【人】 厨房担当 那岐[大人、と評する声に笑う。 そんな自覚はないけれど、 拗ねるような子供ではないぐらいには 余裕は持っている、つもり。 それは彼に好かれていると、 確かな自信の下で生まれているということは、 いつ本人に伝えようか。 自身がこんなに秘密主義だとは思わなかった。 名前を教えるまでに時間がかかったぐらい、 そのことも伝えるには時間がかかりそうか。 とはいえ。 クリスマスはこちらも稼ぎ時。 正直なところ休みを取る暇はないだろう。>>6:+425 同僚にもいくつか春が訪れている訳だし。 彼や彼女らが休むつもりなら、 きっと自分は出勤するだろうなという考え。 俺に作ることを教えてくれた従姉妹が、 ]大切にしている店だから。 (27) 2023/03/15(Wed) 14:21:50 |
【人】 厨房担当 那岐[イベント事をわりと重要視しているらしい 口ぶりの彼のこと。 年末やクリスマスに限らず、 これからも共にすることがあるならば。 いつかは休みが重なることもあるだろう。 その時は盛大に。 彼の好きなものを作って祝うのもいいかもしれない。 旅行に乗り気な旨を告げられたなら、 ぜひ、と双眸を細めて頷いて。] 恋人と旅行も、初めてなんですね。 [意外な情報に、また一つ、初めてを知りながら。] (28) 2023/03/15(Wed) 14:22:39 |
【人】 厨房担当 那岐[そんな仕事の傍らで、大咲の後ろ姿を見つけたら。 ヘルプの振りをして、しれっと隣に並んだ。] 大咲、手伝う。 [並べられるフライパン。 デザートに使うフランベをしていたところだったか。 火の強さを調整しながら、 彼女の手元で踊る、 青にも赤にも見える炎を見つめたまま。] ……あれから、ケイさんと話した? [他のメンバーには聞こえないように。尋ねる。 まず、聞いておきたかったのは。 時間を置いた今でも、会話の少ない彼女達が 気になっていたから。] (48) 2023/03/15(Wed) 15:43:19 |
【人】 厨房担当 那岐[速崎へのプレゼントは。 それぞれ料理だったり、事前に用意したものだったり。 その中で、大咲はデザートを選んだはず。 一緒に作っていたクッキー。 最近黒原と共にデザートを担当することが増えた彼女。] ずっと話す機会なかったんなら、今日かなって。 ……余計なお世話かもしれないけど。 [隣に立って『白』いプレートに描くのは。 『オレンジ』ソースで象っていく ヘッドフォンをしたうさぎ。 カウンターの向こうには 以前にも訪れていた父娘の姿。>>4:73 小さなお客様が喜ぶように、 大咲にも教えたソースアートが今夜も役に立つ。] (49) 2023/03/15(Wed) 15:43:45 |
【人】 厨房担当 那岐―― おにいちゃんといもうと ―― [「ツラ貸してくんない?」>>2:36 ……の、頃の大咲を知っている身としては。 触れた話題に沈黙が先に現れたこと、>>54 大きな目の中に僅かに鋭さが見えたことも、 しっかりと受け止めているつもりです。 大咲の荒れていた時代は知ることはないが、 普段の笑顔の多い人ほど冷えた視線は刺さる。] ――……触りだけ。 [言葉通り、全てを聞いたわけじゃない。 踏み込みすぎたか?と一瞬考えたものの、 彼女が再び口を開いたなら、 止めていた手を再び動かし始めた。 まだ、ではあるが。 言いたいことは見えてきたらしい。 それなら後は、切り出すタイミングだけ。] (72) 2023/03/15(Wed) 18:45:44 |
【人】 厨房担当 那岐……大丈夫そうだな。 [出来た妹の頭をくしゃりと撫ぜてやりたい所だが。 今は、お互い手が塞がっている。 双眸を緩めるだけでも、伝わるだろう。 炎が青くなるのは、ガスが完全燃焼し、 酸素の方が少し多くなるからだとか。 きっと彼女たちが動けば、酸素も巡っていく。 出来上がった『オレンジ』のうさぎは プレートの上で笑顔を浮かべている。] (75) 2023/03/15(Wed) 18:46:35 |
【人】 厨房担当 那岐―― 可愛い恋人の ―― [スキンシップは、意外と。 嫌いじゃない方だという自覚はある。 付き合っていた女性や一回り小さい従姉妹を、 腕の中に閉じ込めることもしていたし。 ただ、それが。 "される"側の立場になる日が来るとは、 思ってもいなかったけど。] (164) 2023/03/16(Thu) 0:57:52 |
【人】 厨房担当 那岐[今日は二つもある駄目になるソファの出番はない。 何故ならば、座椅子代わりになった恋人の腕の中に 現在進行系で捕らわれているから。 嫉妬深いのは寧ろ、喜ばしいという話を 大咲としたのはつい先日のこと。 それが実際に形になって現れるのは予想外。 どう思う?に>>-420、素直に嬉しいなんて応えたら。 より拗ねたりしませんか、景斗さん。 嫉妬をあからさまに表す姿は可愛いものの。 さっきから耳元でぼそぼそと話す息が。 耳元に掛かる度に擽ったくて、 腰元から湧き上がる何かに身を捩ってしまう。] ……っ、……話すのは、仕事の話ですよ。 [上擦りそうになる声をなんとか抑えて。 そういえば、紹介したいって言っていた時も。>>5:+209 そんな話をしていたのを思い出す。] (165) 2023/03/16(Thu) 0:58:13 |
