人狼物語 三日月国


256 【身内】けものまつりとかみかくし

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視点:


【人】 神立

 
[大切に祀られた魂は神となるが
 そうでないものは妖となる。
 善と悪を分つは人の心次第。]
 
(1) 2024/04/04(Thu) 0:27:08

【人】 神立

 
[────鳥居を潜って直ぐの所。
 白い仔犬の首を掴み上げる男が居た。
 狐面の目の部分はくり抜かれておらず。
 然しその目の辺りで犬の顔を覗き込んでいた。]


  ……なあんだぁ、お前。迷子?
  ふうん。コマっていうのかい、そうかい

  俺もヒト探しをしてる所でさァ
  一緒に来なあ?


[直に始まった祭り。
 人混みの中、男の背は頭ひとつ高く。
 肩に載せた犬もまた目立っていた。**]
 
(2) 2024/04/04(Thu) 0:29:40

【人】 神立

 
[ゆるりと振り向く。
 少し間延びした、
 ゆったりとした話し方が男のそれだった。]


  おぉん?
  ──……なァんだ、其処に居たか

  然しまァ、何だってそんなのしてやがるんだい?


[声が聴こえていなかった訳でも
 理解ができなかった訳でもない。
 興味はすっかり女、特に其の顔へと移っており
 犬の件はどうでも良いこととして聞き流した。

 立てた人差し指が天を指す。]
 
(10) 2024/04/04(Thu) 17:49:40

【人】 神立

 
[刹那、天と男とを繋ぐように稲妻が走る。
 一瞬遅れて、ドオオオオン……と轟音が響いた。

 後付けのように晴れていた空を黒々とした雲が覆い
 盥を返したような強い雨が地を叩く。

 人見知りなどと言っていられなくなった犬は
 肩を降り一目散に慣れた寝床を目指し
 祭りの参加者は屋根の下を探し奪い合う。

 誰も彼もが濡れないことに夢中で
 残る二人には目もくれない。]
 
(11) 2024/04/04(Thu) 17:50:08

【人】 神立

 
[空からの水は粧を剥がすか。
 ザアザアと地を打つ音は男の声を遮らない。
 当然のように片手が腰を抱き片手が顎を持ち上げる。]


  ああ、矢張り間違ってなかったなあ

  思っていた通り、
  ……否、想像以上に良い貌だねい

          迎えに来たぜ


[連れて行くことはとうに決まっていた。
 君が何も憶えていなくとも。*]
 
(12) 2024/04/04(Thu) 17:50:40

【人】 神立

 
  ── 神社の境内 ──

[女を覗き込む口許が笑みの形を作った。]


  おん。いい。実にいいねえ。かーわいい


[話し掛けてきた時の真面目そうな様子も
 小さく聞こえた悲鳴の高めな声も
 見目にそぐわぬ男のような口調も
 何れも好ましかったが……、特にその表情だ。
 まるで己に愛でられるために存在するようであり
 此方には応じる心算しかない。]
 
(20) 2024/04/05(Fri) 16:28:56

【人】 神立

 
[ひょいと横抱きにする。
 最早この場所には──現世うつしよには、用はない。

 二歩、三歩と歩みを進めながら
 思い出したように名を名乗った。]


  おっと、きかれてたっけ
  俺ぁ神立かんだちってんだ


[夜をも引き裂くだ。]
 
(21) 2024/04/05(Fri) 16:29:51

【人】 神立

 


  他はまあ、追々で良いだろお
  それよかさあ、そのままじゃあ
  風邪ぇ 引いちまうぜ?


[誰が降らした雨かはさて置き。
 勝手に話を切り上げた。

 五歩も歩けば、風景が様変わりする。
 滴る水がぽたぽたと床を濡らす。

 二人は立派な建物の中に移っていた。
 先程までの村には見られない、
 都でも滅多に無い広い廊下と高い天井。]
 
(22) 2024/04/05(Fri) 16:33:04

【人】 神立

 
[ドタバタと此方に向かってくる足音が幾つか有り。
 女を抱く腕にぎゅっと力を籠め、
 顔をかたい胸板に押し付けさせた。
 頬の花を見られるのは得策ではない。
 従業員ならまだしも、他の客と会う事もある。]


  此処は隠世にある湯宿でなあ
  少しの間静かに良い子にしてなあ?


[言いつけは守れるだろうか。
 小さな口を塞ぐのは余りに容易だが
 手荒にしたくないと考えてはおり。]
 
(23) 2024/04/05(Fri) 16:34:38

【人】 神立

 
[気弱な亭主と勝気な女将
 凸凹な夫妻とそんなやり取りをしつつ。

 因みに夫妻は一つ目とろくろ首だ。
 人間には見慣れぬものなので驚かせまいと
 顔を背けさせたのもあったが
 彼らを見ようとしても別段咎めたりしない。


 案内してくれた亭主をてきとーに労って追い出すと
 部屋の半ばで女をそっと降ろした。
 正面、開け放たれた障子の先に大きな露天風呂が覗く。]


  さ、着いたぜえ
  ……なあ。そのままだと寒いだろ

  入ってきていいぜ?


[口許ははっきり、ニヤニヤと笑っている。
 下心だ。*]
 
(24) 2024/04/05(Fri) 16:55:43