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【独】 気ままな 一葉 梢矢/* 占い先ミスっとるやないけ〜 魔術師だから変なことにならないとは知ってたとはいえこれ狼だったらどうしてたんだよ すみません・・・ (-1) backador 2022/01/29(Sat) 21:03:25 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「…………」 出された秘密を二つ見比べて、見て。 「人間、思ったより前世の記憶を生まれ変わっても持ってくるんだ」 そんな簡単な感想が出た。 なぜかちょっとうれしそうだ。 (3) backador 2022/01/29(Sat) 21:59:22 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢高く響いた音に怯えるように、水音がぱしゃと浮いて消えた。 かすかな物音などそうそう聞こえはしないだろうが、たまたま扉を締めきりそこねていた。 息を呑むような声。湯気のはりついた透明なガラス越しに人影をみとめて、 露天風呂のなるべく端に縮こまった。背中を丸めて、息をひそめる。 自分はもう体も洗って温まったのだから、 堂々と出ていってその横を通り過ぎてしまえばよかったのに。 うまく、最良の判断ができないまま、蛇神はじっとやり過ごそうとした。 (-16) redhaguki 2022/01/29(Sat) 22:15:46 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「これが本当ならよくもまあ調べたものだと思う。 政府というか、もっと別の何か……いや」 「思ったより、ありふれているのか、そういうの」 自分の心当たりと照らし合わせて、そんな結論に。 「何はともあれ朝食を食べよう」 あとついでに腹が減っては戦もできぬ。 (9) backador 2022/01/29(Sat) 22:30:11 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「……?」 「気持ち悪いなら悪くしていいんじゃないかと思う」 人々が務めて空気を軽くしようとしているなか、実に無頓着に、けれどある種気遣ったような言葉を吐く。 「受け入れる必要もない。信じられないもの、わからないものはいつだって怖いものなのではないか。 それを飲み込むのは……俺ならめんどくさいな」 (18) backador 2022/01/29(Sat) 22:46:30 |
一葉 梢矢は、不破? (a2) backador 2022/01/29(Sat) 22:46:43 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢蛇神の背中を目で追った。 別にそれがどこに行くのもどうでもよかったが。 「うん、怖がるな逃げるなって強いることもない。 秘密を無理やり暴き立てるやりかたは、趣味が悪いことには違いがないのだから」 半面、自分の秘密に関しては相変わらずの無頓着だったが。 「魔法少女ってあれ」 「めちゃくちゃきらきらしてるやつ。かっこいいかもしれない」 そして感性もズレている。 (24) backador 2022/01/29(Sat) 22:54:24 |
一葉 梢矢は、朝食じゃなくて夕食だった。お昼寝してたかも。 (a5) backador 2022/01/29(Sat) 22:59:31 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「魚はちょっと専門外」 獣の肉なら一目見て当てられるのだが、 魚はそうではないらしい。ちんぷんかんぷんだ。 「たぶん全部脂がのってておいしい」 当たり前である。 (28) backador 2022/01/29(Sat) 23:22:41 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門改めて桶を拾いなおして、 そんな最中に響いた水音を聞き逃すことはなかった。 「……蛇神?」 早い時間に一人で済ませていたやつといえば、そう、蛇神だ。 籠に入っていた服の雰囲気もそう遠くなかった気がする。 そういえば姿が見えないと思ったら露天風呂のほうにいたのか。 ひとまずは身体を洗って。これといったスポーツの型にはまらない、薄らとした筋肉付きの遊び盛りな肢体をさっと泡立て、湯で流す。 その数刻の待ち時間すら彼にとって息の詰まるようなひと時であったことは知る由もない。 「そこにいるのかな」 閉じかけの扉に逆らって、露天風呂のほうへ顔を覗かせる。普段ぼさぼさ放題な髪はじっとりと濡れて、まるで水をたっぷり含んだ長毛の犬のよう。 きょろきょろと見渡し、その姿を見つければ、なんでそんな端っこにいるのだろうと首を傾げた。 (-30) backador 2022/01/29(Sat) 23:51:14 |
【秘】 平静でいたい 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「一葉〜、ちょっと話せる〜?」 任意の時間帯。 どこからともなく現れた女がゆるく絡んできた。 君の背中をポンと軽く叩いている。 「ってもそんな深刻な話ではなく、親交を深めようくらいの気持ちね」 (-36) otomizu 2022/01/29(Sat) 23:59:33 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 平静でいたい 戸森 夢彩「うん?」 「好きなだけ話せる」 何にも言葉を噛み砕かずにそのまんまの返答をした。 「俺に興味があるということか。 うん、仲良くすることはいいことだから、やぶさかではない」 (-39) backador 2022/01/30(Sun) 0:04:56 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢声をかけられてまた再び、丸まった背が震える。 湯から出た背中はこころなしか汗が流れ落ちているようにも見えた。 水の中にいるのだからそれは単なる水滴かもしれないし、気のせいかもしれないけれど。 尖った肩を晒して自分の体を抱え込んだまま、ゆっくりと顔を上げる。 今まで見てきた中ではみられなかったような怒気とも怯えともつかない感情は、 向けられる側からすれば理不尽極まりないものだろう。 そう、要領よくやればいい、素知らぬ顔をしていればいいのに。 いかにも隠し事があります、といったふうに喉を震わせて、にらみつけるだけ。 「なに、」 「し、に」 「きた、んだ」 何なんて、風呂しかないし、風呂以外ないんだけど。 息をするのも苦しそうに、すう、と呼吸をして、蒼白の顔面を晒す。 くそ、と悪態をつく。小さな声で、鍵かけてなかったのか、とごちた。 (-46) redhaguki 2022/01/30(Sun) 0:21:33 |
