人狼物語 三日月国


23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】

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 [ 教皇が住む宮を後にして
   真っ先に取り出したのは端末

   連絡先は当然
   教皇が予知したあの事を伝える先 ]


   『なるだけ早く
    その街から離れて頂けませんか

    どうやら貴方達の元に
    悪質な吸血鬼が近付いているようです』


 [ 皮肉だろうがなんだろうが
   感謝の意などと今は求めていない

   ただ、実験の為に。目的の為に
   失うわけにはいかないのだから ]*
 



……あの子地下に連れていったほうがいいなら
 いつも通り合図してね?

[通り際にこそりと聞こえないように言って置きました
ええ、こういうことは稀によくあるのです!]*

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  酒場で真っ先に対応してきた女が
 「お兄ちゃん」と呼ぶ相手が滑り込むように入り込む。

  妹のほうは一旦置いて
  この兄のほうは何処となく、そう何処となく
  只者ではない気配は、培った鍛錬の成せる業か。

  敵意はない。
  純粋に尋ねているような素振りにやや警戒を下げる  ]
 

  俺は教会のハンター…見習いのミゲル
  どんな人ってこう……


[  探られているような気はしたが
  端末が震えてポケットを触る  ]


  背が高くて、黒髪で、目は赤で
  愛想も何もない仏頂面で ……

 
(5) 2020/03/01(Sun) 13:13:11
[  戦うのが嫌いだと言っていた

  組んでから数ヶ月余り
  戦わずに教会に居られないと何度言っただろう

  ああ、そうだ
  他のことに…あのぼろぼろのミサンガに
  気を取られてしまったけれど

  あの後から様子もおかしかった   ]

【人】 ハンター見習い ミゲル


  ……とにかく!そういう、人!

  は……話したいことあるって言ったのに
  どっか行ったから……

[  半吸血鬼の男の監視
  逃亡されれば自分は死ぬまで実験体か
  知らぬうちに葬られると脅されている

  忘却措置をされて外に放り出される者もいたが
  どの末路も悲惨なものだ

  教会の洗礼を消されたものに居場所はない

  保守的に入っているのだって否めない

  それも勿論あるけれど
  ────…あるけれど ]*
(6) 2020/03/01(Sun) 13:13:19


  他の吸血鬼などそこらの狩人や半吸血鬼に任せれば良い。

[ シルビアの目的は真祖を葬ること
 その一点に限るのだ。

  数多の犠牲を費やそうとも
  夥しい屍の山を築こうとも

  如何程の非道を行おうとも
  以下程の誹謗を受けようとも

  シルビアの心は微塵も痛まない。

  艶麗な笑みを浮かべる
  箍が外れて暴走する確率は高かろうとも

  自己破壊を起こす程度では
  真祖を斃せる可能性のあるものを
  試さずにはいられないのだ。


  数ある吸血鬼を幾ら葬ろうとも
  根本である真祖を斃さねば意味がない ]

[ 真祖に直に吸血鬼されたであろうに
 人の部分を残す半吸血鬼

  真祖の支配力を逃れるように
  吸血も争いも好まない


  もし、吸血鬼として戦うようになれば?

  永久に時を止め変じた時より
  力が定められている吸血鬼と異なり

  半分人間であるが故に成長を続けるだろう───…


  石の礫ほどの可能性であろうとも ]

   真祖の吸血鬼は殺す…
   必ず殺さなければいけないのよ



[ 誰にも拾われぬ呟きはどこまでも暗く昏く ]* 

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  半吸血鬼に逃げられたハンターの末路は悲惨だ
  処罰は重く世間的にも抹消される

  保身の心が無いわけでは無い
  でも突然どうしてだろうか?

  募る焦燥感が滲み出る ]


 ( あまり…時間はないけど )


[  吸血衝動を、あんなに嫌がっていたのに
  そろそろ薬が切れる頃では…?

