人狼物語 三日月国


138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】

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「んうっ…。」
 
 
唇を奪われる。こちらの意思に関係なく、深く舌を絡められ。
 
 
「んんっ! ん…っ、ふ、ぁ、んくっ…!」
 
 
脳髄が灼ける。
びくっ、びくっ、と。体が跳ねる。
呼吸を奪われそうなほどに深く。
息苦しいほどに舌先を絡めて受け入れた。
ゾクゾクっと甘い痺れが全身に走る。
ああ、奪われる。
奪われて縫い止められる。
私の意思すら関係なく。
私の全てが奪われる──。
 

 
「ん、んううううううううっ!!!!!」
 
 
ビクッ! 体が大きく撓って震えた。
余韻のように震えているのは、口付けだけで達してしまったから。
深い口付けが解かれる。
もっと、と強請って舌先が彼の舌先を追った。
互いの口元を伝うのは頼りない銀の糸。
 

 
「雛ではなくて、人として…。」
 
 
ぜ、は、と。息を整えながら。
そう。幸せなんて要らないのかもしれない。
全てを奪われたなら。全てを絡め取られ、縫い止められたなら。
…嗚呼。
その言葉だけで、体が歓喜に満ちる。
それでも。 
 
 
「ここでは…いや、です。」
 
 
勿論。無理矢理に奪われても構わない。
貴方になら。
そう思うけれど、恥ずかしさに両手で赤い頬を抑える。
視線を伏せて。
ちらり。彼を窺い見た。
 

 
「二人きりの場か──、 貴方の巣で。」
 
 
ここは賑やかな宴の場。
宴の雛ではなく。
貴方に全てを捧げる為に。
身体も心も魂も、声も吐息もなにもかも。
 
 
「奪い絡め取って、離さないで欲しいのです。」
**
 

「ここでは嫌、なんて。
本当に思っているかい?」

彼女の事は、よく知っている。
ここで無理やりに奪ったとしても、悦びを示すだろう。

あえて、彼女をより激しく責め立てる。
白く細い首筋に、僅かに歯を立てて赤く痕を散らす。
彼女が既に自分の物であると、周囲に明確にする為に。

衿を力任せにはだけさせて、胸元まで曝け出させる。
そうして、露わになった上半身に、ただ夢中に歯を立てた。
無数の歯型が、彼女の肌に刻み付けられていく。

「二人きりになってしまったら、僕を止めてくれる者はいなくなる。
――後で助けを乞うても、止まってあげられる保証はないからね。」

口づけだけで、快感に達しているのは彼女だけではない。
愛するに足る相手を見つけた事で、どうしようもなく昂っている事を自覚している。

おもむろ、『ぎちぎち』と奇っ怪な音が周囲に響いて―――…、背中から、何かが飛び出す。
それは、
純白の蜘蛛の胴体と、八本の人間の腕。
人間の背中に、腕と蜘蛛を接ぎ合わせたような、醜悪な姿。

咲夜にすら、まだ一度も見せていない姿。

『行こうか。』

声が低く響く。
――人間の身体で、彼女を抱き留めたまま、背から生えた八本の腕が天井の木組みを伝って上り始める、
そうして、外へ通じる隙間に、咲夜と共に消えていった。

『咲夜――…咲夜――…。』

その間も、彼女の身体への口付けと、荒く服を剥ぐ手は止まることなく、蜘蛛が彼女を連れ去った道に点々と、彼女の身に着けていた緋袴が、長襦袢が、下着が、打ち捨てられていた。

