人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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ミズガネ! 今日がお前の命日だ!

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

けど ナニカ はいます。
 

【人】 探偵 キエ

>>@0 トラヴィス

「随分と我侭だなァ…やりすぎって事かね? 碌な指示も出さない癖して一丁前に文句は示すとかまるでご主人様…いや此処じゃあご主人様なんだった………」


抱えられながらキエはぶつぶつと愚痴を零す。直ぐ傍にいるトラヴィスに聞かれても構わないからだ。

「…ん? 何でも良いよ。でも濃い目が良いなァ」

ちらとトラヴィスを見て短く述べると直ぐに眉間に皺が戻った。紅茶が届けば熱さも気にせず口に含み、矢張り溜め息をつくだろう。
(0) 2021/10/19(Tue) 21:37:55
 

「 
こうすれば見えるのにな
 」
 

 

「 
こうしないと 見えないんだよなぁ
 」
 

 

ナニカ はどこかへ 行きました。
 

/*
ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、当方です。

当方、引き続き『
透明な描写
』を続けますが、本窓が見えている方は特筆がなくとも、任意の箇所を『半透明な描写』として認識していただいてOKです。

何かあれば都度聞いていただければ〜〜! とりあえずLoveを振り撒いておきます、キャッキャッ  ٩(ˊᗜˋ*)و

キエは、どうでも良かったのでポルクスの言葉を否定も肯定もしなかった。
(a1) 2021/10/19(Tue) 22:25:00

【人】 探偵 キエ

>>@1 トラヴィス

胸中に察しがついたのかキエは笑顔のまま耳元で囁いた。

何処からでも会いに行くから安心しなさい


キエは身体を離せば再び紅茶に口を付ける。其れは傍目に見れば仲睦まじい距離であったがその実2人の間に愛などちっとも無い。キエはトラヴィスが姿を消しても眉一つ動かさないだろう。

…そうして中身を飲み干すと立ち上がる。自身を見上げるトラヴィスの頭を億劫そうに撫でた後広間を出た。
(5) 2021/10/19(Tue) 22:36:29

【人】 探偵 キエ

>>???


暫くしてキエは先日と同じ部屋に居た。今回は使用人達へこの部屋で茶会をする旨を伝えてある。館の手伝いをしているなら耳に入るだろうと踏んでの事だった。
先日と同じ紙とペン、そして2人分の茶会の用意が其処に在る。違うのは今回用意されているのがコーヒーである事。

見えない君ィ〜!

 聞いておくれよ! 僕ァ先方のお望み通り動いただけなのに酷くないか?
 何処までやって良いのか言ってくれなきゃあわからないのも仕方無いと思わないかねェ。一体何が気に食わなかったんだか」

「確かに僕ァ、何処からでも舞台へ手を加えられるから其れで良いのかもしれないけれど。
 
“彼”
1人じゃ絶対此れから荷が重いと思うんだよねェ、嗚呼心配だ…」

…さらにもう1つ違いがある。どうやら愚痴を言いたい気分であるらしい。そして口振りからして自分の行いに自信があるようだ。
(6) 2021/10/19(Tue) 22:49:26
キエは、今だけ中間管理職のようなものだ。其れは普段頂点に立つ者にとって煩わしい事である。
(a2) 2021/10/19(Tue) 22:51:41


 

「 
え? 来たは来たけどすごい素直に席に着きたくないな??
 」
 

【人】 探偵 キエ

>>???
>>6

音の方へキエの意識が向いた。ひとりでに動くペンに驚きもせず紙面を見つめている。

「なァにが楽しそうなものか! …まァ誰に言っても仕方が無い事ではあるけれどねェ、聞いてくれて嬉しいよ」

デカンタから湯気の上るコーヒーをカップに注ぐ。勿論キエは誰かに何かをする性分では無いので自分の分だけである。返事をする意思はあるのだろうと勝手に決め更に続ける。

「じゃあ、コーヒーが冷めない内に本題へ入ろうか。
 とはいえ君が何者か特定するつもりも無ければ縛って引き摺り出すつもりも無いから安心してくれたまえ。

 なァ君、
何故ミズガネ君だったんだい?


何をしたのか、どんな手段を使ったのかはこの件に限っては優先度が低い。最も重要なのはミズガネが選ばれた事だとキエは思っていた。しかしもし相手が誰でも良かったのであれば話題は直ぐに変わるだろう。
(7) 2021/10/19(Tue) 23:33:50
 

「 
……えっ 注いでくれないの???
 」
 

………
……


キエはミズガネの悲痛な叫びを満足気に聞いていた。此れならば良い対価をせしめる事ができそうだ。
しかし見えないし聴こえない振りをする。此れ以上館の主に目を付けられるのは少々面倒だから。

「リーパー君、吉報だよ。リソースの確保ができたから館を利用しなくても良くなった。

 そしてなんだが僕ァどうやら館の主に目をつけられてしまったようでね…今からでも行おうかと思っているよ。もし都合が良ければ裏庭の木陰に来ておくれ。折角だから女の姿にでもなっておこうか?」

【人】 探偵 キエ

>>???
>>7

キエはじっと紙面に増える黒インクを眺めて、問われれば黒いコーヒーで口内を潤し背もたれに体重をかける。文字列を読み故意は見られるが悪意は未だ見られないとキエは適当に判断した。
寧ろ見えない相手から問いが来た事の方がずっと重要だ。

「不思議な事を聞くのだねェ君は。其れを決めるのは僕ではなく君自身だろうよ。君が“此処に某が居る”と決めれば居るし“此処に某が居ない”と決めれば居ない。

 
自分自身の存在など誰も証明ができないのだから
そんな事勝手に決めれば良いじゃないか。それともあれかね、君は誰かに決めて…いや認めて欲しいのかなァ。自身が何者かというだけではなく其の存在迄も」

キエの価値観は人間離れしているが其の自覚はある様で無かった。しかし自分の決めた事が理だと思う確かな強さが其処には在る。
だからこそ存在を保ち続けている。
(23) 2021/10/20(Wed) 9:13:07
これは、ミズガネを殺害した後のこと。
地の底に堕ちたミズガネの慟哭はゲイザーの耳に入った。
悦に入った声色で、あなたに通信が入る。

リーパーに割り振られた役割には、
”神隠し”された人間の声が届く。

だって、殺した後の怨嗟の声が聞こえなきゃ損だろう!

