人狼物語 三日月国


140 【身内】魔法使いの弟子と失われた叡智

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視点:


 
[細々とした事。
本当に、大した事ではないが。

例えば、ルービナ様に教わった採取地で
自分が見付けた、薬草の群生地だとか。
城にあった古い調合器具を、上手く扱うコツだとか。

あれらがまだ残っているなら、
いくらか弟弟子の助けになるかもしれない。
ついでだ、この機会に教えておくのも良いだろう――
すでに無くなっているか、彼自身が発見していれば
意味をなさないものだが。

……ああ、息抜きをするなら、
いつも花を咲かせているような場所もあったな。
そういえば城門の、歓迎の花には驚いたが
さすが魔法使いの城だと目を輝かせた記憶がある。
弟弟子も同じ出迎えを受けたのならば、
共通の話題になるだろうか。


彼に伝えるべき事を考えていたつもりが、
いつの間にか、思い出に思考が逸れてゆく。]

 

 
[初めて師匠に会った時、やけに驚かれたが。
人嫌い故の事だろうか…と当時は考えて。
しかしその後の、友好的な振る舞いを見れば
偏屈なんて噂はちっとも当て嵌まらないと、
首を傾げたものだった。

羽交い締めの挨拶は、
当初こちらの足が浮いてしまっていたな…
あんな洗礼を弟弟子も受けたのだろうか。


他にも。思い出される事は、いくらでもあるが。
…そうだな、私達師弟の間に流れていた空気は
これほど賑やかなものでは無かったと。


そんな事を考えていたのは、
茶会の席で、二人のやりとりを眺めていた合間。]
 

【人】 紅玉の魔女 ルービナ


  あらあら?
  私に気を遣ってくれてたの。
そう……


  私は師匠だもの
  あなたの立場を悪くすることは出来ないわ

  でも、そうね

  貴方が私に会いたいと
  思ってくれるのなら

  遊びに行っちゃおうかしら?

  ちなみに私は会いたいと思っているわよ



[ 何よりも貴方の気持ちが大事だから。
  だから、聞かせて欲しいわ>>5
  なんて意地悪だったかもしれないわね

  答えは聞けたら嬉しいけれど
  少しの反応でも見られたら
  及第点ってところね。


  表情の変化を見るような視線に
  貴方は気がついたかしら? ]
 
(23) 2022/04/02(Sat) 19:04:36

【人】 紅玉の魔女 ルービナ



  ええ、覚えておくわ
  貴方が”絵手紙”をくれると言うことよね?


[ 微笑みを一つ向けて>>6
  少し意地悪しちゃったわ

  
  綴るのが苦手なら>>4
  
絵で表現すればいいじゃない!


  そんな考えを込めた笑み。
  魔法陣を書いて送りつけてくる可能性もあるわね
  もしかしたら魔法技術の専門的なやりとりになる
  可能性も??


  その考えが頭に浮かべば
  表情は難しい顰めっ面になって
 
  まあ、それも楽しいかもしれないわ。
  と、最終的には笑顔に戻って。

  リアント曰く賑やかな表情になっていたわね。 ]
 
(24) 2022/04/02(Sat) 19:05:58


[ 貴方を歓迎した城

  それはね


  貴方におかえりなさいを伝えたのよ。 ]


 

【人】 紅玉の魔女 ルービナ



   気が利くのね
   私ったら雑談ばかりして……!

   ほら、リアント動くわよ


[ てきぱきと準備を進めていく彼女に
  ガタッと席を立っても
  すでにお茶まで注がれていて>>9

  大人しくそのまま座り直すことになった。 ]
 
(27) 2022/04/02(Sat) 19:10:03

【人】 紅玉の魔女 ルービナ


    片付けはみんなでやりましょう
    ここには4人しかいないのだから
    みんなでやると良いのよ

    でも貴女のおかげで
    ティータイムがスムーズに始まるわ
    ありがとう、オペラ 

    
[ 申し訳なさと手際の良さの感心と
  それに感謝をしながら
  ティータイムははじまったかしらね。

  先生とオペラに呼ばれたら>>11
  にっこりと笑顔を浮かべて。

  どんな魔法が得意なのかしら?
  なんて根掘り葉掘り聞いてしまいそうになるのを
  グッと堪えてたのだった。


  おかわりは勿論いただいたわ>>12 ]
 
(28) 2022/04/02(Sat) 19:10:40

【人】 紅玉の魔女 ルービナ


[ 相手に対しての呼称は、

  敬意を込めて
  親しみを込めて
  自らの立場を考えて

             色々あるわね


  私は山奥にいたからかもしれないけれど
  今の時代には合わない考え方なのかしらね


  だから”様”で貴方に呼ばれたら
  「あの頃みたいにルービナ」って呼んで?
  
なんて勿論そんな事実はないのだけれど

  そんな風に揶揄ってしまうわよ?

