人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ あ、しまった、と気づいた時にはすでに遅くて。

  
  須藤要、と名乗ったそいつが>>8
  デカい声で俺の学年を確認する様に、
  おぃ声がでかいって、とちょっと焦って
  椅子から腰が浮いてしまって、
  ついでに周りを見回してしまったり、
  ちょっと情け無かったかも。


  幸い室内には誰も居ないのを思い出して、
  浮かせた腰を椅子に下ろしたら
  またほっと煙を吐き出した。 ]
(15) 2020/06/17(Wed) 13:31:21

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 耳に残る、雨の音。

  
  喫煙を咎められるのかと思えば、
  『ふりよう仲間』だなんて>>8
  吹き出しそうになりながら、  ]


     なんだよそれ。


[ と須藤の顔を見れば、なんだか嬉しそうな顔で。  ]

     
     何がおかしいんだよ、
     俺のどこが不良だっつーの。


[ つられて笑いそうになるのを堪えてそう言って、
  タバコの煙を須藤の顔目掛けて吹きかけてやった。


  笑いは堪えきれず、こぼれ出た。 ]*
(16) 2020/06/17(Wed) 13:33:55

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ ノックの音が、新たな来客を告げる。
  それに答える須藤の声は>>14、俺の時より
  ずいぶんすらすらとしているように聞こえた。


  新しい客が来たのならと、指の間の
  タバコを持て余す俺に聞こえてきたのは、
  記憶に新しい声>>12。 ]


     うわ、矢川じゃん。


[ 矢川の視線は俺の右手に注がれている。
  それに気づいて、なんとなく気まずくて。  ]


     いやさっきタバコ吸わせろって言っただろ、
     委員長に瞬殺されたからよ。


[ 俺の喫煙にツッコミを入れる矢川は
  困ったような顔をしていて。
  俺は弁解するようにそう言った。
  理由としては、訳の分からないものに
  なった自覚はある。 ]*
(17) 2020/06/17(Wed) 13:54:38

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 須藤に、入っていいかと聞きながら、
  迷わず俺の席まで来た矢川は、
  あろうことか俺の手から、ひょい、と
  タバコを抜き取る>>13。  ]


     
   
おい。


[ 不満気にそう声を上げて、高いところにある
  矢川の顔を軽く睨んでやる。


  未成年喫煙を咎める矢川のその顔は、
  言葉とは裏腹に笑っていて、不覚にも俺は
  ちょっとホッとしてしまったりした。
  おまけにあったばかりのはずの須藤に
  同意を求めたりしていて。  ]



     残念だったな、そいつとは
     ふりよう仲間なんだ。 


[ 俺も、『な?』と須藤に同意を求めた。  ]*
(20) 2020/06/17(Wed) 14:00:59
帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a4) 2020/06/17(Wed) 14:17:17

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
喫茶店アトリエ・去り際
  


     ありがと、美味かった。


[ かたんと音をさせて立ち上がれば、
  またあの黒板の絵が視界に入る。


     あー。
     なんつーか、その。
     上手く言えねーけど。


[ 何をどう伝えたいのかは、
  自分でもよくわからない。
  それでも、今日出来た『ふりよう仲間』には、
  笑って過ごす日が増えるといいな、と。 ]



     …なんかいっこでも、好きなものがあるって、
     まぁまぁ幸せだよなぁ。
(33) 2020/06/17(Wed) 18:05:05

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ そんなことを言いながら代金を支払う。
  財布を見ていたから、目の前のそいつや、
  ついでに矢川がどんな顔をしていたかは
  わからない。


  なんでか、後悔するなよと言った
  先生の顔>>1:241が過った。  ]


     ライブは、体育館な。


[ 最後にそれだけ言って、理科室を出る。
  コーヒーの匂いと雨の匂いが混じって、
  泣きたくなるような香りがした。


  矢川も一緒に出るなら、どこに行くか聞いて。
  まだ残るなら、じゃーまたあとで、と手を上げて。 ]*
(35) 2020/06/17(Wed) 18:07:32

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
喫茶店アトリエの回想
  


    
  
おい。


[ タバコを抜き取った矢川の手が、
  そのまま口元に運ばれていくのを見て>>39
  慌てて声をかける。  ]


