはそっと頬を和らげました。 * ………ふと、ちょっとだけ自分のカップケーキをちぎると。 * あなたの方へ差し出しました。 (-73) mennrui 2022/03/27(Sun) 12:51:21 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー「いっ、」 * ぼふ、と二人でその場に倒れこみました。 * ルヴァは慌てて身を起こすと、あなたを見つめます。 「ご、ごめん!」 * 思わず素直な謝罪がひとつ。それからハッとしました。 * 元はと言えば、あなたが急に瓶を取ろうとするから。 * むう、とちょっとばかり不機嫌な視線を向けて見せました。 「………せめて先に声かけてよ」 * なんて、言ってみながらも。あなたが怪我してないかが心配で。 * 不機嫌な視線はそこまでとげとげしくないものなのでした。 (-74) mennrui 2022/03/27(Sun) 12:54:47 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー「………し、仕方ないなあ」 * なんて言いながらも、どこか浮ついた声。 * だって、嬉しいですもの。言えないですけれど。 * さて、たんぽぽのハンカチを受け取ります。きちんとお金を払って。 * しあわせ、しあわせ。頭の中で繰り返しながら、視線を下ろします。 「………」 「お花にも、色々……意味が、あるんだね」 * よく見かけて、可愛いから、という理由だったのですけれど。 * それがしあわせを意味するなんて、ルヴァは知りませんでした。 (-75) mennrui 2022/03/27(Sun) 12:58:52 |
【秘】 異邦人 サルガス → 気分屋 ルヴァ「承知……」 あなたに向けた視線は、研究対象を見る学者のようであると同時に子を見守る母のようでもありました。 「ならお互いにとってそれでいいのです。 それがいいのです。 言葉にして喜びましょう。 あなたと共に初の花祭りを楽しむことができてよかった、と。 我々の幸福はここにあります、と」 そう言って手を伸ばして、頭を撫でて。 それから頬まで撫でて。 「 ……やはり具合が悪いのでは? 」その頬がまっかだったものですから。 (-77) soto 2022/03/27(Sun) 13:50:34 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「………うん…」 * ただ、ひとつ頷きました。 * ルヴァは素直じゃありませんから。あなたの言葉に頷くだけ。 * あなたと同じだと、伝えることがやっとなのです。 「………」 「…… 元気だって言ってるじゃん!! 」* ぷんすこ!本当は恥ずかしいだけなのです。 * それを言うわけにもいきませんので、元気だと主張するだけ。 * ぱくり、飴ちゃんも一気に食べてしまいました。 (-78) mennrui 2022/03/27(Sun) 13:55:17 |
【秘】 異邦人 サルガス → 気分屋 ルヴァ「損ねたのは調子ではなく機嫌でしょうか。 申し訳なく思います」 表情一つ歪めないものだから、反省しているようには見えない。 「私は覚えるべきでしょうか。言わぬが花」 慰めるようにもう一度、あなたの頭をなでました。 (-80) soto 2022/03/27(Sun) 15:31:48 |
【秘】 演者 シェルタン → 気分屋 ルヴァ「ん……くれるの?」 差し出されたカップケーキの欠片を見て、尋ねる。 そのまま直接食い付こうかとも思ったが、指ごと食べてしまいそうだったので素直に手で受け取った。 「んー、フルーツ入りのも美味しいね。 私の方のも、食べる?」 お返し、とカップの紙を剥がしてまだ口を付けていない部分を小さくちぎって差し出した。 (-83) masahiko 2022/03/27(Sun) 18:25:01 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「…………」 * 反省しているようには見えない、ですけれど。 * あなたはきっと、ちゃんと。申し訳なくは思っている気がして。 * 反発するような言葉は、出てこないのでした。 「………どっちでも」 「君が、そうしたいなら……そうすれば」 * 撫でられるのは、嫌いではありませんけれど。 * 子ども扱いという感じで、恥ずかしくはなります。 * けれどまあいいか、と受け入れて目を伏せて。 * からっぽの棒を手持無沙汰に、緩く振っていました。 (-88) mennrui 2022/03/27(Sun) 20:09:26 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン* こくこく。頷いて、あなたが受け取るところまでを見届けて。 * おいしい、と聞けばそうだよね、なんてもう一つ頷きます。 「あ」 「えっと……じゃあ、もらう」 * ありがとう、と返したのはとっても小さな声。 * ふわふわのそれを口に放れば、優しい甘さが広がります。 「………おいしいね」 * 誰かと買うから、こんな風に分けられるんだな。 * ルヴァはこうして分け合う経験はあまりないですけれど。 * なんだか、いつも以上におなかいっぱいになる気がするのは、何故なのでしょう。 * そうしてちまり、ちまりとカップケーキを減らしていきました。 (-89) mennrui 2022/03/27(Sun) 20:12:13 |
【秘】 異邦人 サルガス → 気分屋 ルヴァ「覚えることは多いほどいいでしょう。 相手に応じて適切な振る舞いが必要です。 少なくともあなたは、今の私に良い印象を覚えているので、 私は嬉しく思っています」 撫で終えると再び手を握って。 いつの間にか自分の分の飴も食べ終え、 処分するものだからと棒を渡すように促してから、続く言葉。 「美味しいものでした。 見た目も綺麗な物でした。 次に行くことを望む場所はありますか?」 (-91) soto 2022/03/27(Sun) 21:16:54 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「………そう」 「頑張り屋、だね」 * ルヴァには、あんまり難しい振る舞いは出来ませんけれど。 * あなたは、そういうものを覚えていくのでしょうか。 * 無理はしないでほしいな、と思いました。 「そうだね、……買えて、よかった」 「えっと……次? 君は行きたいところ、ないの?」 「好きなものとか、あるなら……」 * もしかしたらそれもまた、あなたにとっては、これから知るものだったり。 * ……するのでしょうか。だったら、困らせてしまうかな。 (-92) mennrui 2022/03/27(Sun) 21:24:43 |
【秘】 異邦人 サルガス → 気分屋 ルヴァ「わたしにとってはこれが自然なことなのです。 リンゴが落下することと同様です」 あなたの心配を感じ取ったのかどうかは定かではありませんが、 気にする必要はないと言いたげでした。 「私の行きたいところ……ふむ……」 そしてあなたの予想は的中して、やや困った様子を見せます。 「ふむ……」 小さくつぶやいて、じっと見つめます。助けを求めているのかも。 (-96) soto 2022/03/27(Sun) 21:39:11 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「りんごが落下するのと同じ……?? あ、えっと。ならいいけど……」 * 心配しなくていいということを、多分言ってくれたのでしょうから。 * それならいい、と頷いて。自然なことなら、無理にやめさせる方が悪いこともありますし。 「…………」 * そして。あなたが予想通り悩んでいるところを見て。 * ううんやっぱりそうかあ、なんて心の中だけで。 「……と、特にないなら。えっと」 「お花……見に、行くとか?」 * ルヴァは、ここを回っているときに、小さな庭園を見た気がしたのです。 * なんとなく、一人で行くのははばかられたので、いっしょにどうかな、と。 * 誘ってみることにしました。 (-98) mennrui 2022/03/27(Sun) 21:44:07 |
【秘】 異邦人 サルガス → 気分屋 ルヴァ「配慮に感謝します。 行きましょう。 この街ならいくらでも適切な場所があることでしょう。 花祭りの最中なら猶更です。 お願いしてもいいですか」 (-100) soto 2022/03/27(Sun) 22:24:27 |
【秘】 裁縫屋の子 リュシー → 気分屋 ルヴァ「ご、ごめんなんだぞ……こそっとなくなってた方が、妖精っぽいかと思って……」 その結果がこれでは、良いはずがないのだが。 偶然にも足元が柔らかい芝になっていたから、怪我はなさそうだ。 少しばかり、服に土がついてしまっているくらい。 体を起こした時に、ほどけてしまったリボンが自分のお腹の上にのっていて。 「あれ……これ、ルヴァのか〜…? わわ、どっかにつけてたのか!?解けちゃってるぞ〜……!」 (-101) otomizu 2022/03/27(Sun) 22:34:23 |