―境内 最も高い杉の樹―


神社の中で、最も高い杉の樹上。
そこに、無数の糸が張り巡らされて、巨大な蜘蛛の巣を形成している。

『見てごらん、咲夜。
今日もいい月だ。
君が初めて隠り世に迷い込んだ時と同じだ。』

傍らの彼女へと語り掛ける。
袴も、下着も剝ぎ取られて、白衣が僅かに腕に引っかかっているだけの姿。
内股に、下腹に、胸の先端に、噛み痕を刻まれた姿。

『ここなら、誰にも見られることは無い。
けれど、君がどこかで僕に抱かれていることは、皆にわかるだろう。』

姿は見えなくても、声は届く。
彼女がどんな状態か、神社にいる者の全てが気付く。
その為に、ここを選んだ。

『思う存分、叫ぶといい。
そうすれば、皆が君を「雛」と思うことは無くなるだろう。
僕だけの「人」だと、皆が気付くだろう。
――ねぇ、咲夜。』

ぎちぎちと、八本の腕が音を立てる。
さながら、最高の獲物を捕らえた事を喜んでいるようだった。**

 
問いかけ。その答えはきっと互いに分かりきっていて。
くすり、笑う。
穏やかに。満たされたように。誘うように。
 
 
「きゃうんっ!? ア、ひぅっ! んっ、あああっ!」
 
 
柔肌に歯を立てられても、その悲鳴は甘く。
歯形だけでなく血が滲んだとしても構わない。
だって。そんな風に自分に痕を刻まれるのが。
たまらなく嬉しくて。たまらなく悦びに満ちるから。
襟を割られ、豊かな乳房がゆさりとこぼれ落ちる。
さらに肌に噛み跡が刻まれて。
その度に甘く媚びる声。
その度にリンッ、と髪飾りも鳴った。
ギチギチ。なんの音だろう。
頬を染めながら吐息を乱し、視線を上げる。
 

 
そこにいた姿は、見たことが無い異形のものだった。
大きく目を見開いた後。
誘う声に、はにかんだ笑みを返す。
彼の手のうちの一つを取り。
愛しげに手のひらに口付けて、頬を寄せた。
 
 
そして、彼に抱かれたまま。
天井へ。外へ。闇夜へと。
 
 
『はあっ…、んっ、きゃううっ…!
 カガリビさま…っ、ああっ、ダメッ、
 イ…っ、ア、アァッ…!』

 
 
闇夜に響く嬌声。
剥ぎ取られ、てん、てん、と残された衣服。
時折、何のものか定かでは無い雫も落ちて。
その行き先を中途まで。
 

 
―境内 最も高い杉の樹―

 
彼に言われ、彼と共に夜空を見上げる。
たしかにそこにはあの日のような月があって。
でもあの時と違うのは。
ジンジンと、噛まれた事で腫れてより敏感になった身体。
彼に囚われる事を心の底から喜ぶことのできる魂。
彼に寄り添い。しなだれかかり。
彼の巣でこれから永遠に。
そう、考えるだけで。
火照り昂る私がいる。
 
 
「そんなに、私が貴方だけのものだと
 他の皆様方に伝えたいのですか?」
 
 
私を他に見せないで。
独り占めにして欲しいと願ったのに。
それでも尚、声を聴かせようと言うように聞こえて。
けれど、雛と人。その差だと言われれば。
ぽ…、と。嬉しさに頬を染め。
巣の糸か、そこが触れると絡められてしまうようなら杉の木に身を寄せて。
彼に背を向け、先ほど言われたように高々と腰を掲げた。
両手で秘花を割開く。
くぱぁ…、と。紅く咲き溢れた花の合間に、透明な蜜が糸を引いた。
ひく、く。誘うように花弁が震える。
 

 
「愛しております、カガリビさま。
 どうか私を貴方様だけのものに。
 身も心も魂も貴方の糸で絡め縛り
 全てを奪ってくださいませ。」
 
 
耳まで赤く染めた告白は、恥じらいを伴って。
それに反してその姿は例えようも無いほど淫らだった。**
 

―境内 巨大な巣の中―


蜘蛛の糸で密閉された巣の中。
「奪ってほしい」と、懇願する彼女の姿に、胸の奥からふつふつと何かが滾ってくるのを感じる。
理性が、少しづつ剥がれているのを感じた。

「――人間は、最愛の人が出来たら皆に知らせるんだろう?
なら、きっとこの行為は正しいはずだ。」

できうる限り、人間の行為を模倣する。
それが、彼女に対する最大限の愛情表現だから。

既に蜜を垂らす彼女の秘所へ、そっと口付ける。
舌を這わせて、中へと差し入れる。
時折、秘芽に柔く歯を立てた。
恋人に奉仕するように、丁寧に責め立てる。

背中の腕が蠢く、二本の腕が秘所に触れて――それからゆっくりと指を一本沈めていった。
動きは、とても緩慢で、彼女を傷つけぬよう配慮された動き。
けれど、人間の指より一回りも、二回りも大きなもの。
それが、彼女の中に沈んでいき、掻きまわす。
二本、三本、四本――…。
彼女の中に、受け入れ切れなくなるまで。

