人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


宝石人 リリスが参加しました。

【人】 宝石人 リリス

キャメロットには様々な人々が暮らしています。
リリスの様に稀少な種族であったり、他者に害を成す可能性のある吸血鬼や淫魔なども存在しています。
リリスはもちろんそんな事は理解していました。
そういう場所だから護られる筈。
だからここで暮らし、学び、身を守る術を覚えなさいとお母様は仰ったのですから。
だからリリスはたくさん魔術を学びました。
魔術を学ぶのが楽しくて、色んなやり方を覚えました。
光魔法の応用で影に身を潜める方法。
光魔法での目眩し。
宝石人という種族はその特性から大地や光の魔法を得意とします。
リリスもその傾向があったようです。
だから、毎日が楽しくて忘れてしまっていました。
もともと呑気な性分なのです。
ここには、害を与える可能性もある種族も存在しているという事。
そして宝石人は、ただでさえ狩られる側である歴史を重ねてきていることを。
(27) nasca 2023/06/20(Tue) 19:21:10

【人】 宝石人 リリス

―かつての話 キャメロットのどこか―

「君、どうしたの?」

弱った相手>>18に声をかけたのは気まぐれでした。
だって、学院内で倒れているのです。
誰か人を呼ばなくてはならないかもしれません。
魔力はともかく、膂力に自信のないリリスはその隣にしゃがみ込んで様子を伺いました。
でもその途端、視界がくるりと回転しました。
背中がひどく痛みます。
何が起こったのかと理解する前に視界が塞がりました。
そして呼吸を奪われたのです。
(28) nasca 2023/06/20(Tue) 19:21:59

【人】 宝石人 リリス

「ん、んんんっ!?」
 
 
何が起きたのかわかりませんでした。
慌ててもがこうとしましたが、何かーー、魔力でしょうか、吸い取られる感覚がありました。
そしてその代わり、未知の感覚がその身を襲いました。
体の奥底が震えて熱くなります。
肌が敏感になって、鼻先から甘える様な声が漏れました。
押し返して抵抗しようともがいていた手に力が入らなくなります。
でも。
その未知の感覚は、リリスに恐怖を感じさせました。
だから、光魔法を応用して、影の中に潜もうとしました。

彼が声にならない悲鳴>>19をあげたのと、影の中に逃げたのは、どちらが速かったでしょう。
もしかしたら彼はリリスのことを影の様な姿としか覚えていないかもしれません。
元々、黒い肌が特徴的な種族です。
影に潜むのは得意なことなのですから。
(29) nasca 2023/06/20(Tue) 19:23:26

【人】 宝石人 リリス

ただ、数日後。
リリスの手から研究室に小粒の魔石がいくつも提供されました。

だって、リリスは怖かったんです。
自分の魔力が奪われるのも。
自分の中に知らない欲が生まれてしまったことも。*
(30) nasca 2023/06/20(Tue) 19:24:06
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a6) nasca 2023/06/20(Tue) 19:27:47

【人】 宝石人 リリス

そんなことがあったからでしょうか。
リリスはそれまでは快活に笑う子でしたが、少し誰かと関わるのが怖くなりました。
世の中には魔力を狙う存在が居るのです。
宝石人はその特性から魔石にさせられ続けてきたではありませんか。
死してなお魔石として魔力を残し魔法の媒介になることができる存在なのです。
だから、今までよりも少し警戒する様になりました。
無闇矢鱈に人に近づかない方が危なくないと思ったからです。

でも、図書館であることを調べ始めました。
今日も大図書館で、身体に急に宿る熱のことを調べます。
グランドを間近に控えてもリリスは特にやる事はありません。
少し前にたくさんの涙の魔石を渡した事で、役目は終えていたのですから。

でも、もしあの涙がなかったらどうしていたのでしょう。
魔石提供のために涙をせがまれていたかもしれません。
昔から、そんな相手は時々現れました。
血は魔石にならないのかと斬りつけられそうになった事もありました。
やっぱり、人と関わる事は怖い事なのです。
でもこの学院にいたなら、本気で嫌な事はさせられない筈です。

その筈なのです。
(47) nasca 2023/06/20(Tue) 20:56:07

【人】 宝石人 リリス

だから、死ぬ事はないでしょう。
けれど、命の別の大事な何かが揺らいだ気もするのです。
あれから時々お腹の奥がきゅんとしてどうにも堪らなくなる日があるのです。
リリスの体はどうしてしまったのでしょう。
 
魔力を失うと、そんな事象が発生するのでしょうか。
今日も、リリスの選んだ本にはそんな事は書いておらず、リリスはため息をつくのでした。

そのまま図書館を出て、あてもなく歩き回ります。
研究する事は好きです。勉強する事も好きです。
けれど、一つの場所に居続けるのは好きではありません。
種が精霊に近いからでしょうか。
きっと気に入った場所があればそこに留まる事もあるのでしょうけれど。
(48) nasca 2023/06/20(Tue) 20:56:34

【人】 宝石人 リリス

「…?」


リリスの鼻先が良い香り>>44を捉えました。
どこだろうと探す様に香りの元に足が向かいます。
じゅうじゅうぐつぐつ。
料理をしているらしい音が聞こえてきました。
そっと物陰から覗き込みます。
とても大きな人が食事をしている様です。
食事中の人なら、魔力を吸われる事は無いでしょうか。
あの、変な熱を感じる事もないでしょうか。
 
 
「…。」


でも、じっと見つめてみます。
その人ではなくて、美味しそうな匂いの出どころを。
確かに、人と関わるのは少し怖くなりました。
でも、本来呑気な気質のリリスは、今は好奇心を抑えられない様です。**
(49) nasca 2023/06/20(Tue) 20:57:01
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a11) nasca 2023/06/20(Tue) 20:59:50