     やめとけって…
     あー、ほれみろ。


[ 案の定咽せる矢川には申し訳ないが
  ゲラゲラと笑ってしまう。
  俺のもとに帰ってきたタバコを一度
  深く吸い込んでから、須藤が
  出してくれていた金属の皿>>1:246
  ぎゅっ、と潰した。 ]
(51) 2020/06/17(Wed) 21:26:05

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

     バンドマンだろ、
     嗜め、タバコくらい。


[ それ以上背も伸びなくていいだろ、と揶揄って。


  矢川は自己紹介をしながら、ライブの出演順を
  さらりと告げる>>41。  ]


     へぇ。トリじゃねぇのか。
     そうだ矢川、さっき須藤にライブの営業
     しといたぞ。



[ そう言うと須藤は察した様子で、
  興奮気味に、ライブに出るのか、と
  矢川に聞いた。
  3-Aで弾いていたのか、とも。>>48  ]
(52) 2020/06/17(Wed) 21:31:18

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 話す須藤はとても嬉しそうに見えて>>48
  ならライブ観に行きゃいいのに、
  行きますと即答しないのはやっぱり
  なにか事情があんだろな、と思った。 ]


     つーかいっこ言わせて…
     なんで文化祭だってのに、男三人で
     コーヒー飲んでんだよ…


[ 『ふりよう仲間』になったばかりのそいつが、
  重たい気持ちにならないといい、と。
  ついでに俺がピアノを弾いていたことは
  伏せたまま。
  ふざけてテーブルに額をつけてそうぼやいた。


  だけど言いながら、自分でも笑ってしまう。
  これだってきっと純粋で楽しい、
  貴重な時間のはずだから。
  どこが不良だよ、ともう一度口にした。  ]*
(54) 2020/06/17(Wed) 21:43:13
帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a9) 2020/06/17(Wed) 21:44:34

帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a10) 2020/06/17(Wed) 21:45:19

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 矢川がベースを弾いていたと知って、
  須藤は机に身を乗り出して興奮している>>63
  ワクワクした様子のそいつは、
  まるで無邪気な子供みてぇだなと思った。  ]

     
     出演順、ジャンケンで決めんのか。>>60


[ 出演順の決め方を矢川が笑って話せば、
  俺もぶはっ、と吹き出した。
  上手いやつがトリ、って認識の業界だから、
  民主主義万歳なのかも知れない。  ]
(67) 2020/06/17(Wed) 23:13:22

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


     矢川のバンドって、どんなの演んの?


[ 須藤が、俺のと同じアイスコーヒーを
  矢川の前に置くのを見ながら訊ねる。
  氷がひとつ、からん、と鳴った。


  初めて、おまけにいきなりセッションが
  始まったにもかかわらず、
  俺が強引に弾いたジャズにも特に
  戸惑う様子を見せず合わせてくれた。


  こーいう人間がいるバンドは、
  どんなジャンルだってそこそこ聴かせるん
  だろうなとは想像がついたけど。 ]
(68) 2020/06/17(Wed) 23:16:09

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ そこで、あ、と思い出して。 ]


     あの絵さ。


[ 黒板を指差して、ちょっと矢川に向き直る。 ]


     あのセッション、ここまで聞こえてて。
     それで、あれ。
     描いてくれたんだと。>>1:193


[ 矢川と、須藤と、その絵に、
  順番に目をやりながらそう伝えた。  ]*
(69) 2020/06/17(Wed) 23:24:18

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ …青春。>>64


  須藤が口にした言葉に思わず苦笑いが出る。
  
  
青春、ねぇ。


  
どんな未来もすぐには思い描けない自分には、
  青春なんて言葉は眩しすぎるような気がして。
  ]
(90) 2020/06/18(Thu) 13:01:11

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


     オルタナティブロック。>>75
     へぇ、意外。


[ 口をついてそんな言葉が出た。
  俺の中のオルタナティブって例えば
  NIRVANAとか、Red Hot Chili Peppersとか、
  そんなイメージ。


  目の前の矢川はいつだって穏やかだし、
  話す言葉も柔らかく、クラスの田中に
  こき使われたりもしてる。おまけに詰襟だし。


  ついでに言えば合わせた音から想像したのは
  どっちかっていうとゴリゴリのジャズ系だったから。
  そんな感想を口にすれば、気分を害したりは
  しなかっただろうかと、少し不安になる。


