人狼物語 三日月国


119 【身内RP】夜空を駆ける年越し汽車【R15】

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【人】 石鹸商 ニコ

[海に詳しい方であれば
ナミウチアライグマのことについても
既にご存知かもしれませんね。


ナミウチアライグマとは海岸部に住んでいて
海中を泳いで魚や貝、蟹に海老など
様々な水生生物を餌にする
アライグマそっくりの生き物なのです。


そんなナミウチアライグマには変わった習性がありまして、
磯の岩陰や奥深くの見えないとこに食べ終えた殻に混じり
真珠や珊瑚などの不可食部分を溜め込むのです。


ナミウチアライグマの生息域の人々はそうした磯影を探し
見つけた真珠や珊瑚を売ってお金を稼ぐので
“ナミウチアライグマのへそくり”と呼ばれるのだとか。]
(74) 2021/12/26(Sun) 10:26:23

【人】 石鹸商 ニコ

  しかし、よろしいんですか?
  見つけた大半を私に預けて。

  貴方が見つけたものですから、
  貴方自身で売り払ってしまえば良かったものを。



[そう思い話を聞くと職人には欲が無く、
相場も分からぬ為騙されて買い叩かれるよりかは
商人として渡り歩いてきた私に売買を任せ、
手数料を差し引いた額を受け取る方が安心なのだそうです。]



  ……なるほど、信頼があるのは嬉しいことですが。
  分かりました、こちらの真珠類をお預かりして
  然るべきところに査定していただきますよ。



[流石に手数料はいただきますけどね、と伝えることも忘れずに。
その後預かった真珠等に然るべき洗浄処置を施したり
査定のために必要な手続き等煩雑なこともあったのですが
ここでは割愛致しましょう。]
  
(75) 2021/12/26(Sun) 10:26:46

【人】 石鹸商 ニコ

─回想2・ 3年前/『ジュエリー・タカマガハラでの査定』─



  本日は私の為に時間を割いていただき
  誠にありがとうございます。

  先触れで予約しました
  アリアニコ・ベルジュラックと申します。


[預かった真珠査定の為に先触れを出したのち
お約束した時間にお伺いしたのが、初来店の時でした。
先代たる父・モスカートから会頭を継いで当時2年のことです。]


  先触れでお伝えしました通り
  鑑定及び、可能であれば買取をお願いしたいのは
  こちらの真珠と珊瑚でございます。

  産地はハルモア南部海岸線、
  “ナミウチアライグマ”のへそくりです。


[そう告げて各々別に分けた
黒地の宝石箱達から取り出したのは
10粒の真珠と2枝の小さな枝珊瑚。]
(76) 2021/12/26(Sun) 10:27:17

【人】 石鹸商 ニコ

[珊瑚の一つは裸眼では気付けない僅かな傷はありますが、
まるで焼けた鉄のように紅く枝振りも美しく感じるものでした。

もう一方の珊瑚は白に近い淡い桃色ではありましたが
傷ひとつなく、加工せずとも売り物になりそうだと
素人目には見えました。]



  こちらの真珠についてですが、5つが白く
  1つはピンク、クリーム色が2つ、
  1つは緑で1つが黒ですね。



[白のうち2つは光沢が強くやや歪んではいるものの
大きさも若干大きめで存在感は抜群。
ピンクに至っては真円で大粒、色・照り・巻き共に申し分なく

他は所謂バロックパールと呼ばれるもの。
照りや巻きは強いものの形が控えめに言って個性的すぎました。]
(77) 2021/12/26(Sun) 10:27:42

【人】 石鹸商 ニコ

[預かった真珠の査定に
『ジュエリー・タカマガハラ』を訪れたのは
世界中を飛び回った経験での判断でした。


宝石については様々な宝石商のことを耳にするものの、
石だけに玉石混合の評価が混じりすぎておりました。
しかし、『ジュエリー・タカマガハラ』についてだけは
何の因果か偶然か、悪評を一度も耳にしなかったのです。


利用した方々の反応は概ね満足げであり
珍しいことだと、頭の片隅にかかっていたのを
思い出したからでもありました。


余談ですが、真珠と珊瑚を収納した宝石箱は
外は艶消しの黒革を貼り付け、
内側は上等な白のベルベットを使ったもの。


比較的地味な見目ではあるものの、
作りと素材が上等であることも触れれば
見破れたかもしれませんね。]
(78) 2021/12/26(Sun) 10:28:05

【人】 石鹸商 ニコ

─現在・駅/タカノさんと─



  ところでタカノさん。
  タカノさんはPenguin Expressへ
  ご乗車の経験はお有りですか?



