人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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  確かに君とあの子は違う存在だと思う。
  君は正しく月のようだよ。

  どちらも優しいことには変わりない。

[ 励ますような言葉を向けたのは何故だろう。
 落ち込んでいるように感じてしまった。
 負い目を得ているようにも思えたからだ。

 中途半端な微温湯を与えてどうするのだろう。
 彼の答えを耳にして落胆の色は隠せないが ]

  待つことには慣れてるんだ。
  大丈夫だよ。
  俺にはその可能性があるだけで随分……

[ 救われているから。

 人に殺される事で贖罪となるかだなんて
 男にとっても最早分からない。
 唯の自己満足に彼を付き合わせている。
 そんな自覚だってあった ]


  ……そうかい?

  こう見えても慣れているから、
  口にしたいものがあればいつでも願って。

  それから此処にある果物も食物も、
  君の好きに持っていっても構わないよ。

[ 日常を思わせる会話は眩しい程に人らしい対話であった ]


[ そう、人に憧れた化物がかつて望み、興じたやりとりだ ]


[ だが、続く彼の言葉は、
 化物を化物として突き落とす尤も簡単な台詞だった ]

  ……そうだね。摂らなくてはならない。
  君が来る前に訪れた少女からも
  随分と得ていなかったから。

  俺は薔薇の精気だけで生きられる程
  人のように愛を知った生き物ではないから。

[ 冗談、だったのか、どうか
 砂の城のように溢れる音色に儚さを感じ
 自然に笑う少年に何とも言えない顔をする。
 泣くのを我慢する子供とよく似た表情だった ]


[ その表情は彼の境遇を知り、
 より深く眉を下げさせる一因となった。

 彼は、要らない子として訪れたのだという。
 淡々と述べられる言葉に男は唇を引き結び
 事実だとばかりに言い切れた彼の過去に憐憫を感じた。

 だからとても、気にしないなんて、
 この男には出来なかったのだ

 彼は確かに彼女と違う。
 彼女は運命に翻弄されたが神に愛されていた。
 その彼女の息の根を手折ったのは他ならぬ怪物だ。
 彼女に何の罪もなかったのだ ]


[ しかし彼にも何の罪もない。
 眸の色や髪の色が物珍しい。

 ただそれだけで過酷な日々を送ってきたのだろう。
 それこそ男が目を背けたくなる事も
 彼が息をする為には必要だったのかもしれない。

 だが、それだから良いと言い切れないのは何故か ]

  そんなもの、答えでも何でもない。
  この世に生まれて不要な命など、ない。

  ……俺、は。

[ 答えられない。
 顔を背けて目を閉じて口を噤もうとした。

 しかし、それよりも早く彼が問うた ]


  大切、大切な、もの?
  セレン。
  そんなもの、怪物には……。

[ ないんだろうか。

 今も尚たった一人の少女の死を引き摺り
 彼女と同じ名を持つ少年に運命を押し付け
 彼の境遇を知って尚、死にたい想いに囚われている。

 そんな身勝手な男にとっての大切なもの。

 男は、何故、人の真似事をしたのだろう。
 考えて、考えて、考えて、
 それから困ったように笑ってしまった。

 自身のどうしようもなさに胸が焦げ焼けてしまいそうだった。
 いいや、灼かれてしまえばよかったのだ ]


  同じに、なりたかったんだよ。

[ ぽつりと、独白めいた呟き。
 まるで懺悔室で囁くように男は指同士を絡めた ]

  君達と同じように、人のように。
  
[ 視線は落ちる。水の底に沈むように ]


  …………生きたかった、のだろうね。

  私は私の中の化物を殺して、それから
  ……きっと、同じになって死んで、
  そばに、いたかったんだ。

[ 自嘲気味に笑う男は彼にどう映るのだろう。
 どうしようもない顔をしている。
 だから男は自分の表情を隠すように
 また一つ、一つ、笑みを浮かべた ]**

 
   貴方は、悪夢でも見た?
   

[ 何気ない日常を綴るのと同じに、
  擽るような呼気の混じる声音を鈴のように響かせて。
  慰めを感じて目許を緩めて見せはしたものの、
  唇が綴る言葉が的を射抜いているなどは気付かずに。

  うん、と肯く稚い仕草。
  揺れる髪をさらさらと肩から落として、
  問いのどれに対する仕草かは言葉で静かに継いでいく ]
 

 
   そーだね、多分、違うんだと思う。

   あのこは誰かに愛される素質も、資格もあって、
   ぼくはなにも無かったんだ、そういう違い。
  
   同じ場所にいても違うなんて不思議だよね、世界って。


[ 慣れていることだ、これも。
  故に憐憫を誘おうとしているわけでも何でもなく、
  ただ事実だけを伝えているに過ぎない淡々とした口調で。

  穏やかな笑いは崩れることなく、
  子供らしからぬ諦めを宿し、笑顔は保たれたまま ]
 

 
   どれくらい待ったのかな?