  須藤はちょっときょとんとして、
  それからにこにことその表情を変えた。>>83
  うん、うん、と頷くたびに、
  長い前髪が揺れていた。 ]*
(91) 2020/06/18(Thu) 13:03:45

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ うれしい、すごい、と笑みを浮かべて>>76
  絵の感想を伝える矢川の言葉は、
  やっぱりとても穏やかでシンプルで、
  それでいて人の心に響く気がする。


  そういや、俺は感想を伝えてなかった、
  と思い出して、
  だろ、俺もそう思ったんだよ、と言おうと
  須藤に目をやる。


  
  
と、その顔が歪んだように見えた。
  え、と思う間に須藤はゴシゴシと
  制服の袖で目元を擦っていて。


  見ていないふりして、新しいタバコに火をつけた。
 

  絵を褒められて、涙する。
  須藤にはやはり、なにか思うことが
  あるのかも知れない。 ]
(92) 2020/06/18(Thu) 13:07:16

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ なんて口にすればいいかわからない。
  黙ってタバコを深く吸い込んでいると、
  ライブは苦手なのかって矢川が聞いていた。


  ナイスだ矢川、よく聴いてくれたと
  心の中で親指を立てて。  ]


     いや。人がたくさん来るかー、
     みたいな話はした。>>1:252


[ と告げた。 ]*
(93) 2020/06/18(Thu) 13:09:24
帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a18) 2020/06/18(Thu) 13:16:53

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 思いもよらない須藤の告白に、時が止まる。
  自分が息を呑みこむ音が聞こえた気がした。


  ソウボウシツニン。>>94
  耳慣れない言葉を小さく反芻する。


  堰を切ったように彼の口から吐き出される言葉は、
  それはあまりに衝撃的で、同じくらい悲しくて。


  俺はただ須藤の顔を見つめることしか出来ずに。


  指の間で忘れられたようなタバコがジジッと鳴く音が、
  やけに大きく響いた。 ]*
(99) 2020/06/18(Thu) 16:04:30

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 何を言えばいいのだろう。
  何と声を掛ければ、目の前のこいつは
  救われるのだろう。


  
   
違う。
  救う、だなんて。


  無意識に、右手で自分の左手に触れていた。


  興味本位の質問が、
  中途半端な同情が、
  どんなに心を傷つけるのか。


  それだけは分かっているから。  ]


     …そか。
     話してくれてありがとな。
     知らなくて、なんか嫌な思い
     させたなら、ごめん。


[ そう言った。
  出来る限り、いつもと変わらない口調に
  聞こえるように、と努力して。 ]*
(100) 2020/06/18(Thu) 16:21:26

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

     こいつ…強ぇえな。


[ ぶんぶん、と音がするくらい手を振って、 
  須藤は、悪いことばかりでは無い、と笑う。>>103
  
  
それも『誉』だなんて。


  もちろん笑いとともに紡がれる言葉が、
  全て真実という訳ではないだろう、と思う。


  それでも。
  すげぇやつだと思った。


  俺は、俺には。

  無くしてしまったものを、誉だと
  例え強がりでも、無理をしてだとしても、
  絶対に口にすることは出来ない、から。


  あぁ、気づいてしまう。
  気付きたくない、自分の、どす黒い感情。


     
どうして、俺は。
     なんで、おれだけ。
 ]*
(116) 2020/06/18(Thu) 20:08:49

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 須藤のびっくりするような大声と、
  ばんばんと机を叩く音>>118ではっとする。  ]


     
(…抑えこんだはずなのに。
     こんな、思いなんて、
     とうの、むかしに。)



[ 絶対に行く、と言う須藤に顔を向ける。
  俺の顔が見えていないなんて到底信じられない、
  そんな熱量のこもった視線を目の当たりにして。  ]



     
  
っ!だから声がでけぇんだよ!