【人】 宝石人 リリス

焼いたレタス>>59はそんなに美味しいのでしょうか。
リリスはレタスを焼いた事はありません。
こんな風に何かを焼いて食べるのは、誰かに料理してもらった後のものばかりでした。
自分で焼いた事は無いのです。
だから大きな声に驚いてぴょん!と跳ねてしまいました。
視線もレタスや貝や海老から、焼いてる本人の方に向けられたものですから視線が合ってしまいます。
肌も髪も黒の中、魔力で明るい色を保つ目の周りが大きな彼に向けられました。
ぱちぱちと目を瞬かせながらどうしたものかと考えていると、なんとお誘いがあったのです。
数秒の後、こくんとリリスは頷きました。
少し小走りして彼の方に近づきます。
(62) nasca 2023/06/20(Tue) 22:12:29

【人】 宝石人 リリス

「良いの?足りなくならない?」


いくら美味しい匂いがしているからと言って、体の大きさが違います。
確かに食べたくありましたが、リリスは自分と彼の大きさを見比べて、少し心配になりました。
それでももしくれるなら、ありがとう!と笑顔で受け取るでしょうけれど。*
(63) nasca 2023/06/20(Tue) 22:13:01

【人】 宝石人 リリス

―宝石人―

宝石人は存在そのものが魔力の塊とも言われることがあります。
だからこそ、その命を失うと魔石に変化してしまうのです。
精霊に近い存在とも言われ、光や土の属性を宿すことが多いのですが、時には炎や風の属性に強くなる事もあり、そうした宝石人たちは個人の宿す属性の強さにより輝きの色が他者とは変わったものになるのです。

リリスの場合、光と土、そして水の属性を強く宿していました。
その魔力を見分けられたなら>>69それをリリスと繋げる事はできるでしょう。
或いは、リリスが研究室に届けた涙>>30の魔力の波長から、それがリリスから零れ落ちたものであると繋げられたかもしれません。
それを、リリスは研究室に隠してはいませんでしたから。

自分も研究と勉強が好きだったリリスは、涙くらいなら研究に使われても構わなかったのです。*
(72) nasca 2023/06/20(Tue) 22:53:41

【人】 宝石人 リリス

厳密に言えば、普段なら瞳だけではなく髪や輪郭も微かに光を宿していますが、覗き見ているうちについその部分の光を落としていたのかもしれません。
気持ち悪い>>70と言われてしまって少し反省しました。
確かに、ただ警戒して覗き込むのは失礼だったかもしれません。


「ありがとうございます、頂きます。」


笑顔でお礼を言うことができました。
素手で食べるものかと思いましたが、食器も用意してくれています。フォークもつけてくれたので、上手にフォークでレタスを取り、口に運びました。
確かに、生で食べるよりも甘味が増しています。
焼いてしまったのだからしんなりしているかと思えば、シャキシャキとした食感が残っているではありませんか。
目を丸く見開いてキラキラ輝かせます。
(78) nasca 2023/06/20(Tue) 23:10:59

【人】 宝石人 リリス

「美味しい…!焼いたレタス、おいしい!」


もぐもぐ、シャキシャキ。
横から頂いたのにも関わらず、大きい彼は海老までくれました。とても良い人の様です。
良いのかな、と改めて彼を見ると、お腹いっぱいは幸せなのだと教えてくれました。
確かにそうです。
お腹いっぱいに食べられる事は、幸せな事。
エビにも齧り付きました。海の味がぎゅっと詰まった様な濃厚な味がします。
リリスには野菜とエビがそれぞれ土と水の魔力を満たしてくれる様で本当に美味しく感じられました。
きっと野菜には、たくさんの太陽の恵みを浴びた光の魔力もあった筈です。
お皿に乗せてもらったものをはふはふ、もぐもぐと懸命に食べたリリスは笑顔でお礼を言いました。
(79) nasca 2023/06/20(Tue) 23:11:25

【人】 宝石人 リリス

「ありがとうございます、とても美味しかったです。
 お腹もいっぱいになりました。
 こういう風に自分で焼いても美味しくなるんですね。」


基本的にリリスは生でも色々食べてしまいますので、美味しく作られた料理は珍しいのです。
ペコリと頭を下げて、そして彼を見上げました。


「お礼に、今度何か持ってきますね。
 私は、マーリン寮のリリスです。
 またここに、何か持ってくれば良いですか?」*
(80) nasca 2023/06/20(Tue) 23:11:43

【人】 宝石人 リリス

生で食べられるのは新鮮なものだけ。>>93
確かに美味しく食べるにはそうなのでしょう。
けれど、生で食べるにはその理由だけとは限りません。
火を使う余裕が無かった。
そもそも、文化として火を使う事が少なかった。
リリスが火を使って食事をしないのにはそんな理由がありました。
リリスがそうであるように、リリスの周囲にも火の属性を宿した宝石人が居なかったからもあるでしょう。
けれどそれを説明するには至りません。
だって、その誤解をリリスが知る事は今はありませんでしたから。

それよりもリリスはキノコにあたって死んだ人がいる>>94、それも爺様という身近な存在が亡くなったと聞いて目を丸くしました。
確かにキノコは毒があるものも多いのです。
爺様が亡くなったと言うのに明るくそれを口にできるのは、遠い過去の話なのでしょうか。
(101) nasca 2023/06/21(Wed) 6:57:24

【人】 宝石人 リリス

「フォボス。アーサー寮の、フォボス。覚えた!