「ギャハハハハハハ、あっは、ああ笑えた。
 あァ? 何だかよく分からねえが、
 ゲイザーの野郎をブッ飛ばせるなら何でもいい」

提案には肯定。冗談には、こう付け足される。

「ハッ! 要らねェよ。
 オレは女は好きだが、オマエは女だろうと絶対勃たねェ。
 可愛げもねェし、何より気色悪ィからな!」

そうして、暫しの後。
リーパーは裏庭へと向かうのだろう。

キエは、裏庭でゲイザーを見た。
(a17) 2021/10/20(Wed) 9:49:45

⏤⏤⏤⏤裏庭でキエと
ゲイザー
リーパーは言葉を交わした。

其れは在る殺人の計画。
しかし其の殺人は血も出なければ死体も出やしない。犯行の証明など誰にもできぬ謂わば完全犯罪である。

本来キエにとって夢その物を喰らう事は山を荒らす事に等しい。

記憶を荒らせば実りが減ってしまうからだ。其れは善意ではなく自身の恒久的な利益を考えての事だった。

しかし、
伐採がその山の利益に繋がるなら
話は別だ。

人格を喰らう
のは僕も初めてでねェ。咀嚼に時間がかかってしまうだろうがそこは許してほしいな」

少女の身体を一度抱きしめると耳を塞ぐ様に少女の頭を抱えた。

 
 
「………君が
悪夢を見るのは此れが最後だ

 

ふたりは夢を見た。

ゲイザーは郊外の出身である。
ある時、都会的な少女がひとり越してきた。

彼女は閉鎖的な環境ながらも見事に馴染み、
その洗練された風体から皆の憧れとなった。
ゲイザーも憧れるその一人だった。

彼女を喜ばせたくて、誕生日パーティに手作りのパイを贈った。
ゲイザーはべつに彼女の友達ではなかったけど、
彼女と仲良しのみんなで食べてくれたらうれしいと贈った。

けれどグズでノロマなゲイザーの手作りパイなどダサいので、
翌朝捨てられていた。

ゲイザーは泣くばかりだ。
だから代わりにもう一人のお友達が怒っていた。

『ひっく。ぐすん。あたし、かなしい。かなしいよ』
『なんだそいつ! お高く留まりやがって。
 オレがブッ殺してやる!』 ⇒

ゲイザーはそれから暫く、パイが焼けなくなった。
ゲイザーはパイを焼くのが好きだったので、ママに相談した。

「かわいそうに。ひどいわね。
 でも、叱ってはいいけど怒ってはだめ。
 それはきっとあなたの為にならないわ」

「辛いなら、誰もが目を見張るほど
 おいしいパイを焼けるようになりなさい。
 誰もが憧れるほど素敵な、心優しいひとになりなさい」

「あなたは頑張り屋さんだから。
 きっといつか、あなたの努力を認めてくれる人がいる」

ゲイザーはそのように生きることにした。
こうして、今のゲイザーは生まれた。

「…………」

「終わりだよ」

耳をふさがれているから何も聞こえない。

「ほら、早く殺せよ、そいつ」

「オレの居場所作ってくれよ」


 

・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
 


 

 有難いお話だけど、今──が聞いたのはそうじゃなくて……と  

  言うか、自分自身の存在など誰も証明ができないって言っても、 

  さぁ?まずキエちゃん達はそこに居る事がわかっているじゃな  

  い。明かりに照らされているじゃない。ああして心配するくら  

  いの仲間だっているじゃない。──の目に映っているじゃない 
 

 

「 
いいね 不透明人間
 」
 

 

 
ナニカ は、鼻で笑った。
その後すぐ、落ち込んだ。

【人】 探偵 キエ

>>???
>>23

「…君ィ、ただでさえ僕は君の仕草も表情もわからないんだから1から10まで言っておくれよ。言葉だけで意図を全て汲める訳が無いのだから。

 しかし君の感想は尤もだねェ、其れは僕だって驚くさ。
 まァ何か起こっているかどうかは僕にも判らないよ。其れは君が探ってほしい」
 
キエは黒い点の数を3つまでは数えていた。

「問い糺す様ですまないが僕はまだ幾つか尋ねなければならない。

 君は何故抱き着いたのか、何故彼は身体が冷えていたのか。一応推測はあるんだけど面倒だから答えが欲しいんだ。

 体温に関しては君自身が制御できない事かもしれないがね、抱き着いた事に関しては意図的な行為だろう?」
(32) 2021/10/20(Wed) 17:03:42
「………」

キエは記憶を何処から食べようかと迷っていた。其れは子供がショートケーキの苺を何時食べるか思案する様な和やかな間だった。

「…………嗚呼、今君を悪夢から醒ましてあげるとも。

 辛かっただろう、唯一の友達ゲイザーに忘れられて。

 苦しかっただろう、
誰にも気付かれなくて。


 君は沢山の苦痛と孤独を味わった。

 だから、そう⏤⏤⏤⏤
報われるべきなのさ!

キエは、平然と思ってもいない事を口にする。
(a19) 2021/10/20(Wed) 17:06:44