人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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視点:


【人】 人形師 シェルタン

>>+41 >>+42 テンガン君 スピカ
「三人で、とは珍しいですね。三つ巴なのか2対1なのか。
 見て行っても問題ないなら折角なので観戦しますね。食事は見ながらでも出来ますし」

そう言ってそそくさと観客席に移動する。おにぎりと一緒に。
(24) 2022/02/28(Mon) 22:44:28

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+40 スピカ
「今日のスピカの武器はそれ?かわいいね」
ちょっと勘違いをしている。ちょっと勘違いをしているし、多分褒めるところではない気がする。

何かあったようには見えないだろうし、見せない。
(25) 2022/02/28(Mon) 22:45:02
アルレシャは、おにぎりと共に観戦、ちょっとピクニックみたいだなぁとか思った。
(a29) 2022/02/28(Mon) 22:45:45

シェルタンは、ピクニックかも。
(a30) 2022/02/28(Mon) 22:50:16

【人】 白昼夢 アルレシャ

「僕はテンガンの味方で、死なない程度にやる…くらいしか聞いてないんだけど、他にも何かある?」

「あとテンガンと連携取れるか分かんないんだけど」

致命的。


>>+43 スピカ
「そうなの?魔法使いみたいで可愛いよね、前みたいなドレス着てたら尚更」
魔法少女って語彙がなかった。

「よろしくね」
(26) 2022/02/28(Mon) 22:57:49
アルレシャは、可愛くない?
(a31) 2022/02/28(Mon) 22:58:23

シェルタンは、コヨーテやナフ様にもおにぎりを勧める。
(a32) 2022/02/28(Mon) 23:12:29

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+45 >>+46 スピカ、テンガン
「できるだけ、ねぇ」
なるほど、これはスピカへのルールなのかと納得した。

「舞台かぁ……僕が選ぶと瓦礫の迷路みたいなのしか出ないよ?
テンガン何かある?ないなら、スピカの言う道路とか路上とか……そういうのもいいと思う」

言いながら、エアガンを一つ申請した。
軽い……とか言いながら。
(27) 2022/02/28(Mon) 23:17:17

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+48 >>+50 テンガン、スピカ
「悪役……悪役ごっこね……ごっこで済むか?ダスト?」
まさに悪役なんじゃないのか僕ら。

微調整も微調整したので、まぁ微調整出来ているはずだ。

「襲ってきてくださいって凄いなぁ、改めて。
じゃあ行くよー」

行くよ、なんて言うのまだ優しいほうだけど。
エアガンをスピカに向け、両鎖骨の間くらいを狙ってまず一発撃った。
(28) 2022/02/28(Mon) 23:43:07
ロベリアは、目が覚めた。
(a33) 2022/03/01(Tue) 0:04:05

ロベリアは、自身の首に触れて………。
(a34) 2022/03/01(Tue) 0:04:25

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+51 >>+52 テンガン、スピカ
撃てばスピカが反応するのは知っているから、一発撃った後にはすぐに銃口を下ろした。エアガンを握ったまま、腕はだらりと。

横薙ぎに振り払ってくる左腕を、自分より小さな貴方の一撃を、地に手がつくほど低くかわす。
上手くいけば、エアガンの銃口をスピカの脛に叩きつけようと。発砲はしない、刺突武器のように。


して、動かぬ味方がいるならば。
動け、とばかりにそっちに向けて3発ほどエアガン連射する。
(29) 2022/03/01(Tue) 0:07:41

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+53 テンガン
「味方なら味方してくれよ」
軽口を叩く。まぁ、全く動かないとは思っていないが。


>>+54 スピカ
上に避け、落ちてくる貴方を軽く見上げる。
貴方はこっちもよく見ているんだろうな。

貴方の足がまだ近付く前、自分と貴方の足の間にコンクリートのドームを出す。
貴方はそれを認識するだろうか。しなかったとしても、一旦アルレシャの姿は壁の後ろに隠れることになるだろう。
(30) 2022/03/01(Tue) 0:35:45

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+55 テンガン
「隙ねぇ……っと、」
呑気に作戦会議。してはいるが、油断はしていない。
ちゃんと壁の影で考えてはいる。