彼女を愛撫する動きは、止まる事なく。
今度は、秘所より上。

後孔へと舌を差し入れて、ゆっくりと解していく。
――通常であれば、ともすればそこに舌を這わせる事は嫌悪感を伴うのだろうが、相手が咲夜であれば、気にならなかった。
何度も出し入れを繰り返し、すっかり唾液に濡れたところで、また背の腕が伸びてきて――…彼女が受け入れられる限界まで、指を沈めていく。

そうして、秘所と後孔を大きな指がこね回し、隙間から汁気の少ない音を立て続ける。
そうして、存分に彼女の両孔を責めぬいてから、ゆっくりと指を抜いた。

「今度は、僕に奉仕してくれないか?
――…両方一緒に。」

付け加えた言葉の意味は、まだ彼女は知らないだろう。
ベルトを緩めて、中の滾った物を取り出す。
人を模す事を止めたせいで、普段より太さも、長さも増した肉の禊。

けれど、禊はそれだけでなく――…
背から生えた、蜘蛛の胴体からも、同じ物がついている。
グロテスクで、生理的な嫌悪を催すだろう。
それでも、彼女へと奉仕を迫る。
まるで、恋人が互いを愛撫するように。**

 
そうなのかな? そうなのかもしれない。
でも。睦言を響かせて聴かせるのは違う気もする。
でもそんな疑問符は直ぐに解けて消えた。
既に潤っている花弁に、彼の舌先が触れたから。
 
 
「ンアッ! ぁ、カガリビ、さまぁ…っ、
 きゃううっ! ア、んうう!」
 
 
柔らかな甘い感覚の中。
硬質なもので敏感な箇所を食まれ、逃げるように腰が跳ね揺れる。
まるで失禁しているかのように秘花からは蜜が溢れ、太腿をつたい落ちていく。
実際、何度それだけで果てただろう。
断続的に軽い絶頂を繰り返しながら、その愛撫を一身に受け止める。
秘花を開いていた両手は直ぐに力を失って、へたり、と顔の横に添えられた。
指先で巣を掴み、感じるたびに爪が白くなるほど力を込めて。
 

 
「んくううううっ! ん、んああっ!!
 あっ、かはっ…!?
 や、ァ、太…んっあっ、かき回しちゃ、ああっ!!!
 あっダメいくっ! バラバラに動かしたら…
 んにゃあああっ!!!
 ひあっ! あああっ!! んきゅ…っ!!!」
 
 
そして、舌先での愛撫が終わったと思えば。
後側はよく見えないが、禊ほど熱くはない、けれど、どの部位かわからない太い何かが次々と私の中に這入ってきた。
一本、二本、三本…、目一杯にギチギチと入口が引き伸ばされる。中をかき回されると、お腹側を掻き回すその動きに翻弄されて下腹が蠢いた。
そんな風に満たされるとたまらない。
私の内、媚肉を全て同時に触れられ愛されてるようなものだもの。
キツイけれど、その分強烈な快楽を感じて。
ああ、だと言うのに。
 

 
「ンヒィッ!? ア、ぁ、んああ!!!」
 
 
更に浮上の孔に柔らかくて熱い物が滑り込んだ。
ひくっと抵抗するようにそこが収斂する。
けれど、ねじ込まれた舌先に、そこは抗いきれず。宴で愛でられ解されてきたそこはいとも容易く彼を受け入れた。
柔らかで、温かなもの。
それであっという間に解されて。また、そこに何かわからないものがどんどん埋められていく。
 
 
「ひぐっ…! ん、んんぅ…!」
 
 
流石に。その時には苦悶の色が混じる。
既に前に限界まで彼を受け入れていたからだ。
一本、二本…こちらはどれだけ受け入れただろう。
秘花よりも少ない本数で限界を迎えて、なのに、それが蠢き始めてそう時が経たないうちに私は満たされた喜びを強く感じていた。
微かに滲んだ苦悶の色も、直ぐに艶を帯びたものに転じていく。
 

 
「んはぁ…! おにゃか、いっぱいぃ…!
 カガリビ、しゃまで、いっぱぃにゃにょぉ…!
 んはあぁっ! 嬉し、嬉しぃ…!
 カガリビさまだけにゃの…あっ、んあああああ!!!」
 
