人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:


【人】 光学迷彩 もも

[『わたしは壁。』
学祭、夕虹と共に沈む。]

ふー…学祭お疲れっした。
タピオカ美味しかったんで満足っス。

[少し大きな独り言は誰もいない廊下に反響した。
プラスチックの容器に残った一滴に虹が映り、七色に反射する。わたしは、いつもの壁の前で小説片手にミルクティを啜っていた。
これを飲み終われば重い腰も上がるだろう。
先程までしていた後片付けの音はもうしない。この時間だ、部活でも無ければ殆どの生徒は帰ったのだろう。
まだ雨に当たった髪は乾いておらず頬に湿り気が伝う。それに、戻る途中運悪く水溜りを踏み抜いてしまったため今は裸足だ。靴下は背後の教室の窓に干してある。やはり雨の日は大人しくしているに限る。冷たい廊下に素足を浸しながら右足の親指で円を描き遊んだ。]

[今日を改めて振り返る。
赤羽先輩、如月さん…そして最後に通りかかった先輩。
いつもよりわたしを見ていた人は多かった。
この『光学迷彩(ステルス)もも』を見抜くとはお見事。でも、次に会う時が本試験だ。
もし、仮に、わたしを覚えてくれていたのなら…次は本当に友達になれるのかもしれない。]

[ズズー、っとミルクティの最後の一滴を飲み干して、同時に立ち上がる。親指を這わせた後の廊下は若干温かかった。カバンを持つ、そして、薄鼠色の壁と同化する様にその場から音も無く気える。『わたしは壁。』]

わたしが見えるんスか?

[ストローを咥えたまま、唇の端を少し釣り上げた。*]

〜 Fin 〜
(4) 2020/06/20(Sat) 8:02:38