>>+56 スピカ
体勢を低くしたまま幻覚の影から出る。そしてすぐさまその壁を消した。それはテンガンが押しやられるころ。
貴方はもう体勢を立て直し始め、テンガンは既に離れているだろう。

それを確認してから。

「スピカ、上」

声をかける。
貴方が上を向くのであれば、道路という風景の中、貴方の頭上に
ひしゃげた看板が落ちてくるだろう。

これも、はっきり判断すればするほど本物と変わりないものになる。
(31) 2022/03/01(Tue) 1:11:43
アルレシャは、隙を、と言われたので そこから動くことはない。>>+57
(a35) 2022/03/01(Tue) 1:34:49

アルレシャは、けれど、一言だけ。「殺さないんじゃないの、スピカ」>>+57
(a36) 2022/03/01(Tue) 1:35:30

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+59 スピカ
「僕は死にたくないよ」

笑う。アルレシャはずっと、悠々とそこに立って笑っている。
隙を作れと言われたのだから、それがこの場面での自分の役目だ。

足を、と言われて振り下ろされる様を見。
迫るテンガンに視線は向けない。向けずとも。
足に振り下ろされ、打ち据えられる直前。それを、ふっと幻に戻した。
(32) 2022/03/01(Tue) 1:55:24

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+61 テンガン
「そうだな、何をしようか」
殺せ、と言うならこの状況は簡単なのだが。極力殺さない模擬戦だから。
のんびり、悠長にともいえるような雰囲気で呟いた。


>>+60 スピカ
計二言の会話を終えてもまだ貴方は蹲っているだろうか。
もしそうだとしたら、ゆっくりしゃがみ込んで貴方の手首に触れる。叶うなら、両方だ。

これは攻撃ではない。貴方の両手首に、
貴方の見慣れた枷がつく
だけ。

叶わないなら、もしもう体勢を立て直して立ち上がっているなら、その手の触れる先が首になり、首輪になるだけだ。
(33) 2022/03/01(Tue) 2:40:43

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+62 スピカ
貴方を殺さずに模擬戦をするというのは非常に難しい。少なくともアルレシャにとっては。
攻撃は返されてしまうので、一先ずは押し倒されるがままに押し倒された。
貴方の下から貴方を眺め。

「スピカ」

名前を呼ぶ。さも、聞いて、と言わんばかりに。
貴方がもし話を聞く姿勢になれば、数拍おいてから、貴方の腹部を思いっきり蹴り上げるつもりだ。

>>テンガン
これで決定打にならないなら任せる、と思いを込めて、貴方をチラと見もした。
(34) 2022/03/01(Tue) 15:20:08

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+63 >>+64 スピカ、テンガン
手枷を外せないくらいに認識しているのにこれだけ動けるなら、もう少し枷を重くしたほうがいいんじゃないか?と頭の中でちょっと思う。
いやでもあんまり重くしたら逆にトレーニングだな……


テンガンが何かしようとしているのも見えたので、持っていたエアガンは手放した。
投げ飛ばされそうなら、グッと力を込めた。掴まれている手首はこれ以上やったら折れそうだが。
まぁいい。


他者にしか能力の効果出ない丸腰が防御できると思うてか。

場所を入れ替えるならスピカの上、壁にされる形。かといってテンガンの靴を避けることもない。見えないしな。
けれど押し付けられる様は分かったので、膝を立てるようにしてスピカの腹に乗せてしまおうと。

対処できないならスピカの腹には、膝という狭い範囲でテンガンとアルレシャの体重が乗ることになる。
アルレシャの背中もミシミシ鳴っているだろうが。
(35) 2022/03/01(Tue) 20:18:55
アルレシャは、
いいよ。
>>+64
(a37) 2022/03/01(Tue) 20:20:43

バーナードは、眠りという逃避から現実へと引き戻される。
(a38) 2022/03/01(Tue) 20:24:12

バーナードは、自室にひとりである事実に半ば追い立てられるように蘇生室へ。
(a39) 2022/03/01(Tue) 20:24:17

バーナードは、与太時空でアン フロランタンvilを注文したいと思う。景気づけに。
(a40) 2022/03/01(Tue) 22:03:03

バーナードは、アン フロランタンを自室で食べているかもしれない。与太時空なら普通にその辺で食べてる。
(a41) 2022/03/01(Tue) 22:03:31