 
その喜びを口にする事で。
その喜びが更に染みて、快楽がより深くなる。
これより底があるだなんて思わなかったのに、深く、深く。
深淵には果てがないのだろうか。そう思わせるほどに深く。
 
 
「あ…。」
 
 
乱れて、息も絶え絶えに。
言葉すらまともに紡げなくなっている癖に。
引き抜かれる時に寂しくなるのはいつもの事。
限界まで引き延ばされた花弁と不浄の孔。
ぽっかりと口を開いて、白い肌の内側の紅色を晒している。
ここまで開かれたのに。
普段は元に戻るし、熱を受け入れれば強請るように締め付けるのだから。
人の体は強い。
私がそれだけ、染められたと言うことかもしれないけれど。
 

 
奉仕を求められて、やっと振り返った。
両方、の言葉に、禊と同時に彼の不浄をと思ったけれど。
 
 
「ふぁ…っ!?」
 
 
びくり。体が跳ねたのは。
その視線の先にあるものが普段よりも雄々しかったから、だけではなくて。
蜘蛛の胴体からも生えた、二本目の禊。
グロテスクと言えるのだろう。
最初にその姿を見たのなら、泣いて喚いていたに違いない。
初めに雛として呼ばれたあの日なら。
でも。
今はもう。
私は彼に染められて。
彼の虜だったから。
 

 
「…は、はい。ご奉仕させていただきます…♡」
 
 
腰にはもう力が入らなかったから。
ぺたん、とその場に座り込んで。
それでも彼の方に寄って。
両方一緒に、と指示があったのでどうすべきか悩む。
一度は、蜘蛛の胴体の方へと顔を埋めた。
先端に口付け、口に頬張ろうとして…無理だと悟る。
口腔にどうしても収まらない。
先端と少し、口にすればもう一杯で。
申し訳なくて眉を下げながら、ぷはっと口から出して、今度は根本から舌で舐め上げて。
何度もそれを繰り返す。
裏筋を、竿の横側を、先端を。舌先で、唇で、頬で。
もう一本にも手を伸ばして摩る。先端を撫で、裏筋を擦り、指で輪を作りシュッシュっと扱く。
そして、しばしすると今度は逆に奉仕して。
時々、先端を咥え直してはなるべく飲み込もうと試みる。
 
 
「んはぁ…んむっ、んちゅっ、んん…♡
 こんなに立派なのが、2本も、あるなんて…♡」
 
 
位置が近くて握り込めそうなら。
両手で同時に握って寄せて、両方を同時に扱いたり先端を同時に舐めたりもしただろう。
豊かな胸で挟んで擦ることも。
その眼差しは、媚びて、甘えて。
彼に染められる事を願うものでしかなかった

─隠り世・浴室─



わぁ、きもちよさそーなお風呂……
それに、新しい服も用意してくれてる…
えへへ、楽しみ……


[風情ある木造りの浴場に、お湯から立ち上る蒸気。
気持ち良さそうな風呂場に嬉しそうにはしゃぐ真珠。
……というのは、もちろん建前で。

こんな所に狛と一緒に来たら、それじゃあ水着を着て……なんて話になるわけもなく、生まれたままの姿になるに違いないから…、その先にある行為を、どうしても想像してしまって、心臓がドクドクと高鳴って行く。

裸どころか、何度も敢え無く達してしまう様を見られた相手に対して、いまさら素肌を見せるのを恥ずかしがっているなんて思われるのは、もっと恥ずかしくて、

わざとタオルを頭に巻いて、さりげなく手で胸元を多少隠しつつ、何ともないかのように裸身を晒しながら狛と戯れたのだった。]



あっ……、あ、ぁ、たべちゃ、だめ、だよぉ……
こ、こまっ、や、ぁん、ぁん、ふあぁ……


[そうこうしているうちに、急に抱き着いて首元にかぶりつく狛。その唇と顎の感覚に、思わず声を上げれば、狛のじゃれつきもさらにエスカレートして行って。

……やがて、まるで茹でられたように身体を真っ赤に染めた真珠が、やっと受け身一辺倒だった身体をなんとか起こして、四つ足でよろよろと立ち上がると、]