【秘】 平静でいたい 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「そー、興味あるってこと〜」 好きなだけとは恐れ入った。 まあそれならばと、ロビー辺りのソファに腰かけた。 「一葉って、なんていうの?人間っぽくないこと言うじゃん。 ちょっと気になってたんだよね。 あ、もちろん話したくない事は聞くつもりないけど。 たぬきではないとか、枝咥えたくなるとかさ。聞いてくださいって言ってるようなもんじゃん?」 (-49) otomizu 2022/01/30(Sun) 0:29:26 |
一葉 梢矢は、うわ。 (a16) backador 2022/01/30(Sun) 0:30:00 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 平静でいたい 戸森 夢彩「うん?」 「なんのことだかわからないな」 粗雑なしらばっくれ方。 棒読みというわけではないが(というか普段から棒読みに近い声質なのだが)、この場では何の意味もないものだろう。 「とはいえ最近は犬とか狸に間違われがちだから……その訂正はしなくちゃならないと思ったまでですよ、ほんとほんと。 今は見ての通りどこからどう見ても人間だから、安心しても構わない」 こんなんで取り繕ってるつもりなのだろうか。 (-52) backador 2022/01/30(Sun) 0:33:32 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「うん?湯浴みだが……」 逆方向に小首を傾げて。 自分は何か間違えただろうか、なんて思う。 「何だかよくわからないけど」 「具合が悪そうだ、湯舟の中だというのに」 堅い表情から滲むのは心からの思い遣りだ。 わざわざ人の少ない時間を選んでいたからその方がよかったのはわかる。ちょっと邪見に扱われるのもわかる。 だが、終ぞなぜ人目がつかないようにしていたかは思い至らなかった。そもそも慮りの外にあったのでは仕方がない。 パーソナルスペースの狭さは、こんな場でも遺憾なく発揮され。しなやかな脚を湯に沈め、熱さに慣れれば足早にざぶざぶとそちらへ近づいていく。 「湯治ならわからないでもないが」 「冬の風にあたっては一層体調を崩してしまうかもしれないけど、大丈夫かな」 (-60) backador 2022/01/30(Sun) 1:04:22 |
【秘】 平静でいたい 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「こんなにわかりやすいことある?」 流石の戸森も驚いてしまった。 こんなに誤魔化すのがへたくそなこと、ある? 「いや絶対何かあるやつじゃん。 や。秘密に関わるなら聞かない方がいいだろうし、そうだとすれば踏み込むつもりないけどさ」 「今はってことは、昔は人間じゃなかったり〜?」 (-61) otomizu 2022/01/30(Sun) 1:04:27 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢「やめろ。来るな」 理由さえ言えばもう少し柔らかくなったのかもしれない、 もとより言動にしっかりと配慮を行き渡らせるほうではないが、 ことさらに今はそうした意識が欠けていた。例え貴方が気にしないひとであっても。 追い詰められるように湯船の際にはりついて、ついには立ち上がるしかなかった。 腹を隠すように片手で抱えて、もう片方の手で出口の方を指差す。 腕で隠した腹には、胸の真ん中から臍の下まで古傷のような線があった。 それに交差するように、同じような薄い皮膚のひきつれがいくつか。 「具合悪いわけ、じゃない。出てけって、言っているんだ」 (-70) redhaguki 2022/01/30(Sun) 1:27:04 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 平静でいたい 戸森 夢彩「うーん」 「これは誘導尋問というものだ」 困った困った。 困り果てた様子は微塵も表情には出ないのだが。 「人を探すのに便利だからこうなっただけ。別に、こんな状況に置かれた以上聞かれて嫌なことではないけれど。 簡単に教えてしまうのもそれはそれで味気ないだろう」 どこまでも気のままに考えているのだった。 「悪いバケモノで、その人間をとって食らって成り代わろうとしている……くらい盛れてたらもっと自慢げに話せてたかな」 (-71) backador 2022/01/30(Sun) 1:27:52 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「……スカートの中身は小宇宙……」 箸を咥えたまま(お行儀が悪い!) 適当にそんなことを口走った。 もちろん下着も女物だとしたらそらそうなるよなあ。 「楽じゃないな、皆を守るというのも」 (44) backador 2022/01/30(Sun) 1:39:09 |