「……投票、どうしようか。
 バーナード様に投票しそうなのって言ってたけど、俺かロベリア君のどっちかじゃん。というか多分俺じゃん。えー。」

「裏切りは……ルールブック曰くの勝利条件は、
 恋人陣営・龍人族・村人陣営以外が勝利。

 まあつまり、邪気が勝っても勝てる……のかな。

 うーん……。なんだかんだで時間が無いんだよな。
 シトゥラ様以外、というのは確実なんだけど。」

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+66>>+67 スピカ、テンガン
防ぐ何かを出したところで、自分じゃ幻覚だって分かってしまうのだ。


叫び声が聞こえた。それを少し心地よく思う。
暴れられ突き飛ばされれば、強く掴まれていた手が、手首が、おかしな方向にひん曲がったのがわかるかもしれない。ばき、と身体の中に響く音と痛み。ぶわ、と脂汗が滲むのが分かった。

後ろにテンガンがいたものだから、受け身を取るのも難しい。
身体に無駄な力がかからないよう、突き飛ばされるがままに突き飛ばされて転がった。
暫く転がってていい?
(36) 2022/03/01(Tue) 22:37:03
人形師 シェルタンは、メモを貼った。
(a42) 2022/03/01(Tue) 22:45:12

ロベリアは、関係ないが補給用輸血パックvilを食べてみたい。……一口。
(a43) 2022/03/01(Tue) 23:00:26

ロベリアは、ごめん、何かの間違いだと思う。
(a44) 2022/03/01(Tue) 23:00:35

ロベリアは、<<エルナト>>allwho型チョコvilプラリネvilのまともなものが食べたい。
(a45) 2022/03/01(Tue) 23:01:05

ロベリアは、後半の方でお願いします。
(a46) 2022/03/01(Tue) 23:02:00

ロベリアは、………まともなもの来たな。
(a47) 2022/03/01(Tue) 23:03:42

ロベリアは、確かに食べたいなって思ったよ。
(a48) 2022/03/01(Tue) 23:06:58

【人】 『巫覡』 ロベリア

これはお荷物が届いたロベリア。

「??? 」

届いたものを見て首を傾げる。
なんでボクが食べたいこと分かったの? 怖い。
(37) 2022/03/01(Tue) 23:08:10

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+68 >>+71 テンガン、スピカ
どうやら決着はついたらしい。
ごろんと転がって、匍匐前進で二人のところまでずりずり近寄り。

「はい、お疲れ様。そうだねぇ、面白かったよ」

楽しかったかを聞かれてあっけらかんと。
いや疲れてるし両手首折れてるけども。あと背中も痛い。

「治療ユニット申請した方がいいね」

両手使えないからどっちか頼んだ。
(38) 2022/03/01(Tue) 23:12:20

【人】 『巫覡』 ロベリア

ショコラパンケーキを見ている。

たまたま食堂に出てきたらショコラパンケーキが。
1口、1口………にするには結構重量がある。

お残しは良くないなとは思うけど。
あまり濃いものは他の味と混ざってしまう。
(39) 2022/03/01(Tue) 23:18:32
ロベリアは、ゆっくり食べる事にした。
(a49) 2022/03/01(Tue) 23:20:30

シェルタンは、ナフ様から届いたタルトは美味しく頂きました。>>c42
(a50) 2022/03/01(Tue) 23:22:40

アルレシャは、スピカの手枷をちゃんと消した。>>+74
(a51) 2022/03/01(Tue) 23:24:14

ロベリアは、押し付けたら食べてくれそうだなと思った。 >>+75
(a52) 2022/03/01(Tue) 23:35:38

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+74>>+76 スピカ、テンガン
「スピカは特にしっかり見てもらいなね、内臓怖いからね」
腹に男の体重×2は本当に怖いからね。やったのは僕だが。

「なんで怪我してないんだ」
これはテンガンに向けて。どうして。

治療ユニットが来たら、とりあえずスピカを優先してもらおう。
自分は待機、時間がかかりそうならふらっとどこか行くかもしれない。
(40) 2022/03/01(Tue) 23:36:23
ロベリアは、以前フルーツオレか何かを押し付けたことがある為。
(a53) 2022/03/01(Tue) 23:36:25