   ……なんて、そんなことも知らないのに、
   貴方にもう少し待って欲しいって。

   自分勝手にも言えちゃうんだ、ぼくは。
   ニクスさまが辛そうなのが凄くわかるのにね?


[ 月のようだなんて綺麗な言葉に、
  滲んだのは自己否定の言葉の羅列ではあった。

  物心というものを知った頃から奴隷で、
  否定され続け、やがて憶えて深く沁み込んだ記憶。
  だからこそ睫を震わせただけで流して、
  双眸を細めて言葉を受け取ったことだけを知らせつつ。

  寂しそうな夜の怪物に己の醜悪さを伝えて、
  日誌に残されていた少女の優しさと重ねる違和感を誘う ]

 

 
   ぼくを飲んでいいんだよニクスさま。

   貴方がぼくに殺されることを望んでるなら、
   吸いつくして殺しちゃうなんて間違いはしないでしょう?


[ そうして、応えるように林檎をひと齧り。

  蜜の入った酸っぱい甘さに目を細め、
  子供らしく意識を散逸させた食事の仕草を模して。
 
  ほら、美味しいと、双眸を細めて訴える。

  己の感覚であっても飢えの痛みを知るからこそ、
  何より、日誌に綴られた切実を知ったからこそ。 ]
 


[ あのこの代わりには、きっとなれないけれど ]
 

   
[ 不要とされたから売られて、
  都合がいいから生贄に選ばれて。

  ここにいる子供の前で綴られる言葉は、
  どれも優しい残酷さに満ちてはいるけれど。

  彼がそれを否定するならそう受け止めるしかない。
  己も不要ではないなら何のためにあるのか、
  不器用でも導き出した答えを囁いて、誘って。

  不要ではなかった子供だというのなら。
  未だ殺せない手のかかる子供に価値があるのなら。

  ピアノの椅子に並んで座る喉は白く、無防備に ]
 

 
   怪物とか、人間とか、関係ないよ。
   

[ 彼が手を伸ばせば直ぐに届く距離のまま、
  零れた独白に共鳴させる音は、細やかな響き。

  邪魔をしてはならないと身に染みている。
  彼の心の内から滲む色合いは複雑で、
  だからこそ添えた言葉は肯定のような否定で。

  彼がなんであってもいいのに。
  ここに来た子にとってはたったそれだけの話なのに。

  そんな風に思うも彼が割り切れないことも、
  抱えた感情の重みは彼しか知らないのも理解して ]

 


 
[ 笑顔の仮面に何を隠しているのかは、未だ。>>$104
  手を伸ばせば届く距離だからこそ、
  想像でしか埋め得ない感情の行方を探るように ]


   ……ぼく、頑張るから。

 
[ 指を伸ばして撫でるように触れたのは歪に笑う頬へ。
  過去の記憶を振り返ってもたったひとつだけ、
  己が唯一知る他人からの優しい仕草を写して返す。>0:216

  彼はきっと意識していなかっただろうけれど、
  己が人に優しく触れられた経験は、これしかなくて ]
 


[ 人のようになりたい怪物を――
  人を殺していないから怪物とは違うと諭す彼を、
  殺せば己は何になるのだろうかと考えながら。

  その思考の意味のなさに、すぐに気付いて散らす。
  夜にしか生きられない月の子供は、
  夜を失えば消えるしかないのだから答えは自明だ。
 
  だからあとは死なない為に生きて来た己を殺し、
  たいせつなものに縛られた夜を、
  眩い陽へ還すための感情を産む時間を作るだけ ]

 

  
[ 解放が、赦しが、殺すことなら。
  そうしてもいいと想う感情とはなんだろう。

  何もなかった己が抱いた疑問の答えこそが、
  きっと、己のたいせつなものなのだろうと考えながら ]
 


   あなたが何であっても殺せるように……
   皆みたいに、思い止まらないよう頑張るからさ。


[ だから大丈夫と囁いて仄かに笑いながら。

  何が大丈夫かを――その解釈を夜に託して、
  大切なものを知らない子供らしく無邪気を装う。

  そうすることくらいしか己にはできないのだから ]**
 

[可愛い、いとおしい
――告げるのはなんとも気恥ずかしいが
それでも君の笑顔を見れるなら
閨の時くらいは、すとれぇとに言っても
良いのではないか、と思う

視線が交わる。潤んで蕩けた君に
私は、慾を抑えきれそうにない]

[破瓜の悲鳴に一瞬、躊躇う
その切っ先をうずめてよいか?
―――いたがりはしないか?ほぐしたのだ
大丈夫とは、思うがと

だが、目を瞑る彼の様子に惑う心を押さえつけ
中途半端よりも、全て納めた方がなじみやすかろう、と

それを止めることは、しなかった]

 入ったよ。大丈夫。
 —―ほら、わかるだろう?