【秘】 平静でいたい 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「はは、いいねそれ。 そうだったら面白いのにな〜」 違うなら残念、とこちらもそれほど残念そうでもなく返す。 「ま、それもそうか。機が来れば開示されるんだし、ここで教える義理もないよ。 それはあたしも承知の上で聞いてるからさ」 「最初は学校の環境とか、生まれ育った環境でそうなってんのかな〜って思ったから。 どっちかっていうと一葉の正体よりはそっちに興味あったりするんだよね」 (-74) otomizu 2022/01/30(Sun) 1:39:24 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門言葉と、見える傷のようなものに僅かに動きを止めるが、一瞬止めただけだ。下がってやるわけでもない。 「……ふむ」 「入ったばかりだからちょっと難しい相談かもしれない」 言葉を選んでいる様子こそあるけれども、それでも出てくるのはマイペースな発言ばかり。 露天風呂に固執する理由はないはずなのだが、それはすっかり頭から抜け落ちているのか。普通に自分も露天風呂がいいということか。 「具合が悪くない……ということも、ないんじゃないかと思う。 それを隠そうとするのは……時に美徳ではあるけれど、そも、俺には通用しない。目がいいから」 「上がるか?俺が面倒ならきっとそのほうがいい」 と、長躯はさらに距離を詰めて、相応に長い腕を伸ばし、湯の滴る手で背でも触れようとするだろうか。 特段意味はないのだ。気遣うように差し伸べた手は、どんな時どんな相手に対してでも差し出すようなもの。 この場でそれがどんな意味を持つかは、まあ今のところ全く知らないわけだ。 (-79) backador 2022/01/30(Sun) 2:20:56 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 平静でいたい 戸森 夢彩「生まれ育った環境は遠からずといったところだけど、学校はあんまり関係ないな。住んでるところから近くて通いやすかった。まあそもそもまだ一年しか過ごしてないし」 「とはいえ環境も特におかしな点はない……のではないか。 大家族で山で暮らしてて……そう、一度だけ俺がみんなからはぐれてしまって。その時に優しくしてくれたのが、この顔をしているヤツだった」 表情は無い。無いけど、懐かしむように遠くを見ていた。 「……頻繁に間違えられるあたり、まさか俺の知らないところで、犬や狸は簡単に人間の形になったりしているのか……?」 突然飛躍して変なところに着地してしまった。 (-80) backador 2022/01/30(Sun) 2:29:08 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢たとえば部屋の隅に追い詰められたように、相手を真正面に認めて立ち竦んでいた。 貴方が少しばかり直線的な動きをする人間であるというのを差し置いても、 ここに至って蛇神のやることというのはどれも悪手で、愚かなものばかりだったろう。 だから伸べられた腕というのは逃げるような動きのせいで、腹のあたりにかすったのだろう。 「ア、」 その僅かな接触のために、体が僅かに震えた。多分に緊張もあったのだろう。 隠し通さなければならないと意識したせいで、よけいに力が入ってしまったのかもしれない。 一瞬、貴方の動体視力ならば視認できたものは、クリオネの捕食シーンに近いそれだろう。 傷のように見える皮膚の薄い部分が割れて、花の開くように咲いた。 見えた色はグロテスクなものではなく、真っ白い皮膚に肉の色が透けたような薄い色だった。 それは、吹き出した。笑い出したということではなく、文字通り。 視界を覆うような"それ"が数十本。突き飛ばすように、あるいはすり抜けて貴方を押し止めるように。 例えば水風船に限界まで水を入れたら、反対側から張力に負けた水がぜんぶ飛び出すように。 蛇神よりも背の高くて厚い体に襲いかかるように、大小も形も様々な"それ"が四肢を絡め取った。 (-104) redhaguki 2022/01/30(Sun) 11:53:54 |
【独】 気ままな 一葉 梢矢/* 田舎村引きずってたせいでついぞ蛇神くんをポルティさんとはぐきさんで絞れてなかったけど 二人とも地の文詰めるタイプだし(三角関係いやっていっててもそんな不思議じゃないし)(これは偏見です) 時間はおいておくにしても触手人間のハンドアウトを選びそうなのは、はぐきさんだな〜と思った これでポルティさんがやってたらやばいな『攻め人間』が来たな・・・ってなっちゃう やばいな (-113) backador 2022/01/30(Sun) 12:51:43 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「お、う゛っ!?」 突如はじけるそれを躱せるはずもなかった。地面を蹴ろうとしては腿を湯水が纏わりついて、その場で跳ねただけであっけなく捕らえられる。 まず最初に浮かんだ感想は『納得』だ。納得、安心、そしてそれからやっと現状を認識してじっとりと溢れる恐怖。危機感すらもマイペースだ。 「い……」 「言えばよかったのに」 少なくとも出ていけとは言われたのだが。それよりももっと、さっきみたく言葉を尽くしてくれたら、なんて。非難するでも困惑するでもなく、もっと素直な言葉。 丸腰で絡みつかれるのがどうも落ち着かなくて、それを引いてみたり、身体を捩ってみたりして。 「不思議だ」 「浴場はよほど気を使わないと隠したいことがバレる」 とつぶやく。自分もそうだったし。まさに今この状況を脱するために明かすハメにもなりそうなのだが、それはまあ待つことにした。ひとまずどう出られるか待ってみても遅くはない。 (-129) backador 2022/01/30(Sun) 14:49:07 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「張り紙……」 誰がやったものなのかはおおよそ見当はついているのだが。 今のところはあんまり興味がなかった。 別に心当たりがあるわけでもないし。 「あてずっぽで、全員に会いに行けば。 そのうち条件を満たしたことになるのではないかと思う」 提案は清々しいほどのゴリ押しだ。 (52) backador 2022/01/30(Sun) 14:51:30 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢>>+32 堂本 「うん。この場にいる全員は暴論だけど、 心当たりがあるならその全員なら、多分点を貰える」 深く考えてないのか、彼なりに考えているのか。 毎度毎度一番“楽に答えにつける”方法を提示している。 「ハッキリ言ってしまえば」 「どうやったところで、あまり100%分かるようにならない気もするし」「なんてったって、暴れん坊だからね」 そう決まった解答もない、とも付け加えて。 (55) backador 2022/01/30(Sun) 15:48:10 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「俺は犬と間違えられたから…… そんな感じで適当でいいのではないか」 一度接触したことがあるらしい。そして犬ではないみたい。 (56) backador 2022/01/30(Sun) 15:48:57 |