シェルタンは、模擬戦時空の方では凄い模擬戦だったな……と思っていた。
(a54) 2022/03/01(Tue) 23:38:45

アルレシャは、手首の骨がくっつくまでは暇そうにする羽目になる。なった。
(a55) 2022/03/01(Tue) 23:44:51

ロベリアは、(7)1d10口目でショコラパンケーキを食べる手が止まった。
(a56) 2022/03/01(Tue) 23:45:04

【人】 『巫覡』 ロベリア

「……………」

からん、とフォークが皿に落ちる。
人が増えた事により口の中の味が大変。


7口、頑張ったと思う。
でも実は半分もいっていない。

眉間に皺が寄った。
(41) 2022/03/01(Tue) 23:48:52

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+80 スピカ
「……………………食べない? 」

食べかけのパンケーキを差し出すのはどうなんだろう。
でもこれ以上進む気がしない。(これのやつ >>c40)
(42) 2022/03/01(Tue) 23:51:27

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+81 スピカ
引き取ってもらえてとても安心した。
残すのは良くないと感じていたから。

「………ありがとう。えっと……名前、教えて」

名前を、覚えていない。最低な事に。
だから問いかける。忘れないように。

「……味が、濃くて。人がいると、混ざる。
………いや、うん。甘いものが苦手で、お腹すいてないだけ」

前半の言葉は正しく伝わらないだろうと、そう思った。
思いながらも告げて、それを訂正するように後の言葉を付け足した。
(43) 2022/03/02(Wed) 0:05:13
アルレシャは、あとでテンガンペシャンコにしよう、と決意したとかしないとか。
(a57) 2022/03/02(Wed) 0:14:46

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+82 スピカ
「スピカ、ね。………ありがとう」

前回も今回も、押しつけが叶って助かっている。
美味しいものを食べたくとも、これがあるから難しい。
人の居ない場所でも食べる事をしなくなっていた。


「……ああ、いい。分からなくて大丈夫」

分かって貰えるとは思っていない。
つい口から出ただけの言葉だ、気にしなくていい。

「……そうか、いっぱい食べれて良かったね。
君が美味しくて楽しいなら……何よりだ」

目を逸らす。あの日とは違う感想を伝えている気がする。
名前を知るのもどんな心境の変化かと、言われそうだと思う。
(44) 2022/03/02(Wed) 3:48:10
アルレシャは、ロビーの端でのんびりしている。
(a58) 2022/03/02(Wed) 15:34:06

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+84 スピカ
「うん?……まぁ、ど真ん中にいる必要もないしねぇ」

「でも静かだね?ど真ん中でもいいかも?」
ど真ん中に移動した。ちょこん。
(45) 2022/03/02(Wed) 17:41:55
アルレシャは、ギモーヴvilを頼んでみた。
(a59) 2022/03/02(Wed) 17:43:17

アルレシャは、ふわ……しゅわ……。
(a60) 2022/03/02(Wed) 17:43:38

【人】 白昼夢 アルレシャ

>>+85 スピカ
「ふふ、僕らだと尚更広く感じるな」
小さい二人なので、広く使ってもコンパクトめ。

「可愛い…確かに可愛いかな、ふわふわ柔らかくて……お」
似たようなお菓子を引いてるのを見てにこにこした。
(46) 2022/03/02(Wed) 18:57:04

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+83 スピカ
「分からない事は無理に分かろうとしなくていい。
興味が出たなら、別だけどね」

別に分かって欲しいとかじゃない。
むしろ今はパンケーキに集中してもらえるだけで有難い。

「……美味しいもの、君の思うそれは何?
水と、少しの腹を満たすものさえあればボクには十分で」

逸らした視線をまた君へと。

「…だから、美味しいって思うもの教えてくれるなら、今度機会があれば……食べてみる」

美味しいものを食べると楽しいとは、言えなかった。
だからかわりに、問いかけを零す。
(47) 2022/03/02(Wed) 19:08:12

【置】 疾風迅雷 バーナード

 「子どもは親の背中を見て育つ」とはよく言ったもので、子どもは生活の中で親からさまざまなことを吸収する。言葉遣いから良し悪しに至るまでを無意識に親から学び、そうした経験が子ども自身の人格形成に大きな影響を与えていく。
 一般的に人格の土台は3歳くらいに形成され、10歳くらいまでに確定するそうだ。そして、人格形成に一番重要なのは
「人から愛されている」
という実感や
「必要とされている」
と感じることなのだという。

