人狼物語 三日月国


263 【ペアソロRP】配信のその先に【R18/R18G】

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【人】 学生 初波華音



  …………うそ
  うそうそうそ 嘘でしょ……!?

  このお洋服
  昨日の生配信のときの……
  こ こんなに接写のソウマくんの写真
  見たことない、しかも
  もしかしてこれ自撮り……?

  ひ ひえ……
  眩しすぎて直視できない
  神々しすぎて目が溶ける…………
  
  あっでもAI画像って可能性も
  ……なさそうね
  瓜二つの別人てこともなさそう……、かな


[信憑性を確かめるべく
 おそるおそる画像を凝視して]


  ほんとにソウマくんなの……!?
  
  
(25) 2024/05/19(Sun) 19:45:17

【人】 学生 初波華音



  えーん自撮りもカッコイイよ〜〜〜♡♡♡
  睫毛なっっが……目綺麗……
  吸い込まれそう…………
  撮り慣れてない感じもいいなあ
  わざわざ撮ってくれたのかな……好き

  ううっ……
  やっぱり好きだよおソウマくん…………


[よもや一連の独り言が
 隣室に潜んでいる当の本人に
 筒抜けだなどとは思うはずもなく。
 隣室で撮られた写真だと気付くこともなく。

 ああでもないこうでもないと騒ぎ立てながら
 打った返信は、こうだ。]
  
(26) 2024/05/19(Sun) 19:45:46

【人】 学生 初波華音


  ──────────────────
  @Aurora_kanon


  早速のお返事をありがとうございます。
  お写真を拝見し、限りなく
  ご本人様であるとお見受けいたしました。

  私も配信者様と個人的な連絡を
  とらせていただくのは初めてのことで、
  勝手がわかっておりません。
  先ほどの無礼をどうかお許しください。

  天にも昇る気持ちです。
  お食事のお誘い、喜んでお受けいたします。

  ソウマくんのご都合の良い
  ご希望日時や場所など、
  ご連絡いただけますと幸いです。

< どうぞよろしくお願い致します。
  ──────────────────
 
(27) 2024/05/19(Sun) 19:46:57

【人】 学生 初波華音



  お、送っちゃった……
  『ソウマさん』にした方が良かったかな

  夢見てるみたい……


[ぽすん、とベッドに横になり
 送られてきた画像を見つめながら頬を抓る。

 フォローリクエストはまだ
 承認されていないようだったけれど
 そんなの気にならない。]


  ……えへへ


[頭の中はもう、
 当日何を着ていくかでいっぱいだった。*]
  
(28) 2024/05/19(Sun) 19:47:14
 
[絶叫が耳に届くが早いか
 背中を預けていた壁から衝撃が伝わる。


   
っ!!!!

  (びっっっっ、くりした……)


[それはもう驚いたが……、
 寸での所で声を上げずに済んだ。

 こんなに勢いよくぶつけて相当痛いだろう。
 きみには怪我をしてほしくない。

 ああだけど、そんな風に反応して貰えて
 嬉しいとも感じてしまっている。
 自分はなんてやつだろうか。]
 

 

  (好きだって……)


[聞いたのは何もこれが初めてじゃない。
 朝目覚めた時など
 部屋内のどこか一点に向けて
 語り掛けてくれているのを
 息を潜めて何度盗み聴きしてきたことか。
 それでも、何度聴いても胸は高鳴るのだった。

 それが秋月壮真に向けられたものではなく
 暁ソウマ宛のものだったとしても。


 悔やまれるのは
 彼女の反応でやっと自覚したことだが
 昨日と全く同じ服を着ている点。
 二日連続で着続ける不潔なやつだと思われたくない。
 そこには気付かないでくれると良いのだけれど。]
 

 
[またスマートフォンが震えた。

 先ほど自撮りに梃子摺っている時に
 早いと指摘されていたから
 少し置いてから確認しようとして……、
 結局一分と保たずに開いた。

 自分はこんなに堪え性のない男だったのか。]
 

 
[送ってからしまったな、と少し冷静になる。

 つい一度隣駅、と打ってしまったのを消して
 正式な駅名に打ち直したのはよかったものの、
 昨日の今日は早すぎるだろうか。
 今朝DMを開封した彼女にとっては今日の今日だ。

 でも、壁を隔てずに早く逢いたいから……。
 冷静になっても、今日が良いという結論になる。

 勿論彼女が別日を望むなら従う次第。]
 

 
[店は、何度も利用している
 一見さんお断りの高級料理店だ。

 顔が利くから
 彼女の好きなものを
 特別に用意して貰うことができるし、

 ……それ以外のことも。*]
 

【人】 学生 初波華音



  ふへへ……カッコイイ……♡♡
  昨日の配信終わった後
  そのまま寝ちゃったのかな?
  それとももしかして一晩中起きてたとか……?
  ん〜でも顔色は悪くなさそうかしらね

  ちゃんと寝れてるといいなあソウマくん
  お疲れさまだよお〜〜〜
  でもすぐお返事くれて優し……ふふ

  昨日の見逃しちゃったとこも後で聴きなおそーっと♡
  

[件の画像を見つめながらベッドの上でごろごろと
 頬を緩ませきっている間にもう次の通知が飛んでくる。]


  えっっっ
  こここ今夜!!?!?