一葉 梢矢は、狐、という言葉に反応して。 (a31) backador 2022/01/30(Sun) 16:05:32 |
一葉 梢矢は、不破 彰弘に距離を詰めた。 (a32) backador 2022/01/30(Sun) 16:06:06 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢「うあ、」 腹の内側から伸びた触手を引かれるだけで、喉の上側をかするような声が漏れた。 宿主のほうと言えば湯船の部分を囲んだ岩の端に尻もちをつくような形で座り込んで、 身を震わせて深呼吸をするばかりだった。倒れそうな体を片手で支える。 どうにも明確な意志によって細かな動きを与えているというよりも、 本能的な欲動であったりに合わせてそれぞれが大まかに動いているらしい。 この一瞬のうちに疲弊しきったようにうなだれている間にも触手はうねうねと動き回る。 肌の上を這う粘液まみれのそれらは、積極的に害するようではなかった。 なんだかじゃれつくみたいに、布の内側に隠れていない体を探りまわって、頬の横を昇る。 一呼吸ようやくといったように吐き出して、貴方を睨みつけた時。 好き勝手に動いていた触手ははじめて統率をもって動き、貴方の体にしっかりと掴みかかった。 「で」 「て、け!」 ひょっとしたら貴方の講じる手によっては無力でしかないかもしれないそれは、 おそらくは開いたままだろう露天風呂と浴場をつなぐ扉のほうへと押し込もうとするだろう。 持ち上げて、もしくは押し込んで。 もしそれが叶ったとしても床に尻もちをつかせるような形であって、 頭を打ったりケガをさせてしまうようなことはない。 (-143) redhaguki 2022/01/30(Sun) 16:27:23 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢>>+34 不破 「いや、うーん」 「……ええと」 困っているようだ。なんで困っているかは分からないが。 「乗せてみようじゃないか。 狐は化ける時に葉っぱを使わないと思うけど」 それでも葉っぱはのせてもいいらしい。 (58) backador 2022/01/30(Sun) 16:31:05 |
【秘】 3年 偉智 要 → 気ままな 一葉 梢矢向けられる。え…この流れどう変えようか悩んでたけど… 狸に逸らすつもりが逆効果になってしまった。悩んでる。 (-148) kou0957 2022/01/30(Sun) 16:52:28 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢>>+35 不破 「……なるほど、 やはりそういう話は昔にも……」 ふと、考え込むようにして呟いて。 「うん」 「ならばそれが相応しいんだろう」 と、何やら唐突に納得したように頷いた。 頭に葉っぱを乗せられては、やはりしっくりくるようでそのまま落ち着く。 「思ったより……思ったより、そう。 探していた彼は狐に波長が似てたんだ」 「不破、お前は賢い」 そしてまた唐突に褒めた。 (60) backador 2022/01/30(Sun) 16:56:05 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢>>+37 不破 >>+38 堂本 「うん?探している子は……間違いがなければ正真正銘の人間だと思う。といっても、数日軽く面倒見てもらっただけだから」 葉っぱが落ちないようにバランスを……とる必要もないのか、気ままにあっち見たりこっち見たり。 「それ以上は、“秘密”」 堅く人差し指を立てて、見つめて、口もとに当てる。 初めてやる仕草のようにたどたどしいものだった。 「でも何か……俺はよく分かりにくいと言われてきたけど」 「そんなに分かりやすく見えるかな、今は」 (65) backador 2022/01/30(Sun) 17:35:00 |
【秘】 3年 偉智 要 → 気ままな 一葉 梢矢頑張ってはいるつもりだが難しそう。ごめんね、と少し申し訳なさそうに眉を下げてた。 (-157) kou0957 2022/01/30(Sun) 17:50:04 |
【秘】 3年 偉智 要 → 気ままな 一葉 梢矢気にしていない様子にやや安堵した。 ぼーっとしている事が多いが、一方的に知ってしまった事や色々気にしている様子。 (-160) kou0957 2022/01/30(Sun) 17:57:56 |
一葉 梢矢は、内緒だってば。 (a38) backador 2022/01/30(Sun) 18:01:08 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「部活か」 「運動部に誘われることはよくあるけれど、 そんなに興味がないから何にもしていない」 こいつに部活の勧誘をしても暖簾に腕押しなのは、 まあ見ての通りだ。 (76) backador 2022/01/30(Sun) 18:10:20 |
一葉 梢矢は、ちょっと頭を下げて撫でやすくした。撫でられるのは好き。 (a39) backador 2022/01/30(Sun) 18:11:21 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「ん、……?」 身体をまさぐられてくすぐったく思えば、兄弟に頬を舐められたことを思い出したりして、ちょっと落ち着いたり。 どうやらあんまり危ないことはなさそうだぞ、と油断していたのだが。 「うわ」 無数の触手に持ち上げられたその身体は、あっけなく運ばれて。扉から追いやられる寸前にふわ、と重さが減って、するりと拘束を抜けて、それでも浴場へと押し込まれる。 曇ったガラスの向こうでは四つ足の獣が受け身をとるように転がり、水気を払うように身震いし、今度は仄明るい光に包まれたかと思えば、また人のカタチを取り戻すした。 「…………今あったことは、気にしていない」 「だから、まあ、そっちは好きにするといい」 最後までそう気遣うように言って、シャワーのある方へ大きな影が歩いていく。ひとまずは粘液を洗い流しにいくつもりのようだった。 (-171) backador 2022/01/30(Sun) 19:22:40 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢薄く向こうの風景を透かしたガラスの、シルエットを見て瞬きはしたかもしれない。 けれども物見遊山にそれを確認しにいくでもなく、貴方が無事であるのを確認するでもなく。 存外に自己中心的な男は、触手の一本を使って扉を閉め切ってしまった。 わかった、だとか、ごめん、だとか言えば、よかったかもしれないのに。 しばらくそちらから働きかけがないのなら、浴場から出ていく音がするまでそのまま、 露天風呂の片隅に縮こまったままでいるだろう。 屋外にある都合上、屋内のほうより湯の循環が早いから清掃上の心配はない。 ただ、扉の向こうですすり泣くような声がして、それだけ。 (-174) redhaguki 2022/01/30(Sun) 19:39:45 |