 少年は「愛されている」実感を両親から得て不仲な両親の橋渡し役となり、それが「必要とされている」証であると認識していた。


 父が母の飯を不味いと拒めば少年が作ってやった。母が父の服を触りたくないと聞けば少年が洗ってやった。父の愚痴を聞いては優しく礼を言われ愛を実感し、母の愚痴を聞いては優しく微笑まれ愛を実感し、二人ともに愛されている自分がこの家族を守るんだと決意を固くした。
 いつしかそんな歪な愛の中で少年が抱いたのは
「自分に誰かを従わせる喜び」
「自分に誰かが従い続ける怒り」
だった。自分のお願いを聞いてくれる両親が好きだ。自分がお願いしなくても動いてほしくて腹が立った。それでも二人には自分が必要だと分かっていたし自分が頑張れば両親と一緒に過ごせると思っていた。

 しかし、そんな幻想は家庭とともに崩壊する。
 両親の不仲は傷害事件という形で白日の元に晒され、少年が守ってきた大切なものはその悉くが崩れ去り消えた。父に与えられたものも、母から貰ったものも、両親と過ごした小さな部屋すら誰のものでもなくなって、そうして少年のものはなにもなくなった。

(L1) 2022/03/02(Wed) 19:28:44
公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00

【置】 疾風迅雷 バーナード

 
 孤児院に引き取られた少年は、培ってきた面倒見の良さを遺憾なく発揮することとなる。ごくたまに傲慢さを見せることがあっても、指摘されるうちにそれもすっかりなりを潜めて善良で心優しい人間になっていった。
 孤児院の皆に与えられるものを大切にし、他の子どもが欲しがるようであれば、自分に分け与えられたものであっても喜んで差し出す。そうして少年から他者に差し出されたものは食べ物に限らず、文具や衣類、部屋に至るまで多岐に渡った。少年は、孤児院の大人達が子ども達にそうしていたように子ども達を大切にした。
 少年は語った。皆のものを皆に与えただけだと。皆に与えられたものを皆に返しただけだと。自分のものじゃないからいいのだと。

 かつての少年は語る。
 やっと自分が欲しがっていいものが見つかったのだと。
 本気で欲しくてたまらないものができたのだと。

 ――だから、またうしないたくはなかったのだと。
(L2) 2022/03/02(Wed) 19:28:49
公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+86 スピカ
「……………知らなくて、いいよ。
君に見えるものが全てだ。
ボクの全てを知らずとも、それでいい」

正直すぎて逆に戸惑う。
こうして言葉を返してしまう自分にも。

「ふわふわの、飴? 飴ってふわふわなの?
マカロンは……あの丸いやつか。それからパン……」

どのパンだろう。パンいっぱいあるから。
全く分からないけど頷いてみた。

少し考える素振りとそれから周りに視線を向けて、席から立ち上がる。
何パンか気になるけどショコラパンケーキの威力もあってちょっと辛い。
でも結構美味しかった。………と思う。


「……人、増えてきたな。話の途中だけどボクはもう行く。
次に話す機会があればそのパン教えてよ。……それじゃあね、スピカ」

ひらりと手を振る。振り返る事はしないけど、立ち去る際にほんの一瞬口元に笑みを浮かべていたかもしれない。
(48) 2022/03/02(Wed) 20:28:50

【人】 疾風迅雷 バーナード

 男は処刑時間の少し前にロビーに訪れる。
 何かを食べるでもなく、何かを飲むでもなく、適当な席に腰掛けてから静かにその時を待つ。

 ……この沈黙を壊す時、どんな言葉を紡ぐことになるのか。
(49) 2022/03/02(Wed) 20:55:48
バーナードは、数分後の未来を知らない。
(a61) 2022/03/02(Wed) 20:55:56