[「詳しいことはこちらに」と旅行案内のチラシを差し出し>>n2
分からないことがあればご説明しますよ、と
自分はそれこそ毎年のように利用し続けている為
特別便は最早自分の庭も同然(※個人の感覚です)]




  私は世界中をあちこち飛び回っている身として思いますが、
  あれだけ内装が豪華で美しく、かといって下品ではない。
  展望車両やデッキから見る星闇は
  まるで至る場所に散りばめられた宝石のようです。


  普段私達は宝石箱やらケースに並べられた宝石を
  箱越しに、もしくは直接眺めることが殆どですが
  あの特別便では逆ですよ。
  
箱の中から

  
空間にある無数の宝石を眺めているのですから。
(79) 2021/12/26(Sun) 10:29:27

【人】 石鹸商 ニコ

[一つ咳払いし、「言い忘れましたが」と前置いて]


  Penguin Expressは明るい内から停車しているので  
  発車前であっても中で待つことが出来るんですよ。
  あれでしたら、温かな車内で
  しばらくお休みになりますか?


[「お外、寒いでしょう?」と
思わずタカノさんに対し問い尋ねると]


  出発前からもお料理の提供は受け付けてくれますし、
  いつでもどこでもペンギンさん達が
  いそいそと運んでくれますからねえ。
  こう、個室もついてて至れり尽くせりですよ。


[「しかもお食事は絶品という、ね。」と独りごちれば>>56
前回食べたパエリアと雑煮の味を思い出し>>4
思わず頬が緩んでしまう。]
  
(80) 2021/12/26(Sun) 10:30:04

【人】 石鹸商 ニコ

[しかし、ここでハタと思い出しました。
過去の特別便乗車客の中には
車内での食事を楽しみにとっておく人も存在したことを。

それ以前に己が詰め込みすぎの
駆け足状態で説明を捲し立てていたことを。
ツッコむように突如吹いた軽い突風、一瞬肩をビクリと竦め]


  噫、でもまずは暖かいところに行きたいですねえ……
  吹きさらす 風が 冷たく て……


[寒さに思わずぶるりと体を震わせれば
ほう、と白い息を吐き出して呟く言葉。]


  タカノさんはいかがなさいますか?
  私は乗り込む前に駅裏側のお弁当屋さんの新作弁当やら、
  近くのスープ屋さんの牛テールスープやら参鶏湯やら
  乗車前に見に行こうか迷っているのですよ。

  年明け後は周辺のお店も大体休みですしね……。


[近隣の店のことも特別便のことも大体知っておりましたので
もし問われたら質問に応じて知る限りお答えしたことでしょう。
結果行動を共にしようが別々になろうが、
己の性格は一切気にしない方でありました。]**
(81) 2021/12/26(Sun) 10:30:42

【人】 歌手 アンジェ

 

 あら、
何かおかしかったですか?
  
あら、それは失礼



[こいつわざとね? 
わざとでしょう?
>>68
 屈辱的? 
というか単に腹がたつわね。


 私も私でこの人がどういう人か
 何となく掴んだ気がするわ。
 口で損するタイプとか言われそうよね。(推測)

 出来るだけ無言で足首を見て貰う。
 表情が伝わったのか愉快そうにされて>>68

 うん、
やっぱ腹立つわぁ♡

 なんて感想を抱くのよ。]
 
(82) 2021/12/26(Sun) 10:32:57

【人】 歌手 アンジェ

  
 あら、心配して頂けるのですか。


[憎まれ口を叩きながらも手は貸して貰ったわ。
 それはそれ、これはこれよ。
 体ごとなんてお断りなのでご心配なく

 私だって平和主義だからおあいこね。>>69


 ヒールはどうやら無事だったみたい。
 よかったわ。今ら修理なんて面倒だったもの。]


 そうですね。助かりました。
 ありがとうございまし……

 ──── はい?



[はかせてやる?>>70
 吐かせてやる? いや、流石にそれは違うでしょうし。


 ……口が悪い癖に行動がこれって
 あ、なんかわかったわ。
女たらしって言うんだわこれ。

 それか単なる親切な人なのか。口はあれだけど。


 なんだか気が抜けて息を吐きだしたの。
 白い息は寒さを示すようだった。]
 
(83) 2021/12/26(Sun) 10:36:04

【人】 歌手 アンジェ

 
 
 ……では お言葉に甘えて


[反発したら私の方が子どもみたいじゃない。
 素直にはかせて貰ったわ。

 勿論異常はないからもう大丈夫、と足をとんとんとして示してそうして頭を下げるの。]