 わかった、キノコはやめておくね。
 でも、それじゃあ女の役目は?」


女に食わせるのが男の役目というのなら、女の役目は何でしょう。
家を守る事でしょうか。
子供を産み育てる事でしょうか。
どちらも、出会ったばかりの男女には重い内容の様な気がします。
それは家族となり共に生きることを決めた男女のものでしょう。
それでは、こうして出会って食べさせてもらっただけの女の役目はなんでしょうか。
そもそも、宝石人自体が少なく、人里から隠れるようにして暮らしてきたリリスにはそうした文化や知識が欠けています。
学院に来てからは少しずつ学んではいますが、その知識は魔術に偏っていました。
だから本当に疑問だと言った眼差しで彼を見上げて首を傾げます。

宝石人では無いヒトの文化の、女の役目とはなんなのでしょうか。**
(102) nasca 2023/06/21(Wed) 6:57:53

【独】 宝石人 リリス

/*
女の役目とはなんでしょうかって三回も書いてる…寝起きはダメだ〜!
(-35) nasca 2023/06/21(Wed) 7:00:00

【人】 宝石人 リリス

「目?うん、分かりやすい?」


目をぱちぱちさせて、綺麗という言葉を受け流してしまいます。
溢れる涙は小さな魔石になり、生きている時は魔力を蓄えやすい事から、宝石人の瞳は多種族によって抉られる事も多かったと知るのは、宝石人とその種族をよく知る多種族くらいでしょう。
実際に目を抉られたところでそれは宝石の役目は果たしても、魔石としては役立たずです。
宝石人の死んだ後、全身の魔力が心臓に還って固まることによって魔石に変化するのですから。
けれど、目が綺麗という言葉を受け流してしまったのは、そんな裏の事情があったからです。
冷や汗がたらりと背筋を伝うのを感じました。

それにしても女の役目はフォボスの言うのと>>106リリスが考えるの>>102は同じだったようです。
そして、それはお互いが求め合う家族になってから、と言う考えも同じようでした。
細かい差異はあるかもしれませんが、きっと似たようなものではないでしょうか。

きっと。たぶん。
(127) nasca 2023/06/21(Wed) 14:39:15

【人】 宝石人 リリス

「みそめられるようにすること…?
 良い女、なら、何となくわかるかも?」


確かに、
身を染めやすい
女が良い女かもしれません。
宝石人は同種族同士の場合、男は相手を自分の魔力に染め、女は相手の魔力に染まる事で子供を成します。
そうすると魔力の珠が生まれ、それに女が魔力を注ぐ事で子供が生まれてくるのです。
それが宝石人の間だけの繁殖方法であり、一般的な生物たちの繁殖方法は体を交わらせるものである事をリリスは知りません。
リリスの周りの宝石人達も知らないままでしたから。

けれど、誤解があったとは言えフォボスの言葉は納得がいくものでした。
身を染めやすい女が良いと言うことは、似たような魔力であるか、弱い魔力の女が良い女なのでしょう。
魔力を高めて身を護る術を学ぶことを選んでいたリリスはちょっと複雑です。
前者はともかく、後者はリリスには難しくなりそうです。
でも、だからこそ続けてのフォボスの言葉>>107には嬉しくなりました。
お世辞であったとしても、悪いよりは良い方が良いですもの。
(128) nasca 2023/06/21(Wed) 14:40:06

【人】 宝石人 リリス

「有難う、フォボス。
 じゃあ今度は私が持ってきたもの一緒に食べよ!
 美味しいものを食べて、笑顔になるの、好き!」


美味しいものは好きです。それを食べたら笑顔になるのは当然です。
それを良い女と捉えてくれるなら、フォボスはリリスにとって居心地の良い相手でした。
にっこり笑って地面をトン、と蹴ります。
そのままふわりと宙に浮いて、ぴょん、ぴょん、と地面や木の幹や枝を蹴って、ふわりふわりと離れていきます。


「お礼になるもの、探してみる。
 とびっきり美味しいもの!」


そうは言っても、狩りの知識などはありません。
木の実や果物など、自然に育つものを採るくらいでしたが、それでも近いうちに美味しいものを届けられるようにと早速森の方へ向かっていきます。
またね、と手を大きく振りながら。**
(129) nasca 2023/06/21(Wed) 14:40:31

【人】 宝石人 リリス

―そのまま森の奥へ―

フォボスと別れた後は、森の中で美味しいものを探していました。
枝から枝へ。影から影へ。
身軽に森の中を探索します。
最近は研究ばかりでしたから、こうして森の中で食料を探すのは久しぶりです。
杏は如何かしら。桑の実や赤スグリなんかも良いかもしれません。
けれど、フォボスのあの大きな体を考えれば、もっと大きい実が良いかもしれません。
元々、そんなに多くを宝石人は食べませんから。

つい、森で探してくると言いましたが、せっかくのグランドサマーフェスです。
初めてのお祭りですが、色んなお店も出ると言います。
其方で、色々探してみるのは如何でしょうか。
そう考え直し始めた頃です。
森の奥で本を開く人>>100を見つけました。
こんなところで何をしているのでしょう。
何か魔術の練習でしょうか。
開いているものが異国の童話であることを知らないリリスはまた興味津々です。
そっと足音を潜めて背中側から近づいて、もしできたなら後ろから本を覗き込もうとしました。
気づかれてしまうでしょうか。
それとも、気付かれずに本を覗き込むことができるでしょうか。**
(130) nasca 2023/06/21(Wed) 14:55:34
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a30) nasca 2023/06/21(Wed) 14:58:24

【独】 宝石人 リリス

/*
女の子とも話したいけど空いてる子いないんだよねえ
過去もなんとなく生やしてないし

両親は死んでる.

勝手に作った異種族楽しい
(-63) nasca 2023/06/21(Wed) 19:56:59

【独】 宝石人 リリス

/*
ところでフォボスさんとアカツキさん、過去の秘話で致してると思うんだけど
プロローグ中は本番禁止だけど過去の話だからありなのかな?
それとも、実は本番はしてないのかな?
後者だった場合とてもログ気になります。前者でも気になるけど。
(-64) nasca 2023/06/21(Wed) 19:59:51

【独】 宝石人 リリス

/*
あっ、変なタイミングで挟んだすいません
(-65) nasca 2023/06/21(Wed) 20:00:32

【独】 宝石人 リリス

/*
ユスティさん、夜はどのくらいから居るんだろう。
過去の話を作ろうか迷い中だけど、あまり増やすと追えなくなる気もするから待機かな…?
(-75) nasca 2023/06/21(Wed) 21:36:56

【人】 宝石人 リリス

それは、家族と離れ離れになった少年の物語の様でした。
探す家族がある主人公は羨ましいものです。
それにしても、リリスは気づかれていることに気づきませんでした。
だって、あちらから話しかけてくれなかったんですもの。
だから声をかけられた時>>162