[君の中を貫くものが、腹の中に確かにあるよと
身を屈めれば自然、形がダイレクトに
君にも伝わっただろうさ

なじむまでの時間、意識を飛ばすは自分を包む感覚だ

挿入した雄に絡みつく内壁は甘く吸い付くき
きつい締め付けをもたらして
初めてでこれほどまでに、己を受け入れてくれるのだから
回数を重ねればどれ程喜ばせてくれるのか

初々しい反応も、焦れるといった様子も
堪らなく可愛らしく、己には映った

新雪を踏み荒らす、或いは白のカンバスを私の色で穢す
その様な背徳感と興奮が背筋から昇るようだ

匂いたつ、君の色香に無意識、舌なめずりをして
隠していた獣が、鎌首を擡げた]

[優しく蕩けるように抱くのも、忍耐が必要だ
がっつきたい思いは、初めての彼にはこれ以上の負荷となろう
今日は、慣れてもらおうか。と
ゆっくりと律動を開始する

軋むベッドのスプリングの音
こういった交わりを行うのは畳の上の敷布団が
一般的だった影法師の前、生前の江戸末期
ぎしり、という音とともに君の体が動く
君が突かれるたびに歪むシーツが、まるで波のようで
少しばかり口元が、上がった

奥まで挿入したものを、ゆっくりと引き抜き
先ほど見つけた良い部分を雁でこすってまた、奥へと押し込み
その際に聞こえる肌が触れ合う音と、彼の嬌声
もっと聞きたくて、緩く腰を振れば
かき回される水音が、響いた


自分が快楽を与えるはずが
与えられているのは自分なのだと
自覚するのは、君の艶姿に興奮し火照る体を、自覚したから

汗で張り付くカッターシャツ
ぽたり、と顎から零れる一滴の汗
君の晒された肌は色づいて、籠った熱を想像させる

触れれば溶け合えてしまわぬだろうか、などと思いながら
痴態に煽られ、生み出される熱が、止まらない]

 ふ、ふ。なんとも、可愛いな。


[小さく、笑って
彼の腿をつかみながら、腰を打ち付けるは幾度になるか
合間に腰を引きつつ、また切っ先を押し込んで、と

その際に君の様子を確認するのは忘れない
―――何せ気持ちよくなってもらうのが、目的故に*]

[ 己を可愛いと称された当初は恥ずかしく、何でだろうと思ってすらいた。

それも重ねるように愛を囁かれ、徹底的に甘やかされもすれば、
段々と脳が馬鹿になってしまう。


……今では不思議と、その愛の囁きを照れることなく受け取れる。


全てが終わり魔法が解ければ、寧ろ前より照れてしまうかもしれない。

でも、今だけはーー愛しい貴方のくれる甘い蜜に、溺れていたい]

[痛みに極端な反応を示せば、優しい彼はまた躊躇してしまう。
それは嫌だ。ここで終わらせるなど、
自分も彼も幸せな結果にはなるまい。


だから、悲鳴を必死に押さえつけ、全てを収めた時には
言葉で言い表せぬほどの充足感を得られたほどだった。

己の中の有様が、初めてにしては少々特殊だとは知らない。
知ってしまえば恥ずかしさのあまり自分を律する方に動いてしまうだろう。

しかし、この焼け尽くすような熱き愛を覚えてしまった今ーー
その我慢とやらは果たして続くのかどうか


目の前の獣の色香漂わす男はまだ本性を表していない。
…その事実も知らぬ己は、まだまだ無垢だ]

[ そうして、柔らかな地を揺らし始まる律動は
瞬く間に思考を蜜の海へと溶かしてゆく]


あっ、ひぁっ、やっ、んんっ……


[彼が最大限配慮してくれた優しい交わりに、
初心な己はなす術なく、甘き声を上げ身を委ねるのみ。

下から聞こえる水の音が嬌声と吐息に混じってやけにはっきりと響き渡る。
腰に甘く染み渡る痺れが癖になる程心地良くて、
なるほどこれは毒でもあると、
ぼんやりした頭で一瞬思いもしたか


……何より、目の前で汗を滴らせ
その白いシャツを濡らしながら、己を喰らう彼の顔が
余りにも真摯で、それでいながら普段は見れない
獰猛さも見え隠れして


ーーその格好良さに、ますます落ちてしまいそうだ
]




んあっ、あっ、しろさっ、キスして……っ



[制御できない口は慾をボロボロ零し、そんな願いを口にする。
すっかり蕩けきった白の色は、貴方だけに彩られている
**]