 どうも有難うございました。


[感謝の方がまぁ勝っていたのよ?
 いたんだけれど。>>71
 
(84) 2021/12/26(Sun) 10:39:26

【人】 歌手 アンジェ

 

 ──── ええ、そちらもどうぞ
 十二分にお気を付けて



[よし、次の取材の仕事の時
 この話脚色して話してやろうじゃないの。

 口が悪い男は流行らないと、たっぷり語ってみせるわ。
絶対に。


 去る背中を勿論引き止めはせず
 ただただ最終的な感想は

 感謝はするけど、
個人的に腹がたつ。

 になったわ。]**
 
(85) 2021/12/26(Sun) 10:39:52
石鹸商 ニコは、メモを貼った。
(a17) 2021/12/26(Sun) 10:55:39

石鹸商 ニコは、メモを貼った。
(a18) 2021/12/26(Sun) 10:57:57

歌手 アンジェは、メモを貼った。
(a19) 2021/12/26(Sun) 10:59:57

鍵魔法師 ジブリール(匿名)は、メモをはがした。
2021/12/26(Sun) 11:22:45

【人】 車掌 ミズナギ

 
[ 早くから来て頂いたお客様をちらりと見る。>>58
  まだ出発でないこの間、あまりに暇をさせては
  案内人の名がすたるというもの。

  ミズナギはそっと
  彼女が座るソファーの近くの窓に歩み寄る。
  彼が声を出すと、汽車の中と外のはずなのに
  不思議と声が互いにくっきり聞こえる事となる ] 


  いかがでしょうか、我がツアー自慢のドリンクは

  出発までまだ時間がありますので
  ご要望がありましたら、本の用意も致しますし
  ペンギン達がショーを見せたりも出来ますので


[ 勿論必要がなければそれ以上は言わない。

  本は頼めば要望通りの物が用意されるし
  ペンギンのショーはどこで覚えて来たのか
  傘を回してその上にボールを乗せるという芸を
  見れるだろう。
お客様がそれを望めば、のお話。
 ]**
 
(86) 2021/12/26(Sun) 11:27:24

【人】 宝石ディーラー ユーリ・タカノ

─現在・駅/ミスター・ニコと─

 ミスター・ニコ?

[何とも中途半端な敬称の付け方だが、
要は初対面の時に名前で舌を噛みそうになったから…
というのがその由来だったと思う。
ファーストネームの短縮形に敬称をつける、
いつからか親しみと目上の者への尊敬を混ぜ合わせたような
そんな呼び方をしていた。
相手はかつて笑って許してくれたと思うのだが
記憶違いだったら申し訳ない。]

 や、初めてなんですよ。楽しみにしていたものの、
 下調べをする時間もなくどうにも勝手がわからなくって。

 …これは助かった。窓口でももらえたんですかね?
 うっかり受け取り損ねたのかな。

[ニコが差し出したチラシを受け取り>>79
ざっくりと目を通しながら、彼の言葉に耳を傾ける。]
(87) 2021/12/26(Sun) 12:11:41

【人】 宝石ディーラー ユーリ・タカノ

 なるほど、箱の中から宝石を…ですか。
 逆に箱の中の僕たちを見つめているのは、星々というわけか。
 素敵な体験になりそうです。

[我知らず苦笑いのような表情になった。
壮大な空間で、閉じ込められた箱の中で過ごす自分を想起する。
皮肉を込めたわけではないのだ、決して。
ただ、ほんの少しだけ少年の頃を思い出しただけ。
薄暗い部屋の中から青空を見つめていたあの頃を。

──鞄の奥にはパンドラの箱がある。


今日も今日とて肌身離さず持ってきた商売鞄の中に
それは潜んでいる。
依頼人が死ぬことで開錠する>>54
そんな設定の遺言状だとは周囲の誰にも聞かされていなかった。
母からの手紙は開かずの封筒、今もそう思い込んでいる。

さらにいえば父から支給された商売鞄にも金色の鍵がついていて
母の遺言状の封印と、鞄の鍵の制作が
奇しくも同一人物の手になるもの…らしいということは
想像だにしていなかった]
(88) 2021/12/26(Sun) 12:19:51

【人】 宝石ディーラー ユーリ・タカノ

 …そうなんです?出発前でも中に入れるんですか?

[軽い突風が吹き抜けた>>81]

 今の季節、このジャケットじゃ寒かったな。失敗した。
 …お話伺って駅周辺にも興味がわいたけど…
 この寒さにはかなわない。
 速攻で暖を取りたくなってきました。
 それでは、さっそく車内に入りましょうか?