「ぴゃっ!?」


と、驚いた声を出してしまいました。
物語に夢中になって、そちらに集中してしまっていたからです。
驚いたついでにびくんと体が震えましたが、話しかけられたことに気づいて彼の横顔を見ました。


「何読んでるのか気になったの。
 魔法書かなと思ったけど、物語だったから
 それはそれで、どんなお話かなあって。」
(163) nasca 2023/06/21(Wed) 22:12:36

【人】 宝石人 リリス

そう説明すると、リリスもまた本に視線を落とします。
続きを読み落としては勿体無いからです。
それにしても、どうしてこんなところで本を読んでいるのでしょうか。
本を読むなら大図書館。
または、そこで借りた本を自室か研究室で読むのがリリスが教えられた読書のルールでした。


「続き、見てても良い?
 でもどうしてこんなところで本を読んでいるの?」


だからリリスは自然と質問します。
視線は彼の横顔に向けられたり、本に向けられたりしていました。*
(164) nasca 2023/06/21(Wed) 22:12:53

【人】 宝石人 リリス

「えっと、お礼に美味しいものを集めようって。
 でも、フォボスの体は大きいから
 木の実だと足りなかなあって悩んでたの。
 焼きレタスと海老のお礼。」
 
 
聞かれた質問>>165に素直に答えます。
悩んでいたところに面白いものが見えたので近づいてきたのでした。
そして、そう。宝石人はこの学院にもリリス一人だけでしょう。
リリスも、リリスの両親以外の宝石人を見た事がありませんでした。
だからある意味目立って知られてしまっていても仕方がありません。
どうか、その時に彼が見たリリスの顔が、泣き顔ではありませんように。
(173) nasca 2023/06/21(Wed) 23:10:50

【人】 宝石人 リリス

「悪意。そんなに悪意たくさんあるの?」


彼の語る言葉に、むしろリリスの方が疑問が生まれてしまいました。
学院は比較的安全な場所です。
そんな中、悪いことを考える人がどれだけ居るのでしょうか。
呑気なリリスには分かりません。
でも、読むのは勝手にすれば良いと言われましたので、本に視線を落とすのは勝手にすることにしました。
 
でも、読み進めていて思います。
 
 
「悪意が無いからここにいるのに
 こんな怖い物語を読むの?」
 
 
だって、あんまりではありませんか。
>>167少年の親切心は無碍にされ、どうやら大男に拐われてしまったようです。
大男の悪意が見て取れる物語でした。
少し眉を寄せてしまいます。
そう言えば、と思い出した事がありました。
倒れていた生徒に声をかけたら、何かを吸われ、何かを与えられた事です。
あれは悪意とは違う様でしたけれど…。
(174) nasca 2023/06/21(Wed) 23:11:27

【人】 宝石人 リリス

「…精気って、何か知ってる?」
 
 
精気を吸われた時。その時は、魔力を吸われたと思いましたが、どうなのでしょうか。
もしかしたらヒトなら別物で、宝石人は魔力と同等などあるのかもしれませんが、少なくともわかるのはあの時唇を奪われて>>28自分に変化があった事。>>29
倒れていた相手が精気を求めていた事>>18です。
物語にある様な悪意とは違うとは思いましたが、親切心を裏切られた様な気持ちは物語の少年と重なるところがありました。

だからついそんな疑問が口をついて出たのです。*
(175) nasca 2023/06/21(Wed) 23:11:58

【人】 宝石人 リリス

「キノコ…サカナ…魚!
 釣り、はよくわからないけど、魚なら
 木の実より良さそう?
 教えてくれてありがとう!」


伝えてくれた情報>>184は、リリスにとって有用なものでした。
釣りはした事はありませんが、魚なら食べるのに満足感もあるでしょう。
教えてくれた事が嬉しくて、自然と顔が綻びます。
ただ、事情>>185についてはキョトンと目を瞬かせます。悪意を向けられやすい事情なんて、リリスには思い浮かびません。
…いいえ。そう言えばと思い当たる事はありました。この学院は他の人に害を与えかねない存在も保護している筈だからです。
だから、そうなのかな?とは考えました。
考えましたが、目の前の彼はそんな、こちらに害を与えてくる様には見えませんでしたから、こてんと首を傾げてしまいましたが。
物語がハッピーエンドで終わるのは良さそうでしたが…。
少し、その答えに違和感を覚えたのはなぜでしょう。
(196) nasca 2023/06/22(Thu) 2:31:00

【人】 宝石人 リリス

「襲われたというか、倒れている人に声をかけたら
 急に何かを吸われて、体に変化があったの。
 その時に精気って確か言っていたから
 精気と魔力は違うのかなって…。」
 
 
何があったか言わなくて良いと言われましたが>>186リリスなりの言葉でつい事情を話します。
あの時、魔力を引き摺り出された様な感覚がありましたから。
けれど、魔法を使った時とは違う感覚が確かにありましたから。
けれど、何が知りたかったのかと言えば。
(197) nasca 2023/06/22(Thu) 2:31:33

【人】 宝石人 リリス

「その、多分精気?を引き摺り出された時に
 体が凄く熱くなったけれど
 それは、怖い事なのかしら?