[ 戸惑いを悟られないように、
  ふざけて須藤の肩をこづいて笑う。


  良かった、笑えている。 ]
(132) 2020/06/18(Thu) 22:01:40

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 我に返って話を聞けば、あんなデカイ声で
  行くと言い張った割りには、
  一緒に行って欲しい、とかわいく上目遣いまで
  使用してくる須藤。
  それは本当に吹き出した。


  かわいくねぇ。かわいくねぇぞ断じて。  ]


     わーったわーった。
     行ってやるよ、一緒に。
     体育館までの道も、
     一人じゃない方がいいだろーしよ。


[ そう言って口角を上げた。 ]
(133) 2020/06/18(Thu) 22:05:46

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ それでも目敏く俺の様子に気づいたのか、
  須藤は俺に声をかける。>>123  ]


     あ、いやなんでもねー。
     さっき矢川が女役やるっつーの>>126
     改めて想像したら真顔になっちまったよ…


[ そう、誤魔化して。  ]


     てかライブ、俺も二階から見よ、
     周りの女がこいつにキャーキャー言うの
     見たくねぇし…


[ なんて言って、ふてくされて見せたりもした。
  これはまぁまぁ本心だったけど。 ]*
(135) 2020/06/18(Thu) 22:08:29

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ ひとしきり、雑談したあと。
  ふっ、と訪れる一瞬の静寂を合図にして、
  心地よい理科室を出ることにした。 ]


     じゃ、ライブの前にここに迎えにくるわ。


[ 須藤にそう伝えて。


  好きな事がひとつでもあるのは幸せだとか、
  ライブのことをもう一度念押ししたのとかは、
  本当に須藤に向けて言った言葉だったのか。


  座ったまま手を振る矢川には>>127
  おー、じゃあまたあとでなと、
  こちらからも手を振った。  ]*
(136) 2020/06/18(Thu) 22:30:15
帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a23) 2020/06/18(Thu) 22:34:23

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
ライブイベントが始まる前のこと
  


[ 理科室を出て、体育館の前を通りがかる。
  リハーサルは続いていて、座ってそれを見ている
  生徒の後ろ姿も>>66窓越しに見えた。


  どんなにきっちり扉や窓を閉めても、
  分厚い防音カーテンをひいても、
  漏れ出す音がそこにはあって。


  通路の柱にもたれて、途切れ途切れのそれを
  ぼんやりと聞いていた。  ]
(179) 2020/06/19(Fri) 8:35:02

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 頭に浮かぶのは喫茶店アトリエで見た、
  須藤の絵。
  心に響いて描いたという、
  あいつの言葉は素直にうれしいと思ったし、
  大げさに言えばちょっとは感動さえした。


     …それでも。 ]
(180) 2020/06/19(Fri) 8:35:51

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 俺のピアノは、白と黒。


  矢川の音は、ひとつひとつの音符が色彩を放って。
  キラキラ、キラキラ。
  音を跳ね返しては自ら光る。
  それは例えばたくさんの、
  絵具のつまったパレットのようで。 ]
(181) 2020/06/19(Fri) 8:36:32

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 
羨望、嫉妬。

  
焦燥、後悔、喪失感。



  あぁ、気付いてしまった
  ずっと、開けないようにしまっていたパンドラの箱。
  気づかないようにしていた感情。


  おれは、こんなに、
  ピアノが、ひきたいのに。
  弾けない。
弾けない。
弾けない。


  悔しい。
悔しい。
悔しい。



  なんで、おれだけ。


  ふらり、と雨の中へ足を踏み出す。
  ここでなら、泣けるのだろうか。  ]*
(182) 2020/06/19(Fri) 8:40:17

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ その時、ポケットのスマホが音を立てた。
  メッセージアプリの短い文章が、
  現実を知らせてくれる。


  
  
差出人は、委員長。


  『どこにいるの?
   教室戻ってくる?』


  『可愛いパリピっぽい女子が
   あんたたちの演奏ずっと聞いてたのにー。
   帰っちゃったよー。>>44 』 ]
(183) 2020/06/19(Fri) 8:53:42

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ そんなメッセージにふ、と身体のチカラが緩む。
  足が止まる。
  もう泣いてんだか笑ってんだか
  わからない顔だったと思うけど、
  どうやら、借り物のスーツは、
  濡らさずにすんだみたいだ。  ]


  『バカかよ引き止めとけよ』


[ と返信した。 
  スマホの画面がちょっと歪んで見えたことは
  気づかないふりをして。]
(184) 2020/06/19(Fri) 9:00:44

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ それからちょっと悩んで、  ]

  
  『なぁ、体育館のステージ出演てさ、』
  『飛び入り枠あったよな?』


[ と文字を打つ。
  送信ボタンを押す指は微かに震えた。]*
(185) 2020/06/19(Fri) 9:02:01