[肯定が返ってくれば、二人で汽車の方へと向かうだろう]**
(89) 2021/12/26(Sun) 12:22:18

【人】 探偵 デリック


  おや、もうこんな時間ですか。

[懐中時計を取り出し時間を確認。
 乗る予定の船はさほど便数が多くないので逃すと大変です。
 物思いに耽っている場合ではありませんね。

 手早く自分の墓の掃除を済ませます。
 仕事の事務所の方は諦めて荒れ放題のままですが
 此方はいつかまた利用する時を考えて
 定期的に手入れをしていました。
気持ちの問題ですよ。
(90) 2021/12/26(Sun) 13:09:39

【人】 探偵 デリック

[向かう場所は観光地ハルモアの『Penguin Express』
 
 愛猫探しの依頼で知り合ったマダムから
 チケットを譲って頂きました。
 
デリックちゃんの10回忌のお祝いにどうぞ♡

 とのことですが、普通祝うものなのでしょうか?
 喜びとも驚きとも取れない
 曖昧な表情での対応になってしまいました。]
(91) 2021/12/26(Sun) 13:11:02

【人】 探偵 デリック


[この年越しツアーは素直に嬉しいです。

 この体死体になってからは滅多に遠出をしなくなりましたが、
 獣人や亜人も可能のようですし
 危険がなければ受け入れて貰えるでしょう。
 
 故郷は小さな街ながらも多種多様な種族がいたせいもあり
 私の復活は大きなニュースにはなりませんでした。
 他の地域ではどうでしょう?
恐ろしいものでしょうか?

 過去の知人など再会すると反応が怖いです。]
(92) 2021/12/26(Sun) 13:11:55

【人】 探偵 デリック


[事件についての情報は時が経つにつれ
 どんどん薄れていきます。
 
友人は復活したんだから良いじゃ〜んなどど軽い言葉を放ちます。


 年跨ぎで気持ちを入れ替えるのにも良いタイミングですし
 ここらで交流を増やすのも悪くありませんね。]
(93) 2021/12/26(Sun) 13:13:28

【人】 探偵 デリック

 
[足早にその場を後にし、船着き場へ向かいます。
 目的地は様々のようですが、
 観光地で年を越す人も多いようで混み合っていました。

 寒いね、と話しながら白い息を吐いて待つ人々の中
 1人ただ息をする事のない私は
 少しだけ、寂しく感じました。]**
(94) 2021/12/26(Sun) 13:14:37

【人】 海の魔女 オトヒメ

[我が故郷であるタツミヤ王国は近年、
 陸の王子様と我が国の姫様が結婚したことで、
 急速に陸の者たちと親交を深めるに至っている。

 なんでも姫様のヒトメボレから始まったそうじゃ。
 嵐の海に投げ出された王子様を助けたことを切欠に
 姫様は陸に上がる決意をし、
 今でも睦まじく国を治めているぞ。

 二人はまさに両国間を繋ぐ架け橋と言えよう。
 どうじゃ、
お伽噺に出来そうなロマンスじゃろ?


 何を隠そう、その姫に人の足を与えたのが
 この妾だったりするのじゃ。
 凄いじゃろう!

 つまり妾が二人の
キューピッド
ということじゃな!
 えっへん!
(95) 2021/12/26(Sun) 13:32:35

【人】 海の魔女 オトヒメ

[遠い昔は水妖と恐れられ、こちらはこちらで
 人間たちは恐ろしい生き物という認識しか
 持っていなかった時代もあったもんじゃが、
 今では近くの港から
観光ツアー
なんかも出ていて
 タツミヤ王国も賑わっている。

 もちろん提案してみたのも妾なんじゃがな。


 海の中でも息ができるようになる魔法薬や
 足を尾びれに変える魔法薬なんかも
 好評のようでなによりじゃ。]
(96) 2021/12/26(Sun) 13:34:19

【人】 海の魔女 オトヒメ

[そんなタツミヤ王国屈指の魔女の妾も、
 万能というわけではない。
 使えるのは
水に関する魔法
だけじゃから、
 例えば空を飛べる者には羨望を抱くのじゃ。]


 むっ、あれは……


[引換所を探して歩いている最中、
 空を横切った影に気づいた。>>53
 箒でもなく絨毯でもない空飛ぶ鍵には見覚えがある。]
(97) 2021/12/26(Sun) 13:35:39

【人】 海の魔女 オトヒメ

[それは数年前のことじゃ。
 散歩中に海底で箱を見つけたのじゃが、
 随分と錆びついていて鍵が開けられなくての。
 壊したらいいじゃないかという者もいたが
 大事な物ならば拙いと思い、人間にも相談した際、
 鍵魔法士なるものの存在を知ったのじゃ。