 人間が活動を行う際の元になる力を失ったからなら
 やっぱりあれは、怖い変化…?」


そう、あの時の体の変化です。
急に未知の感覚を覚え、身体の奥底が灼けるように熱くなり肌がざわめいたあの感覚。
あれは、生命活動のための重要なものが吸い出された為の、死に向かう恐怖から本能的に起きたものでしょうか。
眉を少し顰めながら、リリスはシュンと落ち込みました。**
(198) nasca 2023/06/22(Thu) 2:31:56

【独】 宝石人 リリス

/*
やっぱり一時間ほど寝落ちてたので寝ます
(-105) nasca 2023/06/22(Thu) 2:32:44

【独】 宝石人 リリス

/*
リリス的にはプラチナさんは人喰いである…(種族的認識差楽しい
(-112) nasca 2023/06/22(Thu) 7:09:17

【独】 宝石人 リリス

/*
ここの参加者って午前中も午後も結構動いていてすごい
(-116) nasca 2023/06/22(Thu) 7:23:55

【人】 宝石人 リリス

―誰かさんの良からぬ噂?―

「先生。ここの学院では
 ヒトを食べたり、目玉や腕だけ遊び食べするような
 そんな事件?事故?起きてませんよね?」


ある日、リリスは大真面目な顔をしてリリスと親しい教員に質問していました。
この学院に人喰い人種はいるかもしれません。
けれど教員は、今のところそんな猟奇的な事件は起きていないはずだし、万が一食べられたなら合意の筈、と言いました。
それを聞いてリリスはホッと胸を撫で下ろしました。
だって、誰かさんが女を食い漁り、遊び食べをしている>>201なんて噂を耳にしたのですから。
そんなのは大変です。緊急事態です。
食べられてはたまりません。死んで魔石になってからなら飲み込まれても意識はない筈ですが、生きて目玉をくり抜かれたり脚を齧られたりするのはごめん被ります。
お母さんが目玉をくり抜かれて痛みに泣き叫んでいたのを見て涙をこぼしました。
お父さんが脚を引きちぎられているのを見て涙が止まりませんでした。
そんな頃を思い出してしまうような噂でしたから、そんな事はないと聞いてホッとしたのです。

では、リリスにとっての淫魔や吸血鬼とはどういったものだったのでしょうか。
(218) nasca 2023/06/22(Thu) 7:41:09

【人】 宝石人 リリス

淫魔はヒトの魔力を糧にします。
吸血鬼はヒトの血を吸います。
確かにどちらも奪われすぎると困るものですが、少しくらいならあげても大丈夫。そう考えていました。
それは、生きる延びるために涙を提供するのと何か違うのでしょうか。
涙を流すために両親は痛めつけられました。
涙を流すために両親が痛めつけられる様を見せられました。
そんなリリスだからこそ、魔石という欲の形ではなく、生きるために仕方がないのなら血や魔力くらい上げても良いのではないかと考えているのです。

それで、人を害する可能性がある種族として敬遠されているのだとしたら、リリスにとっては種族関係なく、涙目当てにやたらと泣かせるようなヒトや、命を狙う相手の方が大問題だったのですから。**
(219) nasca 2023/06/22(Thu) 7:41:54

【人】 宝石人 リリス

彼は親切に釣りに関しての情報を話してくれました。>>224
これならなんとか魚も手に入れられそうです。
釣りをしても食材を分けてもらっても良さそうでした。ただし、どちらの場合もあらためてその人へのお礼も必要だと思いましたが。
けれど、続けて質問したことに対する答え>>226にはまた目を丸くして驚いてしまいます。
子供を作りたくなった、ですって?
(251) nasca 2023/06/22(Thu) 16:04:53

【人】 宝石人 リリス

「子供を作りたくなると熱くなるの?
 精力?魔力?を、吸われた感じはあったけど
 男は魔力を放出して女に注ぐけれど
 女はそれを受け取る側なのに?
 うーん、うーん…保健室の先生に聞きます。
 なんで精気?を吸われたらそうなるの…?」


答えを聞いたのに、また新しく疑問がいくつも生まれました。
これは、彼の時間を使ってもらって答えを聞くより、おとなしく保健の先生に聞きに行くしか無いでしょう。
(252) nasca 2023/06/22(Thu) 16:05:12

【人】 宝石人 リリス

物語は最後までページが進んでいたでしょうか。
そちらも気になったので、チラリとそのタイトルを見ようとしましたが、立ち上がると笑顔を向けます。


「ありがとう、今度保健室行くわ。
 いろいろありがとう!
 私はマーリン寮のリリス。
 今度何かお礼させてね。」


そして、そう名乗ると地面を蹴り魔力に身を任せて、ふわりふわりと影や枝の合間を跳ねながら教えてもらった川の方へと向かいました。
魚を手に入れるのにどんな手段を使ったのか。
一人検討してびしょ濡れになった後、彼が紹介してくれた大柄の毛むくじゃらの人に魚を譲って貰った、が正解でした。*
(253) nasca 2023/06/22(Thu) 16:05:33

【独】 宝石人 リリス

/*
ステラさん、拾って良いのかしら。
この感じだと、男子待ちかなあ。
同性との行為NGだけど、行為に至らないなら(リリスの現状ではことに及ばないので)お話ししに行っても良いかなあ。
(-145) nasca 2023/06/22(Thu) 16:26:01

【人】 宝石人 リリス

―現在地・森の側―

貰ったお魚は魔法で氷漬けにして、その後に木の実も沢山拾いました。
魔法の袋に放り込んで、水浸しの格好のまま移動します。
風や火の属性があれば乾かせたかもしれませんが、リリスにはその属性は無いのです。
肌に張り付くローブがちょっと不愉快ですが、我慢することにしましょう。
歩く度にリリスの足跡が濡れて残ります。
こんなふうになってしまうと魔力で軽やかに飛ぶなんてこともしたくなくて、今は普通に歩いていました。
(254) nasca 2023/06/22(Thu) 16:35:52

【人】 宝石人 リリス

そんな中、リリスは何かを見つけました。
誰かが蹲っているのです。>>248
どうしたのでしょうか。
そう言えば最近、精気とやらを吸われたらしい時も似たような姿を見た気がして少し戸惑いました。
でも、そういえばフォボスのお爺さんがキノコで死んだ、と言っていたのを思い出しました。
サアッ、と見た目では分かりにくいですがリリスの顔から血の気がひいていきます。
思わずその人の元に駆け寄りました。


「きっ、キノコ食べた!?」*
(255) nasca 2023/06/22(Thu) 16:36:40

【独】 宝石人 リリス

/*
[女の子とも話したい欲を抑えられませんでした、の札を下げて正座]
(-146) nasca 2023/06/22(Thu) 16:37:30

【独】 宝石人 リリス

/*
ターコイズさんとネリリさんは女の子同士ありのメモ
(-150) nasca 2023/06/22(Thu) 16:42:21
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a60) nasca 2023/06/22(Thu) 16:46:37