【秘】 裁縫屋の子 リュシー → 気分屋 ルヴァあなたの声が嫌そうなものではなかったので、にっこりとして。 戻ってくるのを待っている間にも、聞こえていた会話とあなたの表情で"良い買い物が出来たんだな"と思う。 「花言葉っていうらしいぞ!何の花が縫ってあったんだ〜?」 自分の位置からは、何を買ったのかまでは見えなかったから。 (-128) otomizu 2022/03/28(Mon) 17:41:32 |
【秘】 日輪 キンウ → 気分屋 ルヴァ「楽しいこと。にゃ?」 聞かれて小さく首を傾げます。にゃ。 「キンウが楽しいのは。 誰もあんまり悲しまない世界です。にゃ。 そのために頑張っておりますのです。にゃ」 猫の手も貸しているのです。にゃ。 「でも、そのうち学校も楽しくしますです。にゃ。 なにせキンウは、そういうのが楽しい、ただの猫ですから。にゃー」 言いながらふわふわと漂って行きました。にゃ。 (-132) reji2323 2022/03/28(Mon) 19:36:04 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス「……うん」 「連れて行って、あげる」 * 思えば、ここに来てから誰かに案内されることが多くて。 * こうして手を引いて、誰かを連れていくのは初めてかも、と。 * ルヴァはふと思いました。 * 進む先は祭りの外の方へ、人気は少なくなって。 * やがてふわりと、花の甘い風が吹きました。 * ちいさなアーチをくぐった先。 * ちいさな花がいっぱいに集まって、咲いたところ。 * おしゃまな風に、庭園がそこで待っていたのです。 「………わ」 * 花弁が頬をなぜていって、ルヴァは声を零します。 * それから、そのままにあなたを見上げて。 * どうかな、と聞きたげに口を閉ざしました。 (-144) mennrui 2022/03/28(Mon) 20:37:55 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー「失敗してるじゃん………」 * さて、体を起こしたあなたの服を、やれやれと言う風にはたき始めたところで。 * リボンの存在を思い出したのです。 「あっ」 「………もう、君が解いたんだよ」 * なんて。皮肉っぽく言う声も大して冷たくはなく。 * 言うかどうか迷って、ぽつりとつけたしたようでもありました。 * 蓋だけになった首飾りに、リボンを結び直すと。 * またぺしぺしとあなたをはたき始めるのです。 「どじな蜜の妖精だね、本当に」 (-145) mennrui 2022/03/28(Mon) 20:40:54 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー「はなことば……」 * ルヴァは、花言葉というものを、初めて知りました。 * ただ、そこに咲いていて、きれいなだけじゃなくて。 * その花に心を見出すように。意味を付けるのは。 * ……素敵だなあ、と。思うだけで、言葉にはせず。 「………これ」 * あなたにも見えるように、ハンカチを広げます。 * そこには確かに、たんぽぽの刺繍。おひさまのように明るく、けれどしかと地に根付く、可愛らしい花。 「似てる」 「……から、」 * 半ば無意識に零した言葉に、後からハッとして口を押えました。 * ルヴァは恐る恐ると言ったように、あなたを見つめます…… (-146) mennrui 2022/03/28(Mon) 20:44:47 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 日輪 キンウ「…………」 「……そ、それは。おっきいね……」 * なんだかふわふわぽやぽやとしたあなたの口から。 * それだけ壮大なことが出てくるとは思わなくて。 * けれど、そうであったならいいとは思います。 * ……とても、難しいでしょうけど。 「たのしく……する、んだ。 って、えっ」 * きままに漂っていくのを、後から気づいたように声をあげて。 * ううん、ええと。その背に投げかける言葉を探します。 「たのしく」 「なったら。……」 * 良いね、とは言えなくて。 「………教えてね」 * 代わりの言葉を付け足して、あなたを見送るのでした。 (-147) mennrui 2022/03/28(Mon) 20:47:42 |
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