【秘】 冷静になれない 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「あーま、学校はそうか。1年で何かでっかく変わる事って……まあ、早々ないもんな。 あるとしても、その周りの地域全般の影響か」 飴を舐めながら、ふんふんと話に相槌を打って。 「はぐれた時にお世話になった人を探してるのか……一度だけ会ったきりなのに、記憶に残ってるほどいい人だったんだ。 その人に会えたら、色々話せるといいね〜。 探してるのって、改めてお礼言いたいとか?」 なら猶更見つけてあげないとだね〜、と笑っている。 「お、そうきたか〜。 もしかしたらそうかもね?人間がほんとに元からそうだったかなんて本人にしか分かんないわけだし? 戸森だって実は狐や狸だったりするかも。こんこん」 (-182) otomizu 2022/01/30(Sun) 20:12:00 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「うーん」 「将来というものはずいぶん難しい」 高校一年生だからか、見通しが甘い様子である。 「祀られるのが夢かもしれない」 急に突飛なことを言い出したぞ。 (93) backador 2022/01/30(Sun) 22:13:51 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 冷静になれない 戸森 夢彩「うん」 「お礼が言いたかっただけ」 「でもどうやら難しそうだ」 肯定はするものの。 もう見つけることは半ば諦めている様子だった。 「戸森は狐狸妖怪じゃない気がする。 かもしれないの範疇にも入っていないというか…… うん。面白い冗談だと思う」 続く言葉は相変わらずの不遜なもの。 (-201) backador 2022/01/30(Sun) 22:17:37 |
【秘】 冷静になれない 戸森 夢彩 → 気ままな 一葉 梢矢「ま、でも難しいレベルなら。 まだ可能性はあるでしょ。戸森は協力するし応援するよ。 流石に何年も前ってワケじゃないだろうし、不幸な事故なんかがなければ見つかると思うな」 諦めてしまうのはもったいない。 一葉なら、まだ目標の為に頑張れると思っている。 「ふーん、そっか。 戸森のこと、ちゃんと人間だと思ってるんだ。 野生のカン?それとも見分け方があったり?」 (-208) otomizu 2022/01/30(Sun) 22:25:58 |
一葉 梢矢は、夜川 鷗助の方に、いつも通りの胡乱げな瞳を向けた。 (a44) backador 2022/01/30(Sun) 22:35:19 |
一葉 梢矢は、お気に入りなので今日も葉冠を持ってきている。さすがにかぶってはいないが。 (a45) backador 2022/01/30(Sun) 22:35:38 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「夜川妹、『のようだね』とはどういう……」 食べ放題もほかの選択肢も変だ。 「一年生だからまだ大丈夫と思っていると、 あやふやなまま三年生になっていがち。 最近は楽しくて時間すぎるのがとてもはやい」 「祀られること以外は……楽しい遊びをしたい」 (103) backador 2022/01/30(Sun) 22:46:38 |
【秘】 2年 夜川 鷗助 → 気ままな 一葉 梢矢/* というわけでたぶん見てらっしゃったし全てを知ってるのかなと思うのですが、襲撃予告です。襲撃ロールどうしますか? (-222) nekonya 2022/01/30(Sun) 23:26:02 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 2年 夜川 鷗助/* 魔術師マンですので……じゃあちょうどいいんで占ってもいいですか?何狼でも占うなら多分ここな気がするので。 特に一葉がそんなに絶対隠すって気を失ってるんでちょっとつつけば次の日めちゃくちゃ秘密出し出しで行けると思います。 (-227) backador 2022/01/30(Sun) 23:32:06 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 2年 夜川 鷗助/* OK了解! また夜抜け出して今度は秘密開け開け状態の一葉と出くわすのが丸いかもしれません。 (-233) backador 2022/01/30(Sun) 23:41:30 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「神社のアルバイト募集を見たことある。あれを続けていたらいつか祀られるようになるのだろうか」 たぶんならない。 (117) backador 2022/01/30(Sun) 23:55:34 |
一葉 梢矢は、魔法少女、給料ないんだ…… (a52) backador 2022/01/31(Mon) 0:00:11 |
【人】 気ままな 一葉 梢矢「ふむふむ、参考にしよう」 「まあもしかしたら何かピンとくるものがあってそっちに舵を切っているかもしれないしな」 それはそれでいいことだ。 「あるいは動物を育てるのが得意なので、 そういうことも調べていいかも」 (120) backador 2022/01/31(Mon) 0:14:06 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 2年 夜川 鷗助/* OK了解!こういうのって更新前から始めるのが常なんですけど何分私もあんまり経験がなく やりやすい時でいいですよ。時系列とかもあるでしょうし (-244) backador 2022/01/31(Mon) 0:19:07 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 無彩 戸森 夢彩 ・・ 「いや」 「少なくとも、十年以上はずっと前ではある」 胡乱げな瞳は、僅かに気を遣うような色に染まっている。 「可能性はあるかもしれない。ゼロじゃない。 けれど、だから難しいと言っている。 そもそも俺が、今の彼の顔を知らないんじゃあしょうがない。だから、うん……ありがとうを言いたかっただけで。それだけだ。じきに彼も俺も忘れるだろう」 だから気にするな、と言葉尻には続くのだろう。 「勘だ。外れてたら大笑いするといい」 (-248) backador 2022/01/31(Mon) 0:29:00 |