  好きに呼んでもらって構わないわ
  揶揄いはするけれど止めはしない。

  そうね、勿論昔のままの師匠でも嬉しいのよ ]

  
 
(30) 2022/04/02(Sat) 19:13:45
 
[この口が、何故こんなにも重いのか。


貴女が会いたいのが弟子の私なら。
師弟で暮らした日々を懐かしく思い出して、
共に茶を飲むのも良いだろう。


貴女が会いたいのは、……
知らない事があるのは気付いていた。
違和感の正体を確かめた事は無いが。

その顔を見ていると、
興味本位で触れて良いものとは思えなかったから。

        時折、遠くを見るような目をして。
        一体何を考えていたのですか。]*

 


[ 

  眠れない夜のお供に

  子守唄のような
  昔話はいかがかしら?
  
                   ]

 


[ 
  この城は元は貴方のもの
  いえ、貴方の”前世”と呼ぶべきかしら

  
  城にだって意志はあるの。
  物が付喪神になると同じように。
  城は覚えている。
  生まれた時からの主人を。

  私は仮の主人だということを。

  
 ]

 


[ 魔法の世界で大昔といっても
  文明が発達して
  自然が失われていった変化はあるものの
  世界としてみると大きな滅びや崩壊のない。
  そんな世界での昔話。

  娘の生まれは地主の娘。
  生まれつき紅玉を持って生まれた子。

  宝石魔術を知らない小さな街だった。
  両親達は何かの病気かと疑い
  娘は体が弱いとされた。
  家から出してもらえず18年間。
  今思えば成長して出荷待ちの食材のよう。
  実際にそうだったと知るのは娘が18歳になった時。

  嫁ぎ先が決まったわ。
  貴族との縁談。
  家名だけ立派な相手の人は歳の離れたおじ様好色男

  よくある話でしょう?
  子守唄には丁度良いわ。 ]

 


[ 文字通り親に売られたことを理解した娘は
  弱いとされた体で逃げ出したの。


  


  
   
の中

  

  
行く宛もなく森の奥へと消えた娘。


  
そして娘は戻らなかった

  
言い伝えはここから始まったのよ ]

 


[ 
の奥には
があった。


     
には
があった。



            
には
魔法使い
がいた。



  逃げ出した娘は森の奥の湖で体力が尽き
  どうせ死ぬのなら湖に沈もうと考えた。


  春の頃の雪が残る冷たい水。
  身を沈めていって

         
感覚 が、 なく
……なって



               意識が



                 ………溺れ



                    ゚o 。.゚

      このまま         。o゚ 

 
         泡に       。゚ ゚

                 o .゚

       なりたかった     。゚

                    。゚

 ]


[ 

    さようなら
        •

                 •

    水面に向けた手は
     •

    そのまま下がり
      |

                 |

        沈んでいった
   |

                 |

        その時──

                  
o

              紅玉が光り

              

  ]

 



       湖に        |
               |

              

               の
               線
               を
               伸
               ば
               し
               た

               |
               |



 ]

 


[  赤い光の筋は
   湖を割り

   空にも届いたとされる

   でもそれを知るものは
   どれだけの人がいるだろうか。 ]

 


[  目が覚めたら知らぬ天井でした。

   なんて経験が娘に待っていた。

   まだ続くのかって?
   まだ半分よ。あと半分残っているわ。


   そこで一人の魔法使いと娘は出会い
   そのまま城に住むことを娘は強引に決めました。

   
そう、強引に。

   娘は行く宛も帰る場所もなかった。
   
魔法使いは追い出さなかった。 ]

 


[  まず娘は城を綺麗にしようと思ったわ。
   「ボロい城ね」と言った途端に
   窓が開いて強風が入ってきたの。

   城が怒った、とその魔法使いは言ったわ。

   怒るですって? 面白いじゃない。
   「今からこの城を綺麗にしてやるわ!」
   宣戦布告したら何故だか大人しくなって
   磨いて、履いて、
   次第に綺麗になっていく城

   庭には花が咲いていったわ。
   荒地だった庭なのにと不思議に思ったら

   「城が喜んでいるんだ」とまた教えてもらったの。

   嬉しいと花を咲かせる城。
   綺麗に片付いた書物、キラキラと反射する城内。
   娘は自分の役割が出来たような気がしたの。 ]

 


[ そうね、これは娘と魔法使いと城のお話。


  それから二年後

  別れることになる

  
貴方によく似た蒼鉛を持つ魔法使いとの


               始まりの終わりへ向かう物語。



  さて、夜も更け
  月の光も移動したわ。
  明日に備えて眠りましょう。
  子守唄。それは事実か虚構か。
  花を咲かせる城が実在すればわかることね? ]

 


[ 
その
物語子守唄
に答えるように


           
に一輪の
が咲いた。
 ]