 依頼をして来てくれたのはまだ若そうな少女じゃったかの。
 開けてくれたか、開けてくれなかったか。
 どちらにしろ最終的に開いたその箱の中には、
 手紙と誰かへのプレゼントと思しきカメオが
 大事そうに入っておった。

 うっかり落としたのかわざと捨てたのかはわからぬが、
 その落とし物は陸の衛兵たちに託すこととなったのじゃ。]
(98) 2021/12/26(Sun) 13:38:01

【人】 海の魔女 オトヒメ

[その後タツミヤ王国の宝物庫に多数収められていた
 開かずの箱たちも、鍵魔法士に開けてもらおうかという
 話になったんじゃったかの。
 それが今上空を飛んでいった彼女だったかどうかは、
 顔がよく見えなかったからわからぬが。]


 やはり空を飛べるのは羨ましいのぅ〜〜


[その後姿を見送りながら、
 妾はなんとか引換所に辿り着いたのじゃ。]
(99) 2021/12/26(Sun) 13:40:00

【人】 海の魔女 オトヒメ



 空を走る汽車に乗れると聞いたんじゃが
 ここで良かったかのぅ?


[手紙に同封されていた引換券を窓口に提示してみる。
 何分、この存在を知ったのは最近じゃから
 勝手がわからんのじゃあ。
 妾は他の者より陸のことを把握しているつもりで
 おったが知識不足かはたまた文明の進歩か、
 こんな素敵なものがあったのじゃの!
 手紙をくれたアリアニコ殿には感謝をせねばな!

 受付嬢にそんな話を漏らしながら切符を受け取れば、
 妾はまた意気揚々と駅の方に足を進めるのじゃ。]
(100) 2021/12/26(Sun) 13:44:32

【人】 海の魔女 オトヒメ

[この手紙の主、
 アリアニコ殿との出会いはいつじゃったかの。
 姫様にベルジュラック商会の石鹸がいいと
 勧めてもらったのが切欠じゃったな。
 嫁ぎ先であるダイワ王国にあった支店に足を運び、
 環境に優しいと謳われる石鹸を妾も購入してみたのじゃ。

 海の中で暮らしているとはいえ我らも身体を
 洗わないわけではないんじゃぞ?
 掃除魚に任せるのもくすぐったいんじゃ!
 とそんな話もしていたかの。

 試してみたら気に入ってのぅ。
 まだ陸や人間に抵抗のある人魚や魚人も少なくないから、
 妾が仕入れて王国の者たちに布教をしてみたのじゃ!
 それから人魚間で話題になり、ちょくちょくと石鹸を
 購入して売りさばいていたりするのじゃ。
 あれじゃ、
副業というやつじゃな!


 我が国にも支店を出してみんかと提案した時ははて、
 どんな反応が返って来たのだったか。]
(101) 2021/12/26(Sun) 13:55:24

【人】 歌手 アンジェ

 
[あー! もうっ!
 むしゃくしゃするわ!!!

 あの男と別れた後、私は暫く腹をたてていたのよ。

 ……心なしかヒールの音も八つ当たり気味に
ガッガッ!
 と鳴ってる気がするわね……。

 いけない、いけないわ。私はシンガー。皆のイメージも大事なのよ。
 落ち着きましょう。

 ふと、歩いている内に目に入ったのは石鹸のお店。>>40

 ベルジュラック商会ってそういえばとってもいいって聞いた事あるわね。……よし、一つ買っていきましょうっと!]


 すみません、出来るだけ華やかな香りの
 やや乾燥気味の肌に合うやつはどれですか?


[なんて、お店の人に素直にお勧めを聞いて
 中でも一番お高いのを買ってやったわ。
 自分のケアも仕事の内だもの。

 ふふふ、これ使ってよかったらハルモアから帰る前にもう少し買っていこうかしら。

 なんて、買い物一つで機嫌は直るの。
 いつまでもカリカリする方が嫌だもの。]
 
(102) 2021/12/26(Sun) 13:55:26

【人】 歌手 アンジェ

 
[何か食べていこうかしら?
 なんて思いながらも折角だから駅の方角に歩いて行くのよ。

 汽車がもう到着していたらちょっと見てみたいもの。

 カツカツとリズミカルなヒールの音。
 曲がり角を曲がれば……可愛らしい桃色がぱっと目にはいるのよ>>66


 わっ……!
 とっとと……!!


[なんとか全力でぶつかるのは回避したわ。
 私は今度は転ばずにすんだけど相手はどうだったかしら。
 もしも転んだなら手を差しだすことになるわ。]


 ごめんなさい、不注意だったわ。  **

 
(103) 2021/12/26(Sun) 13:57:20