【人】 ままならない 一葉 梢矢「弁護士、似合うな」 完全にイメージだけでものを言っている。 「俺はこんな感じだから、あんまり働いているビジョンが思い浮かばないな。ずっと学生になることも考えられる」 考えてはいけない。 (124) backador 2022/01/31(Mon) 0:47:21 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ままならない 一葉 梢矢/* こんにちは!流離いの斜陽騎士です。 厳正なる抽選(ガチャ)によって本日の身代わり先に選ばれました。 つきましては ・超あっさりコース:この秘話を持って心の準備をしていただく ・普通コース:個別に氷室がお話に行く の二種類を考えております。取り急ぎまで。 (-252) serikanootto 2022/01/31(Mon) 0:47:24 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 嘘 氷室 凛乃/* 了解です!ぜひ身代わってください! こちらは普通コースで大丈夫です! 逆にそちらが手一杯であれば超あっさりでもオッケーです。お好きにどうぞ〜 (-255) backador 2022/01/31(Mon) 0:53:39 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ままならない 一葉 梢矢/* わ〜いでは明日あたりに訪問したくおもいます! 夜も更けているので・・・ (-260) serikanootto 2022/01/31(Mon) 1:12:29 |
【人】 ままならない 一葉 梢矢「いけめん。いけめんかあ」 自分の頬をごつごつした指先で揉んで。 「顔にはそんなに自信がないかもしれない。 彼に似て強面だから。 祀られるに足るものかどうか……」 (125) backador 2022/01/31(Mon) 1:18:17 |
【秘】 無彩 戸森 夢彩 → ままならない 一葉 梢矢「むう。 10年以上前でその顔だと、もう20、30……か。 確かに顔立ちは変わってるかもだけど、雰囲気は残ってるかもだし。 もしかしたら巡り合えるかもって感じでさ。 きっとありがとうが伝えられますようにってね。戸森ちゃんのおまじないだ〜」 特にそういった家系に生まれてないので、おまじないに信憑性はないのだけれど。そうあればいいな、という気持ちはあるのだ。 だって、そんなの悲しいし。 「んー、じゃあいつか答え合わせ出来た時にどっちだったとしても大笑いしてやろ〜」 わっはっは。 (-266) otomizu 2022/01/31(Mon) 1:20:40 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ままならない 一葉 梢矢「……一葉くん、一葉くん」 スッと近寄ってくる女。 「ちょっと二人きりで話したいんだけど、 大丈夫?」 前回は個室だったから話が早かったけれど、 まずは連れ出すところからだ。 妙に思われなければいいのだが。 (-307) serikanootto 2022/01/31(Mon) 7:20:44 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* はろーやーやー、占い師です。 今宵あなたを占いたく存じますが、ご都合などよろしかったりするでしょうか? (-311) 雪野 2022/01/31(Mon) 8:51:35 |
【秘】 ごく普通の暴れん坊の 山田 花子 → ままならない 一葉 梢矢「 ……ねえ、こずやくん、もしかしてだけどさ 」最初の怖気はどこへやら。 大分慣れた途端。結構図々しく、面の皮の厚い。 「 こずやくん、占いが出来るような……お稲荷さま? 」「 … 」…違う か、な ?もふもふのついでに尋ねているのか、その逆なのかは重要ではないのかもしれない。それは優しい声をした少女だった。 「かしはね、どうなっても、応援するよ。」 (-317) maker_igara 2022/01/31(Mon) 11:38:23 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花/* はい問題ありません! 朝昼晩室内室外、人気のなさそうな空間ならいつでも看破可能です。ロールの有無もご自由にどうぞ〜 (-322) backador 2022/01/31(Mon) 13:32:28 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 嘘 氷室 凛乃「ああ」 「どんな話?」 二つ返事で快諾。 そもそも妙に思うという原理すら存在するのか怪しい。 「先に場所を変えてからか」 といった感じで、一先ずはあなたについていく。 (-323) backador 2022/01/31(Mon) 13:35:30 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子「ん〜」 首を傾げて。 「お稲荷様は恐れ多い」 「なんのことだかあんまり分からないが」 とぼけているつもりなのだろうか。 とりあえず、否定したところはそこだけ。 「気ままに過ごすから、問題はない」 (-327) backador 2022/01/31(Mon) 14:28:43 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* ありがとうございます! 是非ロールも交えてやりたいなと思います。 