【人】 厨房担当 那岐[面として言うのではなく、あえて。 後ろから降り落ちてくる声が、背中に刺さる。 トン、と懐くように押し付けられた額。 微かな、懇願にも似たような呟きに。 軽く、息を吐き出して、 腰元に巻き付いた腕に手を重ねる。 身を委ねるように、力を抜いて。 背中に重心をかけるように預けて、 後頭部を肩口に預けたら、逆さまになった彼の顔。] ……紹介するつもりは、あります。 景斗さんが俺のこと、誰かに報告するみたいに。 俺だって、あなたを自慢したい。 [すり、と頬を寄せ合って。 機嫌を取るように甘えて、顎先に唇を落として。] (166) 2023/03/16(Thu) 0:58:41 |
【人】 厨房担当 那岐嫉妬するところも可愛いなんて、言ったら。 ……怒りますか? そんな可愛いところ見たら、 どろどろに甘やかしたくなるんですけど。 [悪戯めいた笑みを少し乗せて、 ふぅ、とお返しとばかりに耳朶に吹きかけて。] 他の人が目に映らなくなるくらい。 …………夢中にしてくれますか? [甘やかすようで、隠しきれない甘えたい気持ち。 料理を覚え始めた貴方は、どんな食べ方をするだろう。*] (167) 2023/03/16(Thu) 0:59:32 |
【人】 厨房担当 那岐―― なんでもない日 ―― [パーティ当日。 その日は杏に店の鍵を借りて、 厨房でパーティメニューを作らせてもらっていた。 花木の下、お弁当を広げるように食べるものだから。 出来るだけ手にとって食べやすい、 零しにくいものを選びつつ。 出来上がっていったのは、 鶏むね肉とベーコン、トマト、 レタスとゆで卵を挟んだクラブサンド。 野菜とあさりたっぷりのクラムチャウダー。 豚バラを使った肉巻きおにぎり。 レーズンを加えたキャロットラペに、 カレー粉を使ったポテトサラダ。 イングリッシュマフィンを使った きんぴらごぼうのサンド。 りんごジュースとライムを混ぜて、 オレンジ、キウイ、いちご、グレープフルーツを 入れたノンアルコールのサングリア。] (173) 2023/03/16(Thu) 2:09:23 |
【人】 厨房担当 那岐[他に店員たちもきっと用意するだろうから。 そこまで作り終えたなら、最後。 デザートの準備に取り掛かる。 使うのはまず米粉と砂糖、丁寧にだけどさっくりと。 混ぜ合わせていったら卵をほぐしてから加える。 バターは溶かした無塩のものを。塩はほんの少しだけ。 牛乳を少しずつ加えていき、ハンドミキサーは使わずに 時間を掛けて、泡だて器で静かに混ぜ合わせていく。 なめらかになるように裏漉しをして、 冷蔵庫に入れて生地を落ち着かせていく。 時間をかけて、ゆっくり。 フライパンは一度熱して油を引いてから、一度冷まして。 余分な油はキッチンペーパーで拭き取る。 クレープ生地は大体おたま一杯分。 丸く生地を広げたら、弱火で焼いていく。 表面が乾いてまわりが色づいてきたら、 縁を剥がして生地を裏返して、また焼いて。 生地が出来上がったら盛り付けに移る。] (174) 2023/03/16(Thu) 2:09:34 |
【人】 厨房担当 那岐[生地の上に生クリームで半円を描いて、 もう半分にはバニラビーンズの入った カスタードクリームを半円。 黒……、には見えないかもしれないけれど、 小さく角切りにした生チョコ散らして、 くるくると三角になるように丸めていく。 円形になった天辺に散らすのは、 紺色をしたブルーベリー。 身から滲み出てしまう色は、少し違うけど。 そこはご愛嬌として許して欲しい。 黒と紺、色合いは地味かもしれないけれど。 もちもちとした触感が好きだという条件は 達成されているはず。] ……気づくかな。 [気づかなくても、構わない。 美味しそうに食べる姿が見られたら。] (175) 2023/03/16(Thu) 2:09:46 |
【人】 厨房担当 那岐……――――、 [今朝送り出される時の唇の感触を思い出して、 無意識に自身の唇を指で、なぞる。 隣で眠る寝息を、温度を、もう知ってしまったら。 もう手放せないのは、此方も同じ。 スマホをポケットに戻して、顔を上げる。 さぁ、出来上がった料理たちを、会場へ運ぼう。**] (179) 2023/03/16(Thu) 2:15:37 |
【人】 厨房担当 那岐[小さく落とされた返事に思わず笑う。>>169 やっぱり擽ったい。心も、身体も。 なるほど、手放せなくなるというのはこういうことか。>>81 いつかの妹の忠告を身をもって痛感しながら。 あれだけファンから愛されている人だというのに、 たった一人の俺の挙動一つで不安になっている。] ……ふ、かわい。 [やっぱり漏れてしまうのはその可愛らしさ。 肩口に後頭部を預けたまま、手を伸ばして。 逆手のまま、慈しむように彼の髪を撫ぜて。 愛しい、と覚えさせらた感情が育っていく。 最初は小さな種だったものが、少しずつ大きくなって、花開く。] (181) 2023/03/16(Thu) 8:33:55 |
【人】 厨房担当 那岐[拗ねるような声。 本当に思っていなさそうな態度にまた、 くすりと、笑みを含ませた。 彼と出会ってから本当に笑うことが増えたように思う。] もちろん、ありますよ。 俺が好きになった人なんだから。 [好きにならないわけが無い。 いつまでも誰かの心に残るくらいの人なのに。 未だに、自信が無さそうなのはどうしてだろう?>>170 それを教えていくには、まだ時間が足りない。 これからも、時を重ねて、じっくりと伝えていこう。 彼が好きだというスープみたいに。 秘密の隠し味を使って、コトコト煮込んで。 コンソメみたいに透き通る黄金色に輝くみたいに。] (182) 2023/03/16(Thu) 8:35:40 |
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