はぁ……、んん……、も、我慢、できなぁ、い……
……ね、ね、まだぁ…? ダメ、ぇ……?
ここ、して、ここにしてぇ……?♡


[狛の方へ持ち上げた尻を向けると、片手で自らの股の肉を引っ張り、甘い蜜に潤んだ中の孔を開いて見せつけ、快楽を与えてくれるよう、淫らで卑猥に懇願するのだった。*]

隠り世・浴室


奥の院の方では
 ほとんど脱げていたとは言え、裸体では無かったから。
 浴室で初めて彼女の全身を見る事になる。
 赤らんだ顔から、撫でたくなる鎖骨の辺り
 確かな膨らみのある胸に、滑らかな腰つき。
 きゅっとしまったお尻に、柔らかそうな太腿と
 ……まぁ。勿論、じーーっと見つめてしまったのだけど。

 その時な彼女が胸元を少し手で隠してるから
 オレはその手をわざと取って
 湯船の方に誘導しただろう。]


  食べちゃダメ、なんてのはダメだぞ。
  ……オレは沢山まじゅをたべるんだからな。

寒くないように、と、縁に腰掛け
 二人で足だけ湯に使っているけれど
 身体は火照って、息が熱くなるのは
 湯の温度のせいだけではないだろう。

 彼女の首元に甘噛みだけでなく
 ちぅ、っと強めに吸い付いて彼女の首に
 赤く花を咲かせることも。
 
 キスがやたら多くなって
 彼女の身体に回す手も、腕や腰の辺りから
 胸元や、お尻の方にも段々と触り始めて。]


  っ……ま、まじゅ。
  可愛い、おねだりだな。
  ……もう、ずるいぞ?

彼女の淫らな誘いに身体は当然のように反応して
 雄の象徴は固く、そそり立ち、彼女の中に
 その身を埋めたがっている。

 けれどその熱を彼女の中に入れる事はせずに
 オレは屈み込むと、彼女が手で引っ張り
 よく見えるようになった秘部に
 顔を近づけると、じゅる、と口づけをして
 それから長い舌を彼女の中に、るろ…っと挿れていった。]


  何を、ここにして、とは
  まじゅは言ってないもんな?


[じゅるじゅる、とわざと音を立てながら
 彼女の甘い蜜を吸い取ると
 まじゅの雌の匂いが、強く鼻腔を充していく。

 口だけでなく、手を彼女の股に当てて
 指先でくりくり、と陰核をこねていく。
 
 手で虐めながらも
 顔を斜めにして、より深くまで舌を彼女の中に挿れ
 膣肉をざらりとした舌で舐めては
 零れ落ちる愛液をず、っと飲み干していく]*

口腔に収まらなさそうな二本の禊に、彼女は懸命に奉仕する。
先端を口に咥えて、手で擦り上げて、胸に挟み込もうとする。

そっと、彼女の頭を撫でる。
小さな子供をあやすような、穏やかな手つき。

「ーーこれから、ゆっくりと慣らしていこう。
隠り世なら、時間は永遠にあるのだから。」

そう、焦る事はない。
今は出来なくとも、時間が解決してくれる。

背中の腕が彼女の肩へ、頭へ伸びて、彼女の上半身を固定する。
ゆっくりと、腰を前後させる。
先端を含むだけで精一杯の彼女の口から、緩やかに禊を引き抜いてーー…同じようにゆっくりと、喉奥まで押し込む。
また引き抜いて、時間をかけて押し込む。
少しずつ、彼女に飲み込ませる量を増やしていく。

蜘蛛の腹から生えた禊が、彼女の頬や髪、豊かな胸に押しつけられて、先走りで彼女を汚していく。
そうして、ひとしきり彼女の身体を這い回った後で、胸の谷間に押し込まれて、前後に往復する。
ーー…彼女がそうであるように、己も彼女に溺れていく。

段々と、腰の動きが強くなる。
唾液の絡む粘着質な音が、彼女の口と禊の間から漏れ始める。
胸の間に、禊を突き込むように動かす。
腰の奥底から、ぐつぐつとした熱が込み上がっているのを感じる。
今までのように、彼女を気遣う余裕がない。

最後には、ただ力に任せて腰を振るだけになってしまって、込み上げる熱を堪える事など出来るはずもなく、一際深く打ち込んでーー…
そこに、溢れてしまう程の白濁を吐き出した。