  ご都合は余裕で大丈夫だけど
  こ、心の準備が…………!!

   
(31) 2024/05/20(Mon) 20:59:00

【人】 学生 初波華音



  ていうか近ッ ま!!? 近くない!?
  面箕駅って私の知ってる面箕駅で合ってる!?


[たとえ指定された場所が
 この街から遥か彼方離れた土地だったとしても、
 私は地球の裏側だって飛んでいこうとしたと思う。
 今夜辿り着くのが物理的に難しい場所であろうとも。

 ところがメッセージに書かれていたのは
 こともあろうに最寄り駅の隣の駅名だった。
 なんなら少し頑張れば歩いて行ける程度の近場。
 もしかして私が知らないだけで
 他にも『面箕駅』があるんじゃないか、って
 念のため検索してもみたけれど、
 『面箕駅』は全国にひとつしかない。]

 
  ……もしかして、ソウマくんって
  思ってたよりご近所さん……

  ……だったりする、のかな?


[まさかお隣さんだとまでは思うべくもなく]
 
(32) 2024/05/20(Mon) 20:59:13

【人】 学生 初波華音



  今夜……今夜かあ う〜〜〜
  でもでもこんなチャンス二度とないかもだし
  忙しい合間を縫ってくれてるのだろうし……!

  ……よしっ
  送っちゃえ!!

  
(33) 2024/05/20(Mon) 20:59:45

【人】 学生 初波華音

 
  ──────────────────
  @Aurora_kanon


  寛大な御心に深く感謝いたします。
  こちらこそ、
  本当にありがとうございます。

  今夜、面箕駅近くの
  「のうえ」というお店ですね。
  承知いたしました。
  ご指定の時刻に現地へ伺います。

< お会いできるのを心から楽しみにしております。
  ──────────────────
 
(34) 2024/05/20(Mon) 21:00:07

【人】 学生 初波華音



  デート……
  デートだ……!!??!

  
きゃーーーーーっっ

  どうしよ〜〜〜〜〜〜!!!!!


[どすんばたんとクローゼットを
 豪快にひっくり返し始めたものだから、
 お隣さんが去っていったのにも
 まったく気付かないのだった。*]
  
(35) 2024/05/20(Mon) 21:00:38

【人】 学生 初波華音



  メイク、よし!
  ネイル、よし!!
  ヘアスタイルよぉ〜〜し!!!
  ファッションばっちり!!!!!

  可愛いわよ華音!!
  すっごく可愛い!!!


[完膚なきまでに磨き上げたパンプスを履いて
 玄関前の全身鏡の前に立ち、
 言い聞かせるように己を鼓舞することで
 気合を入れた十数分後。

 面箕駅の改札を通り抜けたところで、]
 
(36) 2024/05/20(Mon) 21:11:27

【人】 学生 初波華音

 

  
……うう〜〜〜っ
  来ちゃったよおーーー



[もう既に弱気になっていた。]
 
(37) 2024/05/20(Mon) 21:11:37

【人】 学生 初波華音

 
[待ち合わせ時刻までは、まだ
 三十分ほどの余裕がある。
 気を紛らわせようとスマートフォンを開けば
 習慣でついソウマくんの動画を開いてしまって
 慌てて閉じた。

 上品な女の子らしさを意識した、
 シフォンフリルが可愛らしい
 くすみピンクのワンピース。
 育ちの良いお嬢さんに見えるようにと
 普段より少し凝って編み込んだハーフアップ。
 首元にはピンクゴールドの控えめペンダント。
 マニキュアも清楚に見えるようベージュを択んで、
 必要最低限の小物のみを纏めた革のバッグは
 型落ちのセール品ながら一応ブランドものだ。

 ショーウィンドウに反射している自分を
 改めて見ても、我ながら悪くはないどころか
 恥ずかしいくらい気合の入った仕上がりだと思う。

 ほんの少しだけでも『可愛い』って、
 思って欲しくて。
 
 けれど。]
  
(38) 2024/05/20(Mon) 21:14:10

【人】 学生 初波華音



   どうしよ〜〜
   キンチョーしてきた……!
   へ、ヘンじゃないかなあ

   てかほんとに来てくれるのかな……!?