  こんなことなら予備分も渡していたほうが良かった?
  ……いや
  そんなことしたら逃げられるに決まってる。

  態度が悪かったのは自分のほう
  数ヶ月もいたのに関心すら寄せられないのだって

  嫌々囲われながらも
  人間を見下しているからだと思い込んでいた ]
(9) 2020/03/01(Sun) 15:50:34

【人】 ハンター見習い ミゲル


  アイツの話ったって……
  何話したらいいのか…わかんないし

  数ヶ月も一緒にいたけど
  ……あっちは無関心だったし

  俺は…どう接すればいいか
  ……わかんないとこあったし


 [ 飲み物はいいと首を横に振って
   促されたテーブルに座って項垂れる

   話?──自分の相棒のことなのに
   碌に何も知らない

   勝手にいなくなったんだ
   探して欲しくないのだろう、わかってる

  
 俺がどんな処罰を受けてもいいと思ったんだ



  それでも
  ……それでも話しがしたかった


  何を話したらいいかなんてわからないくせに
  どこかで…自暴自棄になってやしないかって ]
(10) 2020/03/01(Sun) 15:50:44

【人】 ハンター見習い ミゲル



  ……薬が…
  その、アイツ持病もってて

  俺が薬管理してて、だから
  ……見つけないと、


[  あんなにも嫌がっていたのだ
  吸血衝動が暴走するのは嫌な筈だ

  もう治りきった首に無意識に触れる
  ガリッガリッと新しく疵がつくほどに

  付いてしまえばいいのに、と左の首筋に爪を立てる ]*
(11) 2020/03/01(Sun) 15:51:16

 [ 出所は知らないが
   吸血衝動の薬は朝食後に貰っている
   ちゃんと効果のある本物 

   だから実際には心配なんていらない
   一般人にわからない様に暈しても
   薬の話は自分の事だと、こちらには知れた

   確かに自分達は
   相手の事を殆ど知らなくて
   数ヶ月経ってなお、好物すらも分からない

   昨夜の会話でも同じだった
   相方の話を聞かせて欲しいと問われて
   返した言葉を纏めれば「わからない」の一言 ]
 

[  無関心なのは一種の救いだった

  悪い奴ではないと認めてしまえば
  ……吸血鬼のすべては悪ではないと認めてしまえば

  どんな変化が生じるか恐ろしかった。


  刻まれた烙印と同じく
  深く深く根を張った憎悪こそ

  今の僕のすべてであるのだから

  あんな恐怖に身を置かれた
  村の人は悪くないのだと言い聞かせたのは、
  教会に保護された後で

  村の人は悪くない。
  悪いのは吸血鬼だ────そうすり込まれた。

  他人を憎まないように
  優しい思い出を定期的に思い出させる処置も
  自ら進んで受けた


   だからあの子の声も姿も笑顔も
   忘れたことなどなかった。
 ]

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  カウンターの先でかすかな音がしても
  死角になっていた上に女性が掃除をしていたから

  かすかな物音では振り向きもしなかった。

  昼の喧噪は外の中
  そのささやきはやけに鮮明に耳に届いた>>14 ]


   ク…ラレンスッ!?


[  驚きに目を瞠る
  立ち上がりかけて
  先に動いたのは対面に座っていた男だった>>16

  ここに連れてきたのは自分だと男は言う
  無感動で歩いて気になったから
  ……所謂お人好しの類いなのだろう。

  女性の手伝いに行っているのを目視して
  まだ相棒の半吸血鬼が
  座っていないようなら無言で促した ]
(19) 2020/03/01(Sun) 20:02:09

【人】 ハンター見習い ミゲル

   ……取りあえず、これ

[  持っているだけ渡すか悩んで薬を一つ渡した
  見たところ発作は起きてはいないようだが
  目を伏せてテーブルの木目を見つめる  ]


 無事そうで……、良かった
 

[ 呟いてまた沈黙が流れる
  話がしたいと言ったけれど
  何を、どんな風に話せばいいかわからない ]

  ……僕の、態度が今まで
  悪かったのは……謝る…

  すぐに治せって言われても治らないけど
  なんで、帰って来なかったのかぐらいは

  聞いても、いいよな?

[  戦わなくていいと言った矢先だ
  あれが自分が出来る最大限の配慮だ

  尋ねたいことは幾つも並んでいて
  どれを取り出せばいいかわからない

  焦燥と不安の正体もわからない
  心の声には今は耳を傾けない   *]
(20) 2020/03/01(Sun) 20:02:11


   ………今まで何も言おうとしなかったのは

   こっちも、悪かった、よ


 [ ぼそ、と呟く

  
過去を失った自分に
語りたい思い出なんてなかったとしても
「苦しい」ぐらいは、いつだって言えたのに
「苦しくないか」ぐらいは聞けたのに


   過ぎ去りし時と共に、心も閉じ籠る己を省みる ]*
 

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  出された薬に手をつけない姿に
  やや眉宇を潜めたのは不快ではなく”違和感”

  続く声が違和感を奥に押し込んだ>>22


  当然の疑念をぶつけられて、惑う
  今迄はと言えば
  「怪我をするな」「俺が叱責や罰を受ける」

  そんな言い方ばかりだった
  そんな言い方しか出来なかった ]


  ………どっか、攫われたりして
  ひどいめに遭ってるかも…とか


  お前が勝手にいなくなるとは、
  考えてなかった

[  虫が良すぎる話だ
  散々な態度を取って置いて、何をって

  詰られる覚悟をすると膝に置いた拳が震えた
  沈黙が穏やかなさざ波となって落ち着かせる

  珍しく、そう珍しく
  先に口を開いたのは仮の相棒のほうで>>22]
(26) 2020/03/01(Sun) 23:35:33

【人】 ハンター見習い ミゲル


  ────────…………



[  それが何故だかひどく胸が痛んだ

ああ、もう。お前は居場所を決めたんだって  ]
(27) 2020/03/01(Sun) 23:35:54

【人】 ハンター見習い ミゲル

[ 
用済み。
必要が無い。

  今まで薬を提供していたから
  共にいただけの関係だ

  そう、と、声を絞り出すのが精一杯だ。

  ならせめてハンターに正式になるまで
  協力を、という願いすら出ない。

  戦うのが嫌だと、ずっと言っていたではないか。
  ────所詮、僕では補いきれないのだ。 ]



   ………上手く言えない…んだ。
   言えるだけのことは言う、から

   左腕に、付けてるの
   今度はちゃんと見せてくれない?