なんとなく……夜の方が雰囲気出そうな気がしたので、皆が寝静まった夜くらいに偶然そちらの秘密に関わる事柄を目撃してしまう的な……? シチュエーション的に無理がありそうなら如何様にでも手を加えていただいて構いませんので! (-331) 雪野 2022/01/31(Mon) 15:00:35 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花/* OKです 深夜の森近く、あるいは縁側みたいな外に接してそうなところを通るところから始めていただければすぐにでも秘密が出ています 迂闊なので よろしくお願いします〜 (-335) backador 2022/01/31(Mon) 15:24:36 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* 了解しました! ではそんな感じで縁側スタートしようと思います。 しばしお待ちを…… (-340) 雪野 2022/01/31(Mon) 16:11:39 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ままならない 一葉 梢矢手頃な空き教室にあなたを誘導する。 「えーっとね……今晩、 私が護衛した子が襲われたら、 一葉くんが身代わりになるんだこれが。 だから、一応教えておこうと思って……」 『人狼ゲーム』とだけ見るなら、 個別にこうして役割を教えるのはタブーなのだろうが、 事情が事情だ。 心の準備ぐらいはしておいてもらいたかった。 (-342) serikanootto 2022/01/31(Mon) 16:19:28 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢───ある日の晩。 寝付けなかった咲花は女子部屋を抜け出し、 浴衣に上着を羽織った姿でぶらついていた。 「……この辺りは都会と違って空が明るいのね」 夜空を覆う不純物が無いためか、 鮮やかな月と星明かりが地上を照らしている。 もう少し開けた場所から眺めてみようと、 廊下から庭先に通じる縁側のような区画へやって来た。 (-346) 雪野 2022/01/31(Mon) 16:36:17 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花きっと静寂で満ちた夜の庭。 月や星は煌々と輝き地を照らし、ビル街が立ち並ぶ都心では決してみられないような景色が広がっていることだろう。 ただ、そんな最中。突如、少し先の茂みがガサガサと揺れる。 そこから大型犬くらいはあるんじゃないかという大きさ狐が藪を突っ切って現れた。 地を駆けていたところから速度を落として、ぴょこぴょこと歩いていく。くすんだ黄色の毛並みに、野生にしてはどこか警戒心の薄い振る舞い。 特筆すべき点として──尻尾が二本、腰から伸びていた。 葉っぱを振るい落とすべく身体を大きく振るわせて。 大きく伸びをしたかと思うと、それは形を失い、伸びやかな四肢はほんの少し堅く人らしいそれへと変わり……そこにいるのは、獣のようにしゃがみこんだ一葉 梢矢の姿だ。 「……ふう」 「…………あっ」 どうやら縁側の方に人影を認めたようで、 おもわず素っ頓狂な声をあげてしまった。 (-348) backador 2022/01/31(Mon) 17:22:11 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 嘘 氷室 凛乃「そっか。 別に構わない。いろいろみんなと話した結果、俺はそんなに秘密が割れても嫌とは思っていないらしかったから」 どこか他人事のように言って。 「それに、……ちょうどいいとも思う。 何となくだけど、今日は潮時だと思っていて」 「だから、気にすることはないんじゃないか」 相も変わらず薄い表情で頷くのだった。 (-350) backador 2022/01/31(Mon) 17:25:08 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「っ……狐? ………、……?」 夜空に気を取られていたところに茂みがざわついたので、若干びくっとしながら音のする方を見た。 そこにいた狐の、尾が二つあることに気付いて目をぱちくり。 さらに、その狐が目の前で人に───梢矢の姿に変じるのを目の当たりにして、ぱちくり。 「……ええと。良い夜ね?」 こちらに気付いて声を上げたあなたに、 何と言葉を返せばいいのか逡巡して、ひとまず。 (-354) 雪野 2022/01/31(Mon) 17:45:22 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「……そうかもしれない」 「この時間は静かでいい」 屈んだままそう言って、沈黙が続いて。 「…………見てない?」 何故か疑問形から入った。 二尾の狐が一葉 梢矢になったというのは間違いないし、見間違いでもない。誤魔化そうとしているぞ。 (-359) backador 2022/01/31(Mon) 18:02:54 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「見なかったことにすることならできるわ」 それはつまり見てしまったということです。 誤魔化すの下手くそか? 「みたい、どころかそのものだったなんてね」 いつかの日中の会話を思い返しながら。 (-362) 雪野 2022/01/31(Mon) 18:28:29 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「そっか。……」 「俺はやはりそんな分かり易かったのかな」 無表情なりに悩んでいる様子。 実は、一葉は狐が化けたものだったのである。 「でも、おかげで隠す必要もあまりなさそうなのはいい。 ゲームで明かされるまでは隠すつもりだったけれども」 立ち上がって、人間の身体でものび〜っと。 「うん。探し人を探すために、その子と同じ見た目になって人間として生活していた。この顔に見覚えのある奴なら、その子のことを知っているということだから。 ただ、思った以上に人間の生活は楽しい。早乙女もそう思うだろう」 (-363) backador 2022/01/31(Mon) 18:32:45 |