【独】 宝石人 リリス

/*
NGに抵触するつもりは無いんです。その展開にするつもりも此方は無いのです。
ただ、此方からはそのつもりがなくてもNGになっちゃう!となってたら申し訳ないのでメモぺたり。
(-151) nasca 2023/06/22(Thu) 16:48:40

【人】 宝石人 リリス

どうやら倒れていた女の子はキノコは食べていない様です。>>256
だからホッとしながら見つめ合うことになりました。


「キノコ、食べて死んだ人いるってさっき聞いたから。
 キノコは気をつけなくちゃいけないの。
 蹲って、具合悪そうだったから…大丈夫?」


こんなところで倒れているなんて、キノコが理由では無いのなら何でしょうか。
この間の様に精気と呟いているわけでもありません。
怪我をしている様にも見えませんでしたし、ただただリリスには不思議でした。
治療薬も何も持っていません。
今持っているのは魚や木の実です。
(259) nasca 2023/06/22(Thu) 17:35:39

【人】 宝石人 リリス

「大丈夫?立てる?人を呼ぶ?肩を貸す?」


手を伸ばして引っ込めたのは、先ほど川でずぶ濡れになった雫がぽたりと地面に落ちたからでした。
まだローブはぐっしょりと濡れています。
服を乾かす魔術はまだ習得できていないのです。
けれど、何かできる事はないかとまた彼女に尋ねました。


「魔力なら、分けられるけど…?」


魔力枯渇で倒れたのかしら、と思ったリリスは、ジッと彼女を見つめたまま答えを待ちました。*
(260) nasca 2023/06/22(Thu) 17:36:14

【独】 宝石人 リリス

/*
わーいやったー!

しかし、リリスにR18はできるのでしょうか。
私が一番謎です。
(-156) nasca 2023/06/22(Thu) 17:38:07

【独】 宝石人 リリス

/*
ユスティさんが言ってた、知ってハマっちゃって←のチップ顔でやりまくるのもありかなあと思ってはいるんですが…

種族の認識差が楽しくてつい無知にさせてしまった
(-157) nasca 2023/06/22(Thu) 17:40:04

【人】 宝石人 リリス

「うん。キノコ美味しい。キノコ好き。
 だけど死ぬキノコもある…。」


そう、キノコは美味しいものもありました。
でも今はそれで死んだという情報が鮮烈過ぎて、驚いてしまっていたのです。
疲れが出たらしい彼女>>263が気掛かりですが、なんとリリスの方が心配されてしまいました。>>264
ハンカチを差し出してもらえましたが、ふるふると首を横に振ります。
ハンカチが勿体無いからです。


「でも、心配…。魔法で運んでも良いなら
 寮か、保健室、連れて行くけど…。
 あなたの寮はどこ?私はマーリン寮。
 ええと…えっと、えっと。」


このままでは支えることもできません。
それにリリスは大丈夫なのに、リリスの方が心配されています。
どうしようと辺りに視線を向けたリリスは、アッという声と共に何か思いついた様です。
両手を下から上へ向けて、何事かを口にします。
それは言葉というより、鈴を鳴らした音の様な響きでした。
その途端魔力が周囲に広がり、リリスの体が水球の中に閉じ込められます。
ニコニコしたままリリスはその中から手を振って、ぱしゅん!と水球が消えると同時にリリスの体に纏わりついていた川の水は綺麗さっぱり無くなりました。
(270) nasca 2023/06/22(Thu) 19:22:01

【人】 宝石人 リリス

「私はこれで大丈夫!
 あのままでも多分大丈夫だったよ!」


自分の体力を過信するのはリリスの悪い癖ですが、にっこり笑ってやっと彼女に手を伸ばしたのでした。*
(271) nasca 2023/06/22(Thu) 19:22:23

【人】 宝石人 リリス

―回想・涙を欲しがる人たち―

リリスは幸いなことにこの学院に来てからは平和です。
生き延びる術を学ぶためにここで魔術を学んでいるからです。
マーリン寮は勉強家が多い傾向にあるからか、魔法を学ぶのにはとても良い環境でした。
リリスはのびのびと、リリスの魔力を扱う方法を学べましたし、それはとても楽しいことでした。

でも、時々憂鬱なお願いをされるのです。
宝石人の涙の魔石を用意できないか、と。

あまり泣くのは好きではありません。
泣くために心も体も傷付けられたくありません。
悲しくもないのに泣く事はできません。
研究や、何かの材料で必要だと言われたこともありますが、無理なものは無理なのです。
そんな人たちは、リリスに悲しい物語を聞かせたり読ませたりすることもありました。
でも、リリスは宝石人です。
宝石人の哀しいことと、ヒトとしての哀しい事が少しずれていることも多くて、なかなか涙は流せませんでした。
何より、泣いているより笑顔の方が良いではありませんか。
涙自体を渡すのは構いませんが、涙のために泣くのは本末転倒だと思うのです。
(272) nasca 2023/06/22(Thu) 19:55:05

【人】 宝石人 リリス

だからこそ、学院に来てから始めてかなりの数の涙の魔石を研究室に提供した>>30時は、少し驚かれました。
そして感謝されました。
感謝されたのは良いのです。


『どういう事で泣いたのか』と聞かれると、リリスは答えたくありませんでした。
だって、その方法を、また試されてしまうでしょう?
だからそんな事を聞かれると、不機嫌になって逃げてしまうのです。


「泣きたくないから教えないっ!」とね。*
(273) nasca 2023/06/22(Thu) 19:55:31

【人】 宝石人 リリス

「あ、私、マーリン寮のリリス!」


名前を教えてもらえましたから>>275改めてリリスも名前を教えました。
魔道具クラブのことを聞いて頷きます。
材料として見られがちなリリスの涙ですが、魔道具クラブは関わっていなかったか、関わったヒトと魔道具クラブの関わりを知らなかったか、そのどちらかです。