[  もうほとんど、”そう”だろうと確信がある。
  だがあの地方から外に出た人が送ったことだとて
  あり得るはしている。


  でも、それなら……どうしてだろう? ]
(28) 2020/03/01(Sun) 23:35:59

【人】 ハンター見習い ミゲル


  僕はおまえのこと知ろうとしなかった
  ……吸血鬼を、憎んでいないといけないからだ


   でも、どうしたって知りたい。
   捨てろ、なんて言わない。

   もう一度そのミサンガを見せて欲しい。
   ……それをどこで手にしたの、かも。


[  くしゃりと歪む
  どうして見習いであるのに宛がわれたのか?

  『彼は生まれついての半吸血鬼ではなく
    元々は、人間です』


  人間。元は人間であるのに吸血にも
  人間にも戻れなかった。

  それが示すものが、何かを知らずにはいられない *]
(29) 2020/03/01(Sun) 23:36:05


 ────………お互い様だろ、クラレンス


[ 碌に名前すら呼ばなかった
  心を許してしまえば、自分の能力が劣ると知っていたから

  それだけは何があろうと避けたかった。
  彼奴を────

 もっとも憎むべき仇敵を殺すまでは ]

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  良い人ばかり。
  抑揚のない声ではあるが
  僅かな安心感を覚えているような錯誤を覚えた

  当然だろう、と、思う
  扱いの悪さには自覚はあった。

  それでもせめてあと一週間あったら
  少しは何か違っただろうか?

  埒もないことを考えてしまう   ]



   ………ありがと


[  ぼろぼろで今にも擦り切れそうな革紐
  そろり、と慎重に触れた。壊れないように。

  
  現れるのは前にも見せたであろうぼろぼろの革紐
  くすんだ胴の飾りに触れる

  掘られた文字に指先で壊れ物のように触れる
 
 DearMyFriend…■■■■■


  もうどんな風に編み込んだかも憶えていない。
  幼子なりの精一杯の編み方がどんなものであったか ]
(36) 2020/03/02(Mon) 3:01:30

   おとなになったら、また会いに来るから



[  果たされない約束を
  後生大事に抱えていた。 

  知らぬうちに同じところにいきたがって ]

【人】 ハンター見習い ミゲル

[  淡々とした物言いは以前と変わらない
  これが数ヶ月の集大成>>34

  痛む胸を抑えた。
  ズキリ、ズキリ、と痛んで痛んで
  声が、出ない。

  どうだって良くないよ
  鬱陶しいだなんて思ったことはない

  どうして自分を保てばいいかわからなかっただけ

  すべては言い訳だ。声が出ない。   ]


  
 ………忘れろ、なんて言わないでよ



[  ここで突き放されるとしても
  忘れろ、だなんて言葉を

   おまえから
  
 きみから


      ────聞きたく、なかった。
  ]
(37) 2020/03/02(Mon) 3:01:37
[  耳の奥から聞こえるのは、

          なにかが内から壊れた おと ]

【人】 ハンター見習い ミゲル

[    薄れてしまった憎悪で
    一体どこへ行けばいいのだろうか?


    悲哀だけを抱えて
    教会に処分されるのがお似合いだろうか?


   どうせ 誰も悲しまないなら…… 
 ]


[  浮かぶ思い出の中の幼馴染みが
  笑っている。

  神父さんが忙しくて
  頭を撫でて欲しかったけれど
  ……言い出せない僕を代わりに撫でてくれた

  小さな手を、思い出した    ]
(38) 2020/03/02(Mon) 3:01:43
─ 八年前・保護されて間もない頃に ─


[  僕に超常能力を付与した先生は、
  今迄の能力者の中でもトップクラスだと伝えた。

  だが幾つかの能力試験の後に
  大きな欠点が発見された。

  憎悪を糧にしているため
  僕の憎悪を薄れれば極端な能力低下を起こす

  ────…原因ははっきりしていた。  ]


 ………僕は、ぼくはっ
 村の連中に、差し出されたんだッ!

  いらないからって…!
  穀潰しがって言われながら!

[  明日来るといった吸血鬼が来るまでに
  鬱憤を晴らすように加えられる暴力と罵声

  果ては僕が呼び寄せたのではないかと
  謂われない中傷すら受けて 
 ]

  ……アイツが、アイツらが憎い
  でもっ、それ以上に

  誰も必要とされてないのに
  …………もう嫌だ。なんでなんで

  なんで僕だけ生かしてこんな、こんなの

[  首にある証は獲物の印
  消えない痕がすべてを物語っている。

  死にたい。消えたい。
  優しいものに触れたことがあるから
  優しいものが無くなって生き続けるのが苦しい。

  苦しい苦しい痛い痛い悲しい悲しい悲しい。

  もうどれぐらい、まともに名前を呼ばれなかったか。
  それを思い返すのも、嫌だった。  ]


  でも……っ!
  僕は死にたくない……
死にたくない!


  だって、あの子と…約束したから

 
  自ら死を望むなんて
  生きたかったあの子に顔向け出来ないから