【人】 ままならない 一葉 梢矢「締めは麺と米で別れ、戦争が起きると聞く」 デカい体で畳を占領してゴロゴロ。 「俺は雑炊の方が好みです。米のが慣れてる。 麺は……すすりづらい。ちょっとだけ苦手」 (137) backador 2022/01/31(Mon) 18:33:50 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「この顔と同じ人を探している……って、 変化の元となった人物を指していたのね。 あなた、分かりやすいというか、素直だわ。 だからって言いふらしたりはしないけれど」 そうと分かれば合点がいくものだ。 仏頂面のわりに素直なのは、たぶん、 狐(かれ)本来の性格によるものだろう。 「私は正直、退屈する事の方が多いけれど…… 時々こういう事があるから捨てたものじゃあないわね。 林間学校はそれなりに楽しんでるし」 (-365) 雪野 2022/01/31(Mon) 18:42:48 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「そう。……ただ、失念していたことがあって。 十年以上も前の相手を真似してしまっては、何の意味もないということに気付いてしまった。 うん、だからだ。彼にお礼を言うまではできれば隠れていたかったけれど、まあ難しそうだし、ここのみんなは俺が狐とわかったからといって何かするわけでもなさそうだ」 くしくしと横首を掌で掻いて、 まるで毛繕いでもするみたいにして。 「でもまあ、もうしばらくは人として暮らすことにした。 難しくても応援してくれる人はいるし。 まだ人としての俺を知る友人がいるまでは、のんびりしてやるってのが筋ってもんですよ。 その気になれば山を一晩で越えてみんなに会いに行けるだろうし。俺は強いから」 さらりと言ったその声色は、どことなく自慢げだ。 (-369) backador 2022/01/31(Mon) 19:02:19 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「ああ……それは、失敗だったわね。 十何年も会っていなかったら無理もないけれど」 むしろ、その人物を知っている者が見たら 過去の姿で現れたと思われてしまうだろう。 そう考えると、当該人物がここにいなくて良かったかもしれない。 「あなたのその前向きさ、見習いたいわ。 何かと不自由する事もあるでしょうけれど、 ここの皆なら笑って支えてくれると思うわ」 ここ数日間を思い返しながら言う。 あなたが人としての暮らしを続けるつもりなら、 それを妨げる理由は何もない。 (-381) 雪野 2022/01/31(Mon) 19:48:24 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ままならない 一葉 梢矢「なーんか……みんな意外と秘密に拘らないというか、 なんというか。 魔法少女以外は、確かに、 今のところそこまで重大ではないように見えはするけど」 それは客観的な視点であるので、 あまり大声では言えない。 「私これを申告するたびに、 怒鳴られたり乱暴されることを ちょっと警戒してるぐらいなんだけど……」 (-382) serikanootto 2022/01/31(Mon) 19:58:34 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 嘘 氷室 凛乃「それは意外。俺も最初はバレたくないとは思っていたし。あるいは……何か心境の変化が起きたのが、俺以外にもいるのかも」 首を傾げて見せる。預かり知らぬところで起きているから、分からないことも多々あるだろうと片付けて。 「ここに集められたのが無作為だとしても、まあ……ある程度は選んでいるんじゃないだろうか。 暴力沙汰とか起こしてはなりませんよほんと。うん、だから安心するといい、これからも」 なんて無責任な言葉を言ってのけるのだ。 (-384) backador 2022/01/31(Mon) 20:06:53 |
【置】 ままならない 一葉 梢矢月を見た。彼女につられて、今日は月を見上げていた。なんてことはない、いつも通りのよく澄んで美しい月だ。 「…………」 自分がほんの子狐だった時、月を追いかけては群れから逸れてしまったのを覚えている。 困り果てて鳴き喚いていたとき、大きな体躯で顔つきの強面な青年に抱き抱えられたのを、今でも覚えている。 最初は食われるのかと大層怯えたが、その撫でる手つきの暖かさは、今でも、鮮明に思い出せる。 「…………ふん」 ただそれのお礼を言いたかっただけ。 獣と人との間にある壁を取り払って、『ありがとう』と言ってみたかっただけ。 それだけで、寿命を超えて生き存えて、妖術なんてものまで扱うことができてしまったんだ。この世界のなんて大雑把なことか。 (L7) backador 2022/01/31(Mon) 20:26:07 公開: 2022/01/31(Mon) 20:50:00 |
【置】 ままならない 一葉 梢矢家族は俺を残してみんな先に行った。寂しかったが、 同じくらい人間としての暮らしは楽しいものだ。 ヒトの社会に慣れるのには大変な苦労したのだが、それもまた獣として生きてきた自分にとっては新鮮だった。 口惜しいのは。こうなるまで十数年もかかってしまったせいで、彼の貌が変わってるだろうことに思い当たらなかったことか。そんなんいくら探しても見つかるはずがないってもんですよ。 でも、こんなことを秘密にしていたおかげでここに連れてきてもらえた。俺を撫でる手はみんな暖かかった。比べるには些か記憶の差が激しかったが。 今は、それだけでよしとしよう。 (L8) backador 2022/01/31(Mon) 20:27:49 公開: 2022/01/31(Mon) 20:55:00 |
【置】 ままならない 一葉 梢矢月に向かって、くおん、と、 二尾の狐はひとつ鳴く。 頭には葉っぱが一枚乗っていた。 (L9) backador 2022/01/31(Mon) 20:28:56 公開: 2022/01/31(Mon) 20:55:00 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → あるがまま 一葉 梢矢「安心できたらいいんだけどねえ……」 男性恐怖症というわけでもないのだが……。 「まあ、一葉くんにもご理解いただけて何より。 ……いろんな人と触れ合うと、 人生観も変わるもんかねえ……」 今のところ、自分にはそこまでの経験はない。 受け入れてもらえるかもという希望的観測は抱かないでもないが。 (-395) serikanootto 2022/01/31(Mon) 20:57:57 |
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