そして水をきれいに払うと彼女に手を差し出しましたが…なお、パチパチと拍手されると照れ笑いを浮かべていましたが…不思議そうに見つめられてしまいました。
此方も不思議そうに首を傾げます。
(281) nasca 2023/06/22(Thu) 20:41:26

【人】 宝石人 リリス

「本当に大丈夫?一人で平気?」


差し出した手を取ってもらえないなら無理強いはできません。
もう一度だけそう尋ねてみましょう。*
(282) nasca 2023/06/22(Thu) 20:41:48

【人】 宝石人 リリス

「…うん。それでいーよ!」


あんまり困らせるわけにも行きません。
だから、ステラの提案を受ける事にしました。>>287
そうすれば、彼女の無事はわかります。
にっこり笑って手を引っ込め、マーリン寮に向けて足を進めようとしてから一度振り返りました。


「でも、三日経って来なかったら
 先生に相談するね。」


一応釘刺しです。
本当は帰ってからすぐが良いですが、グランド前日。忙しいかもしれませんからね。
それだけ釘刺しすると、リリスはバイバイと手を振りながらステラの元から立ち去って行きました。*
(288) nasca 2023/06/22(Thu) 21:06:13

【人】 宝石人 リリス

−そしてその後、つまり現在−

マーリン寮に戻ったリリスは、凍らせた魚や採取した木の実を保存箱に入れました。
アーサー寮に届けてもよかったのですが、グランドサマーフェスの前日です。
明日から始まってしまうので、一緒に食べるならグランドが終わってからの方が良いかもしれません。
きちんとそれまで保つように保存すると、マーリン寮の中にある食堂へと足を運びました。
みんな、グランドのために頑張っているか、研究のために時間を費やしているのでしょう。
今のマーリン寮の食堂にはあまり人はいません。
それを良いことに、リリスは食堂の隅のソファにごろりと転がりました。
だって、ここのソファはリリスのベッドより心地よいのです。*
(291) nasca 2023/06/22(Thu) 21:16:59

【人】 宝石人 リリス

−回想・涙とふんわりヘア−

そういえばと思い出したことがあります。
あの時のリリスも、マーリン寮のソファでごろごろしていたのでした。
まったりしたい時は大抵この場所にいるのです。
勉強も研究も楽しかったですが、ヒトの常識を覚えるのにまだまだ苦労していたのです。
今ではだいぶマシになりましたけれどね。
でも、名前を呼ばれて>>290ビックリしました。
知らないヒトです。がばりと飛び起きて、リリスは一応頷きました。だって、リリスはリリスですから。
でも、彼の申し出に思わず体を固くします。
差し出されたものは魅力的なものでしたが、首をふるふると横に振りました。
(292) nasca 2023/06/22(Thu) 21:28:56

【人】 宝石人 リリス

「ごめんなさい。また、は、分からないの。
 だって、いつ泣くか分からないから。
 あれが、私の涙なのは、知ってる?」


まずはそこから確認します。
また手に入れるためには、リリスが泣かなくてはいけません。
でも、悲しくないのに泣けないし、その為に痛かったり怖かったりしたくないのです。


「だから、もし今度泣いたら、あげられる。
 けど、お約束は、難しい…です。」


涙は好きに使って良いけど、泣かされるのはイヤ。
リリスはそんな思いを込めて、けれど協力できないのは申し訳なくて一生懸命説明して見たのでした。*
(293) nasca 2023/06/22(Thu) 21:29:24

【人】 宝石人 リリス

−回想・涙とふんわりヘア−

あくびでもして、涙が出れば確かに良いのでしょう。
でも、あくびはしても涙がこぼれた事はありませんでした。確かに目は潤むのですが、そこまでそこから涙をこぼそうとは考えなかったのです。
だから彼の提案>>299には少し驚きましたし、そんなふうに簡単に涙が出れば良いのですが…。
無意識に転がり落ちれば問題ないのです。
意識的に涙を流そうとするのは、今までの過去から何となくイヤなのでした。
それを言葉にするのも、何となく難しく感じたのです。

ただ彼の落ち込んだ様子に>>300流石に少し申し訳なくなりました。
しかも、約束しなくて良いと言いながらお詫びと言って白い樫の杖>>290を差し出してきたではありませんか!>>302
リリスは目をまん丸にして驚きましたが、"もう使えなくなった"と言う言葉に疑問を覚えました。
(308) nasca 2023/06/22(Thu) 22:17:31

【人】 宝石人 リリス

「あの、そんな、大丈夫!
 でも、どうして使えなくなったの…?」


恐る恐るその杖を受け取りながら尋ねて見ます。
リリス自身は治癒の魔法はあまり得意ではありませんが、光の属性や癒しの属性を感じて居心地が良くなる素材です。
こんなに良いものを?と言う疑問もありました。
お詫び、と言われても、受け取ったら泣かなくてはならないような気もしました。
ジッと彼を見つめて、少し考え込みます。
 
 
「…涙じゃないと、だめ?」


だから、もう一つ質問を重ねました。*
(309) nasca 2023/06/22(Thu) 22:17:56

【人】 宝石人 リリス

−回想・涙とふんわりヘア−

それは…>>316確かにそうかもしれません。
年上が泣かせにくるのが日常茶飯事でしたが、よく考えるとあまり良くない日常でした。
それを考えてくれるこの人は、きっと良いヒトなのでしょう。


「そう言う事なら…これは、もらいます。」


この杖が使えない理由も知りました。
それなら、強い光魔法を使うときにはきっと役立つだろう杖をもっているのも良いでしょう。
ありがたく受け取ることにして、そして魔石のことを考えます。

きっと宝石よりは魔石が良いのだと思います。
涙は魔石になっていたものですから。
だから、もともとそうするつもりはありませんが、目を抉るなんて事はしません。
眼球は宝石になっても魔石にはなりませんから。>>127