[ご尊顔をこの目で拝むまでは、
 まだどこか信じきれずにいた。**]
 
(39) 2024/05/20(Mon) 21:14:20
 
[汚れを気にするどころか
 自分の身を案じてくれる彼女は
 なんて優しいのだろう。

 彼女が向けてくれる言動の一つ一つが
 自分にとってどれほど嬉しいことか
 言葉で表すことは難しい。]


  (ああ、華音……)


[心の中で呼ぶ名はHNではなく本名の方。
 郵便受けからはみ出していた手紙を
 悪いことだとは思いつつ手に取って知った。

 それ以降、彼女が同じ名の曲を
 リクエストしてくれることを
 可愛らしく感じている。]
 

 
[ご近所さん、と言い当てられれば
 ドキッとして壁越しに肩を震わせた。

 休学中だが一応学生の身分であるため
 借りられたこの部屋も自宅もそう遠くない。

 だからこそこの出逢いは運命なのだと
 思わざるを得ないのだけれど。]
 

 

  (また後で、華音……)


[向こう側に彼女がいるあたりの壁を
 大きな手でそっと撫でてから……、
 部屋を後にした。

 早く貴方に触れたいよ。]
 

 
[しかし────]


  ……、人がそこそこいるな……


[普段のランニングより遅い時間なので仕方がない。
 昨夜は慌てて飛び出したからキャップもなかった。
 足元の地面を睨むような目つきで帰路を急いだ。
 今夜も周りに人はいるだろうから、慣れる他ない。]
 

 
[溜息が出る。]


  (今日もかわいいな……、
   今日は特にかわいい気がする……)


[学校やバイトに行く時の服装も良いのだけれど
 今日は特にお洒落を決め込んでくれたようだ。
 ……俺のために。

 俺のための華音。

 自動販売機の隙間からスマートフォンのカメラで
 30枚ほど連写してから……、姿を表した。]
 


[カノンの演奏で始まった記念の生配信。
 いつもの音色とは少し違って聴こえた
 ショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章。
 SNSのアカウント名、『@Johann_Christoph_S』。
 最初に見たときにはバッハかな、なんて思ったけれど
 よく考えればパッヘルベルもヨハン・クリストフだ。
 
 もしも、ソウマくんがカノンを鍵として
 ハツナに連絡を取ろうとしてくれたのなら──

 待ち合わせ場所に、本当に
 ソウマくんが現れてくれたなら……
 
 どうして突然声を掛けてもらえたのかは
 会って話してみないと、まだわからないけれど。

 ……少しくらいは
 自惚れちゃっても良いのかな。]
 

【人】 学生 初波華音



   さ、流石にまだ
   来てない、わよね……?


[行き交う人々をちらと一瞥してから
 手鏡でさっとメイクをチェックする。
 うん、大丈夫。微塵も崩れてない。

 その様子を物陰から密かに
 連写されていたことなど露知らず、
 誰かがゆっくりと近づいてきた気配で
 初めて顔を上げ──]
  
(46) 2024/05/21(Tue) 16:26:32

【人】 学生 初波華音



  ヒ



[現れた人物を見るや否や
 反射的に両手で口元を抑えた。

 危うく往来で奇声を上げるところだった。]
  
(47) 2024/05/21(Tue) 16:26:38

【人】 学生 初波華音


[見上げるほどの長身の男性。]


  …………!!!


[艶やかに磨き上げられた革靴に
 塵ひとつ知らない黒のジャケットとパンツ。]



  〜〜っ、そ…………っっ、



[気品に色香までも感じさせる薄紫のシャツ。
 見慣れた長い前髪をバックにセットした、]




  〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!





[正真正銘本物の暁ソウマくんがそこにいた。]
   
(48) 2024/05/21(Tue) 16:26:58

[うわーーーーーーーーーーーーーーーっっっ
 本物だ本物だ本物のソウマくんだ!!!!!
 えっえっちょっと待って ま!!?!!!ま
 やばいやばいやばい麗しすぎるんですけど
 てかなになになにその恰好聞いてない!!!
 生ソウマくんのカッコよさえっっぐ……!!
 現実??? ホログラムじゃなくて????
 なんかいいにおいする気もする〜〜〜!!!

 きゃーーー映画でしか見たことないような
 優雅な会釈をごく自然に!!?
 実はどこかの国の王子様なのでは!!?!?
 わーーん今まで見てきたどの写真より動画より
 一億倍カッコイイよーーーーーー!!!!!

 好き!!!!!!!!!]
  



[ここまで約5秒]
 
  

【人】 学生 初波華音


[感激のあまり無意識に
 その場で泣き出してしまいそうになりながら
 辛うじて言葉を紡いだけれど、
 声は上擦ってしまったかもしれない。]
 

  あっあわっ すすすすみません
  待ち合わせの時間にはまだ早……!

  お、お初にお目にかかります
  ハツナと申します
  此度はお招きいただき恐悦至極に存じますっっ

  あぅ、うぇえっと 私も
  お会いできて大変光栄、です……!!


[配信で毎日聞いている大好きな声が、
 マイク越しではなく肉声で名前を呼んでくれる。
 おずおずと顔を見上げれば、控えめながら
 こちらへ向けて微笑みを浮かべてくれている。]

  

  ……ほあ…………



[もはや自分でも何を話しているのかよくわからない。
 てか聴き違えじゃなければ今私褒められた??]
  
(49) 2024/05/21(Tue) 16:29:05