ではどうするのかといえば、キョロキョロと辺りを見渡して、特に目ぼしいものがありませんでしたので、自分の髪の先を魔力でしゃきりと切りました。*
(333) nasca 2023/06/22(Thu) 22:58:51

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

「ここから先は、秘密にしてほしい。」


そう言いながら、リリスは髪に魔力を込め始めました。
涙や死した後の肉体が魔石になる宝石人ですが、彼らが子供を成すときには男が女を魔力で染め、そうしてできた魔力の珠に更に女が魔力を注いで子をなします。
そうして何か別の対象に魔力を注ぎ染めてしまうことで魔石に変化させることができるのです。
ただ、その事は多く知られてはいません。
そうさせるよりも前に、涙や死者が魔石になる事実ばかりが知られて、乱獲されてしまったのですから。

髪に魔力を注ぐと光に染まり、一塊の魔石へと変化して行きます。
艶と輝きを帯びた魔石に変化しきったところで魔力を注ぐのをやめて、相手に渡しました。
(-205) nasca 2023/06/22(Thu) 22:59:22

【人】 宝石人 リリス

「杖のお礼です。でも秘密。
 あとできれば、名前、教えて?」


そこまで作っておきながら、そういえば名前を聞いてなかったことを思い出しました。
だから、それを差し出しながらジッと彼を見つめたのです。*
(334) nasca 2023/06/22(Thu) 22:59:42

【独】 宝石人 リリス

/*
ターコイズさんめっちゃ筆早くない??????
(-206) nasca 2023/06/22(Thu) 23:00:57

【人】 宝石人 リリス

−尋ねられ人−

尋ねられた人>>323は、もし知っていたならこう答えたでしょう。

マーリン寮にリリスという宝石人がいる事を。
学院にはおそらくその一人しか宝石人はいない事を。
黒くて小さいから見つけにくいかもしれない事を。
寮の食堂のソファがお気に入りみたいだよ、と。

事実、リリスは今も食堂のソファに寝転がっていました。
きっと明日も、その辺りにいる事でしょう。
グランドにも参加する予定でしたが、ソファでうたた寝するのが最近のお気に入りだったのです。**
(341) nasca 2023/06/22(Thu) 23:10:11

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


  驚いた。
  こんな事は知らなかったな……。

[目の前で起きた事は宝石人についての
知識の中には書かれて居なかった事だ。

細かい原理は不明だが
涙以外にも魔石を作り出せるようだ。
髪の毛、などの自分の身体限定なのか。
しかし先程は周りを見渡していて
他の物でも良さそうな感じもあったが。]
(-222) Oz 2023/06/22(Thu) 23:31:10

【独】 宝石人 リリス

/*
うーん、ヨシツネさん、タイミング無かったとはいえ更新前のちょっとだけじゃなくて、ゆっくりお話しさせていただきたかったなあ。
ちょっと残念だけど、どうしましょう。
見送ったらそれで終わりだし、逃げても終わりな時間だよねえ…。
更新後も続けて良いとは思うけど、理由もないかなあ。
あちらも早く離れたがってるみたいだし。
(-224) nasca 2023/06/22(Thu) 23:36:16

【人】 宝石人 リリス

−現在・マーリン寮のソファで−

少しうとうとしていましたから、尋ね人の存在にはすぐそばに来るまで気づきませんでした。>>350
目を開いて、びっくりしてソファの上で身を強ばらせます。
いつの間にか取り出していた樫の杖を握りしめながら、彼の言葉を聞くことになりました。
そして、彼は去っていってしまいます。

あっという間の事でした。
本意ではなく、怖い思いをさせた事を謝ってくれましたが、何となく釈然としない思いが残ります。
謝罪は受け入れました。
でも、此方から彼に近づく事は無いでしょう。

だって、リリスはまだ子供を作るつもりなんてありませんでしたから。**
(358) nasca 2023/06/22(Thu) 23:41:35

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

−回想−

「うん、秘密。
 あなたは無理に泣かせようとしない人だから。」


だから大丈夫そうだ、とリリスは判断しました。
宝石人が涙を流して魔石を作る事を当たり前とさせられているからこそ、それを詫びてくれる相手ならと自然と考えたのです。
生来呑気な気質でしたから、これは無謀だったかもしれません。
一族を脅威に陥れることになるかもしれません。
それでも、リリスはそう判断しましたし、何よりリリスは他の宝石人を知りませんでした。
知らないから、一族がどうのこうの、はあまり関係なかったのです。
(-229) nasca 2023/06/22(Thu) 23:53:26

【人】 宝石人 リリス

「そう、私はマーリン寮のリリス。
 スノウ・カンタレラ…うん、覚えた。」


仮にも秘密を共有させた相手です。
名前も知らないままなのも、と思っていたので、すんなり教えてもらえたのは良いことでした。
そして差し出された黒いハンカチ>>355を不思議そうに見つめましたが、続けられた言葉>>356を聞いて、にっこり笑顔を浮かべました。
(367) nasca 2023/06/22(Thu) 23:54:07

【人】 宝石人 リリス

「うん、涙流すの、嫌い!
 スノウは良い人だね。ありがとう!」
 
 
リリスが渡したその魔石が、彼の役に立てたかはわかりません。
ですが、樫の杖も黒いハンカチもリリスのお気に入りになりました。
もしまたスノウが魔石を求めてやってきたなら、また同じ方法で、魔力の質を変えて渡すこともあったかもしれません。**
(368) nasca 2023/06/22(Thu) 23:54:28

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス

── 回想・リリス ──

  いや……まぁ、それは。
  そうだが……。まぁ。そうだ。

[初めに否定しようとしたのは
まだ会って間もない人間を信用するな、という
ある種の恥じらいでもあったのだが。
しかし、泣かせる人間だと思われるのもそれは困るので
結局肯定する事になる。

食堂のソファでごろごろとしてるような
穏やかそうな、呑気そうな。
彼女の本質というのはそんな感じなのかもしれないし
それを浅慮だと言うのは他人の傲慢だろう。]
(-233) Oz 2023/06/23(Fri) 0:12:48
 




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